【豊橋市の個人塾】大学入試に向けたおすすめ勉強法を徹底解説!

 

 

たま吉
大学入試の勉強法について知りたいニャー

 

と思っている高校生や浪人生のみなさん!

今回は「【豊橋市の個人塾】大学入試に向けたおすすめ勉強法を徹底解説!」についてみていきますよ。

 

 

豊橋市の高校生向けに塾講師が大学入試に向けた勉強法の解説をする画像
大学入試おすすめ勉強法

 

 

✓内容

「大学入試の教科別勉強法や学習スケジュール」について知りたい高校生や浪人生向けの記事です。

 

✓対象となる人

大学入試にむけてどのような勉強をしていけばいいかについて不安な高校生や浪人生

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

【豊橋の高校生必見】大学入試に向けたおすすめスケジュール

 

 

 

大学入試の勉強はいつから始めたらいいのでしょうか?

「高3になってからでいいのでは?」と思う人がいるかもしれませんが、それでは遅いです。

それは、

・各科目の学習量が多く、高3になってからでは仕上がらない
・大学入試は中高一貫の生徒や浪人生と戦う必要があり、レベルが高くなる

といったことがあるからです。

 

また、共通テストは例年年明けの1月中旬にあります。

そうなると、高3の4月から受験勉強を始めた場合、入試本番まで9か月半しか期間がありません。

そのため、大学入試の勉強はぜひ高1・2のうちから始めるようにして下さい。

 

そして、入試までの学習スケジュールとしては、

①高1・高2 英語・数学・国語の基礎固め
②高3の1学期~夏休み 全ての教科の基礎固め
③高3の夏休み~秋 応用問題を解く
④高3の11月以降 過去問を解く

が一般的になります。

共通テストや大学入試までにやるべきことは多いので、今から少しずつ受験勉強をするようにしましょう。

 

 

ア 高1・2のときの学習スケジュール

 

高1・2年生のみなさんの中には、学校の宿題と定期テスト勉強以外は勉強をやらない人がいるかもしれません。

しかし、大学入試や共通テストは年々難化しているため、高3になってから受験勉強を始めていたのでは到底間に合いません。

そのため、時間に余裕のある高1・2のうちから大学入試に向けた勉強を始めるようにしましょう。

 

そして、高1・2の時期に特にやってほしい科目は英語数学・国語です。

これらの科目は、

・試験範囲が広い
積み重ね教科であるため、一度分からなくなると授業についていけなくなる
・配点が高い

といった特徴があります。

そのため3教科の基礎固めを優先的に行うようにしましょう。

 

また、この時期にやるべき勉強内容は、

・英語:英単語・英熟語の暗記、英文法・英文解釈の復習
・数学:チャート式などで典型問題の復習
・現代文:漢字や語句の暗記、小論文を書く
・古文、漢文:古文単語の暗記、古典文法や漢文句法の復習

となっています。

これらの内容を高2の終わりまでに終わらせるようにしましょう。

そうすることで高3になったときにスタートダッシュを切ることができます。

 

また、高2までの時期に、進研模試(ベネッセ主催)や全統模試(河合塾が主催)といった校外模試もあります。

模試を受けることで、自分の実力や苦手な単元が分かるようになります。

ですので、模試を受け終わった後は必ず復習をして次につなげるようにしましょう。

 

主な模試の基本情報(高1・2)

①高1進研模試②高2進研模試
③高1全統模試④高2全統模試
⑤高1駿台模試⑥高2駿台模試
⑦全統共通テスト高2模試

 

モモ先生
定期テストだけでなく、模試に向けても勉強するようにしましょう。

 

 

定期テストに向けたおすすめ勉強法を知りたい人は

【豊橋市の高校生必見】塾講師直伝!高1からの大学入試対策

 

イ 高3の1学期~夏休みの勉強スケジュール

 

高3の1学期~夏休みの時期は各教科の基礎固めを中心に行いましょう。

特に現役生の人はまだまだ基礎が身についていない人がほとんどです。

そのため、この時期は難しい問題集を解くのではなく、基本的な内容を完璧にするようにして下さい。

 

なお、志望する大学によって重点的に勉強する科目は異なります。

基本的には、

 

国公立文系英語・国語・社会(数学)
私立文系英語・国語・社会
国公立理系英語・数学・理科
私立文系英語・数学・理科

となります。

ただし、国公立大学を受験する人はメインでない科目(文系なら数学・理科基礎・情報、理系なら国語・社会・情報)もしっかりと勉強するようにして下さい。

それは、共通テストでいい点数を取れないと、志望する大学を受験できなくなる可能性があるからです。

そのため、どの教科もバランスよく勉強をするようにしましょう。

 

たま吉
この時期は基礎固めを優先するといいニャー

 

 

主な模試の基本情報(高3)

①高3進研模試②高3全統記述模試
③高3全統共通テスト模試

 

 

 

 

ウ 高3の秋以降の学習スケジュール

 

夏休みが終わるまでは基礎固めを中心に行い、秋以降は応用問題を解いたり過去問を解いたりする時期にしていきます。

基本的には、

・9~10月 応用問題が載っている問題集を解く
・11月 志望する大学の過去問を解く
・12~1月 共通テスト対策をする
・共通テスト終了後 私大対策、志望する大学の過去問を解く

といった流れになります。

12月からは共通テストの対策をしたいので、9月から11月までと共通テスト以降で二次試験や私大の対策をするようにしましょう。

 

モモ先生
遅くても11月からは過去問演習をやるといいですよ。

 

 

エ 共通テスト対策、過去問演習

 

 

A 共通テスト対策

 

共通テストを受験する人は夏に一度共通テスト対策をやるようにしましょう。

夏から共通テスト対策をやるべき理由としては、

①夏休み~秋に共通テストの模試が立て続けにあるため、そこで結果を出したいため
②共通テストが難化する可能性があるため、ある程度の時間をかけて対策したいため

からです。

ですので、時間のあるこの時期に共通テスト対策をしていくことをおすすめします。

 

そして、共通テストの過去問や予想問題集を解く際には、

①共通テストの過去問(2021年~)を解く
②今まで解いてきた模試の復習をする
③予備校が出している予想問題集を解く

の順番で解くことをおすすめします。

 

最初に共通テストの過去問を解いて、問題傾向や難易度をつかむようにしましょう。

ただし、年によっては極端に平均点が低いものがあるため、平均点が高めの年の問題を解くことをおすすめします。

その後は、今まで解いてきた模試の復習や各予備校が出している予想問題集を解くようにして下さい。

なお、共通テストの問題をただ解いているだけではできるようにはなりませんので、苦手な教科や単元の復習も同時にやるようにしましょう。

 

 

B 過去問を解く

 

過去問を解く時期としては、

①10~11月
②共通テスト以降

がおすすめです。

まずは、志望校の赤本を解き、それが終わったら他の大学を解いていくといいでしょう。(高校の進路指導室で赤本を借りることができます。)

共通テストの過去問演習と同様、過去問を解いて終わりではなく、できなかった問題は必ず復習するようにしましょう。

 

たま吉
最後は過去問をバリバリ解くようににしたいニャー

 

 

共通テストに向けた心構え

 

 

 

多くの受験生にとって、共通テストは非常に大事な試験です。

ここでいい点数を取れば、その後の二次試験や私大入試が余裕を持って受験できます。

一方で、共通テストで失敗してしまうと、受験できる大学が限られてしまいます。

そのため、共通テストの特徴を知り、どのような心構えで受験勉強をすればいいかが大事になってきます。

 

 

ア 共通テストの日程、時間割

 

A 日程

 

共通テストは例年1月の中旬に行われます。

そして2025年の場合は、1月18日(土)・19日(日)の2日間で実施されます。

模試は1日で行われることが多いですが、本試験は2日かけて行われるため時間的に余裕があります。

 

また、全体的な流れとしては、

・出願 9月末~10月上旬
・受験票等の送付 12月中旬までに到着
・本試験 1月18日(土)・19日(日)
・平均点などの中間発表 1月22日(水)予定
・追試験 1月25日(土)・26日(日)

となっています。

 

共通テスト本番で必要なものは、

・受験票
・黒鉛筆、シャープペンシル(メモや計算用)、消しゴム、鉛筆削り
・時計
・昼食、飲み物、お菓子
・防寒具、ハンカチ、ティッシュペーパー、マスク
・問題集、参考書
・お金、常備薬

などです。

試験会場まで結構歩くこともありますので、必要以上に物を持っていかないようにしましょう。

 

 

B 時間割

 

【1日目】

①社会(60分) 2科目 9:30~11:40、1科目 10:40~11:40

②国語(90分) 13:00~14:30

③英語リーディング(80分) 15:20~16:40

④英語リスニング(30分) 17:20~18:20

 

