と思っている高校生・浪人生のみなさん!
今回は「共通テスト6~9割で受かる大学は?合格ラインの大学別一覧」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【共通テスト】6・7・8・9割で受かる大学は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!共通テストの目標点を決めるためのポイント
ア 主な学部の共通テストボーダー
ここで紹介するデータは、河合塾の「国公立大学入試難易予想ランキング表」を元にしています。
なお、前期のみ載せています。
A 法学部
・90%以上
なし
・80~89%
東大、京大、一橋大、筑波大
・70~79%
東京都立大、東北大、金沢大、名古屋大、神戸大、北海道大、大阪公立大、九州大、広島大、千葉大
・60~69%
岡山大、茨城大、静岡大、熊本大、信州大、北九州市立大、岩手大、高崎経済大、新潟大、三重大、島根大、香川大、愛媛大、岐阜大、山梨大、佐賀大
法学部の場合、
・7割以上:旧帝大+TOCKY
・6割以上:地方国公立大
という感じになります。
B 工学部
・90%以上
なし
・80~89%
東大、京大、大阪大、筑波大、東京工業大、名古屋大、九州大、横浜国立大
・70~79%
東北大、お茶の水女子大、神戸大、東京都立大、大阪公立大、北海道大、金沢大、名古屋工業大、千葉大、横浜市立大、京都工芸繊維大、電気通信大、東京農工大、広島大、埼玉大、名古屋市立大
・60~69%
東京海洋大、九州工業大、信州大、奈良女子大、三重大、岡山大、会津大、富山大、岐阜大、愛知県立大、熊本大、山梨大、高知工科大、宇都宮大、東京海洋大、豊橋技術科学大、富山県立大、和歌山大、公立千歳科学大、群馬大、愛媛大、新潟大、福井大、兵庫県立大、徳島大
工学部の場合、
・7割以上:旧帝大+準難関国公立大
・6割以上:地方国公立大
という感じになります。
C 医学部
・90%以上
東大、東京医科歯科大、京大
・85~89%
神戸大、千葉大、名古屋大、大阪公立大、九州大、東北大、横浜市立大、奈良県立医科大、北海道大、千葉大
・82~83%
筑波大、岡山大、広島大、山形大、金沢大、名古屋市立大、京都府立医科大、熊本大、新潟大、滋賀医科大、鹿児島大
・81~80%
札幌医科大、秋田大、信州大、福井大、岐阜大、浜松医科大、三重大、滋賀医科大、和歌山県立医科大、鳥取大、徳島大、香川大、佐賀大、長崎大、宮崎大、旭川医科大、弘前大、福島県立医科大、群馬大、富山大、島根大、山口大、愛媛大、高知大、大分大、琉球大
医学部の場合、
・8割後半以上:旧帝大+準難関国公立大
・8割前半以上:地方国公立大
という感じになります。
他の学部よりもボーダーラインは10%程度上になるとみておいたほうがいいでしょう。
なお、他の学部や大学のボーダーラインは、
旺文社:「共通テスト得点率一覧」
河合塾:「入試難易予想ランキング表」
などで調べることができます。
共通テストの目標点の決め方は?
ア まずは共通テストの平均点を知ろう
→英語、社会などは比較的点数が取りやすい
まずは2024年の共通テストの主な科目の平均点から見ていきます。
②数学 数学ⅠA51.38点、数学ⅡB57.74点
③国語 116.50点
④地歴公民 日本史B56.27点・世界史B60.28点・地理B65.74点・現代社会55.94点・倫理政経61.26点
⑤理科 化学基礎27.31点・生物基礎31.57点・物理62.97点・化学54.77点・生物54.82点
今回の結果および2017年~2023年のセンター試験や共通テストの各教科の平均点を考慮すると、
②年度によって難易度が大きく変わる科目 国語・数学ⅠA・化学基礎・生物基礎
③点が取りにくい科目 数学ⅡB・化学・生物
となります。
イ 自分の得意・苦手科目にも左右される
→得意科目は高めに、苦手科目は低めに目標点数を設定しよう
また、受験生の皆さんはそれぞれ得意科目、苦手科目があると思います。
例えば、文系の生徒で英語・国語・社会が得意で、理科・数学が苦手な場合は得意科目(英語・国語・社会)の目標点数を高めに設定し、苦手科目(理科・数学)の点数を低めにするといったことをしていく必要があります。
このように共通テストの目標点数は、テストの難易度と得意・不得意科目などを考慮して考えていくとよいでしょう。
ウ 共通テストのおすすめの点数配分①(文系)
→英語・社会・理科基礎は高めに設定
英語R・L | 数学ⅠA | 数学ⅡBC | 国語 | 日本史 | 公共+政経 | 化学基礎 | 生物基礎 | 情報 | 合計 |
125 | 50 | 55 | 115 | 70 | 60 | 35 | 35 | 55 | 600 |
145 | 60 | 65 | 135 | 80 | 70 | 40 | 40 | 65 | 700 |
165 | 70 | 75 | 155 | 85 | 80 | 45 | 45 | 75 | 800 |
上から6割(600点)、7割(700点)、8割(800点)の目標点としたときの点数配分です。(英語はリーディング:リスニングを1:1としています。)
文系の場合は、英語・社会・理科基礎で高めの点数設定にしています。
一方で点数が読めない、国語(特に現代文)や難易度の高い数学ⅡBCは少し低めにしています。
得意な教科を増やしつつ、どの教科も満遍なく取れるようにすることが大切になってきます。
エ 共通テストのおすすめの点数配分②(理系)
→英語・数学・理科は高めに設定
英語R・L | 数学ⅠA | 数学ⅡBC | 国語 | 地理探究 | 物理 | 化学 | 情報 | 合計 |
115 | 65 | 65 | 115 | 55 | 65 | 65 | 55 | 600 |
135 | 75 | 75 | 135 | 65 | 75 | 75 | 65 | 700 |
155 | 85 | 85 | 155 | 75 | 85 | 85 | 75 | 800 |
185 | 90 | 95 | 175 | 85 | 95 | 90 | 85 | 900 |
上から6割(600点)、7割(700点)、8割(800点)、9割(900点)の目標点としたときの点数配分です。(英語はリーディング:リスニングを1:1としています。)
理系の場合は、英語・数学・理科で高めの点数設定にしています。
一方で手が回りにくい国語や地理探究は低めの点数設定にしています。
理系の場合、二次試験の科目が「英語+数学+理科」であることが多いため、共通テストでまずは高得点が取れるようにする必要があります。(ただし化学と生物は難化傾向にあるので、そこは注意しましょう。)
オ 共通テストで目標点に到達するための勉強法は?
→基礎固め+共通テスト対策が黄金ルート
共通テストで自分の決めた目標点に到達するためには、
・センター試験や共通テストの過去問を解く
・各予備校から出ている共通テスト予想問題集を解く
・共通テスト模試(全統共通テスト模試・駿台ベネッセ共通テスト模試等)の復習をする
・直前期に予想問題パックを解く
といったことが必要です。
最初に基礎固めをして、そこからは数多くの問題を解いて共通テストの問題形式に慣れるようにしましょう。