と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「現代文完全攻略ガイド|高得点を狙うための読み方と解き方」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
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【大学入試】現代文の読み方や解き方のコツは?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!現代文の読み方や解き方のコツは?
ア 先に問題を読む
→まずは何について聞いているのかを確認する
国語の文章を読む前に、必ず問題を先に読むようにしましょう。
それは問題文を先に読むことで、「この傍線部の問題は指示語を聞いているんだな」、「この傍線部の問題は理由を聞いているんだな」といったことが分かり、メリハリをつけて読むことができるからです。
そうすることで、短い時間で文章の内容が分かるようになってきます。
ただし、先に読むのはあくまで問題文だけで、選択肢まで読まないようにしましょう。
そこまで読んでしまうと時間がなくなってしまいますので気をつけてください。
イ 1回目からじっくりと読まない
→1回目は全体像をつかみ、2回目で細部を読み取る
高校入試に出てくる文章は基本的に長くて、難しいです。
そのため、多くの人はそれを1回読んだだけで内容を理解することができません。
そのため、1回目はさらっと読んで、どんなことが書いてあるかだけをつかむだけでOKです。
そして、問題を解くときに、解答の根拠となる部分を再度じっくりと読むようにしましょう。
また基本的には、傍線部の近くに解答の根拠が載っていることが多いので、2回目は傍線部周辺をまず読んでいくことをおすすめします。
1回目はさらっと読み、2回目以降は解答の根拠が書いてありそうな部分をじっくりと読むというように読み方を変えていきましょう。
ウ 選択問題は選択肢同士を見比べる
→2択までしぼり、その後は選択肢同士を見比べよう
選択問題ではまず、2択まで絞る作業から始めましょう。
明らかに間違っている(正解の)選択肢を切り、残りの2つの選択肢まで絞って正解の選択肢を選ぶようにしましょう。
そうすることで、解く時間を短縮することができます。
また、だいたい残った選択肢というのは、1つが正解でもう1つは紛らわしい選択肢であることが多いです。
そのため、残った選択肢どうしを見比べたり、本文に戻って解答の根拠を探したり、明らかに間違っている部分はないかを見つけたりということをして、慎重に答えを選ぶようにしましょう。
なお、間違った選択肢の特徴としては、
・選択肢の一部だけ違っている
・文章中の言葉が使われている
といったことがあります。
例えば、本文中に「私はサッカーが好きだ」とあって、選択肢に、
イ 作者は1チーム11人で行う球技が好きだ
とあるとしたら、「サッカー」という言葉に目が行ってしまうと、「ア」の選択肢を選びがちです。(今回は本文・選択肢が簡単なので間違えないと思いますが。)
このように間違いの選択肢はだいたい、本文中の言葉を使ってひっかけるようにしているのです。
もちろん、正解は「イ」です。
「サッカー=11人で行う球技」と言い回しを変えることで、本当に文章を理解していないとできないようになっているのです。
正解の選択肢ほど内容が分かりにくいですので気を付けてください。
エ 問題形式ごとの解き方を知る
→問題ごとの解くテクニックを知ることで正答率は上がる
ここでは、国語の文章問題でよく出る問題パターンごとに解き方を紹介していきます。
A 接続語を問う問題
接続語(「しかし」・「つまり」など)を問う問題では、接続語の前後の文章を読み、2つの文がどのような関係にあるのかを確認するようにしましょう。
例えば、「僕はサッカーが好きだ。( A )、彼はサッカーが嫌いだ。」という文の場合、「サッカーが好き」と「サッカーが嫌い」と反対の内容が書かれていますので、(A)には「しかし」などの逆接の言葉が入ります。
また、「僕はスポーツが好きだ。( B )、サッカーやテニスが好きだ。」という文の場合、「スポーツ」の後に、好きなスポーツの例として「サッカー」や「テニス」が書かれているので、(B)には「たとえば」などの例示を示す言葉が入ります。
このように2つの文章の関係をおさえることで、どんな接続語が入るかが分かるようになります。
B 指示語を問う問題
指示語を問う問題では、基本的には指示語の前に答えがあります。
例えば、「僕は英語の勉強をたくさんする必要がある。なぜなら、いつかそれを話せるようになりたいからだ。」という文で「それ」が何を指すかというと、前にある「英語」になります。
また、答えを見つけたあとは、指示語に当てはめて文が成り立つかどうかを確認しましょう。
そこで不自然でなければ正解である可能性が高くなります。
C 傍線部説明問題の解き方
「傍線部説明問題」とは、「~とはどういうことか?」といった問題のことを指します。
つまり、この問題は傍線部の内容を分かりやすく言い換えなさいという問題なのです。
そして、このタイプの問題は、まず傍線部(線で引かれている部分)自体がどのような意味なのかを考えるようにしましょう。
そして、その後に傍線部の前後をよく読むようにして下さい。
そうすることで、どうやって書けばいいかが分かるようになります。
D 内容一致問題
本文の内容に一致している選択肢を選ぶ問題です。
基本的には本文の順番通りに選択肢が並んでいることが多いですが、そうではない場合もありますので気を付けてください。
また、正解の選択肢を選ぶ際には勘で選ぶのではなく、本文のどの部分が解答の根拠になるのかを必ず探し出して答えるようにしましょう。
E 記述問題
記述問題は解くのに時間がかかりますが、配点も高いためなかなか捨てることができない問題です。
みなさんの中には、「書くのが面倒くさい」・「解くのに時間がかかりそう」という思いから、記述問題を解かない人がいます。
ただ、記述問題を解かないと国語の点数が伸び悩んでしまうため、必ず記述問題の練習をするようにしましょう。
また、記述問題を解く際に気を付けるべきことは、
②問題に対する答えになっているかどうかを確認する
③指定語数の8割以上は書く
④漢字のミスがないようにする
といったことです。
特に気を付けてほしいのは、上の②「問題に対する答えになっているかどうかを確認する」です。
例えば、「あなたの好きな教科は何ですか?【問題】」と聞いているのに、「今日は晴れです【答え】」と答えてしまうといったように、問いに対する答えになっていない場合は、いくら文章を書いていても点数には結び付きません。
ですので、「この問題は何を聞いているのか?」ということを意識しながら答えを書くようにしましょう。