と思っている高校生のみなさん!
今回は「【看護系大学・専門学校】面接でよく聞かれる質問(志望理由・自己PR)と回答例は?」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓結論
✓記事を書いた人
【看護系大学・専門学校】面接で問われることと合否の判定基準は?
ア 看護系大学・専門学校で面接を行う目的は?
→話す内容や熱意について総合的に問われる
看護系学校の入試では、面接が重要なポイントの一つとして行われます。
では、なぜ看護系学校の入試で面接が必要なのでしょうか?
①看護師の役割を理解しているかどうかをみるため
看護師は、患者さんやその家族とのコミュニケーションが重要な職業です。
そのため、面接では、看護師の役割を理解しているかどうかが評価されます。
また、看護師に求められる資質や能力を持っているかどうかもチェックされます。
②個性や人格を評価するため
看護師には、思いやりや同情心、忍耐力、責任感などの資質が求められます。
面接では、そのような個性や人格が評価されます。これは、看護師としての素質を持っているかどうかを判断するためです。
③コミュニケーション能力を見極めるため
看護師には、患者さんやその家族とのコミュニケーションが求められます。
面接では、コミュニケーション能力がどれくらいあるかを見極めるため、質問をされることがあります。
④協調性があるかどうかをみるため
看護師は、医師や薬剤師、理学療法士などと協力して、患者さんの治療にあたります。
そのため、面接では、協調性がどれくらいあるかが評価されることがあります。
⑤緊張状態でのコミュニケーション能力を見るため
看護師には、緊張した状況でも冷静に対応し、患者さんやその家族とのコミュニケーションを取る能力が求められます。
面接では、緊張状態でのコミュニケーション能力を見るため、模擬面接などが行われることがあります。
以上のような理由から、看護系学校の入試では、面接が必要とされています。
面接で評価されるポイントを把握し、事前にしっかりと準備することが合格への近道となります。
イ 看護系大学・専門学校の面接で評価されるポイントは?
→面接で評価されるポイントを事前に知っておこう
面接官は、以下のようなポイントを評価します。
①志望動機
看護師を目指す理由や、入学後の目標や将来のキャリアプランについて説明できるかどうかが評価されます。
②コミュニケーション能力
患者さんやその家族とのコミュニケーションが非常に重要な役割を持つ看護師にとって、面接でのコミュニケーション能力は重要なポイントとなります。
③臨床経験
病院や介護施設でのボランティア活動などでの臨床現場での経験や、看護師の役割についての理解があるかどうかが評価されます。
④自己PR
自分自身をアピールすることができ、看護師に必要な資質や能力を持っていることが評価されます。
自己PRは、面接前にしっかりと自己分析を行い、自分の強みや弱みを把握しておくことが大切です。
⑤個性や人格
看護師には、患者さんに対する思いやりや、同情心、忍耐力、責任感などの資質が求められます。
面接では、そのような個性や人格が評価されます。
以上のようなポイントが合否判定の基準となります。
ただし、大学や専門学校ごとに評価するポイントは異なるため、事前に学校の入学案内やウェブサイトを確認することが重要です。
【看護系大学・専門学校】面接の定番質問の回答例は?

看護系大学・短大・専門学校を受験する場合は、
・志望理由書の作成及び面接対策
・小論文の対策
が必要になってきます。
特に直前期は共通テストや二次試験、筆記試験などの対策で忙しくなるため、夏休みなど時間のあるときから面接や志望理由書、小論文などの対策をするようにしましょう。
そして看護系の学校を志望する場合、問われる質問のタイプは、「一般的な質問」と「看護師に関する質問」の2つに分かれます。
最初にどの学部・学校でも問われやすい質問から見ていきます。
・志望動機、理由
・自己PR
・入学後にしたいこと、目標は
・将来の進路と希望
・高校生活の思い出
・あなたの出身高校はどのような学校だったか?
・オープンキャンパスに参加したか?
・なぜ他大学ではなく本学か?
・本学部のアドミッションポリシーは何か?
・高校生活で特に頑張った活動は何か?
・受けたい授業はあるか?
・趣味や特技
・長所と短所
・得意な科目と苦手な科目
・休日の過ごし方、最近読んだ本は?
・尊敬する人物は?
・好きな言葉とその理由
・最近気になったニュースは?
【看護系大学・専門学校】面接でよく聞かれる定番の質問と回答例は?
ア 看護師になりたい理由は?
→最も聞かれやすい質問。自分の答えが明確に言えるようにしよう!
A「看護師になりたい理由」の質問の考え方は?
