【医・看護学部】小論文の定番テーマの書き方と解答例は?

 

 

たま吉
医学部や看護学部の小論文でよく出るテーマやネタを知りたいニャー

 

と思っている高校生のみなさん!

今回は「【医・看護学部】小論文の定番テーマの書き方と解答例は?」についてみていきますよ。

 

 

医学部・看護学部小論文の書き方と解答例

 

 

✓内容

「医学部や看護学部の小論文でよく出るテーマやネタ」について知りたい高校生向けの記事です。

 

✓対象となる人

医学部や看護学部の小論文でよく出るテーマやネタについて知りたい高校生

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

 

 

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【医学部・看護学部】小論文の定番テーマの書き方と解答例は?

 

 

たま吉
医学部や看護学部の小論文でよく出るテーマについて知りたいニャー
モモ先生
ここではよく出るテーマの解説について例文形式でまとめていますよ。

 

 

ア 医学と倫理

 

①医学は、人々の健康を守るための大切な学問です。医学には、科学的な知識だけでなく、人間の尊厳や権利を尊重するという倫理的な観点が求められます。つまり、医学と倫理は切っても切れない関係にあります。【定義】

②医学と倫理は、患者と医療従事者の関係において大きな役割を担っています。医療従事者は、患者の健康を守るために最善の治療を行うことが求められます。しかし、その治療が患者の意思に反している場合は、倫理的な問題が生じます。つまり、患者の意思を尊重することが重要です。【意見】

③医学と倫理の関係は、医療従事者が患者を適切に治療するために必要不可欠です。医療従事者は、患者の尊厳と自己決定権を尊重し、公正さ、誠実さ、信頼性などが求められます。また、医療従事者は、自分自身の利益や財産を優先することはできず、患者の利益を最優先に考えることが必要です。【意見】

④医学と倫理は、医療従事者だけでなく、患者やその家族、社会全体にとっても大切な関係です。医療従事者は、医学の知識や技術を持っているだけでなく、倫理的な観点から患者に接することが必要です。また、患者やその家族も、医療従事者に対して信頼を持ち、適切な治療を受けることができるようになることが望ましいです。【意見】

⑤以上のように、医学と倫理は切っても切れない関係にあります。医療従事者は、医学的な知識だけでなく、倫理的な観点から患者に接することが必要です。患者やその家族も、医療従事者に対して信頼を持ち、適切な治療を受けることができるようになることが望ましいです。【まとめ】

 

たま吉
患者の利益になるように治療をすることが大切なんだニャー

 

 

イ 医師としての資質

 

①医師としての資質とは、患者さんと向き合う上で必要となる能力や素養のことです。医師は、命にかかわる重要な仕事を担っているため、多くの人々から信頼される必要があります。【定義】

②まず、医師に必要な資質の一つに知識があります。医師は、医学の基礎知識や臨床知識を身につけ、疾患の診断や治療法を適切に判断することが求められます。また、医師は新しい知識を常に学び続け、医療の進歩に対応することも必要です。【意見】

③次に、医師に必要な資質の一つにコミュニケーション能力があります。医師は、患者さんやその家族と接することが多く、適切なコミュニケーションを取ることが必要です。具体的には、患者さんの話をじっくり聞き、適切な言葉で説明することが求められます。【意見】

④また、医師に必要な資質の一つに倫理観があります。医師は、患者さんの人権やプライバシーを尊重し、公正かつ正直に診療を行うことが求められます。また、医師は患者さんの立場に立ち、治療法や手術などの選択肢を適切に説明することも必要です。【意見】

⑤さらに、医師に必要な資質の一つに責任感があります。医師は、患者さんの命や健康に直接関わるため、非常に重い責任を負っています。そのため、患者さんに対して真摯な姿勢で向き合い、責任を持って治療を行うことが必要です。【意見】

⑥以上のように、医師としての資質には、知識、コミュニケーション能力、倫理観、責任感が含まれます。これらの資質を備え、患者さんの立場に立った診療を行うことが、医師としての大切な役割となります。【まとめ】

 

モモ先生
これらの資質を少しずつ身につけていきたいですね。

 

 

 

 

ウ 医師不足

 

