と思っている中学生のみなさん!
今回は「中3夏休みの受験勉強スケジュールと勉強時間の目安」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
✓記事を書いた人
【中3】夏休みの一日の勉強スケジュールは?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!高校入試夏休み中のおすすめ勉強法は?
ア 受験生の一日の勉強時間は?
→時間だけを求めるのではなく勉強の質も追求しよう
みなさんの中には、「部活を引退して受験生になった。1日10時間勉強するぞ!」と思っている人がいるかもしれません。
しかし、大事なのは勉強時間ではなく、勉強の中身です。
仮に10時間机に向かっていたとしても、ダラダラとやったり、すぐにスマホなどを見てしまったりでは勉強の効果はあまりありません。
ですので、勉強時間だけでなく勉強の「質」にもこだわるようにしましょう。
ただ、かといって勉強時間が少なすぎるのもいけません。
学校もない、部活もない受験生であれば、1日8時間はできるはずです。
8時間の中でどんな勉強をするのかを決めてから、その日の勉強に取り掛かるようにしましょう。
イ 受験勉強はどんな勉強をしたらいいか?
→覚えていない内容をしっかりと復習しよう
受験勉強とは、高校入試で合格点を取るためにやるべき勉強のことをいいます。
そして、高校入試で点数が取れるようになるためには、
②覚えていない内容を暗記する
③過去問を解く
といったことが必要になってきます。
特に夏休みの時期は、各教科の基礎固めや苦手な分野の復習を中心にしましょう。
それは、知識がない状態で過去問を解いてもあまり効果がないからです。(ただし、どんな問題が出ているかを知るために過去問を解くのは意味があることです。)
そのため、夏休みの40日間は、今まで習った内容の中であまり覚えていないところや苦手な単元の復習に専念するため期間とするようにして下さい。
そして、秋からは問題演習を中心とした勉強に取り掛かれるようにしましょう。
ウ 中3夏休みの1日のスケジュールの組み方
→1日を朝・午後・夜に三分割しよう
夏休みのスケジュールのおすすめの組み方は、
・12:30~13:30 昼ごはん
・13:30~15:50 勉強②
・15:50~16:20 仮眠
・16:30~18:50 勉強③
・18:50~ 自由時間
です。
ここでのポイントは、
・午後は眠くなるので仮眠の時間を作る
・「1時間勉強+10分休憩」といったように休憩時間を考慮したスケジュールをつくる
といったことです。
また、週に1回は休む日(予備日)を作り、そこではリフレッシュをするようにしましょう。
エ 受験勉強をする上での注意点
→規則正しい生活を心がけよう
夏休みの過ごし方についての注意点をまとめました。
ア 生活習慣
・早寝早起きを心掛ける
・睡眠時間を確保する
・定期的に運動をする
・昼に仮眠を取ると眠くなりにくい
・ゲームやスマホ、テレビを見る時間を決めてダラダラと見ない
イ 一日の勉強内容
・朝は前日の復習から入る
・昼は数学や理科、英語の長文読解などの頭を使う科目をやる
・夜は英単語や社会の用語の暗記などの暗記物をやる(学校の宿題を進める)
・寝る前に復習をする
ウ 夏休み中にやっておきたいこと
・高校の体験入学に参加する
・志望校を決める
・模試を受験する
・苦手な教科や単元の復習をする
・過去問を解き、問題傾向をつかむ
・読書やボランティア活動など普段できないことをやる
【中3】夏休みの高校入試に向けた勉強法は?
