と思っている高校1・2年生のみなさん!
今回は「難関大学を目指す高1必見!今から始める受験勉強のコツ」についてみていきますよ。
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国公立大学に合格したければ高1・2のうちから受験勉強を始めよう!
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!難関大学を目指す高1必見!今から始める受験勉強のコツ
ア 高1・2年生から大学受験の勉強を始めなければいけない理由は?
→高校入試に比べ、大学入試は範囲が広く圧倒的に難しいから
高校入試(公立高校の場合)では多くの人は中3の夏休みから受験勉強を始めていたと思います。
しかし、大学入試はもっと早く始めないと間に合いません。
その理由は、
・受験科目が多い
・それぞれの科目の範囲が広く、かつ難しい
・中高一貫の生徒や浪人生など早い時期に勉強が完成している人と戦う必要がある
からです。
そのため、大学入試に向けた勉強は高1・2の時期から始めるようにしましょう。
また、早い時期に自分の行きたい大学や学部、将来なりたい職業なども決めることをおすすめします。
そうすることで、勉強のモチベーションが高まり、日ごろからコツコツと勉強をすることができます。
ただし、行きたい大学などが決まっていない場合には、今通っている高校の進学実績を見て、多くの人が入学している大学を仮の第一希望の大学として考えるといいでしょう。
何か一つの目標がないと毎日ダラダラと暮らして終わってしまいますので、そうならないためにも今後の目標を決めるようにして下さい。
イ 共通テストや二次試験ではどのような科目がでるのか?
→共通テストは8科目、二次試験は2~4科目出題される
多くの人は1月中旬に共通テスト(国公立大学受験者は必須)、2月上旬に私立大学の入試、2月下旬に国公立大学の入試があります。
そして、それぞれのテストの範囲は、
文系 | 理系 | |
共通テスト | 英語・数学・国語・情報 理科基礎2科目 社会2科目 | 英語・数学・国語・情報 理科2科目 社会1科目 |
私立入試 | 英語・国語・地歴(数学) | 英語・数学・理科 |
国公立大学二次試験 | 英語・国語・地歴(数学) | 英語・数学・理科 |
となっており、非常に範囲が広いです。
また、共通テストは短い時間で解く力や思考力が、二次試験では記述力が主に求められますので、共通テスト対策と二次試験対策を別に行う必要があります。
そして、中高一貫の生徒や浪人生は入試の1年前にはある程度完成していますので、現役生の人は急ピッチで勉強をしないと彼らに追いつくことはできないまま終わってしまいます。
ウ 大学受験の勉強と部活動をどうやって両立させるか?
→「部活動で忙しいから勉強できない」はただの言い訳
高校生は学校での勉強と部活動で忙しい日々を送っています。
どちらも大切なことですが両立するのは容易なことではありません。
高校生が勉強と部活動を両立するためのおすすめの方法は以下の通りです。
①スケジュールを立てる
高校生が勉強と部活動を両立するためには、まずスケジュールを立てることが大切です。
スケジュールを立てることで、どの時間に何をするかを明確にすることができます。
また、スケジュールを守ることで、自分の時間を有効に使うことができます。
②効果的な勉強方法を取り入れる
勉強の時間を有効に使うためには、効果的な勉強方法を取り入れることが大切です。
例えば、勉強中はスマートフォンを使わない、解く問題を絞って復習をする、難しい問題集は使わずに易しめの問題集で基礎を固めるなど、自分に合った勉強方法を見つけることが大切です。
③睡眠をしっかりとる
勉強や部活動で忙しくなると、ついつい睡眠時間を削ってしまいがちです。
しかし、睡眠不足は健康に悪影響を与えるだけでなく、勉強や部活動の効率も下げてしまいます。
しっかりと睡眠をとることで、健康を維持しながら勉強や部活動を両立することができます。
高1から始める大学入試の学習スケジュールは?
ア 定期テストの勉強
→定期テストの勉強を通じて受験勉強の土台を固めよう
高1・2のときに取り組むべき勉強の内容の一つ目は、定期テストの勉強です。
高校の定期テストは年5回(5・6・10・11・2月)あります。
また、定期テストでは、英語なら英単語や英文法、数学なら教科書レベルの典型問題といったように、一般的にはその教科の基本レベルな内容が出題されます。
そのため、定期テストの勉強を通じて、共通テストや大学入試に向けた基礎固めをすることができます。
また、定期テストの勉強をしっかりとやることで学習の習慣なども身に付きます。
ですので、まずは定期テストで高得点が取れるように全力で取り組むようにしましょう。
イ 模試の対策
→模試に向けて苦手な単元を克服できるようにしよう
高1・2のときに取り組むべき勉強の内容の二つ目は、模試の対策です。
高校生は定期テスト以外にも年に何回か模試を受験します。
一般的な高校生が受験するのは、
・全統模試(河合塾が主催)
の2つです。
特に進研模試は年3回(7月・11月・1月)実施で、
*理科、社会は高2の11月模試より実施
・範囲:今まで習った内容の全て
・難易度:文章が難しくかつ記述問題が多い
*全国および県内、校内の平均点と偏差値や単元別の定着度が出る
といった特徴があります。
そして、模試でいい点数を取るには、苦手な内容を克服することが必要になってきます。
例えば、数学で「二次関数」が苦手だとすると、そこを復習して解けるようになれば、数学の点数が上がるようになります。
一方で、復習をしないといつまでたってもできるようにはならないため、模試の結果を見て苦手な単元は早急に復習をするようにしましょう。
ウ 英検の勉強
→高2の終わりまでに2級に合格できるレベルにもっていこう!