【2日目】

①理科(60分) 2科目 9:30~11:40、1科目 10:40~11:40

②数学①(70分) 13:00~14:10

③数学②(70分) 15:00~16:10

④情報Ⅰ(60分) 17:00~18:00

 

共通テストの1日目は文系科目、2日目は理系科目です。

2日間の長丁場ですので、テスト前日はしっかりと体を休めるようにしましょう。

また、1日目の夜に解答速報が出ますが、そこでは自己採点をしないようにして下さい。

それは、仮にそこで思ったような点数が取れなかったときに精神的なダメージが大きいからです。

必ず2日目が終わってから採点するようにしましょう。

 

モモ先生
長い試験ですのでペース配分に気を付けて受験するようにしましょう。

 

 

イ 目標点の決め方

 

共通テストで何点取ったらいいか、その目標点を決めることは非常に大事なことです。

ここでは、目標点数の決め方についてみていきます。

 

【目標点数の決め方】

・リスニング・理科基礎・物理・地歴公民は点が取りやすいが、英語リーディング、数学、化学、生物は点が取りにくい。(平均点が低い年が多い。)

・平均点が高い教科では高めの目標点数にする。

・極端に点数が偏った目標点にしないこと。(例 英語90点、数学40点)

・予備校などで公表されている志望校のボーダーラインなどを見て目標点を決める。

 

 

【文系の目標点数例】

英語R・L数学ⅠA数学ⅡBC国語日本史公共+政経化学基礎生物基礎情報合計
12550551157060353555600
14560651358070404065700
16570751558580454575800

上から6割(600点)、7割(700点)、8割(800点)の目標点としたときの点数配分です。(英語はリーディング:リスニングを1:1としています。)

文系の場合は、英語・社会・理科基礎で高めの点数設定にしています。

一方で点数が読めない、国語(特に現代文)や難易度の高い数学ⅡBCは少し低めにしています。

得意な教科を増やしつつ、どの教科も満遍なく取れるようにすることが大切になってきます。

 

 

【理系の目標点数例】

英語R・L数学ⅠA数学ⅡBC国語地理探究物理化学情報合計
115656511555656555600
135757513565757565700
155858515575858575800
185909517585959085900

 

上から6割(600点)、7割(700点)、8割(800点)、9割(900点)の目標点としたときの点数配分です。(英語はリーディング:リスニングを1:1としています。)

理系の場合は、英語・数学・理科で高めの点数設定にしています。

一方で手が回りにくい国語や地理探究は低めの点数設定にしています。

理系の場合、二次試験の科目が「英語+数学+理科」であることが多いため、共通テストでまずは高得点が取れるようにする必要があります。(ただし化学と生物は難化傾向にあるので、そこは注意しましょう。)

 

たま吉
どの教科も満遍なく取れるように仕上げるといいニャー

 

 

 

 

ウ おすすめ過去問題集、予想問題集

 

A 過去問題集

 

共通テストの過去問題集は、何種類かあります。

それぞれの特徴は、

赤本(教学社):多くの書店で売られている+解説があっさりしている
青本(駿台予備校):本の大きさが大きい+大きな書店でしか売られていないことが多い
黒本(河合塾):解説が詳しい(特に国語)

となっています。

この中でおすすめなのは黒本です。

その理由は、他の問題集に比べると解説が詳しいからです。

そのため、特にこだわりがなければ黒本を使うことをおすすめします。

 

 

B 過去問の解き方

 

共通テストの過去問の解く上での注意点です。

・時間を計って解く。(できれば実際の解答時間より5分短くして解くのがおすすめ)

・英語、数学、国語は時間が足りなくなりがちなので要注意。

・英語、国語は先に問題文を読み、そこから本文を読む。

・数学は前の問題の解き方がヒントになっていることがある。

・問題集に書き込みをしながら解く。

・問題を解いて終わりではなく、弱点部分は必ず復習をすること。

 

 

C 予想問題集

 

共通テストの対策ができる問題集は、過去問以外にも各予備校が出している予想問題集があります。

これは、予備校で行った前年度の模試を集めたものとなっています。

過去問と同じく予想問題集もいくつかありますが、難易度が異なります。

また、それぞれの特徴は、

河合塾(共通テスト総合問題集):比較的入手しやすい+難易度は本試験レベル
駿台(大学入学共通テスト実戦問題集):大きな書店でないと売っていない+難易度はやや難
Z会(共通テスト実戦模試):大きな書店でないと売っていない+難易度は非常に難しい

となっています。

そのため、まずは河合塾の問題集から始め、その後は駿台、Z会(難関大志望者向け)とやっていくといいでしょう(無理に全部やる必要はありません。)

 

また、例年秋ごろから、予想問題パックといって、プリント形式の予想問題集が発売されます。

これは最新の共通テストの問題形式や難易度を反映したものですので、自分の実力を正確に判定することができます。

そのため、過去問や予想問題集を解き終えた人は、予想問題パックにも取り組むことをおすすめします。

 

たま吉
まずは過去問からやるようにしたいニャー

 

 

エ 共通テストの解答速報、平均点

 

A 解答速報(2025年)

 

【2025年】共通テスト解答速報<河合塾・東進・駿台・代ゼミ>
・河合塾 「2025年度 大学入学共通テスト速報」
・東進 「共通テスト解答速報2025」
・駿台 「2025年度大学入学共通テスト 問題講評」
・代ゼミ 「2025年度大学入学共通テスト速報」

 

 

B 2025年共通テスト科目別難易度

 

【1日目】

科目河合塾東進駿台代ゼミ
地理総合昨年並みやや難昨年並み
日本史探究やや難昨年並みやや難やや難
世界史探究やや難昨年並みやや易昨年並み
公共+倫理やや難やや易昨年並みやや難
公共+政経同じ昨年並みやや易やや易
国語やや易やや易昨年並み昨年並み
英語Rやや易やや易やや易やや易
英語L昨年並み昨年並み昨年並み昨年並み

 

 

【地理探究】

大問数設問数マーク数
増加変化なし変化なし

 

・ファブレス企業、ウェーバーの工業立地論、ラニーニャ現象などが題材として出題された。

・問題の順番は大きく変更した。

・全ての小問に表、地図、グラフなどの資料が使われていた。

・基本的な知識+資料を読み解く力が問われた。

・第1・2問が地理総合との共通問題、第3~6問は地理探究の問題であった。

第1問 食料の生産や消費(13点)
第2問 愛知県東部に位置する東三河地域の地域調査(12点)
第3問 世界の自然環境と自然災害(20点)
第4問 エネルギーと産業(21点)
第5問 産業構造の変化に伴う都市の変容(17点)
第6問 環インド洋地誌(17点)

 

 

【日本史探究】

大問数設問数マーク数
変化なし増加増加

 

・第1問は歴史総合で世界史との総合問題が出題された。解く上で世界史の知識はそこまでいらないが、日本史の教科書だけでは対応できない問題もあった。

・史料読解の問題が多く、解くのに時間がかかる。

・時代:原始から昭和まで幅広く出題された。

・分野:政治・社会経済・対外経済・文化とバランスよく出題された。

第1問 歴史上の境界(25点)
第2問 菓子に着目した探究活動(15点)
第3問 古代の外交と文化の関わりについての研究(15点)
第4問 中世の武士についての探究(15点)
第5問 「近世の村」の探究(15点)
第6問 「松本清張」の探究(15点)

 

 

【世界史探究】

大問数設問数マーク数
増加減少減少

 

・第1問の歴史総合は近代以降の世界史探究の知識で対応できた問題であった。

・資料、グラフ、地図を用いた思考力を問う問題が大半を占めていた。

・時代、地域、分野共にバランスの取れた問題構成であった。

・細かい知識はいらず、基本的な内容で十分に対応できる。

第1問 装いの歴史(25点)
第2問 世界史上の都市の歴史(20点)
第3問 資料の持つ文脈や背景の理解(21点)
第4問 大陸を越えた諸地域の結びつき(16点)
第5問 特定の主題についての班別学習(18点)

 

 

【公共+倫理】

大問数設問数マーク数
増加変化なし変化なし

 

・配点は公共が25点、倫理が75点であった。

・思考力を問う問題が多い。

・試作問題で出題された連動式の問題が1問出題された。

・公共分野は知識問題に加えて、資料を読み解く問題も出題された。

・倫理分野は思想や宗教に関する正確な理解が求められた。

第1問 男女共同参画社会をめぐる現状と課題(12点)
第2問 公共空間の持続的形成(13点)
第3問 源流思想と西洋思想(28点)
第4問 日本思想(15点)
第5問 認知の心理学(16点)
第6問 現代社会の諸課題(16点)

 

 

【公共+政経】

大問数設問数マーク数
増加増加増加

 