①医師不足とは、医療機関において医師が不足していることを指します。この問題は日本だけでなく、世界的にも深刻な問題となっています。【定義】

②医師不足の背景には、以下のような要因が考えられます。まず、高齢化が進む中、医療ニーズが増加していることが挙げられます。また、少子高齢化により若い世代の医師不足が顕著になっていることや、医師の労働環境が悪く、医師の定着率が低いことも大きな要因となっています。【背景】

③医師不足の問題点としては、まず医療機関において診療の質が低下することが挙げられます。また、患者が医師に適切な治療を受けられず、医療格差が生まれることも懸念されます。さらに、医師不足により、医療機関の待ち時間が長くなることもあり、患者の不安ストレスが増加することも考えられます。【問題点】

④医師不足対策としては、まずは外国人医師の受け入れを拡大することが挙げられます。また、医師が勤務する環境の改善も必要です。例えば、医師の働き方改革や、待遇改善、労働時間の短縮などが挙げられます。さらに、医学生の養成を強化し、医師の定着率の向上を図ることも必要です。【対策】

⑤以上、医師不足の問題は深刻であることが分かります。国や自治体、医療機関などが協力して、医師不足対策に取り組むことが求められます。【まとめ】

 

たま吉
医師の確保が早急な課題なんだニャー

 

 

エ 理想の看護師像

 

①看護師は医療チームの一員として、患者さんの健康を支援する大切な役割を担っています。理想の看護師像とは、どのようなものでしょうか。【問題提起】

②まず、優しさ思いやりのある人柄が求められます。患者さんが病気や怪我で不安や痛みを抱えているときに、看護師の温かい声や優しい対応が安心感を与え、心のケアにつながります。【意見】

③また、聴く力コミュニケーション能力も大切です。患者さんや家族の話をじっくり聞き、共感することで、信頼関係が築かれます。コミュニケーションがうまくいくことで、患者さんや家族が希望する治療方針や生活上の支援を提供することができます。【意見】

④さらに、専門的な知識や技術も必要です。看護師は医師とともに、患者さんの状態を正確に把握し、適切な看護計画を立て、実行することが求められます。そのためには、医学的知識や看護技術の習得が必要です。【意見】

⑤そして、責任感チームワークも重要な要素です。看護師は多職種と協力して、患者さんの治療やケアにあたります。そのためには、自分の役割や責任をしっかりと理解し、チーム内での役割分担や意見交換がスムーズに行われることが求められます。【意見】

⑥以上が、理想の看護師像になります。優しさや思いやり、聴く力やコミュニケーション能力、専門的知識や技術、責任感やチームワークなどが備わっている看護師が、患者さんにとって最高の支援者であり、信頼できるパートナーとなると思います。【まとめ】

 

モモ先生
看護の知識だけでなく、さまざまな能力や心構えを身につけていきたいですね。

 

 

 

 

オ 患者への接し方

 

①患者への接し方は、医療現場において非常に重要です。患者は、病気や怪我などで不安や痛みを抱えているため、心身ともに不安定な状態にあることがあります。そのため、医療従事者は、患者に対して適切に接することが求められます。【問題提起】

②まず、患者に対して大切なのは、思いやりの心です。患者がどのような症状や状況にあっても、医療従事者は常に患者に寄り添い、共感し、優しく接することが必要です。また、患者に対して丁寧に説明することも重要です。医療現場では、患者が理解できない医療用語や専門用語が多く使われていますが、患者が理解できるように、分かりやすく説明することが求められます。【意見】

③さらに、患者のプライバシーや尊厳を尊重することも重要です。患者の病気や症状について、周囲の人に話すことは避けるべきです。また、患者が恥ずかしい思いをしないように、適切なプライバシーの配慮をすることが必要です。【意見】

④一方、医療従事者にもストレスプレッシャーがかかることがあります。そのため、自分自身がストレスやプレッシャーを感じているときは、適切な方法で解消することが大切です。また、患者に対して感情的になることも避ける必要があります。医療現場では感情を抑えて冷静に判断することが求められます。【意見】

⑤以上のように、患者への接し方は、思いやり、分かりやすい説明、プライバシーの尊重、ストレスの解消、冷静な判断など、多くの要素から構成されています。医療従事者は、患者の立場に立って、適切な接し方を心がけることが必要です。【まとめ】

 

たま吉
相手のことを考えて接するようにしたいニャー

 

 

カ アフターコロナにおける医療従事者の役割

 