高1・2のときに取り組むべき勉強の内容の三つ目は、英検の勉強です。
共通テストでは、
・国語(現代文、古文、漢文)
・数学ⅠA・ⅡBC
・理科基礎および物理・化学・生物
・日本史、世界史、地理、公民系科目
・情報
といったように、膨大な量の内容が問われます。
そして、これらの勉強を高3になってから始めていたのでは到底間に合いません。
これらの教科の中で最優先で仕上げるべき科目は英語です。
それは、
・英語はできるようになるまで時間がかかる
・英語は一度できるようになれば力が落ちにくい
といったことがあるからです。
そのため、まずは英語の勉強に力を入れるようにしましょう。
また、英語の勉強をするうえでおすすめなのが、英検の勉強をすることです。
それは、
・英検と共通テストの問題傾向が似ている
・試験を受けることで入試への予行演習になる
・一定以上の級を持っていると、大学によっては英語の点数が100点満点になるなどの優遇措置がある
といったことがあるからです。
そのため、定期テストの勉強や模試の対策と並行して英検の勉強をするようにしましょう。
また、目標としては高2の終わりまでに2級(できれば準1級)に合格ができると、相当の英語力がついて受験勉強が楽になってきます。
エ 幅広い教養を身につける
→教養があると問題が解きやすくなる
高1・2のときに取り組むべき勉強の内容の四つ目は、幅広い教養を身につけることです。
受験生になると受験勉強に追われ、なかなか他のことに時間をかけることができなくなってしまいます。
しかし、高1・2であればまだ時間に余裕があります。
そこで、その時間を使って幅広い教養を身につけるようにしましょう。
例えば、本や新聞を読む、英字新聞を読む、小論文の本を読むことで今世の中で何が起こっているかを知ることができます。
また、現代文や英語、公共や政治経済、面接や小論文では幅広い一般教養の知識があると断然解きやすくなってきます。
ですので、教養があると、必然的に国語や英語、公民にかける時間が少なくてよくなるのです。
そのため、時間のあるこの時期に本や新聞などを積極的に読むようにしましょう。
【高1・2】大学受験の勉強に必要な学習時間は?
高1・2が大学受験に向けて勉強をする場合、毎日どのくらい勉強すればいいのでしょうか?
A 平日の学習スケジュール
部活動がある人は帰宅時間が7時近くになります。
そのため、平日は学校の宿題を含めて3時間は勉強時間を確保したいところです。
先に学校の宿題を終わらせ、その後は、
・英単語の暗記や英文法の復習、数学の解法暗記をする
・英検の勉強をする
といったことをやっていくといいでしょう。
B 休日の学習スケジュール
土日の場合は、5~6時間を目安に勉強をしましょう。
おすすめはここで学校の予習や定期テスト課題などを一気にやってしまうことです。
そうすることで平日に自分の勉強に充てることができます。
また、土日は1週間に勉強した内容の復習をしていくといいでしょう。
例えば、1週間で英単語を500語、数学の問題を30問分の勉強をしたとすると、土日でそれらが身についたかどうかを確認するのです。
そしで覚えていなかった部分はしっかりと復習するようにしましょう。
こまめに復習をすることで、知識として定着するようになります。
C 夏休みや冬休みの学習スケジュール
夏休みや冬休みでは、学校があるときに比べて時間に余裕があります。
勉強時間は土日と同じく最低5~6時間はやるようにしましょう。
長期休暇のときも継続的に学習をすることで、英語や数学の力がいっそうつくようになります。
また、長期休暇中にやってほしいことは、
・英単語の暗記や英文法の復習、数学の解法暗記をする
・英検の勉強をする
です。
ここでどれだけ勉強するかで受験生になったときに大きな差がつきますので、ダラダラとした生活をしないようにしていきましょう。
また、夏休みの時期には各大学でオープンキャンパスがありますので、積極的に参加し、大学の雰囲気や授業内容をつかむようにしましょう。
【高1・2】難関大学に合格するための英語・数学の勉強法は?
ア 英語
→英単語・英熟語・英文法をマスターするようにしよう
共通テストや大学入試の英語は、長文読解やリスニング、英作文などが中心に出題されます。
しかし、これらの単元ができるようになるには、英単語や英熟語、英文法をよく知る必要があります。
そこで、高1・2のうちにやるべきことは、
・英文法、英語構文の復習
・多読(英語の文章をたくさん読む)
・英検の勉強
です。
まずやるべきことは、英単語と英熟語の暗記です。
単語や熟語の意味を知らないと文章が読めないため、一日100単語をペースに覚えるようにしましょう。
また、一回やっただけでは全てを覚えられませんので、最低3回は暗記をするようにしてください。
次に英文法と英語構文の復習もしましょう。
文法や構文の勉強をする際には、
②問題を解くときには、「なぜその答えになるのか?」を説明できるようにする
といったことをやっていくようにして下さい。
不十分な理解の状態で次に行ってもなかなかできるようにはなりません。
その後は、「英検2級 文で覚える単熟語 (旺文社)」や「速読英熟語(Z会)」などの英単語・英熟語帳などを使って、一つでも多くの英文を読むようにしましょう。
たくさん文章を読むことで英文の論理展開などが感覚的に分かるようになり、英文を読むスピードが上がっていきます。
イ 数学
→チャート式の例題を完璧にマスターしよう
数学の場合は、高2の終わりまでに数学ⅠA・ⅡBCの内容をマスターすることが目標になってきます。
ただし、チャート式のような参考書は全ての問題をやろうとすると時間がかかりすぎてしまうので、例題のみでOKです。
また、目指す大学によって使うべき参考書は変わってきます。
というのが一つの目安になってきますが、数学が苦手な場合は易しめのレベルからやった方がいいでしょう。
加えて理系の場合は数学Ⅲもあります。
数Ⅲの解法暗記は高3の1学期中には終えるようにしましょう。