・配点は公共が25点、政経が75点であった。

・知識問題は標準的な設問が多く見られたが、一部にやや難しいものもあった。

・長文の問題が多く、論理的思考力が問われた。

・公共分野は知識問題に加えて、資料を読み解く問題も出題された。

・政経分野は図表データを用いた問題がいくつか出題された。

・7択以上の選択肢を掲げた問題は少なくなった。

第1問 男女共同参画社会をめぐる現状と課題(12点)
第2問 公共空間の持続的形成(13点)
第3問 地域社会の課題(18点)
第4問 国際政治経済のあり方(19点)
第5問 労働と貧困問題(19点)
第6問 企業の新規参入(19点)

 

 

【国語】

大問数設問数マーク数
増加増加変化なし

 

・第1問が評論、第2問が小説、第3問が実用的な文章、第4問が古文、第5問が漢文で解答時間は90分になった。

・評論、小説は複数の文章を見比べる問題がなくなった。

・大問全体を通じて選択肢の数が5択から4択になった。

評論・センター試験の問題形式に戻り、生徒の会話等もなくなった。

・選択肢が5択から4択に減り、かつ解答の根拠が探しやすいため解きやすかった。

小説・語彙に関する問題がなくなった。

・生徒同士の対話の文章はなくなった。

・解答の根拠となる部分が傍線部周辺にないため、解くのは難しい。

実用的な文章・文章と3つの資料とで問題が構成されていた。

・受験生にはやや解きやすい問題であった。

古文・大半の選択肢が5つから4つに減った。

・本文の内容は難しいが、リード文と選択肢から本文の内容がある程度類推できる構成であった。

・問2で敬意の方向を問う問題が出題された。

漢文・例年並みの難易度と問題形式で、かつ選択肢は全て4択であった。

 

 

【英語R】

大問数設問数マーク数
増加減少減少

 

・マーク数は3つ減少し、取り組みやすかった。

・パンフレット、ブログ、Eメールのやりとり、評論文などさまざまな題材で出題された。

・時系列を問う問題や該当する選択肢を複数選ぶ問題なども出題された。

・多くの大問で図、表、イラストが使われており、複数の内容を読み解く必要があった。

・イギリス英語を使った文章があった。(第2問・第3問)

・試験全体の総語数は昨年よりも約700語減少した。(約4900語→約4200語)

第1問 パンフレットの読み取り(6点)
第2問 ブログ記事の読み取り(12点)
第3問 物語文の読み取り(9点)
第4問 エッセイとコメントの読み取り(12点)→新傾向の問題(英作文の添削)
第5問 Eメールの読み取り(16点)
第6問 物語文の読み取り(12点)
第7問 記事の読み取り(16点)
第8問 複数の意見と資料の読み取り(17点)→新傾向の問題

 

 

【英語L】

大問数設問数マーク数
変化なし変化なし変化なし

 

・第1問・第2問は2回読み上げ、第3問以降は1回読み上げであった。

・イラストや表、グラフなどを組み合わせた問題が多かった。

・第1問が28点、第2問が12点、第3問が18点、第4問が12点、第5問が16点、第6問が14点という配点であった。

 

 

【2日目】

科目河合塾東進駿台代ゼミ
物理基礎昨年並み昨年並み昨年並みやや難
化学基礎昨年並み昨年並み昨年並み昨年並み
生物基礎やや難やや難昨年並み
地学基礎やや難やや難やや難やや易
物理昨年並み昨年並み昨年並みやや難
化学昨年並み昨年並み昨年並み
生物昨年並みやや難やや易昨年並み
数学ⅠA昨年並みやや易昨年並み昨年並み
数学ⅡBCやや易昨年並み昨年並み
情報Ⅰ

 

 

【物理基礎】

大問数設問数マーク数
変化なし減少減少

 

・実験結果から現象を考察させるような問題が多く出題された。

・実験データの読み取りや文字式の処理に時間がかかった。

・数値計算の問題はあまり出題されなかった。

第1問 小問集合(16点)
第2問 力学(16点)
第3問 熱(18点)

 

 

【化学基礎】

大問数設問数マーク数
変化なし減少増加

 

・例年通り教科書の内容が満遍なく出題された。

・物質量や化学反応の量的関係に関する計算問題が多かった。

第1問 小問集合(30点)
第2問 テーマ問題(20点)

 

 

【生物基礎】

大問数設問数マーク数
変化なし変化なし増加

 

・昨年より考察問題の割合が増加した。

・仮説検証型問題や計算問題、会話文形式の問題が出題された。

・知識問題はそれぞれの選択肢をよく見る必要があり、解答しづらかった。

第1問 生物と遺伝子(16点)
第2問 ヒトの体内環境の維持(18点)
第3問 生物の多様性と生態系の保全(16点)

 

 

【地学基礎】

大問数設問数マーク数
変化なし変化なし変化なし

 

・図やグラフを読み解く問題が目立った。

・選択肢が5択以上の問題が多く出題された。

第1問 地球(20点)
第2問 大気と海洋(10点)
第3問 宇宙(10点)
第4問 自然環境と災害(10点)

 

 

【物理】

大問数設問数マーク数
変化なし増加増加

 

・物理の全範囲から満遍なく出題されている。

・計算を進めて解答に至る二次試験的な内容の問題が多かった。

・小問集合の中で原子の問題が出題された。

・会話文形式の問題、融合問題、数値を直接マークする問題は出なかった。

・グラフの読み取りなど実験を背景にしている問題が多い。

第1問 小問集合(25点)
第2問 力学(25点)
第3問 熱、波動(25点)
第4問 電磁気(25点)

 

 

【化学】

大問数設問数マーク数
変化なし増加増加

 

・第1~4問までは必修問題、第5・6問は1題選択の問題構成であった。

・新課程から導入の反応エンタルピーに関する問題が出題された。

・問題文やグラフから必要な情報を読み取る問題が多く出題された。

・知識問題と思考問題がバランスよく出題された。

第1問 物質の構造・状態(20点)
第2問 物質の変化と平衡(20点)
第3問 無機物質(20点)
第4問 有機化合物、高分子化合物(20点)
第5問 化学総合【新課程】(20点)
第6問 化学総合【旧課程】(20点)

 

 

【生物】

大問数設問数マーク数
減少減少減少

 

・知識問題が減少して実験考察問題が増加した。

・個々の問題の難易度はそれほど大きくは変わらなかった。

・教科書の各分野から幅広いテーマで出題された。

・会話文に基づいた問題は出題されなかった。

第1問 味覚の多様性(20点)
第2問 アミノ酸の役割と代謝(20点)
第3問 種の多様性と植物の物質生産(20点)
第4問 両生類の胚発生(20点)
第5問 植物の環境応答(20点)

 

 

【数学ⅠA】

・選択問題がなく、全問必答の問題形式になった。

・外れ値、仮説検定、期待値など新傾向の問題が出題された。

・文章量およびマーク数は増えたが、計算量は減ったため難易度的には変化はなかった。

・前半の問題が後半の問題の誘導となっており解きやすい。

第1問 (1)数と式 (2)図形と計量(30点)
第2問 (1)二次関数 (2) データの分析(30点)
第3問 図形の性質(20点)
第4問 場合の数と確率(20点)

 

 

【数学ⅡBC】

・必答問題が3題、選択問題が4題(うち3題選択)の問題構成になった。

・全体的に答えに至るまでの方針が丁寧に示されていた。

・問題数や分量は増えたが、難易度や計算量は控えめになった。

第1問 三角関数(15点)
第2問 指数・対数関数(15点)
第3問 微分法・積分法(22点)
第4問 数列(16点)
第5問 確率分布(16点)
第6問 ベクトル(16点)
第7問 複素数平面(16点)

 

 

【情報Ⅰ】

・情報Ⅰの全分野から幅広く出題された。

第1問 小問集合(20点)
第2問 A 問題解決・情報デザイン B シミュレーション(30点)
第3問 プログラミング(25点)
第4問 データの活用(25点)

 

 

 

 

 

B 予想平均点(2025年)

 

共通テスト終了後に随時予想平均点が発表されます。

 

【2025年】共通テスト予想平均点<河合塾・東進・駿台>
・河合塾 「2025年度 大学入学共通テスト予想平均点速報」
・東進 「共通テスト予想平均点2025」
・駿台 「大学入学共通テスト平均点情報2025」

 

 

【1日目】

科目河合塾東進駿台2024年平均点
地理総合58585865.74
日本史探究57585756.27
世界史探究66676660.28
公共+倫理60606056.44
公共+政経62646244.35
国語127127127116.50
英語R58575851.54
英語L61616167.24

 

 

【2日目】

科目河合塾東進駿台2024年平均点
物理基礎25252528.72
化学基礎27272727.31
生物基礎31313131.57
地学基礎34353435.56
物理60596062.97
化学46474654.77
生物53525354.82
数学ⅠA54545451.38
数学ⅡBC52525257.74
情報Ⅰ696969
6教科文系620621620536(61.1%)
6教科理系633636633559(62.1%)