①新型コロナウイルスの流行により、医療従事者たちの役割は大きくなりました。しかし、アフターコロナにおいても、彼らの仕事は重要なままです。【問題提起】

②まず、医療従事者たちは病気やけがをした人々の治療を行います。アフターコロナでも、病気やけがをする人々はたくさんいます。そんな人々を治療するために、医療従事者たちは病院や診療所で働いています。【意見】

③次に、医療従事者たちは感染症の予防にも取り組んでいます。アフターコロナでも、感染症が広がるリスクはまだあるので、手洗いやマスク着用などの感染予防対策を徹底することで、感染の拡大を防ぐ役割を担っています。また、ワクチン接種も行って、多くの人々が新型コロナウイルスから守られるようになっています。【意見】

④最後に、医療従事者たちは健康的な生活を促す役割も担っています。アフターコロナでは、健康に対する意識が高まることが予想されます。医療従事者たちは、食事や運動、睡眠などの健康に関するアドバイスを提供して、人々が健康的な生活を送ることを支援しています。【意見】

⑤アフターコロナにおいても、医療従事者たちが重要な役割を果たしています。私たちも、彼らの努力を応援することが大切です。感謝の気持ちを忘れずに、彼らを支援しましょう。【まとめ】

 

モモ先生
アフターコロナでも医療従事者の役割は引き続き重要ですね。

 

 

 

 

キ 臓器移植

 

①臓器移植は、人工透析や人工呼吸器などの治療法では対処できない病気や障害の治療において重要な役割を果たしています。しかし、臓器移植にはいくつかの問題があります。【問題提起】

②まず、臓器提供者が不足していることが問題です。臓器提供者には、脳死状態にある人や臓器提供を希望する人などがいますが、その数は限られています。また、臓器提供には家族の同意が必要なため、提供される臓器の数は更に減ってしまいます。【問題点】

③次に、臓器移植の成功率が低いことが問題です。臓器移植は、ドナーとレシピエント(移植を受ける人)の適合度や移植後の対処方法によって、移植の成功率が大きく変わります。そのため、移植後に再発や拒絶反応などが起こり、移植が失敗するケースもあります。【問題点】

④これらの問題に対して、いくつかの取り組みが行われています。まず、臓器提供者を増やすために、脳死判定に関する啓発活動や家族への情報提供が行われています。また、自己の意思による臓器提供も行われており、提供を希望する人は登録することができます。【対策】

⑤さらに、移植後の成功率を上げるために、ドナーとレシピエントの適合度を高めるための医療技術の進歩や、移植後の患者管理の強化が行われています。【対策】

⑥これらの取り組みによって、臓器移植の成功率は向上していますが、まだ課題が残っています。臓器提供者や移植患者の増加を促進するためには、社会全体での啓発が必要であり、私たち一人ひとりが考えることが大切です。【まとめ】

 

たま吉
臓器移植やQOLなどは昔からよく出るテーマなんだニャー

 

 

ク チーム医療

 

①チーム医療とは、一人の医療従事者だけでなく、医師や看護師、薬剤師など多くの医療スタッフが協力して治療を進める方法のことを言います。【定義】

②このようなチーム医療の背景には、患者さんが複数の病気を抱えていたり、複数の治療が必要であったりする場合が増えてきたことが挙げられます。【背景】

③一方で、チーム医療においては、患者さんと医療スタッフとのコミュニケーション不足や、各職種の役割分担が明確でなかったりするなどの問題点もあります。例えば、医師が患者さんの病状を診断した後、看護師が患者さんを担当し、薬剤師が薬の管理を担当する場合がありますが、このような場合、それぞれが自分の範囲内でしか考えないため、全体的な治療の方針が統一されず、治療が進まないことがあります。【問題点】

④こうした問題を解決するために、チーム医療では患者さんを中心に据えたアプローチが大切とされています。医療スタッフ同士がしっかりとコミュニケーションを取り、患者さんの病状や治療方針について協議し、それぞれの専門性を生かしながら、全体的な治療の方針を決めることが大切です。【対策】

⑤また、患者さん自身も、より良い医療を受けるために、自分自身も積極的に関わることが大切です。具体的には、自分の病気や症状について正確に説明し、医療スタッフとのコミュニケーションを取ることが重要です。また、治療方針や薬剤の副作用についても理解し、医療スタッフと協力して治療を進めていくことが大切です。【対策】

