と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「現代文完全攻略|高得点を狙うための勉強法と戦略」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
✓記事を書いた人
【高1・2】現代文のおすすめ勉強法は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!現代文の勉強法、おすすめ参考書や問題集は?
ア 定期テストの勉強をしっかりとやる
→テスト勉強を通じて漢字や語句を覚えるようにしよう
大学受験において現代文の勉強は、
②語句の意味の暗記
③現代文でよく出るテーマのあらすじを理解
④現代文読解の問題集を解く
⑤共通テスト対策をする
⑥二次試験・私立入試対策をする
とやるべきことがたくさんあります。
そして、高1・2のうちは定期テストの勉強をメインに行うようにしましょう。
そうすることで、
・語句の意味をマスターする
・評論文でよく出るテーマについて理解できる
といった状態になります。
近年では、共通テストの難易度が格段に上がっています。
そのために、高3になってから受験勉強を始めるのではなく、高1・2のうちにある程度基礎固めを終わらせておく必要があります。
ですので、定期テストの勉強を通じて、漢字や語句はしっかりと覚えるようにしましょう。
そうすることで、現代文の理解度はグッと上がっていきます。
イ 漢字の勉強をする
→漢字は意味まで覚えるようにしよう
A 漢字は読み書き+意味までしっかりと覚えるようにしよう
大学入試の現代文の勉強でまずやるべきことは漢字です。
そして、漢字の勉強は、
②漢字の書き
③漢字の意味を覚える
④四字熟語や慣用句などを覚える
といったことが中心になります。
これらをやることで、漢字の問題で点数が取れることはもちろんのこと、文章を読むときに内容が理解できるようになります。
そのため、「基礎からのジャンプアップノート 漢字2500 書き取り・読み方ドリル(旺文社)」などの問題集を使って、漢字の読み書きや意味をしっかりと覚えるようにしましょう。
B 漢字がスラスラ覚えられる方法は?
漢字がスラスラと書けるようになるには、
②覚えていない漢字をノートに書いて覚える
③次の日に覚えているかどうかを確認する
といった流れでやっていくのがおすすめです。
そして、覚えていない漢字を覚えるには、ノートに漢字を書いて覚える必要があります。
ただ、その際に何となく書いているだけだと頭の中に入りません。
漢字を覚えるときに大切なのは、「覚えよう」という気持ちを持って漢字を書くことです。
そして、私がおすすめする漢字の覚え方は、最初の2回は見て書き、3回目は何も見ずに書くことです。
例えば、「献身(けんしん)」という漢字が書けなかったとします。
その際に最初の2回は問題集を見ながら、「献身、献身」と書き、最後の3回目は何も見ずに「献身」という漢字が書けるかどうかを確かめていきます。
こうすることで、最初に漢字を2回書く中で「きちんと覚えよう」という意識が高まり、集中して漢字を覚えることができるのでおすすめです。
このやり方で一通り間違えた漢字を書く練習をし、それが終わったら最後に間違えた漢字だけ書けるかどうかをもう1回チェックします。(そこで全ての漢字が書けるようになればOKです。)
ウ 重要キーワードの意味を覚える
→言葉の意味を知ることで文章の内容が分かりやすくなる
現代文の文章は、時に聞きなれない語句が出てくることがあります。
例えば、
・新聞やニュース番組などのメディアはイデオロギーには公平であり慎重にならなければならない。
・今日の上司の話は、パラドクスのようで理解できなかった。
といった文章の場合、赤字で書かれている語句の意味が分からないと文自体の意味も分からなくなってしまいます。
そのため、現代文(特に評論)でよく出るキーワードの意味を覚えることが大切になってきます。
そして、これらのキーワードを覚えるのにおすすめの問題集が、「ゆる語訳現代文単語(学研)」です。
この問題集は、それぞれのキーワードについてイラストで描かれているため、言葉の意味がイメージしやすくなっています。
また、「ゆる語訳」といって、その言葉のニュアンスを端的に表した言葉が載っています。
このように、「ゆる語訳現代文単語」はキーワードの意味が覚えやすい工夫がされているため、非常におすすめの参考書です。
また、現代文では、科学技術、現代、言語といったテーマがよく出ます。
そして、これらのテーマは話の展開が決まっているため、そのあらすじを知っておくだけでも文章の意味をつかむことができるようになります。
そのため、「大学入試現代文のコア(かんき出版)」のような参考書を読んで、語句やテーマの理解を深めるようにしましょう。
そして、漢字や語句の勉強を終えることで、国語の知識がつき、文章の理解度がグッと上がっていきます。
エ 小論文の模範解答を暗唱する
→書く力がつけば国語の成績は上がる
現代文が苦手な人は、作文や小論文が書くのが苦手な人が多いです。
それは、文章を読む力と書く力は相関関係にあるため、しっかりとした文章が書く力がないと文章を論理的に読むことができないからです。
そのため、国語が苦手な人は、作文や小論文を書く練習をすることをおすすめします。
ただ、作文を書くのが苦手な人に「さあ作文を書いてみよう。」といっても、多くの人は拒否反応を起こすはずです。
そこで、おすすめなのが、「学校推薦型選抜・総合型選抜 だれでも上手に書ける 小論文合格ノート(KADOKAWA)」などの小論文の問題集に出てくる模範解答を暗唱することです。
小論文の模範解答には、
・論理展開がしっかりしているため、暗唱することで文章の構造が分かるようになる
といった特徴があります。
また、小論文は世の中のさまざまなことについて論じるため、模範解答を覚えることで政治・経済の知識もつきます。
そして、慣れないうちは文章を覚えるのに時間がかかります。
しかし、数をこなしていくうちに一つの文章を覚えるのにかかる時間は少なくなっていきます。
それは、文章を覚えていく中で、文章の構造が自然とつかめるようになってくるからです。
そして、ある程度模範解答を覚えたら、今度は実際に文章を書くようにしましょう。(できれば周りの人に添削をしてもらうことがベスト。)
そうすることで、より文章の構造が分かるようになり、点数が伸びていきます。
【高3】現代文のおすすめ勉強法は?
