と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「世界史年号を簡単に覚える方法とおすすめ問題集」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【大学入試】世界史の年号暗記ができるおすすめ参考書・問題集は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!世界史年号を簡単に覚える方法とおすすめ問題集
ア 世界史で年号を覚える意味は?
→歴史の流れを把握するには年号を暗記するしかない
世界史は日本史以上に年号を覚えることが大事になってきます。
その最大の理由が、世界史は数多くの国や地域がバラバラで出てくることにあります。
例えば、
・ウェストファリア条約 1648年
・航海法 1651年
ですが、これらは年号を覚えていないと、時期が近い出来事であるということがつかみづらいです。
また、世界史の問題では並び替え問題が出題されることもあります。
そのときに年号を覚えているとスムーズに解くことができます。
そのため、世界史の一問一答が終わったころに年号の暗記を始めるようにしましょう。
イ 世界史の年号暗記のおすすめ問題集の選び方は?
→語呂合わせと重要度の表示がある問題集がおすすめ
世界史の年号暗記ができる問題集はいろいろあります。
その中でおすすめの問題集の選び方としては、
・年号ごとに重要度が表示されている
・入試によく出る年号が漏れなく載っている
になります。
実は年号と出来事には因果関係はありません。
例えば、1884年にベルリン会議が行われていますが、この「1884」という数字と「ベルリン会議」という用語には何のつながりもありません。
そのため、普通に覚えていたのでは年号暗記は非常に大変なものとなります。
ただ、ここで語呂合わせを使って覚えることで、いくぶんスムーズに覚えることができます。
これは先ほどのベルリン会議なら、
という感じで覚えることができます。
このように語呂合わせがあると年号が覚えやすくなりますので、語呂合わせが書かれている問題集を選ぶようにしましょう。
ウ 世界史の年号暗記ができる問題集は「元祖世界史の年代暗記法」がおすすめ
→用語の説明も詳しく書かれていて使いやすい
世界史の年号暗記用のおすすめの問題集というと、
・高校 マンガとゴロで100%丸暗記 世界史年代(受験研究社)
・超効率! 世界史年代サーキットトレーニング(かんき出版)
などがあります。
そのなかで特におすすめなのが、「元祖世界史の年代暗記法(旺文社)」です。
この本は大学入試で必要な年号が漏れなく載っています。
また、
・重要度が表示されていてメリハリをつけて暗記をすることができる
・右ページに出来事に関する説明が詳しく載っている
といった工夫がされており、非常に使いやすい問題集といえます。
まずは、★★(入試最頻出の必須年代)の年号から覚えていき、その後必要に応じて★と無印のものも覚えていくといいでしょう。
【大学入試】世界史の年号の覚え方、暗記方法は?
ア 重要度の高い年号から覚える
→入試に出やすい部分から覚えていこう!
年号の問題集を見ると重要度の表示がされているものがあります。
例えば、先ほど紹介した「元祖世界史の年代暗記法」という問題集で例を挙げると、
・入試に出る重要年代:★
・ここで差がつく重要年代:無印
といったように3段階の重要度に分かれています。
そして、真っ先にやるのは★★(最重要)レベルのものです。
ここは、共通テストや二次試験などで出る可能性が非常に高いので最優先で覚えるようにしましょう。
そして、それが終わったら★や無印のものに取り組むようにして下さい。
そうすることで効率よく勉強を進めることができます。
イ 年号と用語を何度も読む
→何度か声に出して読むことで頭の中に知識が残るようになる
年号暗記は覚えにくいため、いきなり暗記から始めようとすると時間がかかってしまいます。
また、仮に覚えたとしてもすぐに忘れてしまうため、みなさんの中には暗記をするのが苦痛になってくる人もいるかもしれません。
そこで、暗記を始める前にやってほしいことがあります。
それは年号と用語を何度も読むことです。
あらかじめ年号と用語を続けて読むことで、頭の中に知識として残ることになります。
例えば、金印勅書の発布は1356年に起きましたが、これを、
「1356年金印勅書の発布、1356年金印勅書の発布・・・」という感じで年号と用語をまとめて読むようにしましょう。
これを5日間毎日朝晩2回ずつやるようにしてください。
また、覚えるペースとしては1週間で50~100個分がおすすめです。
そして、具体的な学習スケジュールとしては、日曜日から1週間かけて覚える場合は以下のようになります。
・月 朝晩各2回ずつ50~100個分の年号と用語を声に出して読む
・火 朝晩各2回ずつ50~100個分の年号と用語を声に出して読む
・水 朝晩各2回ずつ50~100個分の年号と用語を声に出して読む
・木 朝晩各2回ずつ50~100個分の年号と用語を声に出して読む
・金 暗記
・土 最終チェック
という感じでやります。
最初の5日間は音読に徹し、6日目(金曜日)に暗記をします。
ただ、いきなり暗記するのに比べると、日~木の間で20回文章を読んでいますので圧倒的に覚えやすくなります。
そして、最後の7日目(土曜日)に最終チェックをします。
こうやって覚えると忘れにくくなるため、ぜひこのやり方で覚えてみてください。
また、このやり方でも覚えにくい場合は語呂合わせを使って覚えていくといいでしょう。