2025年静岡文化芸術大学国語入試攻略法：問題傾向と最適な勉強法で合格を目指す

と思っている高校生や浪人生のみなさん！

今回は「2025年静岡文化芸術大学国語入試攻略法：問題傾向と最適な勉強法で合格を目指す」についてみていきますよ。

✓内容

✓対象となる人

✓記事を書いた人　

静岡文化芸術大学の配点、試験科目、合格最低点は？

【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す！2025年静岡文化芸術大学国語入試の問題傾向や難易度は？

河合塾の「Kei‐Net大学検索システム」では、

などを確認することができます。

静岡文化芸術大学の場合は共通テストと二次試験の配点がおよそ2:1で、共通テスト重視の入試形態をとっています。

そのため、共通テストの出来が合否を左右する入試といえます。

また、静岡文化芸術大学の各学部の過去2年間の倍率は「大学受験パスナビ」で確認することができます。

年度によって倍率が大きく変動する学部・学科もありますので、参考程度に見るようにしましょう。

なお、各学部の合格最低点は同じく「大学受験パスナビ」（上のものとは別のページ）で知ることができます。

静岡文化芸術大学国語（2022）の難易度、問題形式、解答時間は？

静岡文化芸術大学の国語は現代文のみの出題で評論が2問出ます。（解答時間は80分です）

そして、よく出るジャンルとしては、文化・芸術・歴史・社会といったものが多いです。

また文章量は多く、かつ記述量も多いため、難易度はかなり高めです。

そのため、普段から文章の内容を要約する習慣をつけていくと力がついていきます。

静岡文化芸術大学国語（2022）の過去問分析は？

ア　2022年静岡文化芸術大学国語（第1問・現代文）

→文章が長くかつ記述量が多かった

第1問は「食べることの哲学」がテーマの現代文（評論）でした。

文章量は長く、傍線部の内容を問う問題が中心です。

また、先に問題文を読んでから本文を読むようにすると、より効率的に読み進めることができます。

問1は漢字の読み書きの問題です。

ただし、③の「煩く」は若干読みにくい問題でした。

問2は「食べることにかんする根源性のもつ薄暗さに対して最終解決をもたらす」とはどういうことかを答える問題です。

ここでのポイントは、

となります。

このように傍線部の文章の内容を言い換えたり、付け加えたりして答えていくようにしましょう。

問3は、「それゆえこれは、人間のこの世界における特権性を「理念」であれ、極限にまで引き延ばすものである」はどういうことかを答える問題です。

ここでのポイントは、

となります。

問4は「資本主義の身体に固有な問題性がそこには確かに現れている」はどういうことかを答える問題です。

ここでのポイントは、

となります。

このようにまずは傍線部自体の意味を書き直すところから始めましょう。

イ　2022年静岡文化芸術大学国語（第2問・現代文）

→問題は2問だが記述量は多い

第2問は「聖地巡礼－世界遺産からアニメの舞台まで」がテーマの現代文（評論）でした。

問1は「世界に一人でもその場所を聖なる場所だと信じる人がいれば、そこは聖地になるのか」という問いかけに筆者はどう答えているかを具体例を踏まえて答える問題です。

ここでのポイントは、

となります。

問2はひとつの聖地がある類型から別の類型に変化した事例を答える問題です。

本文の内容を踏まえて事例を一つ考える必要があります。

比較的書きやすいのが個人的聖地→イベント型聖地でしょう。

ここは時間をかけて書くようにしましょう。

ア　高３の１学期まで

→古文・漢文の基礎固めを中心にやろう

高３の１学期は古文・漢文の基礎固めを中心に行いましょう。

それは古文単語や古典文法、漢文句法の知識がないと文章問題を解いてもなかなか点数が伸びるようにはならないからです。

夏休みから読解の練習ができるように計画的に勉強を進めていきましょう。

①現代文

・語彙力のアップ：「現代文キーワード読解」

・現代文の読み方を学ぶ：「ゼロから覚醒はじめよう現代文」

＊時間に余裕があれば、「入試漢字マスター1800+」などで漢字の読み書きの勉強をするようにしましょう。

②古文

・古文単語の暗記：「読んで見て覚える重要古文単語315」

・古典文法の復習：「富井の古典文法をはじめからていねいに」、「基礎からのジャンプアップノート古典文法」を解く

・古文常識の復習：「源氏でわかる古典常識」を読む

③漢文

・漢文句法の暗記：「漢文ヤマのヤマ頻出重要句法66」、「基礎からのジャンプアップノート漢文句法」を解く

イ　夏休み

→基本的な問題集を使って読解のしかたを学ぼう

夏休みからは本格的に文章読解の練習をしていきます。

いきなり入試レベルの問題を解くのではなく、最初は基本的なレベルのものからやっていくといいでしょう。

①現代文

・基本レベルの問題集を解く：「入試現代文へのアクセス基本編」

②古文

・古文読解の勉強をする：「富井の古文読解をはじめからていねいに」、「古文上達基礎編読解と演習45」を解く

③漢文

・漢文の問題に慣れる：「漢文道場基礎編」を解く

ウ　秋～入試直前

→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう

秋以降は問題演習がメインとなります。

まずは共通テストの過去問を解き、共通テスト模試に備えていきます。

その後は応用レベルの問題集を解いたり、記述対策の問題集を解いたりして実践力をつけていきましょう。

＊「上級現代文」には要約問題もありますので、そこもぜひやっていくようにしましょう。

②古文・漢文

・共通テスト対策問題集を解く