と思っている中学生のみなさん!
今回は「内申点を上げる方法とオール3・4・5で行ける高校の偏差値」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【高校受験】内申点が足りないとどうなるか?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!内申点を上げるおすすめの方法は?
ア 保護者会で先生に脅される
→よほど意志が強くないとつい志望校を変更しがち
高校入試では内申点+当日点(筆記試験・面接など)の合計で決まります。
そのため、内申点を1点でも上げることで、高校入試を有利に戦うことができます。
ただ、逆に言えば、志望校合格に必要な内申点がないと、入試当日に周りの受験生よりもいい結果を出さないといけなくなるため大変になってきます。
そういったこともあり、内申点が足りない人は、入試直前にある学校の保護者面談では学校の先生から志望校を下げるように脅されるのです。
「脅される」というと聞こえが悪いですが、内申点が足りない場合、先生によってはかなり強い口調で志望校を変えるように迫られます。
意志の強い人であれば、そのまま志望校を変えずに行くことができるでしょう。
しかし、気持ちが弱い人や自分に自信のない人はそこで押し切られて、つい志望校を変えてしまうということも出てきます。
そうなると、その後の受験に身が入らなくなったり、変更した高校に入学した後に後悔したりすることもあります。
そうならないためにも、志望校合格に必要な内申点が取れるようにしましょう。
イ 余計なプレッシャーがかかる
→周りの人以上に点数を取るのは大変
志望校のボーダーラインより低い内申点である場合、入試当日に他の人よりも高い点数を取る必要が出てきます。
そうなるとミスなどができなくなってしまうため、周りの人以上にプレッシャーがかかってしまいがちです。
ただ、高校受験では自分とほぼ同じ学力の人がライバルとなるため、その人達よりも高い点数を取ることは簡単なことではありません。
これは、逆に言えば、周りの人よりも高い内申点であれば、それだけ入試で有利になるということですので、しっかりと内申点を上げるようにしましょう。
【中学生】内申点を上げやすい教科は?
ア 実技教科
→範囲が狭く覚えれば高得点を取れる教科
中学生が内申点を一番上げやすい教科は実技教科(保体・美術・音楽・技術家庭)です。
その理由としては、
・ワークやプリントの内容をしっかりと暗記すれば高得点がとれる
・積み重ね教科ではないため誰でもできる
からです。
ですので、内申点を上げたい場合は、まずは実技教科の勉強に力を入れるようにしましょう。
但し、実技教科は定期テスト以外の内容(授業態度・レポートなど)もかなり重視されますので、そちらにも力を入れるようにしてください。
イ 社会、理科
→基礎を理解し、その上で学校のワークやプリントに取り組もう
中学生が内申点を次に上げやすい教科は社会と理科です。
なぜなら、この2教科は積み重ね教科ではないため、誰でも点数を上げることができるからです。
特に社会はしっかりと暗記すれば点数が上がりやすい教科なのでおすすめです。
一方で理科は単元によっては難しいものもあるため、できるところでしっかりと取れるようにしましょう。
ウ 国語、数学、英語
→内申点は上がりにくいが基礎固めをする必要がある科目
一方で、なかなか内申点が上がりにくい教科は国語、数学、英語です。
特に英語は英単語や英文法などがしっかりと身についていないと、中3から上げていくのはなかなか難しいです。
一方で国語や数学は単元によってはできるところもあります。
例えば、国語であれば漢字・文法・古文などが、数学であれば計算・基本的な問題などです。
そのため、取れるところから点数を取っていくようにしましょう。
そして、これら3教科の内申点は上がりにくいですが、そうかといって捨ててしまうのはよくありません。
それは、この3教科は高校入試でも出題されますし、高校に入学しても必要な教科だからです。
ですので、完全に捨てるのではなく、基本的な内容を復習を中心にしっかりと勉強して力をつけるようにしましょう。
【中学生】内申点を上げる方法は?
