と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「大同大学の化学(2023)の傾向と過去問分析、難易度、おすすめ勉強法は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
大同大入試過去問分析・教科別勉強法
①大同大英語 | ②大同大理系数学 | ③大同大物理 | ④大同大化学 |
⑤大同大推薦入試対策 |
大同大学の化学の配点、試験範囲、難易度は?
大同大学は工学部・情報学部の2学部があります。
そして試験科目及び配点は、
M方式(Ⅰ型) | 数学(150点)+英語・理科(物理か化学)+国語から2科目(各100点) |
M方式(Ⅱ型) | 英語+数学ⅠA+国語(計350点) |
前期A方式(Ⅰ型) | 数学(150点)+英語・理科(物理か化学)+国語から2科目(各100点) |
前期A方式(Ⅱ型) | 英語+数学ⅠA+国語+化学から3科目(計350点) |
となっています。(Ⅱ型は建築Ⅱ型、情報デザインⅡ型、総合情報Ⅱ型)
大同大学の化学(2022)の過去問分析は?
大同大学の化学はM方式は大問が2問(選択式)、前期Ⅰ・Ⅱ型は大問5問(選択式)が出題されています。(試験時間が60分です。)
また、入試の特徴としては、
②計算問題に重点に置かれている
③基本~標準レベルの問題が中心
となっています。
そのため、リードLightノート化学や化学基礎問題精講で解法暗記をしたら、できるだけ多くの過去問を解いていくといいでしょう。
そうすることによって思考力が身に付き、大同大の問題に対応できるようになります。
大同大学化学(2022)の過去問分析は?
なお、下で解説している問題はM方式(2022)の問題となっています。
ア 2022年大同大学化学(第1問・小問集合)
→化学全般の問題が満遍なく出題された
第1問は小問集合形式の問題です。
理論化学、無機化学、有機化学と化学全般の内容が問われていますので、どの分野も満遍なく復習をするようにしましょう。
(1) C(炭素数)が5以上になると沸点が20℃以上になります。
(4) 酸素分子の総電子数は16です。
1の塩化水素は18、4のメタノールも18です。
(5) 塩化銅を電気分解すると陽極から塩素が発生し、陰極から銅が析出します。
(7) 鉄・ニッケル・アルミニウムは不動態の性質をもちます。
(9) Pb2+は硫化水素が酸性・塩基性の状態でも沈殿が生じます。
一方でFe2+は塩基性の状態でのみ沈殿します。
(10) 炭酸ナトリウムは炭酸(弱酸)+水酸化ナトリウム(強塩基)からできている塩であるため、水溶液は塩基性を示します。
(11) 選択肢1~5の分子式でそれぞれ構造式を書いて確認していきましょう。
(12) 選択肢1~5のそれぞれの単量体の分子量を考え、それに重合度をかけて計算していきましょう。
イ 2022年大同大学化学(第2問・有機化学、理論化学)
→構造決定の問題は確実にできるようにしたい
第2問は理論化学+有機化学の分野から出題されました。
全て計算問題ですが、難しいものはありませんでした。
(1) 中和滴定の問題です。モル濃度×体積×価数で求まります。
(2) (1)から酢酸ナトリウムの物質量は2.7×10のマイナス3乗になります。
(3・4) 問題文よりの酸素原子の質量百分率は27.6%となります。
(5・6) ドライアイスの分子量は44gですので、物質量は0.25molとなります。
(7・8) 電流×時間(秒)で電気量が求まり、それを96,500で割ると電子の物質量が出ます。
(9・10) エタノールの分子量は46で、46÷65.7×0.7で物質量は約1.0molとなります。
また、C6H12O6→2C2H5OH+2CO2からグルコースの量を求めることができます。
大同大学化学の入試対策、おすすめ参考書は?
大同大学化学の入試対策の基本的な流れとしては以下の通りです。
ア 高3の1学期まで
→今まで習った内容の復習+定期テストの勉強をしていこう
高3の1学期から本格的に化学の受験勉強を始めていきます。(高1・2の間は定期テストの勉強だけでOKです。)
とはいえ、現役生の場合は無機化学や有機化学など習っていない単元もあります。
そのため、1学期の間は、
・定期テストの勉強を兼ねて無機化学や有機化学の内容をマスターする
といったことをやっていくようにして下さい。
また、1学期の間にやってほしい内容は以下の通りです。
また具体的な勉強方法は、
②基本的なレベルの問題集を解く:「リードLightノート化学」や「セミナー化学・アクセス化学」で基本問題をマスターする
などになります。
化学は基本問題の解き方を完璧に理解していないと応用問題を解くことができません。
そのため、一学期のうちは「リードLightノート化学」などを使って、典型問題を完璧にできるようにしましょう。
そうすることで夏休み以降に「化学基礎問題精講」などの難しい問題に取り組むことができます。
イ 夏休み
→解く問題のレベルを上げていこう
夏休みからは解く問題のレベルを上げていきます。
高3の夏休みにやってほしいことは、
・基礎からのジャンプアップノート無機・有機化学暗記ドリルで用語などを暗記する
です。
リードLightノート化学などで一通り化学の復習をした後は入試レベルの問題を解いていきます。
そしておすすめの問題集は、
・化学基礎問題精講(やや難しめの問題に挑戦したい人)
です。
できれば両方やった方がいいですが、時間に余裕がない場合はどちらか1冊を仕上げるようにしましょう。
また、これらの問題集と並行して1学期で習った無機・有機化学の復習もしてください。
無機・有機の分野は用語や化学反応式、イオンの色などを覚えないことにはなかなか問題が解けるようにはなりません。
そのため、「基礎からのジャンプアップノート無機・有機化学暗記ドリル」などの問題集を使って、しっかりとそれらを暗記することから始めましょう。
夏休みには、河合塾の全統共通テスト模試や全統記述模試などの模試などがあります。
ですので、そこに向けて基本的な内容を完璧に仕上げるようにしてください。
ウ 秋~入試直前
→できるだけ多くの問題を解いて実践力をつけていこう
秋以降は問題演習がメインとなります。
ここでやってほしいことは、「化学入門・基礎問題精講」のマスター(苦手な人はリードLightノートでも可)です。
化学の場合は、下手にいろいろな問題に手を出すよりも一冊の問題集を繰り返し解く方が効果が出ます。
そのため、いたずらに難しい問題集をやるのではなく、基礎問やリードLightノート化学を繰り返し解くようにしましょう。
そして最後の仕上げに過去問演習に入ります。
まずは大同大学の問題を解き、それが終わったら他の大学の過去問を解くといいでしょう。
問題をたくさん解くことで実践力が身についていきます。
大同大学一般入試合格個別指導コースについて
当塾では大同大学を一般入試で受験予定の高校3年生を対象とした「私立大学・短大入試対策個別指導コース」がございます。
*現在高1・2年生の方は「高1・高2定期テスト・大学入試対策個別指導コース」から始まり、高3時に「私立大学・短大入試対策個別指導コース」に切り替わるようになります。
このコースの対象となる人は、
・推薦入試での大同大学受験も視野に入れている人
です。
そして、当塾の指導プランとしては
②高3 英語・数学・理科などの入試対策及び過去問演習
となっております。(当塾では英語・数学を優先して指導し、それらが合格レベルに達した後で理科などの指導をいたします。)
大同大学に合格したい方、受験を考えている方に合った指導をさせていきます。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00