この質問は学校側が一番重視している内容です。
看護師は人の命を預かる仕事であるため、責任感を持って業務を行う人でなければいけません。
そのために、学校側は受験者が本当に看護師としての責務を果たすことができるかどうかを見たいためにこの質問をするのです。
なお、看護師になりたい理由としての切り口は、
・親や兄弟姉妹、親戚が看護師である
・テレビや小説などを見て看護師に憧れた
・看護体験を通じて看護師になりたいと思った
といったものがあります。
これらを元に自分の言葉でかつ熱意をもって話すことができるようにしましょう。
B「看護師になりたい理由」のおすすめの回答例は?
例1 誰かを助けたい
私は、人の役に立ちたいという思いが強いです。そのため、看護師になることで、患者さんの体調を改善し、元気になってもらうお手伝いができると思います。誰かを助けることができる喜びを感じながら、やりがいのある仕事をしたいと思っています。
例2 医療の現場で働きたい
医療の現場は、日々進化している分野の一つです。患者さんに直接触れ、病気や怪我の治療をすることができる看護師の仕事に興味を持っています。また、医療の現場で働くことで、人と接する機会が多くなり、自分自身の成長にも繋がると考えています。
例3 社会貢献をしたい
看護師は、患者さんの健康を守り、命を支える大切な役割を担っています。そのため、社会に貢献できるというやりがいがあると思います。自分自身がやりたいことをやりながら、社会に貢献することができる、そんな素敵な仕事だと思います。
イ 理想の看護師像
→将来の職業について現時点でどこまで考えているかが問われる
A「理想の看護師像」の質問の考え方は?
「将来どんな看護師になりたいか?」という質問も定番な質問です。
この質問の意図は、自分自身が抱く理想の看護師像について問われています。
この質問に明確に答えることができれば、普段から看護師について考えている生徒、つまり、将来の仕事について前向きに考えている生徒という評価になります。
そのため、「将来どのような看護師になりたいのか?」ということを普段から考えておくようにしましょう。
なお、「理想の看護師像」の切り口としては、
・患者さんに寄り添った対応ができる看護師になりたい
・常に笑顔でいられる看護師になりたい
といったものがあります。
こういったものを元に、自分なりの味付けをして具体的に答えられるようにしましょう。
B「理想の看護師像」のおすすめの回答例は?
例1 優しくて明るい
理想の看護師像としては、優しくて明るい人がいいと思います。患者さんとのコミュニケーションを大切にし、笑顔で接することができる看護師は、患者さんの心を和らげ、リラックスさせることができると思います。そんな看護師がいたら、安心して治療を受けることができると思います。
例2 聞き上手で細やかな気配りができる
理想の看護師像としては、聞き上手で細やかな気配りができる人がいいと思います。患者さんの話をじっくり聞き、その人に合ったケアを提供することができる看護師は、患者さんに寄り添ったサポートをすることができます。また、状況に応じて適切なアドバイスをすることで、患者さんの不安を取り除くことができます。
例3 知識が豊富で技術力が高い
理想の看護師像としては、知識が豊富で技術力が高い人がいいと思います。医療の現場は日々進化している分野の一つであり、看護師には常に最新の知識と技術を身につける必要があります。知識が豊富で技術力が高い看護師は、患者さんの状態を正確に把握し、適切な処置を提供することができます。その結果、患者さんの早期回復や予防に繋がることが期待できます。
ウ 看護体験をしたことはあるか?
→面接時に備えて体験して感じたことをメモしておこう!
A「過去の看護体験」の質問の考え方は?
看護体験をしたかどうかで看護系学校に本当に入りたいかどうかということが評価されますので、できるだけ看護体験には参加するようにしましょう。
しかし、ただ参加して、「楽しかった」「大変だった」だけではいけません。
そうではなく、看護体験を通じてみなさんはどう思ったのか、学校の雰囲気はどうだったか、体験で学んだ内容は何だったのかということを面接で具体的に話せる必要があります。
そのため、看護体験があった日の夜に、どんなことを学んだのかをメモするようにしましょう。
そうすることでしばらくして面接で話す内容を考える際にも、看護体験の内容をすぐに思い出すことができます。
B「過去の看護体験」のおすすめの回答例は?
①病院での訪問看護
高齢の祖父が足の怪我で病院に入院していました。その際に、病院から訪問看護師さんが祖父の自宅を訪ね、薬の管理や傷の処置などをしてくれました。訪問看護師さんは、優しくて丁寧に祖父に接してくれ、祖父もそのおかげで安心して治療を受けることができました。
②学校でのシミュレーション実習
学校の授業で看護師の仕事を体験する機会がありました。シミュレーション実習で、体調が悪くなった人を見つけ、その人を診察し、適切な処置を施すことができました。実際に看護師の仕事を体験することで、看護師の大変さややりがいを知ることができました。
③病院でのインターンシップ
病院でのインターンシップに参加し、看護師さんたちが日々どのような業務を行っているのかを見学しました。病院内を案内してもらい、患者さんの体調をチェックするための検査や、投薬や点滴などの業務を見学しました。その中で、看護師さんたちが患者さんに寄り添って接する姿に感動し、看護師になりたいと思うようになりました。
エ 専門的知識の理解を問う質問
→「臓器移植」「ターミナル・ケア」など医学用語について問われることもある
看護系学校の面接では、「臓器移植についてどう思うか?」「ターミナル・ケアについてあなたの考えを言ってください」といったような医学系の知識について問われることがあります。
そのため、よく出るテーマに関しては、「定義+背景+問題点+対策」まではきちんと言えるようにしましょう。
・ターミナルケア
・インフォームド・コンセント
・ガン告知
・PTSD
・チーム医療
・出生前診断
【看護系大学・専門学校】面接対策をする上でのポイントは?
