と思っている高校生のみなさん!
今回は「竹取物語の品詞分解と現代語訳で定期テストの高得点を狙う」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
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「竹取物語」の内容は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!定期テスト古文のおすすめ勉強法は?
竹取物語とは、作者不詳の物語で、現存する最古の物語です。
光る竹の中から見つけられた小さな女の子が、お爺さんとお婆さんに育てられ、美しく大人になるも月の世界へ還らなくてはならないという話で有名です。
詳しい文章の構成としては、
・五人の貴公子の求婚と失敗
・帝の求婚とかぐや姫の昇天
の3部構成となっています。
また、竹取物語は文学史的には、
・主人公及び主人公の両親を紹介
・主人公の恋愛を語っていく
という、物語の基本スタイルを築き上げた作品であるとされています。
「竹取物語」の品詞分解・現代語訳は?
ここでは高校の古文の教科書によく出てくる「竹取物語」の作品のあらすじ・原文・品詞分解・現代語訳についてみていきます。(教科書ガイドには品詞分解・現代語訳・あらすじなどが詳しく書かれていますのでこちらもおすすめです。)
*教科書は高校によって違いますので、今学校で使っている教科書のガイドを買うようにしてください。
なお、古文の定期テストで高得点を取るには、
・古典文法をマスターする
・下で紹介する解説サイトや教科書ガイドなどで話のあらすじをつかむ
といったことをしていくことが必要になってきます。
ア 蓬莱の玉の枝
→竹の中にいた女の子を老夫婦が育て上げた
竹取物語は、「今は昔、竹取の翁といふ者有りけり。」という文から始まります。
おじいさん(さぬきのみやつこ)はいつものように野や山に入り込んで竹を取っていました。
すると、その中に根元が光っている竹を見つけます。
中を覗いてみると、小さな女の子が座っていました。
おじいさんはかぐや姫を家に連れて帰り、おばあさんと二人で大切に育てました。
その時からおじいさんは山に入ると黄金入りの竹を見つけるようになり、それを打って大金持ちになりました。
また、かぐや姫もすくすくと育ち、わずか三か月ほどで立派な美しい女性に成長しました。
すると、かぐや姫が美しいという噂を聞いた若い男たちが、一目見たいということでおじいさんの家に来るようになりました。
「なよたけのかぐや姫」の品詞分解・現代語訳 | 「なよたけのかぐや姫」のYouTube解説動画 |
イ 火鼠の皮衣
→求婚者たちはあの手この手で宝物を手に入れようとする
かぐや姫と結婚をしたいと思っている男たちは、かぐや姫のいる邸にこまめに訪れて歌を送ります。
しかし、かぐや姫は彼らを全く相手にしません。
ただ、来る日も来る日も男たちは来るので、おじいさんの説得もあり、かぐや姫は彼ら5人に結婚をするための条件を出します。
それは外国にあるという、とても珍しい宝物を持って来いというものです。
そしてその中の一人(大臣)は中国にある火鼠の皮衣を探してこいと言われました。
その後、大臣は何とか衣を手に入れ、それをおじいさんのところに持ってきます。
火鼠の皮衣は火に焼いても燃えないというものでした。
そのため、本物かどうかを確かめるために、今からこの衣を火に焼いてみようということになりました。
そうすると、その衣はあっという間に燃えてしまったのです。
大臣が本物だと思っていた衣は実は偽物だったのでした。
「火鼠の皮衣」の品詞分解・現代語訳 | 「火鼠の皮衣」のYouTube解説動画 |
ウ 帝の求婚
→帝が強引にかぐや姫を連れ出そうとするも失敗に終わる
5人の若い男性がかぐや姫との結婚条件を満たすために、外国にある宝物を探すものの、ことごとく失敗してしまいます。
その話の後に、いよいよ帝が登場します。
帝はかぐや姫が美しいという噂を聞き、何としても会いたいと思うようになります。
最初は使者を送りますが門前払いされてしまいます。
次におじいさんを宮中に呼んで、「お前に位をやるからかぐや姫を差し出せ」といいますが、これも失敗に終わります。
そこで帝はおじいさんの家の近くで狩りをするふりをして、そのついでにかぐや姫の姿を見ようとします。
帝はうまく邸に入り、そこでかぐや姫を見つけます。
そしてかぐや姫を宮中に連れていこうとすると、かぐや姫は人間の姿から発光体に変わってしまいます。
そのやりとりからかぐや姫が人間でないと悟った帝はあきらめて宮中に帰ることにしました。
「帝の求婚」の品詞分解・現代語訳 | 「帝の求婚」のYouTube解説動画 |
エ かぐや姫の昇天
→天人の圧倒的な力を前に人間たちはなすすべがなかった
かぐや姫はある時、おじいさんとおばあさんに自分の秘密を打ち明けます。
それは、「自分は月の都の者で、とある事情でこの人間界にやってきた。しかし、もうすぐ月の都に帰らないといけない時期に来ている」というものでした。
おじいさんやおばあさんはそれを聞いて泣きじゃくります。
また帝もこれを聞いて、かぐや姫が月に行かないように軍隊を派遣しました。
しかし、月の世界の者(天人)と人間とでは力の差がありすぎます。
天人が現れると、軍隊の人たちはあっという間に力を失い、また扉も次々に開いて、かぐや姫が見つかってしまいます。
かぐや姫はここでお別れという覚悟があったのか、手紙や薬を残して、地球から去っていきました。
「天の羽衣(かぐや姫の昇天)の品詞分解・現代語訳」 | 「天の羽衣(かぐや姫の昇天)のYoutube解説動画」 |
オ 富士の煙
→竹取物語のラストシーン。富士山の名前の由来が書かれている。
かぐや姫が連れ去られてしまい、おじいさんとおばあさんは悲しみにふけます。
また、かぐや姫から手紙と不死の薬をもらった帝は、薬の壺に手紙を添えて富士山の頂上に持っていきます。
それらを燃やして竹取物語の話は終わります。
また、たくさんの兵士が富士山に登ったことから、「富士の山(士に富む山)」と名付けられたとされています。
「富士の煙」の品詞分解・現代語訳 | 「富士の煙」のYouTube解説動画 |
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