ア 現代文の解き方を学ぶ
→正しい読み方や解き方を最初に学んでいこう
漢字や語句の知識をつけたら、ここからは本格的に現代文の対策に入っていきます。
ただし、現代文は正しい読み方を知らないといつまでたってもできるようにはなりません。
そこで、「宗のたった4時間で現代文(学研)」などの参考書を使って、現代文の問題の解き方を身につけるようにしましょう。
この本の特徴としては、
・短い時間で現代文の読み方や解き方が学べる
・別冊の「現代文どこでもミニブック」で現代文の解き方や重要キーワードの意味を覚えることができる
といったものがあります。
そのため、現代文の問題集を解く前に、「宗のたった4時間で現代文」を読むことで現代文の正しい読み方や解き方が身に付きます。
短い時間で一通り終わるので、ぜひ早い時期に取り組むようにしましょう。
イ 基本レベルの問題集を解く
→解説が詳しい問題集を選ぶようにしよう
「宗のたった4時間で現代文」で現代文の解き方を学んだら、大学入試向けの現代文の問題集を解いていきます。
そして、最初に解くべきおすすめの問題集は、「入試現代文へのアクセス 基本編(河合出版)」です。
「入試現代文へのアクセス」シリーズは、基本編・発展編・完成編の3つに分かれています。
そして、基本編は、
・設問の解説が非常に詳しい
・記述問題では採点基準が詳しく書かれている
といった特徴があり、非常におすすめの問題集です。
まずは、自力で解き、その後は解説などをしっかりと読んで理解を深めるようにしましょう。
そして、その後に問題の解き方を声に出して一つ一つ自分に説明するセルフレクチャーをします。
これをすることで、どこまで理解しているかが分かるようになるため、おすすめの勉強法になります。
また、「新・現代文レベル別問題集(東進ブックス)」もおすすめです。
こちらの問題集は、
・解き方の思考回路について詳しく書かれている
・「入試現代文へのアクセス」より出版年度が新しいため、文章の鮮度がよい
といった特徴があります。
どちらの問題集も解説が詳しく、定番の問題集ですので、使いやすい方で問題を解くようにしましょう。
ウ 共通テストの過去問を解く
→早い時期に共通テストの問題が解けるようにしたい
「入試現代文へのアクセス(基本編)」などで現代文の問題演習をした後は、共通テストの過去問や予想問題集を解くようにしましょう。
ただし、初めは時間無制限で解くようにしてください。
そうすることで、現状どれくらいの力があるのかを把握することができます。
そして、ここである程度の点数が取れていれば、順調に勉強が進んでいるといえます。
一方で、思ったような点数が取れていない場合は、力が足りていない可能性があります。
そのため、過去問を解いてできなかった分野についてはしっかりと復習するようにしましょう。
そして、過去問演習と復習を交互に行い、徐々に点数が上がっていくようにして下さい。
また、共通テスト現代文の読み方や解き方を知りたい場合は、「きめる共通テスト現代文(学研)」などの参考書を読むことをおすすめします。
エ 「上級現代文Ⅰ」で記述問題の解き方を学ぶ
→どう書けばいいかをしっかりと学ぶようにしよう
二次試験の現代文は、
・記述問題がある
といった特徴があります。
そのため、できるだけ多くの問題集を解いて現代文の文章に慣れるようにしましょう。
そして、応用レベルの問題集としておすすめの問題集は、「入試精選問題集 現代文(河合出版)」です。
この問題集は、私大から国公立までさまざまなパターンの問題形式が揃っている問題集です。
また、少しずつ難易度が上がっていくタイプの問題集であるため、無理なく取り組むことができます。
一方で、国公立大を受験する場合は記述問題が中心となります。
そして記述対策ができるおすすめの問題集は、「上級現代文Ⅰ(桐原書店)」です。
この本は現代文の記述問題が中心であるため、問題の難易度はかなり高めです。
そのため、現代文がある程度仕上がっている人が使うべき問題集です。
特には難関国公立大学を目指す人が、二次試験の過去問を解く前に使うといいでしょう。
そして、これらの問題集が終わったら仕上げに過去問や「●●大の国語」などを解くようにしましょう。
また過去問が終わって、まだ時間に余裕がある場合は、「全国大学入試問題正解国語(旺文社)」を解き、いろいろな大学の問題を解くようにしましょう。
この問題集は、東大や京大などの旧帝大や早慶上智、MARCH、関関同立などの入試問題が載っている問題集です。
そのため、赤本などが全て終わった人で、さらに別の大学の入試問題を解きたい人におすすめの問題集と言えます。