と思っている中学生のみなさん!
今回は「中学副教科定期テスト対策:塾講師が教える効果的勉強法」についてみていきますよ。
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【中学生・副教科】定期テストではどのような問題が出る?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!【中学副教科】定期テストで高得点を取るためのおすすめ勉強法は?
ア 定期テストでよく問われる内容は?
→教科ごとによく問われる内容は違ってくる
中学生が学ぶ教科は、大きく5教科(英語・数学・国語・理科・社会)と副教科(保健体育・音楽・美術・技術家庭)があります。
そして、副教科のテストでよく出る内容としては、
①保健体育
・体育の授業でやったスポーツのルールや動作の名前
・健康に関する内容(病気の名前、体のしくみなど)
②音楽
・音楽記号(ト音記号・休符・音の読み方等)
・作詞者と作曲者と曲名、時代
・楽器の名前
・リコーダーの演奏方法
・校歌や合唱コンクールで歌った歌
③美術
・彫刻刀の使い方
・色に関する問題や表現技法
・美術作品の名前と作者、時代
④技術・家庭
・授業で扱った道具の名前や使い方
・材料や加工方法
・図面の書き方
・食材の栄養素や切り方(調理実習で習った内容も)
・裁縫での裁断方法や縫い方
といったものがよく問われます。
テスト前に発表されるテスト範囲のポイントを見て、特に力を入れて取り組むべき内容を把握するようにしましょう。
イ 定期テストの問題形式は?
→用語を答える問題が多い
副教科の定期テストでは、
・書き方(美術)や作り方(技術家庭)について答える問題
・作者(美術)や作曲者(音楽)について答える問題
・図やイラストの内容を答える問題
などが中心で、しっかりと暗記をしておけばできる問題が多いです。
また、保健体育では、最近あったスポーツに関する問題が出ることもあります。
そのため日ごろからテレビや新聞に目を通すようにしましょう。
また、「中学生 時事問題 スポーツ」と検索すると、テストに出そうな時事問題がまとまっているサイトを見つけることができます。
【中学生】副教科のテスト勉強をすべき理由は?
ア 高校入試では内申点が評価されるから
→高校入試の合否は副教科の内申点も考慮される
残念なことに副教科の定期テスト勉強をやらない中学生が多いです。
その理由は、
・一夜漬けで十分だと思っている
・高校入試では出ないからやる必要がないと思っている
といったものがあります。
しかし、副教科の勉強は必ずやるようにしましょう。
それは高校入試では当日の筆記試験の出来だけでなく、内申点も評価の対象になるからです。
一般的に、高校入試の合否は、
・当日の筆記試験の結果
・面接
の合計で決まります。
そして、内申点は5教科だけでなく、副教科の内申点も考慮されます。
また、副教科の内申点は、
・授業態度
・レポート
・実技(スポーツや音楽、作品制作に取り組む姿勢など)
などの出来から決まります。
そのため、いくら実技の出来がよくても、定期テストで点数が取れないと内申点は伸びていかないのです。
ですので、5教科だけでなく、副教科のテスト勉強もしっかりとやるようにしましょう。
イ 副教科の方が内申点が上がりやすい
→範囲が狭いため少し勉強すれば高得点が取れる
中学生が副教科のテスト勉強をすべき理由の二つ目は、副教科の方が5教科よりも内申点が上がりやすいからです。
5教科よりも副教科の方が内申点が上がりやすい理由は、
・範囲が狭いので、勉強をすればすぐにテストの点数が上がる
・そもそも真剣に勉強する人が少ない
といったことがあります。
そのため、単純に内申点を上げるという目的で勉強するのであれば、副教科の勉強をしっかりやった方が結果が出やすくなります。
ウ 内申点がないと志望校変更を迫られるから
→内申点がないと保護者面談で先生に脅される
中学生が副教科のテスト勉強をすべき理由の三つ目は、内申点がないと志望校変更を迫られるからです。
高校入試直前には学校で保護者面談があります。(12~1月ごろ)
ここでは、志望校のボーダーラインをよほど超えていないと、学校の先生に「このままでは危ないぞ。1ランク下げたらどうだ?」と脅されます。
そうなると、気の弱い人は、「ああそうか。だったら志望校を変えよう。」ということに成りかねません。
実はこのまま努力していれば合格できる可能性は十分あったのに、先生に言われたから志望校を変えましたではもったいない話です。
そうならないためにも、副教科で頑張って勉強をして内申点を上げるようにしましょう。
また、内申点の結果は受験当日より前に分かります。
そうなると内申点が低い人はある意味ハンデを背負って戦うのと同じになり、その分失敗ができないプレッシャーを抱えることになります。
ですので、副教科もしっかりと勉強をし、内申点アップにつながるようにしましょう。
中学生の副教科の内申点の決まり方は?
