と思っている中学3年生のみなさん!
今回は「新高1春休みの勉強法と過ごし方:高校生活に備えるための完全ガイド!」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
高校では中学よりも学ぶ量が多い
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!高校受験が終わった後の過ごし方は?
A 高校での定期テスト
中学校では、英語・数学・理科・社会・国語の5教科に加えて、実技教科(保体・技術家庭・音楽・美術)を学びました。
そして、高校でも基本的には同じ教科を学びます。(普通科の場合)
ただ、中学校の時よりも教科がさらに細かく分かれます。
具体的には、
・数学 数学Ⅰ、数学A
・社会 歴史総合、公共(公民)
・理科 生物基礎、物理基礎
・英語 コミュニケーション英語(教科書の本文)、論理・表現(文法)
・その他 保健、体育、家庭科、音楽など
といったように分かれます。(社会や理科は学校によって学ぶ科目が異なります。)
そして、定期テストでは、中間テストが4日間、期末テストが5日間となり、
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1時間目 | 数学Ⅰ | コミュ英 | 物理基礎 | 論理表現 | 数学A |
2時間目 | 現代の国語 | 生物基礎 | 言語文化 | 歴史総合 | 家庭科 |
3時間目 | 公共 | 保健 |
といったようなスケジュールで行われます。
また、それぞれの教科の内容が難しくなるので覚悟して高校生活を迎えるようにしましょう。
B 模試も年何回かある
定期テストは年5回(5・6・10・11・2月)あります。
それに加えて年に何回か校外模試があります。
一般的には、進研模試(ベネッセが主催)か全統模試(河合塾が主催)を受験する高校が多いです。
これらの模試では全国の高校生が受験し、その中での点数や偏差値、順位などが出ます。
この模試の出来で志望する大学が行けるかどうかが分かりますので、定期テスト週間だけでなく普段からコツコツと勉強をするようにしましょう。
高校入試が終わった受験生の特徴は?
ア 燃え尽き症候群でやる気になれない
→春休みはダラダラした生活になりがち
皆さんは受験生として1年間頑張ってきました。
そして一つの目標であった高校入試を終えて、達成感を感じているのではないでしょうか。(中にはもっと勉強しておけばよかったと後悔している人もいるかもしれませんが。)
また、次の高校生活はある意味未知の生活です。
そうなると次に向けて何をしたらいいか分からず、目標を見つけにくいはずです。
中には、「もう勉強したくない」と思って、ダラダラとした生活をしてしまう人もいるでしょう。
実際、ほとんどの受験生は、この時期勉強に身が入らないものです。
それはある意味仕方のないことかもしれませんが、高校生活はこれまで以上に大変になってくるので、春休みの間にしっかりと準備をするようにして下さい。
イ 宿題もなく遊ぶ時間はたっぷりある
→ここで遊んでしまうのはもったいない
また、高校入試が終わってから高校入学までの期間は1~2か月間あります。
しかも、この期間は、
・部活もない
・宿題もない
・受験勉強をしなくていい
といった状態であるため、人によっては、「何もやることがない」と感じがちです。
最初は、「高校入試も終わった。遊ぶぞ~」と思っていたとしても、一週間もするうちに「あ~暇だなあ」と退屈に感じてしまいます。
逆に言えば、この時期をいかに有効に使えるかで、高校生活でスタートダッシュを切ることはできるようになります。
そのため、次の高校生活に備えて勉強や運動などをするようにしましょう。
中3生(新高1)の高校入学までの過ごし方や勉強法は?
ア 英単語の暗記
→英単語を早めに覚えてスタートダッシュを切ろう!