⑥チーム医療は、単一の医療スタッフだけではなく、患者さんと医療スタッフとの連携が重要な医療形態です。患者さんが中心となり、医療スタッフがそれぞれの専門性を生かして治療を進めることで、より質の高い医療を提供することができます。今後も、医療の進歩に合わせて、より良いチーム医療の実現に向けて取り組んでいくことが必要だと思います。【まとめ】

 

モモ先生
医師、看護師、薬剤師が情報を共有して治療にあたることが大切ですね。

 

 

 

 

ケ 出生前診断

 

①出生前診断は、妊娠中に胎児の異常や障害を調べる検査のことです。出生前診断を受けることで、早い段階で胎児の状態がわかり、必要な治療や準備をすることができます。【定義】

②しかし、出生前診断には問題もあります。例えば、検査費用が高いため、お金がかかってしまうことや、検査の正確性には限界があるため、誤診が起こることもあります。また、異常があっても治療が可能な場合でも、中絶をする必要があることもあり、道徳的な問題もあります。【問題点】

③これらの問題に対して、出生前診断を安くする方法や、より正確な検査技術を開発することが必要です。また、検査の結果によっては、カウンセリングや治療の選択肢を提供することが大切です。そして、道徳的な問題については、患者さんや家族、医療スタッフが話し合って、適切な決断をすることが必要です。【対策】

④出生前診断は胎児の状態を知るための検査であり、とても大切なものです。ただ、正確性や道徳的な問題には注意が必要です。これからも、技術の進歩や、問題解決に向けた取り組みが進むことで、より良い出生前診断が実現できることを期待しましょう。【まとめ】

 

たま吉
診断の精度を上げることと道徳的な問題が課題なんだニャー

 

 

コ 緩和ケア

 

①緩和ケアは、末期がんなどの不治の病気を患う患者さんやその家族のために、痛みや苦しみを和らげ、心の支援を行う医療のことです。【定義】

②このような医療が必要になる背景には、高齢化がん罹患率の増加などがあります。【背景】

③しかし、緩和ケアにも問題があります。例えば、患者さんの個人的な価値観や生活スタイル、家族構成などに配慮することができていないことや、医療者間のコミュニケーション不足などが挙げられます。また、緩和ケアが必要な患者さんが多いにもかかわらず、専門医師の不足や診療所の少なさなども問題となっています。【問題点】

④これらの問題に対して、まずは患者さんや家族と十分にコミュニケーションを取り、患者さんの意向や希望を理解することが大切です。また、医療者同士も情報共有を行い、連携してケアを提供することが必要です。さらに、緩和ケア専門の医師や看護師の養成や、地域の緩和ケア体制の整備も重要な課題です。【対策】

⑤緩和ケアは、患者さんや家族の心身の負担を軽減し、尊厳ある生活を送るために欠かせない医療です。しかし、問題点もあり、改善が求められています。患者さんや家族、医療者などが協力し、より良い緩和ケアを提供できるように取り組んでいくことが必要です。【まとめ】

 

モモ先生
医師や病院の都合ではなく、患者の意向を優先することが大切ですね。

 

 

 

 

サ インフォームド・コンセント

 

①インフォームド・コンセントは、医療行為を受ける患者が自分自身の意思で、自己責任の下で医療に参加するために必要な情報を医療従事者から提供してもらうことです。【定義】

②背景としては、患者の自己決定権が尊重されるようになったことが挙げられます。【背景】

③しかし、問題点としては、患者に必要な情報が伝えられないことがあるため、自己決定の機会を十分に得られないことがあります。【問題点】

④この問題を解決するための対策として、医療従事者が患者に理解しやすい言葉で情報を提供することが挙げられます。また、患者さん側も自分の状態や治療方針について、できるだけ詳しく質問することが大切です。さらに、情報提供だけでなく、患者さんが理解しているかどうかを確認することも必要です。これらの取り組みが、インフォームド・コンセントの実現につながります。【対策】

 

たま吉
医師が独断で治療方法を決めるのではなく、患者の自己決定が大切なんだニャー

 

 

シ 再生医療

 

①再生医療は、体の細胞を使って病気やケガを治療する方法の一つです。細胞を使った治療は、薬や手術と違って、細胞を体内に移植して治療するため、体に負担が少ないと言われています。【定義】