*2024年の平均点は900点満点

 

 

C 共通テストリサーチ

 

共通テストの自己採点を終えた後の、受験生の流れとしては、

・共通テストリサーチの結果を元に志望校を決める
・私立大学を受験する
・国公立大学を受験する

というものになります。

共通テストリサーチとは、みなさんが自己採点した結果を元に志望する大学の合格可能性を判定をしてくれるというサービスです。

そして、この共通テストリサーチは、東進(共通テスト合否判定システム)・河合塾(バンザイシステム)・駿台ベネッセ(自己採点集計データネット)の3つの予備校で行っています。

 

【2025年】共通テストリサーチ<河合塾・東進・駿台>
・河合塾 「2025年度 バンザイシステム」
・東進 「共通テスト合否判定システム」
・駿台 「駿台・ベネッセ データネット2025」

 

ここで、共通テストの結果を入力すると、瞬時に合格可能性が出ます。

そして、受験生はこの結果を元に出願する大学を決めていくことになります。

ただし、共通テストリサーチの結果は100%正しいとは限りません。

あくまで、参考程度という感じでとどめておくようにしましょう。

 

モモ先生
共通テストリサーチの結果を元に志望校を決めるようにしましょう。

 

 

【豊橋の高校生必見】教科別おすすめ勉強法

 

 

 

ここからは教科別におすすめの勉強法についてみていきます。

 

 

ア 現代文

 

現代文の勉強は、

①漢字の読み書きの暗記
②語句の意味の暗記
③現代文でよく出るテーマのあらすじを理解+作文や小論文を書く
④現代文読解の問題集を解く
⑤共通テスト対策をする
⑥二次試験・私立入試対策をする

の流れでやっていきます。

 

【漢字】

・覚えればできる単元であるが範囲が広いため、仕上がるのに時間がかかる。

・「読み」→「書き」の順で覚える

・まずは一通り確認しできなかったものにチェックをつける→その後覚えていなかった漢字を集中的に覚える

・「書き」の問題は必ず漢字を書いて覚えるようにする。(最初の2回は見て書き、最後の1回は何も見ずに書くと覚えやすくなる。)

・その日のうちに一度完璧にする(中途半端な状態で終わっていては一生覚えることはできない。)

・できれば意味を覚えるとよい

・高2が終わるまでに完成させたい。(高3から他の科目や単元の勉強を優先したいため)

 

おすすめ問題集

「基礎からのジャンプアップノート 漢字2500 書き取り・読み方ドリル(旺文社)」

 

 

【語句の意味の暗記】

・評論文では、「カタルシス」・「イデオロギー」・「パラドックス」などの用語がよく出る。

・これらの意味を知ることで、文章の内容を理解しやすくなる。

・漢字と同様、できれば高2が終わるまでには完成したい。

 

おすすめ問題集

「ゆる語訳現代文単語(学研)」

 

 

【頻出テーマの理解】

・現代文では、近代・現代、科学技術、芸術、言語といったテーマがよく出る。

・よく出るテーマのあらすじを知っておくことで、文章の理解度が高まる。

・読解演習に入る前に読んでおくとよい。

 

おすすめ問題集

「大学入試現代文のコア(かんき出版)」

 

 

【作文や小論文を書く】

・現代文が苦手な人は、作文や小論文が書くのが苦手な人が多い。(文章を読む力と書く力は相関関係にあるため、しっかりとした文章が書く力がないと文章を論理的に読むことができないため。)

・文章を書く練習を積み重ねることで、書く力がつき、ひいては読解力も身につく

・先に模範解答を暗唱し、その上で文章を書いてみるとよい。

・時間がかかるが、ここができるようにならないと、いくら問題集を解いてもできるようにはならない。

 

おすすめ問題集

「学校推薦型選抜・総合型選抜 だれでも上手に書ける 小論文合格ノート(KADOKAWA)」

 

 

【基本レベルの問題集を解く】

・現代文の読み方や解き方はテクニックがあるので、先に参考書を読むとよい。

・現代文のおすすめの読み方、解き方

①先に問題を読み、何について問われているかをおさえる
②1回目はざっと読み、2回目は解答の根拠が書いてありそうな部分を中心に読む
③選択問題:最初に消去法で消し、残った選択肢同士を比べて正解のものを選ぶ

 

おすすめ問題集

「宗のたった4時間で現代文(学研)」

 

・その後、基本レベルの問題集を解く。(解説が詳しいものがおすすめ)

・問題を解くときは、解答の根拠を本文中から探す練習をする。(あてずっぽうで解かない)

・ただ、解いて終わりではなく、なぜその答えになるのかを説明できるようにする。

 

おすすめ問題集

「入試現代文へのアクセス 基本編(河合出版)」

「新・現代文レベル別問題集(東進ブックス)」

 

 

【共通テスト対策】

・共通テスト現代文は問題文が長いのが特徴。そのため、素早く読める練習が必要。

・評論文や実用的な文章では抽象的な内容の文章が多い。

・2つの文章を見比べて、共通点や相違点を答える問題が出る。

・小説は主観的に読まないこと。登場人物がどんな心理なのかを読み解けるようにすること。

・評論(第1問)は20分、小説(第2問)は20分、資料読み取り(第3問)は15分で解けるようにしたい。

・問題の読み方、解き方

①先に問題文に目を通す(選択肢までは見なくていい)
②本文をさらっと読む(時間をかけすぎない)
③再度問題文を読み、選択肢を2択まで絞る
解答の根拠となる部分になりそうな部分を再度じっくりと読む

 

・共通テスト国語の時間配分

第1問(論説文)20分
第2問(小説) 20分
第3問(実用的な文章)15分
第4問(古文) 20分
第5問(漢文) 15分

*漢文(第5問)→実用的な文章(第3問)→小説(第2問)→評論(第1問)→古文(第4問)の順で解くのがおすすめ。

 

おすすめ問題集

「きめる共通テスト現代文(学研)」

「まずはここから 共通テスト完全攻略 現代文(河合出版)」

 

 

【記述問題対策】

・国公立大学の二次試験では、記述問題の割合が大きい。

・記述問題は配点が高いので決して捨てないこと。

・基本は本文にある言葉をつないで答えを書いていくこと。

・問題の条件にあった答えが書けるようにする。(例・「理由を答えよ」→文末を「~から」にする)

・「上級現代文Ⅰ」は難しいが、解説が詳しいのでおすすめ。

 

おすすめ問題集

「入試精選問題集 現代文(河合出版)」

「上級現代文Ⅰ(桐原書店)」

 

たま吉
現代文は全ての教科の土台となる科目だから、しっかりと取り組みたいニャー

 

 

イ 古文

 

古文の勉強は、

①古文単語の暗記
②古典文法の復習
③古文常識を学ぶ
④古文読解の問題集を解く
⑤共通テスト対策をする
⑥二次試験・私立入試対策をする

の流れでやっていきます。

 

【古文単語を覚える】

・英単語より数は少ないが(300~500語程度)、1つの単語に複数の意味があるので意外に時間がかかる

・動詞や名詞は比較的覚えやすいが、形容詞と形容動詞は覚えにくいので要注意

・1日30~50語ペースで覚えていくこと(イラストや語源などを頼りに覚えていくと覚えやすい。)

・まずは一通り確認しできなかったものにチェックをつける→その後覚えていなかった単語を集中的に覚える

・その日のうちに一度完璧にする(中途半端な状態で終わっていては一生覚えることはできない。)

・一度覚えてもすぐに忘れてしまうので、定期的に復習をする

 

おすすめ問題集

「覚えやすく忘れにくい精選古文単語300PLUS(三省堂)」

 

 

【古典文法の復習】

・動詞、助動詞、助詞、敬語を最優先でマスターする

・問題を解く前に、活用・意味・接続をセットで覚える→ルールを知ることで理解度が上がる

・意味の識別方法も知っておくとよい。(例 助動詞「ぬ」→「ぬ」の下に推量の助動詞「む」・「べし」がある場合は強意の意味になる。)

・最初は易しめの問題集からやるとよい。(短時間で一通り終えることができるため。)

 

おすすめ問題集

「八澤のたった6時間で古典文法(学研)」

「高校やさしくわかりやすい古典文法(シグマベスト)」

 

 

【古文常識をおさえる】

・古文常識とは、昔の生活習慣・朝廷での様子・恋愛結婚・仏教(出家)についての知識を学ぶ内容。

・今と昔とでは生活習慣や考え方などが違うので、平安時代や鎌倉時代の人々の様子を知ることが大事になってくる。

・古文常識の本をさらっと読んで、当時の様子を理解するようにしたい。

 

おすすめ問題集

「源氏でわかる古典常識(学研)」

 