ア 全体
→5教科の基礎知識を固めよう
夏休みの目標としては、5教科の基礎固めを終えることです。
1学期のうちから受験勉強をしている人は国語・英語・数学の勉強ができていると思いますので、その続きをしていけばいいでしょう。
一方で、1学期のうちにあまり勉強ができなかった人は、ここから挽回していく必要があります。
そして、夏休みにやってほしいことは、
②数学 基本的な問題の復習
③国語 漢字、語句の意味の暗記、国文法の復習、文章読解の練習
④社会 一問一答で用語の暗記、教科書を読み返す
⑤理科 一問一答で用語の暗記、基本問題の確認
です。
基本問題が確実にできるようにすることで入試の点数は安定してきますので、まずはしっかりと各教科の基礎固めをしていきましょう。
イ 国語
→漢字や語句、文法の知識を固めよう
国語は、
・語句の暗記
・文法の復習
・文章問題を解く
といったことを中心に行うようにしましょう。
国語の入試問題は文章問題が中心に出題されます。
ただ、文章問題が読める(解ける)ようになるには、漢字や語句の意味を暗記している、よく出るテーマ(環境問題・科学技術・言語など)のあらすじをつかんでいるといったように基本的な知識が必要になってきます。
そのため、夏休みの時期には、漢字の読み書き、語句の意味の暗記などをして知識をつけるようにしましょう。
なお、おすすめの問題集は、
・語句の暗記:「中学生の語彙力アップ 実践ドリル850(学習国語研究会)」
・背景テーマのあらすじをつかむ:「高校入試のわからないところ 検索ブック 国語(旺文社)」
です。
これらの問題集を使って、国語の知識を身につけるようにしましょう。
さらに、文法問題が入試問題で多く出題される場合は、「全問ヒントつきでニガテでも解ける中学国語文法(学研)」のような文法の問題集を1冊解くとよいでしょう。
なお、時間に余裕のある人は、過去問を一年分解いてみると自分の弱点が分かるようになります。
ウ 英語
→英単語・英熟語を暗記し、英文法の内容を復習しよう
英語は、
・文法の復習
・2学期の予習をする
・英検3級(準2級)の問題集を解く
といったことを中心に行うようにしましょう。
英語の入試問題は国語と同様、文章問題が中心に出題されます。
ただ、文章問題が読める(解ける)ようになるには、英単語や英熟語の意味を知っている、文法を理解しているといったように基本的な知識が必要になってきます。
そのため、夏休みの時期には、英単語や英熟語の意味を覚えたり、文法の復習をするなどをして知識をつけるようにしましょう。
なお、おすすめの問題集は、
です。
これらの問題集を使って、英語の知識を身につけるようにしましょう。
また、長文読解やリスニング、英作文の対策をしたい人は、英検3級(準2級)の問題集もおすすめです。
英検は問題形式が高校入試と似ているため、英検の問題集を解くことで高校入試と英検の両方の対策をすることができます。
また、時間に余裕のある人は、2学期の内容を予習しておくといち早く高校入試の過去問などが解けるようになります。
特に2学期で習う文法(分詞や関係代名詞)は早めにやっておくことをおすすめします。
エ 数学
→今まで習った内容をしっかりと復習しよう
数学は基本的な問題の解き方を復習するようにしましょう。
高校入試の数学は基本的な問題と応用問題に分かれています。
そのため、まずは基本問題で確実に正解できる力をつけることが必要です。
また、復習をする順番としては、
②小学校の時に習った文章題・グラフ・図形
③中1~中3の1学期で習った計算
④中1~中3の1学期で習った文章題・グラフ・図形・確率
となります。
ただし、数学が得意な人は、上の①と②は飛ばしても構いません。
数学が苦手な人は、「小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる問題集(かんき出版)」や「やさしくまるごと中学数学(学研)」を、得意な人は「チャート式中学数学(数研出版)」などを使って、今まで習った内容を一通り復習するようにしましょう。
なお、時間に余裕のある人や高校入試で高得点を取りたい人は、「全国高校入試問題正解分野別過去問数学(旺文社)」を使うことで、今まで習った内容の入試問題を解くことができます。
オ 理科・社会
→忘れていた内容をしっかりと思い出していこう
中3の夏休みの高校入試対策の理科・社会の勉強法は基本的な内容を復習することです。
多くの人は夏休みから理科・社会の復習を本格的に行っていくと思います。
ですので、まずは今まで習った内容を確認をするようにしましょう。
理科は「一問一答で用語の暗記」・「基本問題の復習」を、社会は「一問一答で用語の暗記」・「教科書を読み返す(特に歴史)」をして、忘れていた内容を思い出すようにしましょう。