と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「2025年 共通テスト地学基礎完全攻略ガイド:出題傾向・対策法・おすすめ問題集」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
共通テスト地学基礎(2024)の平均点と問題形式、難易度は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!2025年 共通テスト地学基礎完全攻略ガイド:問題傾向とおすすめ問題集
ア 共通テスト地学基礎(2024)の平均点、難易度や出題範囲は?
→2023年に引き続き易しめの問題が多かった
下の表は2024年の共通テスト地学基礎の問題傾向や難易度についてです。
難易度 | 昨年並み |
配点 | (1)地球(20点) (2)大気と海洋(10点) (3)宇宙(10点) (4)自然環境と災害(10点) |
平均点 | 35.56点↑ |
このように、地学基礎は理科基礎科目の中で最も点数が取りやすい科目なので、非常におすすめ科目です。(平均点も高く最も満点を取ることができやすい科目です。)
ただし、地学基礎を教えている学校が少ないこと、参考書や問題集の数が少ないことがネックになってきます。
イ 前年度2024年の共通テスト地学基礎の過去問題の分析や解説は?
→全体的に解きやすい問題が多かった
第1問(地球・20点)
問1 知識問題です。解きやすい問題でした。
問2 計算問題です。地震発生時刻を12時とすると、緊急地震速報が出されたのが12時0分15秒、大阪市でS波が到着したのが12時0分50秒となります。
問3 正誤判別問題です。中学理科の知識があれば解ける問題でした。
問4 図の読み取り問題です。用語の意味を知っているかどうかが問われました。
問5 空欄補充問題です。ウは「光合成生物」からシアノバクテリア、エは「古生代後半にピークに達した」からシダ植物と分かります。
問6 正誤判別問題です。時期ごとの地球の様子について問われました。
第2問(大気と海洋・10点)
問1 図の読み取り問題です。台風は反時計回りに日本列島に近づいてきます。
問2 正誤判別問題です。一般常識で解ける問題でした。
問3 空欄補充問題です。潜熱および赤外線の意味が問われました。
第3問(宇宙・10点)
問1 空欄補充問題です。基本的な内容が問われました。
問2 知識問題です。恒星の誕生の流れについての知識が問われました。
問3 図の読み取り問題です。やや難易度が高めです。
第4問(自然環境と災害・10点)
問1 空欄補充問題です。いずれも解きやすい問題でした。
問2 図の読み取り問題です。aの正誤の判別がやや難しかったかもしれません。
問3 空欄補充問題です。S1ーS2は約2か月で1200kmですので、一か月あたりでは600kmとなります。
共通テスト地学基礎(2025)で9割取るための勉強法は?
ア 共通テストで高得点を取るためのおすすめ参考書や問題集は?
→「リードLightノート地学基礎+きめる!共通テスト地学基礎」がおすすめ
共通テストで高得点を取るためには、
②共通テストの問題形式に慣れる
が必要になってきます。
また、それらに対応した問題集や参考書は以下の通りとなります。
A 基礎固め
【問題集】
・「リードLightノート地学基礎(数研出版)」
→量がコンパクトにまとめられており、地学基礎の内容を短期間で終えることができます。
【参考書】
・「きめる!共通テスト地学基礎(学研)」
→地学基礎の内容を理解したい場合に使える参考書です。定期テスト対策用としても使えます。
B 共通テスト対策
・赤本、黒本などの過去問題集
→最初に共通テストの過去問を解いて問題傾向をつかむようにしましょう。ただし、2024年以前の問題(旧課程)は一部新課程の範囲外の内容がありますので、そこは解かなくてもOKです。
・学校で使っている共通テスト問題集
・「共通テスト地学基礎集中講義(旺文社)」
→各単元の前半は知識の確認ができ、後半は共通テストタイプの問題を解く構成となっています。
基本的には学校の問題集を軸に使っていき、それでは理解できない場合に参考書を買って理解したり、易しめの問題集を解くようにしましょう。
そうすることで、短い時間で仕上げることができます。
イ 高1・2~高3の1学期
→定期テストや模試を通じて基礎固めをしていきたい
A「リードLightノート地学基礎」を使って用語の暗記をする
地学基礎は暗記的要素が強い科目です。
そのため、いきなり問題に取り掛かる前に、用語をしっかりと暗記することをおすすめします。
、「リードLightノート地学基礎(数研出版)」は基礎レベルの問題が載っている問題集で、各単元の最初に穴埋め問題形式で用語が覚えられる構成になっています。
そのため、最初に用語を覚え、かつ内容をしっかりと理解してから、問題を解くようにしましょう。
また、「リードLigthノート地学基礎」と相性がいい参考書は、「きめる!共通テスト地学基礎(学研)」です。
この参考書は共通テストで出てくる地学基礎の内容が非常に分かりやすく書かれている参考書です。
そのため、問題を解いているときに分からないことがあれば、この参考書で調べて理解を深めるようにしましょう。
なお、できなかった問題は解説を読み、後日解き直しをするようにしてください。
全ての問題ができるようになれば、十分な力がついていきます。
ウ 高3の夏休み~共通テスト直前
→数多くの問題にあたって得点力をつけていこう
A まずは共通テストの過去問を解いてみる
セミナーやアクセス、リードαなどに出てくる基本問題ができるようになれば、共通テストの問題に対応できる力はついています。
そこで次にやるべきことは、共通テストの過去問を解くことになります。
「赤本(教学社)」や黒本などには共通テストの過去の問題が載っています。
ですので、過去数年分の問題を解き、
・自分の苦手分野
ことを把握するようにしましょう。
そして、その後は苦手な分野を中心に復習をすることで、効率よく勉強を進めることができます。
なお、2024年以前の問題(旧課程)は、今とは少し範囲が異なっています。
そのため、習っていない内容も出てきますが、そこは飛ばして解くようにしましょう。
B いつから過去問演習を始めるべきか?