 

【古文の文章を音読する】

・古文単語、古典文法、古文常識をやっただけではできるようにはならない。

・できるだけ多くの文章を読むことで、話のパターンが分かるようになる。

・古文のおすすめの読み方

①現代語訳を読む
②現代語訳と本文をカタマリごとに交互に読む
③重要単語や文法(助動詞・助詞・敬語)の確認をする
④声に出して何度も音読をする

 

おすすめ問題集

「教科書ガイド(あすとろ出版)」

 

 

【古文の解き方を学ぶ】

・古文は読み方や解き方を知っておくと、大分解きやすくなる。(例:主語を補って読む、助詞「を・に・が・ど・ば」の前後で主語が変わりやすい)

・本格的に問題演習に入る前に、古文の解き方について書かれている問題集をやっておきたい。

・古文の問題の解き方

①問題を解く
②解説を読む
③重要な単語の意味、文法などをおさえる
④原文と現代語訳を照らし合わせて文の意味を確認する
⑤繰り返し音読する

 

おすすめ問題集

「古文レベル別問題集②(東進ブックス)」

 

 

【共通テスト対策】

・共通テスト古文の難易度は非常に難しい。ただし、配点があまり高くないので、あまり時間をかけずに仕上げること。

・単語や文法、古文常識の知識を活かして解く問題が多い。

・前文、注釈、選択肢は現代語で書かれているので、そこを読むと文章の内容が理解しやすくなる。

・古文は20分で解けるようにしたい。

・先に文章の内容を問う問題から解き、その後単語や文法の知識を問う問題に取り組むとよい。

 

おすすめ問題集

「きめる共通テスト古文・漢文(学研)」

「古文レベル別問題集③・④(東進ブックス)」

 

 

【記述問題対策】

・国公立大学の二次試験では、記述問題の割合が大きい。

・共通テストよりも注釈などのヒントが少ないため、しっかりと古文の対策をする必要がある。

・記述問題は配点が高いので決して捨てないこと。

・基本は本文にある言葉をつないで答えを書いていくこと。

 

おすすめ問題集

<私立大志望>

 

<国公立大志望>

「得点奪取古文記述対策(河合出版)」

 

モモ先生
古文は仕上がるのに時間がかかる科目ですよ。

 

 

 

 

ウ 漢文

 

漢文の勉強は、

①漢文句法の復習
②漢文重要語の暗記
③漢文読解の問題集を解く
④共通テスト対策をする
⑤二次試験・私立入試対策をする

の流れでやっていきます。

 

【漢文句法を覚える】

・まずは、参考書を読んで句法の内容を理解する

・次に句法の読み方・意味をセットで覚える→ルールを知ることで理解度が上がる

・最初は易しめの問題集からやるとよい。(短時間で一通り終えることができるため。)

 

おすすめ問題集

「岡本のたった3時間で漢文句法(学研)」

「高校やさしくわかりやすい漢文句法(文英堂)」

 

 

【漢文重要語を覚える】

・漢文に出てくる重要単語の読み方と意味も覚えておくとよい。

・漢文重要語の例

・蓋「けだし」→思うに
・数「しばしば」→たびたび
・左右「さゆう」→近臣
・須臾「しゅゆ」→しばらく

おすすめ問題集

「岡本のたった3時間で漢文句法(学研)」

 

 

【漢文の解き方を学ぶ】

・漢文の解き方について書かれている問題集を解くのがおすすめ。(漢文が得意な人はいきなり過去問でもOK)

・句法を覚えきれていない人は、句法暗記を先に仕上げてから問題演習に取り組むこと。

・漢文の問題の解き方

①問題を解く
②解説を読む
③重要な単語の意味、句法などをおさえる
④原文と現代語訳を照らし合わせて文の意味を確認する
⑤繰り返し音読する

 

おすすめ問題集

「岡本梨奈の1冊読むだけで漢文の読み方&解き方が面白いほど身につく本(KADOKAWA)」

 

 

【共通テスト対策】

・共通テスト漢文の難易度は易しめ。得点源となる単元であるため、確実に点が取れるようにしたい。

・単語や句法の知識を活かして解く問題が多い。

・前文、注釈、選択肢は現代語で書かれているので、そこを読むと文章の内容が理解しやすくなる。

・漢文は15分で解けるようにしたい。

 

おすすめ問題集

「きめる共通テスト古文・漢文(学研)」

「全レベル別問題集漢文2・共通テストレベル(旺文社)」

 

 

【記述問題対策】

・国公立大学の二次試験では、記述問題の割合が大きい。

・共通テストよりも注釈などのヒントが少ないため、しっかりと漢文の対策をする必要がある。

・記述問題は配点が高いので決して捨てないこと。

・基本は本文にある言葉をつないで答えを書いていくこと。

 

おすすめ問題集

「得点奪取漢文記述対策(河合出版)」

 

たま吉
漢文は点が取りやすい単元だから早めに仕上げていきたいニャー

 

 

エ 英語

 

英語の勉強は、

①英単語の暗記
②英熟語の暗記
③英文法・英文解釈の勉強
④長文読解
⑤リスニング
⑥英作文
⑦共通テスト対策
⑧二次試験・私立入試対策

という流れになっています・

このように英語はやるべきことが多いので、ぜひ高1・高2のうちにある程度仕上げるようにしましょう。

そうでないと入試までに勉強が仕上がらない可能性があるため、早めに対策をすることが大切になってきます。

 

また、高1・2のときには、英検を受験することをおすすめします。

それは、英検を受けることで、

・英語の力をつけることができる
・「●級合格」という目標ができるので、勉強のモチベーションが上がりやすい
・緊張感のある中試験を受けるので、いい経験になる

といったことがあるからです。

そのため、英検を受けて、英語の力をつけるようにしましょう。

 

 

【英単語の暗記】

・英単語の暗記はどの勉強よりも優先して取り組みたい(英語は最重要科目+英単語を知らないと長文・リスニングでつまづくため)

・「発音、アクセント→日本語の意味が言えるようにする→日本語を見て英語が言えるようにする→スペルが書けるようにする」の順で覚える

・1日50~100語ペースでやっていくことがおすすめ

・まずは一通り確認しできなかったものにチェックをつける→その後覚えていなかった英単語を集中的に覚える

・単語と日本語の意味を交互に読んで覚えると覚えやすい。

・その日のうちに一度完璧にする(中途半端な状態で終わっていては一生覚えることはできない。)

・一度覚えてもすぐに忘れてしまうので、定期的に復習をする

*まずは共通テストレベルまで仕上げるようにする。その後さらに覚える必要がある場合は、難関大レベルまで覚えるとよい。

 

おすすめ問題集

学校で使っている英単語帳

「英単語Stock3000・4500(文英堂)」

 

 

【英熟語の暗記】

・英単語の暗記が終わったら、引き続き英熟語の暗記に入る。

・英熟語は長文の問題の中で問われることがあるので、覚えておくと得点源になる。

・単語の意味をイメージしながら覚える。(例 「see through~<見抜く>」→see(見る)+ through(通り抜ける)」

・英単語と同じく、まずは共通テストレベルまで仕上げる

 

おすすめ問題集

「英熟語ターゲット1000(旺文社)」

 

 

【英文法の復習】

・まずは、参考書を読んで文法の内容を理解する

・次に文のルールを覚える→ルールを知ることで理解度が上がる(例「受動態→be動詞+過去分詞」)

・問題集でできなかった問題は、「なぜそうなるのか?」を言えるようにする。

・まずは基礎レベルの問題集から仕上げ、その後「スクランブル英文法」などの分厚い問題集に取り組む。

*共通テストでは文法問題が出ないので、文法対策を軽視する人が多いが、文法の知識がなあと文章の理解度が下がるので、しっかりと文法の勉強をすること。

 

おすすめ問題集

「動画でわかる英文法<必修文法編>(旺文社)」

「基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリル(旺文社)」

「大学入試アップグレード英文法・語法(数研出版)」

 

 

【英文解釈の復習】

・英文解釈とは、一文一文を文の構造を把握しながら丁寧に読むこと。

・文の構造がよく分かっていないと、文章全体の意味も分からなくなってしまうため、英文解釈の勉強は不可欠。

・英文解釈のおすすめな勉強法

・まずは自力で訳してみる
・答えと照らし合わせ、できなかった部分は特に解説をしっかりと読む
・後日再度自力で訳してみる

・丸暗記をせず、「なぜこの答えになるのか?」を理解できるようにすること。

*共通テストは分量が多く、速く読む力が求められる。だが、時間をかけても文章の正確な意味が分からないのに速く読もうとするのは無意味。そこで、まずはじっくり一分一文の文の構造や意味をつかむ練習をするようにしたい。

 

おすすめ問題集

「大学入試読むための英文法 標準編(アルク)」

 

