と思っている高校生のみなさん!
今回は「日本史と世界史、どっちを選ぶべき?科目選択のポイントを解説!」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
✓記事を書いた人
日本史と世界史はどっちを選ぶべきか?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!日本史と世界史はどっちを選ぶべきか?
ア 日本史か世界史かを選ぶタイミングは?
→高1のうちに決めないといけない
普通科の高校に通っている人は、高1のうちに、
・日本史選択か世界史選択か【文系】
・物理選択か生物選択か【理系】
といったことを決める必要があります。
ただし、日本史と世界史は似ているようで違いが結構ありますので慎重に選ぶ必要があります。
今からは日本史選択と世界史選択のメリット・デメリットについて順番に見ていきます。
イ 日本史選択のメリット・デメリット
→なじみがある内容だが、試験の難易度は高い
A メリット
・小中学校で習っている内容のため取り組みやすい
・日本と周辺の地域(中国・朝鮮など)の内容しかほぼ出ない
・世界史と比べると覚えるべき量は少ない
・受験者の数が多く、安心できる
B デメリット
・覚えるべき漢字が多い
・史料を読み解く力が必要
・かなり細かい内容まで覚えないと解けないこともある(特に私大)
日本史選択の場合、最大のメリットは「知っている用語が多い」、「地域が限られている」ことです。
例えば、「織田信長」・「ペリー」・「伊藤博文」といった人は中学校の歴史の教科書でも出ている内容です。
そのため、日本史は取り組みやすい教科と言えます。
また、世界史と比べると覚えるべき用語は少ないですので、勉強の負担は軽くなります。
一方で、試験では史料を読み解く問題などが多かったり、細かい内容の語句を問う問題があったりと難しめの問題が多く出るため高得点が取りづらい教科と言えます。
ウ 世界史選択のメリット・デメリット
→覚えるべき量は多いが、点数は取りやすい
A メリット
・教科書の太字の用語を覚えさえすればかなりの高得点が取れる(共通テスト)
・世界の様々な状況を知ることができる
・倫理と相性がいい
B デメリット
・覚えるべき用語が多い
・さまざまな地域や国について聞かれるため混乱しやすい
・なじみのない人物や用語がたくさん出てくる
世界史選択の場合、最大のメリットは「基本的な内容を覚えさえすれば点数が取れる」ことです。
例えば、共通テストの場合、日本史は基本知識に加え、史料を読み解く力も求められますが、世界史の場合は太字レベルの用語をしっかりと覚えさえすればかなりの点数を取ることができます。
そのため、世界史は高得点を取りやすい教科と言えます。
一方で、世界史は日本史と比べると覚えるべき量が圧倒的に多いです。
そのため、普段の定期テストからコツコツと勉強をしておかないと、受験生になったときに非常に大変になってきます。
エ 日本史と世界史はどっちがいいのか?
→どれだけ社会に時間がかけられるかによる
結局、日本史と世界史はどちらを選んだらいいのでしょうか?
まずは興味のある科目を選ぶことが大前提です。
それは好きなものでないと、なかなか勉強しようとは思えないからです。
あとは、どれだけ社会に時間をかけられるかにもよります。
社会にできるだけ時間をかけたくない人は短時間で終わる日本史を、社会に時間をかけられる人や、テストや入試で高得点を取りたい人は世界史を選択することをおすすめします。
定期テスト日本史・世界史探究のおすすめ勉強法は?
定期テスト日本史・世界史探究で高得点を取るためのおすすめ学習スケジュールは以下の通りです。
A テスト週間前
テスト週間前には教科書やプリントを読んで、今まで習った内容を思い出すことをしていきましょう。
その際には教科書やプリントの文章だけを読むのではなく、史料やグラフなどもしっかりと読む込むようにして下さい。(資料集も読むことをおすすめします。)
また、プリントの中の重要語句の暗記や問題集の答えを全て赤ペンで書き込むことも事前にやっておきましょう。
ここまでをテスト週間に入る前にやっておくと、テスト週間中にスムーズに勉強をすることができます。
B テスト週間
テスト週間に入ったらやるべきことは、問題集の内容を完璧にすることです。
ここでは丸暗記をせずに、語句と語句の説明をリンクして覚えるようにしましょう。
また暗記する際には、全ての問題の答えが言えるようにし、その後語句を漢字で書けるかどうかを確かめていくといったように2段階に分けて取り組むことをおすすめします。
最初から語句を漢字で書くところまで仕上げようとすると、テスト本番までに全ての内容が仕上がらなくなる可能性もあるため、
②漢字で書けるかどうかの確認
という順番で進めるようにしましょう。
C テスト前日・当日
テスト前日や当日にやることは、覚えているかどうかの最終確認です。
日本史・世界史探究は暗記要素が強い科目であるため、何度もやらないと忘れてしまいます。
そこで、テスト前日と当日にもう一度解き方を確認するようにしましょう。