ア【看護系大学・専門学校】面接をする前に準備すべきことは?
→どれだけ学校の内容を把握し、かつ自己分析をするかが大事
看護系学校の入試面接で合格するためには、面接前にしっかりと準備をしておくことが大切です。
以下に、面接前に準備することを詳しく解説します。
①学校や学科について調べる
入試を受ける学校や学科について事前に調べ、その特徴や理念を把握しておきましょう。
その学校が何を求めているのか、どのような看護師を育成したいのかを知ることで、面接でのアピールポイントを見つけやすくなります。
②自己分析をする
自分の強みや弱み、これまでの経験や資格、将来の目標などを整理し、自己分析を行いましょう。
自分自身を客観的に見つめることで、面接官から質問されたときに自信を持って答えることができます。
③看護師に必要な資質を理解する
看護師に必要な資質は、コミュニケーション能力、協調性、責任感、忍耐力などが挙げられます。
これらの資質について理解し、自分がどのようにそれらを持ち合わせているかを具体的に考えておくことが大切です。
④面接で聞かれるであろう質問を予想する
面接で聞かれるであろう質問を予想し、その答えを考えておきましょう。
例えば、「看護師になりたい理由は何ですか?」、「今までの看護体験で印象に残ったことは何ですか?」などです。
質問に対する答えを事前に考えておくことで、面接中に焦らずに自信を持って答えることができます。
⑤着替えや持ち物を用意する
面接当日に着る服装は、清潔感があり、かつ学校や学科にふさわしい服装を選びましょう。
また、必要な書類や筆記用具などを事前に用意しておくことが大切です。
以上のように、面接前には様々な準備が必要です。
しっかりと準備をして、自信を持って面接に臨みましょう。
イ 面接時の心構え
→話す内容だけなく態度や姿勢なども問われる
面接時には、以下のような心構えが大切です。
①自信を持って臨む
面接では自分自身をアピールするために、自信を持って話すことが大切です。
自信を持っている姿勢は、面接官に好印象を与えることができます。
②積極的に話す
面接では積極的に話すことが求められます。
緊張していると黙ってしまいがちですが、面接官とのコミュニケーションを大切にし、積極的に発言しましょう。
③丁寧な言葉遣いを心がける
面接では言葉遣いがとても重要です。
敬語や丁寧語を使い、相手に対して敬意を示すことが大切です。
④相手の目を見て話す
面接中は相手の目を見て話すことが大切です。
目を合わせることで、自分自身をアピールしやすくなります。
⑤落ち着いて話す
緊張していると、話が早くなったり、聞き取りづらい言葉遣いになったりすることがあります。
しっかりと呼吸を整え、自分自身を落ち着かせることで、冷静に話すことができます。
⑥態度に気をつける
面接では態度も重要です。
礼儀正しく、姿勢や表情にも気をつけましょう。
以上のような心構えを持って面接に臨むことが大切です。
【まとめ】看護系大学・専門学校面接のポイントとアドバイス
今回の「【看護系大学・専門学校】面接でよく聞かれる質問(志望理由・自己PR)と回答例は?」についてのまとめです。
・面接官が評価するポイント:志望動機や人物像、看護に関する知識や経験、コミュニケーション能力など。
・よく聞かれる質問に対する回答例:志望動機、自己分析、理想の看護師像、将来のビジョンなど。
・面接対策のポイント:自己分析をしっかり行う、模擬面接を行う、入試説明会に参加する。
・自分自身のアピールポイントを明確にし、自己分析を行う。
・模擬面接を通じて自信をつける。
・入試説明会に参加し、入試のポイントや過去の傾向を把握する。
・具体的なイメージを持ち、看護現場や社会への貢献意欲を示す。
・緊張感を持ちつつも、積極的に自分自身をアピールする。
以上が、看護系大学・専門学校面接のポイントや対策法、そして入試に向けたアドバイスです。
入試に向けて、自信を持って臨むことが大切です。
また、自分自身のアピールポイントを明確にして、具体的なイメージを持つことで、面接官にアピールすることができます。