 

【長文を多く読む】

・大学入試では長文読解の配点が高い

・長文読解ができるようになるには、「①精読→②速読→③多読」の順で長文に取り組むこと。

①精読 一つ一つの文をじっくりと読み、文章の理解度を高める
②速読 共通テストなど時間制限が厳しいテストに対応できるように英文を素早く読む練習をする
③多読 さまざまなジャンルの文章を片っ端から読む

・速読をする際には、スラッシュを引きつつ、前から順番にカタマリごとに読むようにすること。(返り読みは厳禁。)

・長文を多く読むことで、話のパターンや文章の構造が分かるようになり、短い時間で意味をつかむことができる。

・英語の文章の読み方

①日本語訳を一通り読む
②英文と日本語訳と一文ずつ照らし合わせて読む
③単語の意味、文法などをおさえる
④文の構造を確認する
⑤繰り返し音読する

 

おすすめ問題集

「大学入試英語長文ハイパートレーニング(桐原書店)」

「英検2級 文で覚える単熟語(旺文社)」

「大学入試レベル別英語長文問題Solution最新テーマ編1・2・3(かんき出版)」

 

 

【リスニング対策】

・共通テストではリスニングの配点が高いので要注意。

・英単語、英熟語、英文法の基礎を固めた後にリスニング対策をすること。十分な知識がないとリスニングはできるようにはならない。

・正しい発音が発声できないとなかなか聞き取れるようにはならない。そのため、正しい音やリズム、音の強弱を理解するところから始めること。

・その後、ディクテーション(聞いた英語を一語一句書き取るトレーニング)の練習をする。

会話表現も覚えていくと意味がとらえやすくなる。

 

おすすめ問題集

「ゼロからスタート英語を聞きとるトレーニングBOOK(Jリサーチ出版)」

「共通テスト英語〔リスニング〕 満点のコツ(教学社)」

「1カ月で攻略! 大学入学共通テスト英語リスニング(アルク)」

 

 

【共通テスト対策】

・分量が多く、時間内に解き切るのは極めて難しい。

・共通テストレベルの英単語・英熟語+最低限の文法の知識は必須。マスターできていない場合は、早急に覚えること。

時間配分を決めて解いていくこと。

おすすめ時間配分

 第1問 5~6分、第2問 8分、第3~5問 各10分、第6~8問 各12分

・本文を読むのに時間をかけすぎない。

・意味の分からない単語が出てきたときは、前後の文章から意味を類推するようにする。

・消去法で2択まで絞り、そこからは再度本文を読んで解答の根拠となる部分を見つける。

・問題の読み方、解き方

①先に問題文に目を通す(選択肢までは見なくていい)
②本文をさらっと読む(時間をかけすぎない)
③再度問題文を読み、選択肢を2択まで絞る
解答の根拠となる部分になりそうな部分を再度じっくりと読む

 

おすすめ問題集

「きめる共通テスト英語リーディング(学研)」

「共通テスト英語リーディングレベル別問題集(東進ブックス)」

 

 

【英作文の対策をする】

国公立大学を中心に二次試験では英作文の問題が出るところが多い

・高3の秋から本格的に英作文の勉強を始めること。

・最初は例文暗記から始め、その後和文英訳→自由英作文と進める。

・難しい日本語は簡単なものに直してから考えるとよい(「例 「遅刻しそうだったので全力疾走した」→「遅刻しそうだったのでできる限り速く走った」)

・自由英作文は「型」があるので、その「型」をまずはしっかりと身につけること。

・和文英訳や自由英作文の問題がスラスラ解けないときは、模範解答を先に暗唱しておくとよい。

・書いたものは学校の先生に添削してもらうのがベスト。

 

おすすめ問題集

「英文法の知識ゼロからはじめられる暗唱例文Props150(学研)」

「大学入試 肘井学の 作文のための英文法が面白いほどわかる本(KADOKAWA)」

「関正生の英作文ポラリス[2 自由英作文編] (KADOKAWA)」

 

モモ先生
英単語や英文法は早めに仕上げるようにしましょう。

 

 

 

オ 数学

 

数学の勉強は、

①計算の練習
②典型問題の解法暗記
③応用レベルの問題演習
④共通テスト対策
⑤二次試験・私立入試対策

という流れになっています・

英語と同様、数学もやるべきことが多いので、ぜひ高1・高2のうちにある程度仕上げるようにしましょう。

そうでないと入試までに勉強が仕上がらない可能性があるため、早めに対策をすることが大切になってきます。

 

 

【典型問題の解法を暗記する】

・「チャート式」のような参考書を使って、入試でよく出る問題の解き方を覚えていく。

*青・黄チャートは動画で解き方を解説してくれるためおすすめ。また、白チャートは定理や定義の解説が詳しい。

・学校で使っている問題集(4STEP、クリアー、3TRIALなど)は問題量が多い。そのため、うまく使いこなす必要がある。

丸暗記はNG。「なぜ、その解き方になるのか?」を理解しながら進めていくこと。

・量は多いので、高1・2のうちから少しずつ取り組むようにしたい。(例題のみでOK。練習問題までやろうとすると、いくら時間があっても足りなくなる。)

・高2が終わるまでに数学ⅠA+ⅡBCを、高3の1学期までに数学Ⅲの解法暗記を終わらせるのが目標。

 

おすすめ問題集

・共通テストのみ:白チャート(数研出版)」
・地方国公立大及びMARCH・関関同立:黄チャート(数研出版)」
・早慶+旧帝大:青チャート(数研出版)」

 

 

【共通テスト対策】

思考力を必要とする問題が多い。

・問題文が長いので、読解力も必要。

・二次試験と比べると、どの分野からも満遍なく出題される。そのため、データの分析、論理と集合などの分野もしっかりと復習をしておくこと。

・前の問題が次の問題を解く上でのヒントになっていることがある。そのため、解き方が思いつかない場合は、前の問題を見返すとよい。

・時間制限が厳しい。大問ごとに解く時間を決めて解いていくこと。

<おすすめ時間配分>

数学ⅠA:第1問(数と式・図形と計量)20分、第2問(二次関数・データの分析)20分、第3問(確率)12分、第4問(図形の性質)12分
数学ⅡBC:第1問(三角関数)10分、第2問(指数・対数)10分、第3問(微分法・積分法)15分、第4問(数列)10分、第5問(確率分布)10分、第6問(ベクトル)10分、第7問(式と曲線、複素数平面)10分

*数学ⅡBCは第4問~第7問の4問のうち3問を選ぶようになっている。おすすめは、数列+確率分布+ベクトルの組み合わせ。

 

おすすめ問題集

「チャート式大学入試共通テスト対策数学ⅠA+ⅡBC(数研出版)」

「きめる!共通テスト数学(学研)」

 

 

【応用レベルの問題を解く】

・チャート式をマスターしただけでは解けるようにはならない。

・実際の入試問題のレベルや問題形式に合った問題が載っている問題集を解く。(学校の問題集がスラスラ解ける人はその問題集をやっていけばOK)

・高3の秋からこのレベルの問題集が解けるように学習を進めていくこと。

・応用問題は複数の単元の内容を使って解くことがあるため、思考力が必要。

・解き方が思いつかない場合は、いきなり答えを見て解き方を理解し、その後自力で解いてみるやり方がおすすめ。

・解説を見ても分からない場合は基礎力が抜けているので、再度チャート式に戻って復習をすること。

 

おすすめ問題集

「文系数学の良問プラチカ(河合出版)」

「理系数学の良問プラチカ(河合出版)」

「1対1対応の演習(東京出版)」

*プラチカは「理系」よりも「文系」の方が難易度が高い。また、「1対1」は全部で6冊あるので分量が多いので要注意。個人的なおすすめは、「プラチカ(数学ⅠAⅡBC)+1対1(数学Ⅲ)」

 

たま吉
まずはチャート式でしっかりと解き方をマスターするようにしたいニャー

 

 

カ 物理

 

物理の勉強は、

①教科書や参考書を読んで物理現象についての理解を深める
②公式や定義を暗記する
③基本問題集を解く
④共通テスト対策をする
⑤応用問題集を解く
⑥過去問を解く

という流れになっています。

 

 

【参考書を読んで内容を理解する】

・まずは、参考書を読んで物理現象を理解する。

・参考書を読む際には、「なぜその公式になるのか?」といったことや、用語の意味(加速度・等速円運動・ドップラー効果など)を覚えるといったことをしながら読み進めること。

動画がついている参考書がベスト。(字だけではなかなか理解しづらいため)

・参考書を読んでも分からない場合は、学校の先生に聞いたり、YouTubeの解説動画を見たりして理解を深めること。

 

