と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「2025年 共通テスト英語リスニング完全攻略ガイド:出題傾向・対策法・おすすめ問題集」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
共通テスト英語リスニング(2024)の平均点と配点、難易度は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!2025年 共通テスト英語リスニング完全攻略ガイド:問題傾向とおすすめ問題集
ア 共通テスト英語リスニング(2024)の平均点、難易度や出題範囲は?
→昨年よりやや易化した
下の表は2024年の共通テスト英語リスニングの問題傾向や難易度についてです。
難易度 | やや易化 |
配点 | (1)短い発話の内容に合う英文・イラストを選ぶ(25点) (2)短い発話の内容に合うイラストを選ぶ(16点) (3)短い対話の内容について質問に対する答えを選ぶ(18点) (4)やや長めの発話の内容に沿って情報を整理する問題など(12点) (5)社会的話題に関する講義を聞き質問に対する答えを選ぶ(15点) (6)2人の会話を聞いて質問に対する答えを選ぶ問題など(14点) |
平均点 | 67.24点↑ |
2024年の共通テスト英語リスニングは昨年に比べると若干易しくなりました。
共通テストも4年が経ち、問題形式が固まって来たため、今後の受験生は対策がしやすくなります。
そうなると、今後は難易度が上がる可能性があるので、気を抜かずにしっかりと勉強をするようにしましょう。
共通テスト英語リスニング(2025)の対策はいつから始めるべきか?
ア 共通テストの対策はいつから始めるべきか?
→高1から始めるようにしよう
「共通テストの勉強は高3の11(12)月からで大丈夫だ」という意見があります。
しかし、これは半分正解で半分間違っています。
この意見を正確に言うとすると、「(共通テスト模試で合格ラインに載っている人は)共通テストの勉強は高3の11(12)月からで大丈夫だ」です。
つまり、基礎力があり、かつ共通テスト模試でもある程度点数が取れる人は直前期からの対策だけでいいのです。
逆に基礎力がない人や共通テスト模試で結果が出せていない人はもっと早い時期から始める必要があります。
その点を間違えないようにしましょう。
イ 共通テスト英語リスニングの時期別勉強法は?
→リスニングが聞き取れる土台作りから始めていこう
リスニングができるようになるには、
・英語の音に慣れる
・リスニングの問題集を解く
・共通テストやセンター試験の過去問を解く
といったことをやる必要があります。
そのため、まずは英単語や英熟語の暗記、英文法の復習から始め、その後はリスニングの問題集をやっていくといいでしょう。
また、高1・2の間に英検にチャレンジすることをおすすめします。
それは、英検ではどの級もリスニングの問題があるため、英検の勉強をすることがそのままリスニング対策にもつながるからです。
特に2級や準1級を取得すると大学受験において優遇されることもあるため、英検の勉強をすることは非常におすすめです。
共通テスト英語リスニング(2025)で9割取るためのおすすめ参考書・問題集は?
ア ディクテーションの練習
→正しい音を聞き取れるようにディクテーションの練習をしよう
A 高山のここからはじめる英語リスニングドリル
リスニングの力を高める練習の一つとして、「ディクテーション」という練習方法があります。
ディクテーションとは、「聞いた英語を一語一句書き取るトレーニング」のことです。
英語の音が聞き取れない原因の一つとして、英語の正しい音が分かっていないということがあります。
そのため、ディクテーションをすることで聞き取りにくい音が何があるかわかるようになり、それがリスニングの強化につながっていきます。
リスニング力のない人がいきなり共通テストの過去問をやっても効果は薄いですので、まずはリスニング力そのものを高める練習から行うようにしましょう。
そして、ディクテーションの練習ができるおすすめの問題集は、「高山のここからはじめる英語リスニングドリル(学研)」です。
この本は、ディクテーションに特化した問題集で、
・解説が詳しくどうやって聞き取ればいいかが細かく書かれている
・音の出し方についても詳しく書かれている
といったおすすめポイントがあります。
最初は問題のレベルが易しいですが、少しずつ難しくなっていきますので、聞き取れるようになるまで繰り返し聞くようにしましょう。
B 共通テスト英語リスニング満点のコツ
「高山のここからはじめる英語リスニングドリル」で基本的なリスニング力をつけたら、ここからは本格的に共通テスト対策に入っていきます。
おすすめの教材は、「共通テスト英語リスニング満点のコツ(教学社)」です。
この本は教学社から出版している英語リスニングの問題集で、共通テスト対策の基礎固めとして使える教材です。
「共通テスト英語リスニング満点のコツ」は、
・リスニング満点を取るためのコツが載っている
・ディクテーション(読み上げられる外国語を書き取る練習)を重視
・本番で使われた音源を使用
といった工夫がされており、この本をやり込むことで、リスニングの力が高まります。
各UNITの最初にディクテーションの練習ができるので、リスニングが苦手な人にもおすすめです。
また、使用時期は高3の春~夏に使いましょう。
リスニングは継続して練習しないとできるようにはならないため、毎日少しでもいいのでリスニング問題を解くようにして下さい。
なお、学習ペースは1週間でUNIT2~4回分の問題をやっていくようにしましょう。
また、聴き取れなかった文章はスクリプト(英文)を見ながら音声を聞く+音読をすると効果的です。
イ 共通テスト対策ができる問題集を解く
→リスニングを聞き取るテクニックを学ぼう
多くの受験生は全ての音を聞き取るのは難しいはずです。
そのため、「どうやって音を聞き取ればいいのか?」や「どうやったら正しい選択肢を選ぶことができるのか?」といったテクニックを知る必要があります。
そこでおすすめの問題集は、「1カ月で攻略!共通テスト英語リスニング(アルク)」です。
この本は、
・発音記号や音の脱落や連結などについて詳しく書かれている
・問題の解説にも聞き取りにくい音の解説がされている
といった工夫がされており、この本をやり込むことで、リスニングの力が高まります。
また、使用時期は高3の夏~秋に使いましょう。
なお、学習ペースとしては1週間でUNIT4~5回分の問題をやっていくのがおすすめです。
問題を解き、聞き取れなかった音や文章はどのように聞こえるかを必ず確認するようにして下さい。
これをやらないといつまでたってもできるようにはなりません。
ウ 過去問を解く
→できるだけ多くの問題を解いていこう
共通テスト英語リスニングの過去問は、
の順で解くようにして下さい。
まずは上の①~②までを解いていき、時間に余裕があれば、③や④を解いていくとよいでしょう。(特にZ会や駿台は難易度がが高めですので、高得点を取りたい人以外は無理してやる必要はありません。)
そして間違えた問題や聞き取れなかった問題は本文を見ながら再度音声を聞き、音の構造を確認するようにしましょう。
ただ、リスニングの場合は、現代文と同じようにやればやるほどできる科目でもありません。
そのため、ある程度の所で点数が頭打ちになったら、他の教科の勉強に切り替えていくといいでしょう。