蜻蛉日記の現代語訳・品詞分解<うつろひたる菊・なげきつつひとり寝る夜>

 

 

たま吉
「蜻蛉日記」の現代語訳と品詞分解についてニャー

 

と思っている高校生のみなさん!

今回は「蜻蛉日記の現代語訳・品詞分解<うつろひたる菊・なげきつつひとり寝る夜>」についてみていきますよ。

 

 

蜻蛉日記の品詞分解・現代語訳

 

 

✓内容

「蜻蛉日記の現代語訳や品詞分解」について知りたい高校生や浪人生向けの記事です。

 

✓対象となる人

「蜻蛉日記」が古文の定期テスト範囲になる高校生

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

 

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「蜻蛉日記」の内容は?

【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!定期テスト古文のおすすめ勉強法は?

 

 

たま吉
蜻蛉日記とはどんな内容なのかにゃー?
モモ先生
作者が藤原兼家との結婚生活を回想した日記ですよ。

 

 

ア「蜻蛉日記」の内容は?

→藤原道綱母が藤原兼家との結婚生活について回想する話

 

蜻蛉日記とは、藤原道綱母が書いた日記物語で平安時代にできた作品です。

7歳年上の藤原兼家との出会いから、結婚生活の思い出や家族に関する内容が中心に書かれています。

最初こそは優しく作者に近寄ってきた兼家ですが、結婚してしばらくするとだんだんと作者の元に通わなくなります。(当時は一夫多妻制で、兼家は他に何人もの妻や愛人がいた)

そのため、夫が来ない苛立ちや不安、怒り、悲しみといった気持ちが入り混じった感情がところどころで出てきます。

 

たま吉
作者は兼家のことをずっと思っていたんだニャー

 

 

イ 藤原道綱母はどんな人物?

→本名は不明だが和歌の名人

 

次に「蜻蛉日記」の作者である藤原道綱母についてみていきます。

藤原道綱母は本名は分かっていません。

彼女は藤原兼家と結婚し、一人息子の道綱を産みます。

なお、兼家には別の女性が複数おり、その女性からはあの藤原道長が生まれています。

そのため、息子の道綱と道長は母親は違いますが兄弟ということになります。

また、道綱母は歌人としても有名で、さまざまな和歌集に彼女が作品が採用されています。

40歳前後で夫と別れ、晩年は鴨川の近くの屋敷でひっそりと暮らしていました。

 

モモ先生
藤原道綱母は歌が上手な女性だったのですね。

 

 

「蜻蛉日記」のあらすじ・原文・品詞分解・現代語訳は?

 

 

たま吉
「蜻蛉日記」の文章の現代語訳や品詞分解を知りたいニャー
モモ先生
ここでは「蜻蛉日記」の主な文章の現代語訳や品詞分解を紹介しているサイトを紹介しますよ。

 

 

ここでは高校の古文の教科書によく出てくる「蜻蛉日記」の作品のあらすじ・原文・品詞分解・現代語訳についてみていきます。(教科書ガイドには品詞分解・現代語訳・あらすじなどが詳しく書かれていますのでこちらもおすすめです。)

 

 


*教科書は高校によって違いますので、今学校で使っている教科書のガイドを買うようにしてください。 

 

なお、古文の定期テストで高得点を取るには、

・古文単語を覚える
・古典文法をマスターする
・下で紹介する解説サイトや教科書ガイドなどで話のあらすじをつかむ

といったことをしていくことが必要になってきます。

 

モモ先生
古文単語や古典文法などの知識をしっかりと固めるようにしましょう。

 

 

ア「蜻蛉日記」の現代語訳・品詞分解①(嘆きつつ一人寝る夜)

→兼家は別の女性とも結婚してしまう

 

蜻蛉日記は基本的には、作者(藤原道綱母)の所に夫(兼家)がなかなか来なくてイライラしたり心配しているときが多いと思っておけば話の内容は分かりやすくなります。

ある年の9月ごろ、兼家が出ていった後に箱があったので中を覗いてみると、他の女に送ろうとしている手紙がありました。

その後、兼家はその女性と結婚してしまいます。

数日後に家に帰ろうとする兼家ですが、門が閉まっているため中に入ることができません。

別の女と結婚したことに作者は怒りと悲しみでいっぱいになり、夫を家の中に入れなかったのです。

 

「嘆きつつ一人寝る夜」の品詞分解・現代語訳「嘆きつつ一人寝る夜」のYouTube解説動画

 

たま吉
作者は自分より劣っている女性と結婚したことにプライドを傷つけられたんだニャー

 

 

イ「蜻蛉日記」の現代語訳・品詞分解②(ゆする圷の水)

→喧嘩をきっかけに兼家は家を出て行ってしまう

 

あるとき兼家と口喧嘩をしたことで、兼家は家を出てしまいました。

作者は息子の道綱に「お父さんはもう来ないよ」と言ったことで、道綱は泣き出します。

その後何日経っても兼家は家にはやってきません。

日が経つにつれて作者はだんだんと不安な気持ちになってきます。

そしてふと、ゆする坏の水面を見ると、水面に塵が浮いています。

そこで作者は、「水に塵があるからあの人(兼家)の影さえ映らない。もう私との縁は切れたのかしら。」と思うようになりました。

 

「ゆする圷の水」の品詞分解・現代語訳「ゆする圷の水」のYouTube解説動画

 

モモ先生
このときは作者の父も地方に赴任していたため孤独感がいっそうありましたよ。

 

 

 

 

ウ「蜻蛉日記」の現代語訳・品詞分解③(あまぐもにそる鷹)

→兼家との仲がますます悪くなっていった

 

物語が進むにつれて作者と夫・兼家の仲は徐々に悪くなっていきます。

作者はある時に、「今の状態ならいっそ尼になろうかしら。」と思うようになります。

そこで、道綱にそのことを話すと、「母上が尼になるなら、私も僧になりましょう。」と言い出し、飼っていた鷹を大空に放してしまいました。

息子の反応に作者は驚き、そのことが一層悲しみを募らせる原因になってしまったのです。

 

「あまぐもにそる鷹」の品詞分解・現代語訳「あまぐもにそる鷹」のYouTube解説動画

 

たま吉
道綱は夫とは違い、母のことを慕っていたんだニャー

 

 

 

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