おすすめ問題集

「秘伝の物理 大学入試で点が取れる授業動画付き 物理のインプット講義(学研)」

「大学入試坂田アキラの物理基礎・物理の解法が面白いほどわかる本(KADOKAWA)」

*「秘伝の物理」は動画で解説されているため、特におすすめ

 

 

【問題集を解く】

・最初は「リードLightノート物理」など基本レベルの問題集から解いていくこと。(「物理のエッセンス」から始めるのはNG)

・学校で使っている問題集(セミナー物理など)がスラスラ解ける人は、その問題集をやっていけばOK。

丸暗記はNG。「なぜ、その解き方になるのか?」を理解しながら進めていくこと。

・解き方が思いつかない場合は、いきなり答えを見て解き方を理解し、その後自力で解いてみるやり方がおすすめ。

・解説を見ても分からない場合は基礎力が抜けているので、再度参考書に戻って復習をすること。

・高2のうちに、力学をマスターしておくと後が楽になる。

 

おすすめ問題集

*「物理のエッセンス」、「良問の風物理」はYouTubeで解説動画があるため、おすすめ。特にエッセンスは解説があっさりしているので、動画がないと理解しづらいところもある。

 

物理のエッセンス解説動画はこちら

 

良問の風物理解説動画はこちら

 

*「名問の森物理」と「物理重要問題集」はほぼ同じレベル。そのため、学校で重問を使っている場合は、その問題集で難関大に十分対応できるため、名問を解く必要はない。

 

 

【共通テスト対策】

・共通テストはどの単元も満遍なく出題される。そのため、二次試験ではあまり出ない原子分野もしっかりと勉強しておくこと。

・「良問の風物理」をマスターすれば、共通テストが解けるレベルになる。

・二次試験とは違い、問題形式がやや独特。そのため、共通テストの問題演習はしっかりとやっておきたい。

・基本的に二次試験の勉強をしていれば、共通テストに特化した問題集を解かなくても対応できる。

 

モモ先生
まずは力学をできるようにしましょう。

 

 

 

 

キ 化学

 

化学の勉強は、

①教科書や参考書を読んで化学の内容についての理解を深める
②公式や定義、無機化学や有機化学の内容を暗記する
③基本問題集を解く
④共通テスト対策をする
⑤応用問題集を解く
⑥過去問を解く

というのが基本的な流れになります。

 

 

【参考書を読んで内容を理解する】

・まずは、参考書を読んで化学の内容を理解する。

・参考書を読む際には、「なぜその計算式になるのか?」といったことや、用語の意味(モル濃度・蒸気圧降下・金属のイオン化傾向など)を覚えるといったことをしながら読み進めること。

動画がついている参考書がベスト。(2024年現在では販売されていない)

・参考書を読んでも分からない場合は、学校の先生に聞いたり、YouTubeの解説動画を見たりして理解を深めること。

 

おすすめ問題集

「大学入試坂田アキラの化学の解法が面白いほどわかる本(中経出版)」

「橋爪のゼロから劇的!にわかる化学の授業(旺文社)」

 

 

【基本的な内容をマスターする】

・理論化学は計算方法、無機・有機化学は暗記すべきところをしっかりとマスターする

・特に無機化学の内容は忘れやすいので、こまめに復習すること

 

おすすめ問題集

「基礎からのジャンプアップノート 理論化学 計算&暗記ドリル (旺文社)」

「基礎からのジャンプアップノート 無機・有機化学 暗記ドリル(旺文社)」

 

 

【問題集を解く】

・最初は「リードLightノート化学」など基本レベルの問題集から解いていくこと。(「化学重要問題集」から始めるのはNG)

・学校で使っている問題集(セミナー化学など)がスラスラ解ける人は、その問題集をやっていけばOK。

丸暗記はNG。「なぜ、その解き方になるのか?」を理解しながら進めていくこと。

・解き方が思いつかない場合は、いきなり答えを見て解き方を理解し、その後自力で解いてみるやり方がおすすめ。

・解説を見ても分からない場合は基礎力が抜けているので、再度参考書に戻って復習をすること。

・高2のうちに、理論化学をマスターしておくと後が楽になる。

 

おすすめ問題集

「リードLightノート化学基礎・化学(数研出版)」→教科書~共通テストレベル
「化学重要問題集(数研出版)」→共通テスト~旧帝大レベル
「化学の新演習(三省堂)」→上位旧帝大・医学部レベル

*「化学重要問題集」はYouTubeで解説動画があるため、おすすめ。ただし、ある程度の力がないと、解説を見ても分からないところが出てくるので要注意。

 

化学重要問題集解説動画はこちら

 

*「化学の新演習」は難関大志望者向け。分量が多いので、解く問題を決めてやっていくとよい。(★★★のついた問題だけ解くなど)

 

 

【共通テスト対策】

・共通テストは有機・高分子の割合が高い。そのため、これらの単元もしっかりと勉強をすること。

・「化学重要問題集」のA問題をマスターすれば、共通テストが解けるレベルになる。

・二次試験とは違い、問題形式がやや独特。そのため、共通テストの問題演習はしっかりとやっておきたい。

・基本的に二次試験の勉強をしていれば、共通テストに特化した問題集を解かなくても対応できる。

 

たま吉
無機や有機はしっかりと覚えるところから始めたいニャー

 

 

ク 生物

 

生物の勉強は、

①用語を暗記する
②基本問題集を解く
③共通テスト対策をする(+実験考察問題対策をする)
④応用問題集を解く
⑤過去問を解く

という流れになります。

 

【参考書を読んで内容を理解する】

・まずは、参考書を読んで生物の内容を理解する。

・参考書を読む際には、「なぜその現象が起こるのか?」といったことや、用語の意味(能動輸送・電子伝達系・重複受精など)を覚えるといったことをしながら読み進めること。

動画がついている参考書がベスト。(2024年現在では販売されていない)

・参考書を読んでも分からない場合は、学校の先生に聞いたり、YouTubeの解説動画を見たりして理解を深めること。

 

おすすめ問題集

「大学入試山川喜輝の生物が面白いほどわかる本(KADOKAWA)」

「生物合格77講(東進ブックス)」

 

 

【基本的な内容をマスターする】

・生物は物理、化学と比べると暗記的要素が強い。

・まずは用語をしっかりと覚えるようにしたい。その後は定期的に復習をすること。

・知識を十分に固めてから問題演習に取り組むこと。

 

おすすめ問題集

「リードLightノート生物」

*各単元の最初に、穴埋め問題で用語を覚えられる構成となっているため、先に赤ペンで答えを全部書き、その後赤シートで隠して覚えていくとよい。

 

 

【問題集を解く】

・最初は「リードLightノート生物」など基本レベルの問題集から解いていくこと。(「大学受験生物問題集合格177問」から始めるのはNG)

・学校で使っている問題集(セミナー生物など)がスラスラ解ける人は、その問題集をやっていけばOK。

丸暗記はNG。「なぜ、その解き方になるのか?」を理解しながら進めていくこと。

・実験考察問題などで解き方が思いつかない場合は、いきなり答えを見て解き方を理解し、その後自力で解いてみるやり方がおすすめ。

・解説を見ても分からない場合は基礎力が抜けているので、再度参考書に戻って復習をすること。

 

おすすめ問題集

「リードLightノート生物(数研出版)」→教科書~共通テストレベル
「大学受験生物問題集合格177問【入試必修編】(東進ブックス)」→共通テスト~MARCH・地方国公立大レベル
「大森徹の最強問題集159問(文英堂)」→早慶・旧帝大レベル

*参考書の「生物合格77講」と問題集の「大学受験生物問題集合格177問【入試必修編】」は同じ著者が書いているため、相性が良い。

*「大森徹の最強問題集159問」は難関大レベルであるため、無理に手を出す必要はない。

 

 

【共通テスト対策】

・共通テストは思考力を要する問題が多いため、高得点を取りにくい

・物理や化学と比べると、受験者数は少なく、かつ平均点は低い年が多い。

・「大学受験生物問題集合格177問」をマスターすれば、共通テストが解けるレベルになる。

・二次試験とは違い、問題形式がやや独特。そのため、共通テストの問題演習はしっかりとやっておきたい。

・基本的に二次試験の勉強をしていれば、共通テストに特化した問題集を解かなくても対応できる。

 

モモ先生
基本的な内容をしっかりと覚えてから問題に取り組むようにしましょう。

 

 

 

 

ケ 日本史

 

日本史の勉強は、

①歴史の流れをつかむ
②用語を暗記する(年号を覚える+史料問題対策)
③基本問題集を解く
④共通テスト対策をする
⑤応用問題集を解く
⑥論述対策をする
⑦過去問を解く

という流れになっていまます。

また、受験勉強でメインとなる科目は英語や数学です。
なのに、日本史が好きであるあまりに、時間をかけすぎてしまう人がいます。
日本史は他の教科と比べると配点が低いため、日本史ばかり勉強しても全体の点数が上がるわけではありません。
その点を注意して勉強に取り組むようにしましょう。