A 英単語を覚えることの重要性
高校入学までのおすすめの過ごし方や勉強法の一つ目は英単語の暗記です。
高校の英語は中学校に比べると格段に難しくなります。
また、進学校では入学してすぐに大学入試用の英単語帳を渡され、定期的に英単語の小テストがあります。
そして英単語の意味を覚えていないと、
・定期テストで点が取れなくなる
・模試もできなくなる
・英語が嫌になる
といった悪循環が起こります。
そのために、時間に余裕のある春休みの時期に英単語の意味を覚えていくようにしましょう。
この期間で高校1~2年生レベルの英単語までマスターしておくと高校生活が楽になってきます。
B おすすめの英単語帳
①「必携英単語LEAP Basic」
「必携英単語LEAP Basic(数研出版)」は中学初級レベルから高校1,2年生レベルの英単語が1,400語載っています。
最初の方は高校入試レベルの英単語が中心に載っていますのでサクサクと進めることができます。
また、中盤からは高校初級(高1・2レベル)の英単語が載っています。
このレベルの英単語の意味を覚えておくとかなり楽になってきますので、1日100語ペースで単語の意味を覚えるようにしましょう。
理想としては、春休み中に3周やっておくと忘れにくくなります。
②「英検3級文で覚える単熟語」
「英検3級文で覚える単熟語(旺文社)」は、先ほど紹介した「必携英単語LEAP Basic」とは違い、左ページに文章、右ページに英単語とその意味が載っている単語帳です。
そのため、英単語の意味を覚えつつ、英文に触れることができます。
また、高校2年生が終わるまでに英検2級を取得すると大学受験に有利になってきます。
ですので、3級の内容を終えたら、準2級や2級の教材にもチャレンジするといいでしょう。
また、中学校で習った英文法の復習もしっかりとやっておくといいでしょう。
それは、高校で習う英文法は中学校で習った内容が土台となっているからです。
イ 中学数学の復習
→中3の内容は高1で再び習う
高校入学までのおすすめな過ごし方や勉強法の二つ目は、中学数学の復習をすることです。
数学は中学校の復習をしていきましょう。
特に、
・二次関数
・データの分析
・確率
・円
・三平方の定理
といった分野はそのまま高校数学で習うため、重点的に復習するようにして下さい。
数学も英語と同様、高校ではものすごい速いスピードで授業が進んでいくため、春休みの間に基本的な内容はしっかりと復習しておきたいです。
なお、余裕のある人は高校の予習を始めても構いません。
ただし、3月末に一度高校に行ってそこで教材を買いますので、高校生向けの参考書や問題集を買うのはその後にしましょう。
ウ 規則正しい生活をする
→早寝早起き、運動を続けよう
高校入学までのおすすめな過ごし方や勉強法の三つ目は、規則正しい生活をすることです。
高校受験が終わると長い春休みが待っていますが、ここで多くの人は生活習慣を崩しがちです。
夜遅くまで起きている、運動をしない、一日中ゲームやスマホをしてしまう・・・
これでは、今までの努力が無駄になってしまいます。
4月になれば高校生活が始まります。
そうなると、朝起きる必要があります。
また、部活も再開するので、体力がないとついていくことができません。
そう考えると、春休みの間に高校生活に向けてしっかりと準備をすることが大切になってきます。
夜更かしをせずに規則正しい生活をする、ゲームやスマホの時間を控えるといったことはもちろん、受験生活であまり運動ができなかった人は、積極的に体を動かすようにしましょう。(ランニングやストレッチなど)
また、高校入試直前のころのような勉強時間をキープすることはなかなか難しいかもしれません。
ただ、だからといって勉強時間が0では高校の授業についていけなくなります。
そうならないように、少しでもいいので勉強を続けるようにしましょう。
なお、高校入学までの期間にやるテキストを高校でもらった場合は、それを早い時期に終わらせるようにしましょう。
それは、学校によっては入学してすぐにテストがあるため、テキストの見直しや苦手教科の復習する時間を確保したいからです。
4月からいいスタートができるように、早めにテキストを終えるようにしましょう。
エ 塾は続けるべきか?
→ラクになりたいという理由で塾をやめてはいけない
中3生(新高1)の高校入学までのおすすめな過ごし方や勉強法の四つ目は、塾を続けるかどうかをよく考えることです。
高校受験が終わると、高校に合格したという一つの目標が達成されたことになります。
すると、みなさんの中には、「しばらくは塾に通わなくてもいいや。自分のペースで勉強しよう」と思って、塾をやめる人がいます。
ただ、塾を続けるかどうかは、
・自分を律し、毎日コツコツと勉強ができる
かどうかが目安となります。
塾に頼らず自分の力でできる人は塾を継続しなくてもいいですが、そうでない場合は続けた方がいいでしょう。
「ラクになりたいから」という理由で塾をやめていたのでは、近いうちに必ず学校の授業についていけなくなりますので気をつけてください。