赤本や黒本で共通テストの過去問を解き始める時期は、夏休み~秋くらいがおすすめです。
それは、この時期には全統共通テスト模試や駿台ベネッセ共通テスト模試などの共通テスト模試があるからです。
これらの模試に向けて事前に過去問を解くことで、今後の勉強の方針などをつかむことができます。
逆に言えば、夏休みに入るまでに過去問が解くことができるようにスケジュールを組んでいきましょう。
C 学校教材を使って共通テスト対策をする
高3になると、学校で共通テスト対策問題集が配布されます。
基本的にはその問題集を使って、授業が進められます。
ですので、まずは学校教材を使って共通テストタイプの問題を解くようにしましょう。
それは、学校の教材には、
・定期テストの範囲になるため
といったことがあるため、使わざるを得ないという面があるからです。
ただ、本屋さんに行くと、共通テスト用の問題集は数多くあります。
また、塾に通っている人は塾で使っているテキストもあるでしょう。
みなさんの中には学校の問題集ではなく、市販の問題集や塾のテキストを優先して使いたいという人がいるかもしれません。
ですが、十分な知識がないのに、多くの問題集をやっても効果があまりありません。
そうではなく、1冊の問題集を繰り返し解くことで、力がついていきます。
そのため、まずは学校の教材を完璧にするところから始めていきましょう。
なお、学校の教材を解く際は、最初からやるのではなく、苦手な分野から解いていくようにしましょう。
そうすることで、短期間で効果を上げることができます。
また、学校の問題集の問題がどうしても難しいと感じるときや、学校で地学基礎の授業がない場合などは、「共通テスト地学基礎集中講義(旺文社)」などの共通テスト対策問題集を使うのがおすすめです。
この問題集は、共通テストによく出る問題がコンパクトにまとめられており、短期間で仕上げることができます。
まずは、赤字で書かれている用語をしっかりと覚え、その後は問題演習にあたるようにしましょう。
また、できなかった問題は必ず解き直しをして、全ての問題ができるようになるまで繰り返し解くようにしてください。
D 直前期は予備校の予想問題集を解く
過去問を解いて、かつ自分の弱点分野の復習をしていけば安定した点数を取ることができます。(少なくとも35点以上は取れるはずです。)
そこまで来たら、最後の仕上げとして各予備校が出している共通テストの予想問題集を解くようにしましょう。
そして、予想問題集を解くことで+5~10点は点数が上がるようになります。(一方で点数が伸び悩んでいる人は復習を中心とした学習をするようにしましょう。)
また、各予備校が出している予想問題集の特徴としては、
②代ゼミ 難易度は教科によってバラツキがある。大きな書店でないと売っていない。
③駿台 難易度は難しめ。
④Z会 難易度はかなり難しい。大きな書店でないと売っていない。
となっています。
これらの問題集の中で特におすすめなのは河合塾です。
河合塾の「共通テスト総合問題集 地学基礎」は前年度の全統共通テスト模試(全4回)が載っており、全統共通テスト模試対策にもなります。
まずは河合塾の問題集から解き、時間に余裕のある人や難しめの問題を解きたい人は駿台の問題を解いていけばいいでしょう。(駿台の問題集はややレベルが上がります。)
また、共通テスト本番直前には「予想問題パック」も出ますので、力試しにこちらの問題集も解いてみてください。
さまざまな予備校が出している予想問題集を解くことで得点力は飛躍的にアップしますので、できるだけ多く解くようにしましょう。