②しかし、再生医療にはまだ問題があります。一つは、治療法がまだ実験的であるため、安全性が確認されていない治療法があることです。また、治療費が高いことも課題の一つです。【問題点】

③これらの問題に対して、再生医療の安全性や有効性を確認するため、国や専門家が厳格な審査を行うようになっています。また、治療費の負担を軽減するため、公的な支援制度が整備されています。【対策】

④今後も、再生医療の発展とともに、より安全で、より効果的な治療法の確立に向けて、研究が進められることが期待されています。【まとめ】

 

モモ先生
再生医療のメリットとデメリットをしっかりと確認しておきましょう。

 

 

 

 

ス 災害医療

 

①災害医療は、自然災害や事故などの災害時における医療のことです。災害が発生すると、多くの人々が怪我や病気を患います。そのため、医療スタッフは迅速かつ正確な診断と治療を提供することが求められます。【定義】

②しかし、災害医療にはいくつかの問題点があります。まず、医療スタッフや医療機関が災害に備えていない場合があります。また、災害現場での医療は、治療に必要な医療器具や薬剤などが不足している場合があります。さらに、災害現場での医療には、その場にいる医療スタッフだけではなく、他の医療機関からの支援が必要になる場合があります。しかし、その場合には情報共有の問題が生じ、スムーズな医療提供ができない場合があります。【問題点】

③これらの問題点に対して、災害医療においては、予め医療スタッフや医療機関が災害時の対応を考え、備蓄品の準備訓練を行うことが大切です。また、情報共有のためのシステムの整備や、他の医療機関との協力体制の確立も必要です。さらに、災害が発生する前に、地域住民に対して、適切な備蓄や避難方法などを啓蒙することも重要です。【対策】

④災害医療は、私たちが日常的に受けている医療とは異なります。しかし、いつ災害が起こるか分からないため、備えておくことが大切です。私たち一人ひとりが、地域社会と協力して、災害医療に備えることが求められます。【まとめ】

 

たま吉
まさかのときに備えていくことが大切なんだニャー

 

 

セ 地域医療

 

①地域医療とは、地域の住民に対して必要な医療を提供する仕組みのことです。【定義】

②地域医療の背景には、高齢化や地方の過疎化、医師不足などが挙げられます。これにより、地域住民が必要な医療を受けられず、医療格差が広がってしまう問題が生じています。【背景】

③一方で、地域医療の問題点としては、地域によって医療ニーズが異なることが挙げられます。たとえば、高齢者が多い地域では、認知症や寝たきりの人のケアが必要となりますが、若年層が多い地域では、妊婦のケアや小児医療が必要になる場合があります。そのため、地域に合わせた医療提供が必要です。【問題点】

④地域医療の対策としては、まず医師の確保が必要です。地域医療に特化した医師の養成や、地域の魅力をアピールすることで医師の定着を促すことが必要です。また、地域の住民との信頼関係を築くことも重要です。住民とのコミュニケーションを大切にし、地域の特性に合わせた医療提供を行うことが求められます。さらに、地域医療と連携した介護や福祉の充実も必要です。【対策】

⑤地域医療は、医療の質を向上させ、医療格差を解消するために欠かせない存在です。医師や地域の住民が協力し、地域に合った医療を提供することが求められます。【まとめ】

 

モモ先生
地域の特性にあった治療が求められていますよ。

 

 

 

 

ソ AIと医療

 

①AIは医療現場においても大きな変革をもたらす技術として注目を集めています。例えば、疾患の早期発見や治療、診断における精度の向上、薬剤の開発支援など、AIの活用によって医療の質や効率が向上すると期待されています。【定義】

②しかし、AIの導入には問題もあります。まず、AIは人工知能であるため、人間の医療従事者とは異なり、感情人間性を持っていません。そのため、AIが判断を誤る場合があり、患者に危害をもたらす可能性があります。また、AIの技術は常に進歩していくため、医療従事者が最新の技術や情報について常に学び続ける必要があります。【問題点】

③このような問題に対して、AIと医療従事者が連携し、共同で医療に取り組むことが必要です。例えば、AIが診断結果を出した後に医療従事者が確認し、患者の状態を詳しく調べることで、AIの判断を補完することができます。また、医療従事者がAIの技術を学び、AIを正しく活用することで、より正確な診断や治療ができるようになります。【対策】

