と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「2025年浜松医科大学(医)化学入試攻略法:問題傾向と最適な勉強法で合格を目指す」についてみていきますよ。
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浜松医科大学化学(2023)の問題傾向・難易度・解答速報は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!2025年浜松医科大学化学入試の問題傾向や難易度は?
ここでは、「全国大学入試問題正解(化学)」に掲載されている学部について問題を分析しています。
A 全体の講評
浜松医科大学の理科の入試では、理科2科目を120分で解く必要があります。
一方で化学の問題は問題量が多い+初見の問題が多いので、過去問を解いて問題形式に慣れる必要があります。
また、2023年の浜松医科大学の化学は大問が4問で構成されていました。
その内訳は、理論2題、有機2題(うち高分子が1題)です。
一般的に医学部の化学の入試問題は有機化学の問題が多くなる傾向があります。
ただし、現役生の場合、有機化学を学校で習うのが1学期後半~2学期であるため、対策がどうしても遅くなってしまいます。
ですが、有機である程度の点数を取らないと合格ラインに乗ることが難しくなってしまいますので、その点は注意して受験勉強に取り組むようにしましょう。
そのため、化学重要問題集、化学の新演習で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、浜松医科大の問題に対応できるようになります。
「浜松医科大学入試問題(化学)解答速報」はこちら(2023年)
B 第1問(理論化学)
第1問は単位格子の計算問題や炭素やケイ素の性質について問われました。
問1は炭素の同素体に関する知識問題でやや細かい内容が問われました。
問2、3は用語を問う問題と化学反応式を書く問題で基本レベルの問題です。
問4、5は単位格子に関する計算問題です。
見慣れないパターンの問題ですが、問題文をよく読めばできるレベルです。
【問題講評】問題文を読み、ヒントとなる部分を探す練習が必要。それができれば難しくはない。
C 第2問(理論化学)
第2問は理想気体・実在気体に関する問題です。
問1は実在気体の場合の気体の状態方程式に関する問題です。
「排除体積」や「圧縮率因子」などは答えづらかったかもしれませんが、数式の部分は答えやすかったでしょう。
問2はグラフの内容について答える記述問題です。
問3は典型的な問題です。「高温・低圧」ほど理想気体に近づいていきます。
問4はグラフをうまく読み取る力が求められました。
【問題講評】計算問題は十分に理解していないと解けない問題が多かった。
D 第3問(有機化学)
第3問は有機化学の問題です。
問1はヨウ素の性質に関する問題です。(ア)はヨウ素の半反応式で考えると答えやすいです。
問2は構造決定の問題です。
組成式がC8H10Oであることから不飽和度が4であることが分かり、ベンゼン環を持つことが読み取れます。
さらに、不斉炭素原子を持たない+ヨードホルム反応を示すことからBの構造式を求めることができます。
問3はヨードホルム反応の化学反応式を答える問題です。
ここは知っていないとなかなか書けない問題でした。
問4は化合物Fに関する問題です。
化合物Bを酸化したのが化合物Fになります。
問5は構造決定の問題です。
ヘミアセタール結合がどんな結合かが問われました。
【問題講評】やや難しめの構造決定の問題が出た。重要問題集など難易度が高めの問題集を解いておくこと。
E 第4問(有機化学)
第4問は有機化学に関する問題です。
問1、2はイオン交換樹脂に関する知識問題です。
問3は陽イオン交換樹脂に関する計算問題です。
問題文の意味が分かれば、計算自体はそこまで難しくはありません。
問4、5は高吸水性高分子に関する問題です。
有機化学の内容は隅々までおさえておくようにしましょう。
問6は電気伝導性が高い分子は二重結合の間に単結合があるものが答えとなります。
問7はポリ乳酸の計算問題ですが基本レベルの問題でした。
【問題講評】高分子化合物の内容は細かい所までしっかりとおさえておくこと。
浜松医科大学化学(2024)の入試対策、おすすめ参考書は?
浜松医科大学化学の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。
A 高1・2
①定期テストに向けて勉強をして、化学の基礎固めをする
ここでしっかりと勉強をしておかないと、高3になってからが大変になってきます。テストで最低でも80点以上は取れるように学校教材の内容を完璧に仕上げるようにしましょう。
②分からない内容は「宇宙一わかりやすい高校化学」などの参考書を読んで理解を深める
③「リードLightノート化学基礎・化学」の問題が完璧に解けるようにする
化学は基礎が大事ですので、まずは易しめの問題集をしっかりとこなすことから始めましょう。
B 高3(基礎固め期)
①「宇宙一わかりやすい高校化学」などの参考書を読んで理解を深める(+練習問題も解く)
物理が苦手な人は、「大学入試坂田アキラの化学基礎・化学の解法が面白いほどわかる本」がおすすめです。
②「基礎からのジャンプアップノート無機・有機化学暗記ドリル」で無機・有機化学の基本的な内容をマスターする
有機・無機の分野はこの問題集を使って、まず知識を頭に入れることから始めましょう。
③「化学重要問題集」のAレベルの問題を解いて入試標準レベルの問題に慣れる
C 高3(問題演習期)
①「化学重要問題集(B問題)」や「化学の新演習」などの入試発展レベルの問題に慣れる
②「ここで差がつく 有機化合物の構造決定問題の要点・演習」で有機化学の構造決定問題に慣れる
③共通テストの過去問、予想問題集を解く
④浜松医科大学の過去問を解く(最新版の赤本は毎年10月に発売されます。)
【まとめ】浜松医科大化学の難易度や問題傾向、勉強法のポイントとアドバイス
今回の「浜松医科大化学(2024)の入試難易度、過去問の傾向や対策は?」についてのまとめです。
・まずは「化学重要問題集」をマスターするようにしよう
・無機化学と有機化学は最初に物質の性質などをしっかりと覚えるようにしよう
・直前期は過去問レベルの問題を数多く解くようにしよう
浜松医科大の化学は標準~やや難レベルの問題が中心です。
そのため、まずは標準レベルの問題を完璧に仕上げるようにしよう。