中学副教科の内申点の決まり方は、
・レポートなどの提出物
・実技への取り組みの積極性
・定期テスト
などで決まります。
5教科に比べるとテストの点数の比重は少ないですが、それでもある程度の結果を残さなければ内申点を上げることはできません。
また、大事なのが積極性です。
積極性とは、
・音楽の授業で積極的に声を出す
といったように、一生懸命実技に取り組むことです。
これがないと大きなマイナス評価になってしまいます。
もちろんうまい下手は評価の対象になりますが、それだけで決まるわけではありません。
積極的に取り組んでいくことで一生懸命さが評価されますので、「歌うのが下手だから」「運動音痴だから」と言ってあきらめずに、ひたむきに実技に取り組むようにしましょう。
【中学生】副教科の定期テスト勉強法は?
ア 最初に教科書を読み返す
→教科書を読んで今まで習った内容を思い出そう!
中学副教科の定期テストおすすめ勉強法の一つ目は、教科書を読み返すことです。
教科書を読むことで、今まで習った授業の内容を思い出すことができます。
また、文章だけでなく、教科書に載っている図やグラフ、写真などもあわせてよく読むようにして下さい。
これらは定期テストでよく出るため、目を通しておくと問題を解くときのの正答率が上がります。
そして、今では実技教科の勉強ができるアプリもありますので、こちらで勉強するのもいいでしょう。
イ 用語を完璧に暗記する
→ワークやプリント、教科書の重要語句を覚えていこう!
中学副教科の定期テストおすすめ勉強法の二つ目は、用語を完璧に暗記することです。
定期テストの問題は教科書やプリント、学校のワークや資料集などから出ます。
そのため、一通り教科書を読んだ後は、チェックペンで重要な言葉を塗りつぶし赤シートで隠して覚えるようにしましょう。
また、テスト範囲に書かれている「よく出るポイント」を見ながら、テストに出そうな内容から重点的に覚えていくと効果的です。
ウ 一夜漬けはしない
→計画的に勉強をするようにしよう!
中学副教科の定期テストおすすめ勉強法の三つ目は、一夜漬けはしないことです。
実技教科というと、テスト前日の一夜漬けで何とかしようとしている人がいます。
しかし、これはおすすめしません。
その理由は、
・5教科の勉強に手がつかずに終わってしまう
・寝不足気味でテスト本番に臨むことになるため、いい結果を出すことができない
からです。
一夜漬けはメリットよりもデメリットの方が大きいので、できるだけしないようにしましょう。
また、テスト勉強において一番理想的な学習スケジュールは、
②テスト週間中に一度暗記を完成させる
③テスト前日、当日にもう一回復習をする
です。
ポイントとしては、テスト当日までに最低2回は見直しをすることです。
1回だけですとどうしても忘れてしまう部分が出てきます。
また、1回目は覚えるのに時間がかかります。
しかし、テスト前日までに1回仕上げておけば、テスト前日は軽く見直せばできるようになります。
そのために、何度も繰り返すことを意識して、学習スケジュールを立てるようにしましょう。
【中学生】副教科の定期テスト対策用おすすめ問題集やワークは?
「中学実技4科の総まとめ」が副教科の定期テスト対策問題集としておすすめなのは、文章の中で覚えることができる問題集だからです。
この本は、
といったように、文章の中に重要語句が赤字で書かれており、それを赤シートで隠して覚えることができます。
また、見開き2ページで1つの単元についてコンパクトにまとまっていますので、今まで習った内容をさらっと確認することができるのもおすすめです。
中学教科書ぴったりトレーニングが中学副教科の定期テスト対策問題集としておすすめなのは、教科ごとに分かれている問題集だからです。
副教科の場合、保体・美術・音楽・技術家庭の4教科が1冊にまとまっている問題集と、教科ごとに分かれている問題集と2種類あります。
4教科が1冊にまとまっているものだと、どうしても1教科あたりの分量が少なくなってしまい、定期テストの範囲を十分にカバーすることができません。
一方で、教科ごとに分かれた問題集であれば、細かい内容まで問題となっているため、しっかりと勉強することができます。
学校のワークやプリントが完璧になった人でさらに問題集を解いてみたい人はこの本を使っていくといいでしょう。
定期テスト副教科で高得点を取るための勉強スケジュールは?
副教科のおすすめの学習スケジュールは以下の通りです。
A テスト週間前
テスト週間前には教科書やプリントを読んで、今まで習った内容を思い出すことをしていきましょう。
その際には教科書やプリントの文章だけを読むのではなく、図やグラフなどもしっかりと読む込むようにして下さい。
また、重要な語句(教科書の太字や学校の先生が大事と言った部分)にはチェックペンで塗り、あとで暗記ができる状態にしておきましょう。
ここまでをテスト週間に入る前にやっておくと、テスト週間中にスムーズに勉強をすることができます。
B テスト週間
テスト週間に入ったらやるべきことは、チェックペンで塗った部分の内容を暗記することです。
まずはチェックペンで塗った語句を言えるようにし、その後漢字で書けるかどうかを確かめていくといいでしょう。
特に美術の作品名はすぐに忘れてしまう内容ですので、何度も繰り返し暗記をするようにして下さい。
また、定期テストでは語句を漢字で答える問題がありますので、漢字でしっかりと書けるように仕上げていきましょう。
C テスト前日・当日
テスト前日や当日にやることは、覚えているかどうかの最終確認です。
副教科の内容は何度もやらないと忘れてしまいます。
そこで、テスト前日と当日にもう一度覚えているかを必ず確認するようにしましょう。