と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「日本史一問一答の使い方とおすすめ問題集は?【共通テスト・国公立・私立】」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
大学入試教科別勉強法
①英語 | ②文系数学 | ③理系数学 | ④現代文 |
⑤古文 | ⑥漢文 | ⑦物理 | ⑧化学 |
⑨生物 | ⑩日本史 | ⑪世界史 |
【大学入試】日本史の一問一答集のおすすめは?
ア 日本史にどれだけ時間をかけられるかをまずは考えよう
→国公立大志望者はそこまで時間をかけられない
日本史の一問一答集を選ぶ前にみなさんに考えてほしいことがあります。
それは、「日本史にどこまで時間をかけられるか」を考えることです。
例えば、私立専願の人で受験科目が英語・日本史・国語の3科目のみの人は世界史にある程度時間をかけることができます。
一方で、国公立大学を受験する人は共通テストがありますので、
といったようにやるべきことはたくさんあります。
そうなると、日本史にそこまで時間をかけることができないはずです。
ただ、みなさんの中にはそういった事情も知らずに、いきなり早慶レベルの問題集を解き始める人がいます。
ですが、それをやってしまうと他の教科の勉強時間が少なくなってしまう可能性も出てきてしまいます。
ですので、受験勉強をする前に、日本史にどれだけ時間をかけることができるか、どこまでのレベルの用語を覚えていけばいいかをあらかじめ確認するようにしましょう。
イ 定番の一問一答集は全体的に量が多い
→初めから早慶レベルまで載っているものは使わない方がいい
日本史の一問一答のおすすめの問題集というと、
・一問一答 日本史 ターゲット 4000(旺文社)
・入試に出る日本史B一問一答(Z会)
・日本史B一問一答完全版(東進ブックス)
などがあります。
これらの問題集はどれも使いやすく、受験生に人気の一問一答集ですが一つ問題があります。
それは載っている単語の数があまりにも多すぎることです。
早慶などの難関私大を志望する人にはちょうどいい分量かもしれませんが、日本史が共通テストのみの人などからするとオーバーワークになってしまいかねません。
また先ほども言ったように、国公立大学を志望する人は他の教科の勉強も必要になってくるため、日本史にそこまで時間をかけることができません。
そのため、最初の一冊目に使う問題集は別のものにし、それができるようになったらこれらの問題集をやっていくといいでしょう。
ウ 最初の1冊目におすすめなのが「日本史B一問一答必修版」
→共通テストレベルの用語がコンパクトにまとまっている
受験生のみなさんが最初の1冊目におすすめ問題集は、「日本史B一問一答必修版(東進ブックス)」です。
この本は、「日本史B一問一答(完全版)」の中で★★★(共通テストレベル)の用語が中心に載っている問題集です。
そのため、載っている用語の数が完全版に比べると大分少ないため、スムーズに進めることができます。
また、用語の解説の充実しているため用語集としても使うことができます。
そのため、共通テスト対策や二次試験対策だけでなく定期テスト対策としても使える一冊です。
また、早稲田や慶應といった難関私大を志望する人も最初は必修版から始めていくのをおすすめします。
必修版に出てくる用語を完璧にしたら、その後完全版に取り組んでいくようにするとスムーズに用語の暗記をすることができます。
なお、完全版で出てくる用語は全部で3つあり、
・★★(一般私大レベル)
・★(難関私大レベル)
となっていますが、MARCH・関関同立志望者は★★レベルまで、早慶志望者は★★★レベルまでをしっかりとマスターするようにしましょう。
日本史の一問一答がスラスラ暗記できるおすすめの覚え方は?

ア いきなり単語を覚えようとしない
→いきなり暗記から始めてもすぐに忘れてしまう
日本史の用語の特徴として、
・似たような読み方の人物が立て続けに出てくる
といったものがあります。
そのため、いきなり用語の暗記をしようとしてもなかなか覚えられなかったり、仮に覚えたとしてもすぐに忘れてしまったりしてしまいます。
そしてそれが続くとだんだんイライラしてしまい、やがて覚えることが苦痛になってしまいます。
そうならないためにもまずは用語をなじませることが大切になってきます。
イ 説明と用語を何度も読む
→何度か声に出して読むことで頭の中に知識が残るようになる
そこでおすすめなのが、文章を10回読むことです。
例えば、先ほど紹介した「日本史B一問一答(必修版)」では、左ページに問題文が、右ページに答えの用語とその解説が載っています。
そして、答えが「検非違使」の文章(問題文)は、
とあります。
この文章を
といったように用語を入れた上で、何度も読むようにしましょう。
何度も読むことで頭の中に文章が残るようになり、覚えやすくなります。(だいたい10回くらい読むと効果はかなり出てきます。)
例えば、日曜日から1週間で問題集の30ページ分の用語を覚えるとしたら、
・月 朝晩各2回ずつ30ページ分の文章を声に出して読む
・火 朝晩各2回ずつ30ページ分の文章を声に出して読む
・水 朝晩各2回ずつ30ページ分の文章を声に出して読む
・木 朝晩各2回ずつ30ページ分の文章を声に出して読む
・金 暗記
・土 最終チェック
という感じでやります。
最初の5日間は音読に徹し、6日目(金曜日)に暗記をします。
ただ、いきなり暗記するのに比べると、日~木の間で20回文章を読んでいますので圧倒的に覚えやすくなります。
そして、最後の7日目(土曜日)に最終チェックをします。
こうやって覚えると忘れにくくなるため、ぜひこのやり方で覚えてみてください。
ウ 一週間で覚える用語の数は?
→全部で約2,700語ある
「日本史B一問一答(必修版)」は全部で約1,600語(約300ページ)あります。
これをどれくらいの期間で覚えるかを先に決めるようにしましょう。
仮に1週間で80語覚えるとすると20週間(約5か月)かかります。
ただ、これでは入試本番までに間に合いませんので、最低1週間で160語以上は覚えるようにしましょう。
160語であれば10週間(2か月半)で一周終えることができます。
また、ページ数で区切ると一週間で30ページほどの量になります。
30ページというと量が多いと思うかもしれませんが、これくらいのペースでやらないと間に合いませんのでしっかりと取り組むようにしましょう。
【まとめ】日本史一問一答集の覚え方のポイントとアドバイス
今回の「日本史一問一答の覚え方とおすすめ問題集は?【共通テスト・国公立・私立】」についてのまとめです。
・おすすめの一問一答集は東進ブックスの「日本史B一問一答(必修版)」
・まずは文章を何度も読み頭に入れる
・1週間で覚えるペースを先に決めておく
日本史は覚えるべきことが非常に多い科目です。
日本史で高得点を取るためにも効率的な勉強方法で進めるようにしよう。