④つまり、AIは医療現場において大きな可能性を秘めていますが、その導入には注意が必要です。AIと医療従事者が連携することで、より効果的な医療が提供され、患者の健康を支えることができるのです。【まとめ】

 

たま吉
AIを鵜呑みにするのではなく、正しく活用することが大切なんだニャー

 

 

タ 少子高齢化

 

①日本は、出生率の低下や高齢化が進んでいるため、少子高齢化という社会問題が深刻化しています。出生率が低下しているのは、結婚する年齢が遅くなったことや、女性が社会進出することが増えたためです。高齢化は、長寿化が進んだためで、介護や医療費など社会的・経済的な負担が増大しています。【問題提起】

②このような背景から、少子高齢化に伴う問題点があります。たとえば、人手不足や少子化による労働力不足が発生し、経済活動に影響を与えます。高齢者の増加により、医療や介護、年金支給などの社会保障費が増大することも問題です。また、若年層の負担が増大し、家庭や子育てと両立することが困難になることもあります。【問題点】

③少子高齢化に対する対策として、まずは出生率の向上が必要です。出産や子育てに対する支援策や、男性の育児休暇の取得促進などが挙げられます。また、高齢者の支援策として、地域や家庭でのケアの充実や、高齢者向けの趣味やスポーツなどの活動の提供などが考えられます。【対策】

④さらに、若年層に対する支援策も必要です。教育環境の整備や、就職支援などが挙げられます。また、子育てを支援する制度や、働き方改革なども、若年層の負担を軽減するために必要です。【対策】

⑤以上のように、少子高齢化は深刻な社会問題ですが、対策を進めることで解決することができます。個人と社会の力で取り組んでいくことが必要であり、少子高齢化を克服することで、より豊かで多様性のある社会を実現することができます。【まとめ】

 

モモ先生
比較的書きやすいテーマですが、もう一度その内容をしっかりと確認しておきましょう。

 

 

 

 

【医学部・看護学部】小論文のおすすめ参考書や問題集は?

 

 

たま吉
医学部・看護学部を受験する人向けのおすすめ参考書を知りたいニャー
モモ先生
ここでは小論文のおすすめ参考書について紹介していきますよ。

 

 

ア これから小論文を書き始める人向けの問題集

→原稿用紙の書き方から一から学んでいこう

 

小論文が書けるようになるには、

・①原稿用紙の使い方を知る
・②小論文の書き方を知る
・③志望する学部でよく出るテーマについての知識をストックする
・④できるだけ多くの文章を書き、学校の先生などに添削してもらう(小論文模試も受けるとよい)

といった手順が必要になってきます。

 

そのために、今まであまり文章を書いてこなかった人は、上の「①原稿用紙の使い方を知る」および「②小論文の書き方を知る」ところから始めていきましょう。

 

「動画とワークで誰でも書けるようになる!小論文の基本的な書き方(桐原書店)」では、

・原稿用紙の使い方
・正しい文章の書き方
・小論文と作文の違い

といった内容が動画授業で学ぶことができます。

そのため、小論文をこれまであまり書いたことのない人はこの本から始めるようにしましょう。

 

 

 

 

たま吉
小論文をあまり書いたことのない人におすすめの問題集だニャー

 

 

イ 医学部・看護学部に関する知識を深める問題集

→志望する学部に関する知識を深めるようにしよう

 

小論文の書き方が分かればスラスラと小論文が書けるようになるかというとそんなことはありません。

そして、小論文が書けるようになるには、

・小論文の書き方を学ぶ
・よく出るテーマの内容の解答例を暗唱する
・書いたものを学校の先生に添削してもらう

といったことが必要になってきます。

 

医学部を志望する人は、「書き方のコツがよくわかる 医系小論文 頻出テーマ20(KADOKAWA)」を、看護学部を志望する人は、「石関の今すぐ書ける看護・医療系小論文(東進ブックス)」を使って、それぞれの学部でよく出るテーマの解答例を暗唱するようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

モモ先生
解答例を覚えることで文がスラスラと書けるようになりますよ。

 

 

【大学入試】小論文の書き方を知りたい人は

【大学入試】小論文の書き方とよく出るテーマの例文は?

 

 

 

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