ア まずは内申点の評価方法を知ろう
→内申点は知識・思考力・学びに向かう力の3つの観点で評価される
内申点の数字のつけ方は、
②思考力、判断力、表現力→テストの結果(応用問題)、発表やレポートの内容
③学びに向かう力、人間性→授業態度、提出物の丁寧さ
の3つの観点をそれぞれA・B・Cの3段階評価で判定し、その組み合わせによって決まります。
そのため、内申点を上げたい場合は、上の①~③のどの判定が低いのかを見てみると今後の対策が分かるようになります。
例えば、③の学びに向かう力がCの場合は、授業態度がよくなかったり、提出物が雑に仕上げている可能性が高いですので、そこを改善すると成績が上がりやすくなります。
イ 定期テスト対策をしっかりやる
→5教科は定期テストの結果が内申点にかなり反映される
中学生が内申点を上げるには、まずは定期テスト対策をしっかりと行うことが大切になってきます。
特に5教科は定期テストの点数で内申点がほとんど決まります。
ですので、まずは定期テストの勉強をしっかりとやるようにしましょう。
そして、定期テストで高得点を取るには、
・テスト週間中はワークやプリントの見直しを中心に行う
・苦手な科目もしっかりと勉強をする
・実技科目も捨てずに勉強をする
といったことをやるようにしましょう。
ウ 普段の授業態度をよくする
→テスト以外の部分も評価される
定期テストの点数がいいのに内申点がなかなか上がらない人は、定期テスト以外の面がよくないことがあります。
実は内申点は、定期テストの点数以外にも、
②小テストの結果
③レポートなどの提出物(提出期限に遅れたり、雑に仕上げたりするとマイナス評価です)
④実技教科の実技(音楽のリコーダーなど)
といったことでも評価されます。
そのため、いくらテストの結果がよくても、普段の態度がよくないと内申点は上がらないのです。
そのため、テストの結果だけでなく、授業態度や提出物などにも力を入れるようにしましょう。
オール3・4・5で行ける高校と偏差値は?
ここではオール3・4・5の生徒の偏差値と行ける高校についてみていきます。
なお、志望する高校の偏差値を知りたい人は、「高校偏差値.net」で確認してください。
A オール3で行ける高校と偏差値
①偏差値、行ける高校
オール3(内申27)の場合、偏差値は40~45です。
また、行ける高校の目安としては、
・私立 学校によってレベルの差があり、普通科でも行ける学校はある
となっています。
②オール3から4にするための勉強法
オール3から4(内申36)にするには、
・授業態度をよくする、提出物を丁寧に取り組む
・実技教科の内申を4~5にする
といったことが必要になってきます。
定期テストでは基本的な内容が完璧であれば80点を取ることができます。
そのため、1回ワークをやって終わりではなく、テスト本番までに何度も繰り返して問題を解くようにしましょう。
そうすることで必ず80点に届くはずです。
B オール4で行ける高校と偏差値
①偏差値、行ける高校
オール4(内申36)の場合、偏差値は55前後です。
また、行ける高校の目安としては、
・私立 学校によってレベルの差があるが、オール3の生徒に比べると選択肢はずいぶんと広がる
となっています。
②オール4から5にするための勉強法
オール4から5(内申45)にするには、応用問題が解けるようになる必要があります。
オール4前後の内申点を取っている人は、おそらく定期テストで80点前後の点数は取れているはずです。
ですので、ここからさらにテストの点数を上げるには、100点に近い点数を目指すことが必要になってきます。
一般に定期テストは、
・応用問題20点
で構成されています。
そのため、80点よりさらに高い点数を取るためには応用問題で点が取れる必要が出てきます。
そのためにも、学校のワークを完璧にした後には、「きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集(旺文社)」や「高校入試「解き方」が身につく問題集(旺文社)」といったような応用問題が中心に載っている問題集に取り組むようにしましょう。
そうすることで、今まで以上の点数が取れるようになってきます。
C オール5で行ける高校と偏差値
オール5(内申45)の場合、偏差値は60後半~はある可能性は高いです。
そして受験できる高校は私立の最難関の高校以外であれば受験することができます。
ただし、内申点が高いからといって入試本番で高得点を取れる実力があるかといったらそうとも言い切れないです。
そのため、内申点が高いからといって油断せず、高校入試に向けた対策をしっかりと行うようにしましょう。