 

【日本史の流れをつかむ】

・まずは、教科書や参考書を読んで歴史の流れをつかむ。

・文章だけでなく、写真や史料、地図などにも目を通しておくこと。

 

おすすめ問題集

「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書(SBCreative)」

「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本(東進ブックス)」

 

 

【用語の暗記】

・最初から細かいところまで覚えない。(問題集によっては早慶レベルの細かいところまで載っているものもあるが、1冊目の問題集としてはおすすめしない。)

・文章の中で用語が覚えられる問題集がベスト。

・日本史が苦手な場合は、中学生用の歴史の問題集からやっていくとよい。

・最初に答えが言えるようにし、その後漢字で書けるようにする。

・まずは一通り確認しできなかったものにチェックをつける→その後覚えていなかった単語を集中的に覚える

・その日のうちに一度完璧にする(中途半端な状態で終わっていては一生覚えることはできない。)

・一度覚えてもすぐに忘れてしまうので、定期的に復習をする

 

おすすめ問題集

「高校日本史基本用語問題集 ツインズ・マスター(山川出版社)」

 

 

【基本レベルの問題集を解く】

・一問一答を完ぺきにした後で取り組む。

・山川出版社の問題集は、高校定番の教科書である「詳説日本史探究」に対応しているため使いやすい。

・日本史は用語の意味を問う問題にも、記述問題や場所を問う問題、絵や史料に関する問題など様々な問題形式がある。そのため、問題集を解いて、問題のパターンに慣れていきたい。

・あまりできなかったところは、再度教科書や参考書を読み返したり、一問一答問題集に戻って覚え直したりすること。

 

おすすめ問題集

「日本史総合テスト(山川出版社)」→教科書に準拠した問題集(学校で使っている問題集でもOK)
「はじめる日本史(Z会)」→MARCH・関関同立レベル
ヒストリア 日本史精選問題集(学研)」→早慶レベル

 

 

【年号を暗記する】

・年号を覚えることで歴史の流れがより分かるようになる。

・年号は覚えにくく忘れやすいが、語呂合わせなどを使って繰り返し暗記をすること。

・年号と出来事を交互に読んでいくと覚えやすい。(例 1274年文永の役、1274年文永の役・・・)

・重要度が高いものから覚えていくとよい。

 

おすすめ問題集

「元祖日本史の年代暗記法(旺文社)」

 

 

【共通テスト対策をする】

・上で紹介した「日本史総合テスト」をマスターすると、共通テストの過去問を解けるレベルに到達する。

・共通テストは、「日本史探究+歴史総合」が範囲なので、歴史総合(特に世界史の内容)もしっかりと復習しておきたい。

・世界史と比べるとやや細かい内容も出る。

・二次試験や私大入試と比べると、

・教科書のレベルを超えたレベルの用語は出ないが、教科書を隅々まで読まないと解けない問題もある。
思考力を要する問題が多い
・どの分野からも満遍なく出題される(政治史・文化史・外交史・社会経済史)

といった特徴があるため、共通テスト専用の対策をしないと点数を取れない。

・現役生の場合は、時期によってはまだ日本史が終わっていないため、分野別の問題集を使うのがおすすめ。

 

おすすめ問題集

「きめる!共通テスト 歴史総合+日本史探究(学研)」

「大学入学共通テストへの道 歴史総合,日本史探究(山川出版社)」

 

 

【論述対策をする】

・国公立大を志望する場合は、論述問題が中心となってくる。

・高3の秋から論述対策を始めていきたい。

・最初に問題集の模範解答を暗唱し、その後実際に文章を書いてみる。

・志望大学の過去問や他の大学の入試問題も積極的に取り組む。

・書いたものは学校の先生に添削してもらうとよい。

 

おすすめ問題集

「みるみる論述力がつく日本史(山川出版社)」

 

たま吉
用語をしっかりと覚えてから問題に取り組むといいニャー

 

 

コ 世界史

 

世界史の勉強は、

①歴史の流れをつかむ
②用語を暗記する(年号を覚える)
③基本問題集を解く
④共通テスト対策をする
⑤応用問題集を解く
⑥論述対策をする
⑦過去問を解く

という流れになっていまます。

また、受験勉強でメインとなる科目は英語や数学です。
なのに、世界史が好きであるあまりに、時間をかけすぎてしまう人がいます。
世界史は他の教科と比べると配点が低いため、世界史ばかり勉強しても全体の点数が上がるわけではありません。
その点を注意して勉強に取り組むようにしましょう。

 

【世界史の流れをつかむ】

・まずは、教科書や参考書を読んで歴史の流れをつかむ。

・文章だけでなく、写真や史料、地図などにも目を通しておくこと。

・タテの流れ(国別の歴史)、ヨコの流れ(同じ時期の国同士の関係)をつかんでいくこと。

 

おすすめ問題集

「小学生でもわかる世界史(朝日新聞出版)」

「大学入試 ストーリーでわかる世界史探究(KADOKAWA)」

「タテから見る世界史: 探究対応版(学研)」

「ヨコから見る世界史: 探究対応版(学研)」

 

 

【用語の暗記】

・最初から細かいところまで覚えない。(世界史の場合は教科書の太字レベルの用語を覚えれば、共通テストでも十分に戦える力はつく。)

・問題集によっては早慶レベルの細かいところまで載っているものもあるが、1冊目の問題集としてはおすすめしない。

・文章の中で用語が覚えられる問題集がベスト。

・まずは一通り確認しできなかったものにチェックをつける→その後覚えていなかった単語を集中的に覚える

・その日のうちに一度完璧にする(中途半端な状態で終わっていては一生覚えることはできない。)

・一度覚えてもすぐに忘れてしまうので、定期的に復習をする

 

おすすめ問題集

「高校世界史基本用語問題集 ツインズ・マスター(山川出版社)」

 

 

【基本レベルの問題集を解く】

・一問一答を完ぺきにした後で取り組む。

・山川出版社の問題集は、高校定番の教科書である「詳説世界史探究」に対応しているため使いやすい。

・世界史は用語の意味を問う問題にも、記述問題や場所を問う問題、写真や史料に関する問題など様々な問題形式がある。そのため、問題集を解いて、問題のパターンに慣れていきたい。

・あまりできなかったところは、再度教科書や参考書を読み返したり、一問一答問題集に戻って覚え直したりすること。

 

おすすめ問題集

「世界史総合テスト(山川出版社)」→教科書に準拠した問題集(学校で使っている問題集でもOK)
「はじめる世界史(Z会)」→MARCH・関関同立レベル
ヒストリア 世界史精選問題集(学研)」→早慶レベル

 

 

【年号を暗記する】

・年号を覚えることで歴史の流れがより分かるようになる。

・年号は覚えにくく忘れやすいが、語呂合わせなどを使って繰り返し暗記をすること。

・年号と出来事を交互に読んでいくと覚えやすい。(例 1356年金印勅書の発布、1356年金印勅書の発布・・・)

・重要度が高いものから覚えていくとよい。

 

おすすめ問題集

「元祖世界史の年代暗記法(旺文社)」

 

 

【共通テスト対策をする】

・上で紹介した「世界史総合テスト」をマスターすると、共通テストの過去問を解けるレベルに到達する。

・共通テストは、「世界史探究+歴史総合」が範囲なので、歴史総合(特に日本史の内容)もしっかりと復習しておきたい。

・世界史は日本史と比べると、範囲が広い分そこまで細かい内容は出ない

・二次試験や私大入試と比べると、

・教科書のレベルを超えたレベルの用語は出ない
思考力を要する問題が多い
・どの地域からも満遍なく出題される(東南アジア・アフリカ・オセアニアなども)

といった特徴があるため、共通テスト専用の対策をしないと点数を取れない。

・現役生の場合は、時期によってはまだ世界史が終わっていないため、分野別の問題集を使うのがおすすめ。

 

おすすめ問題集

「きめる!共通テスト 歴史総合+世界史探究(学研)」

「大学入学共通テストへの道 歴史総合,世界史探究(山川出版社)」

 

 

【論述対策をする】

・国公立大を志望する場合は、論述問題が中心となってくる。

・高3の秋から論述対策を始めていきたい。

・最初に問題集の模範解答を暗唱し、その後実際に文章を書いてみる。

・志望大学の過去問や他の大学の入試問題も積極的に取り組む。

・書いたものは学校の先生に添削してもらうとよい。

 

おすすめ問題集

「みるみる論述力がつく世界史(山川出版社)」

 

モモ先生
世界史は量が多いので、コツコツと勉強をしていくようにしましょう。

 

 

 

 

サ 主に共通テストでのみ使う科目

 

A 理科基礎

 

・物理基礎、地学基礎は平均点が高めだが、参考書や問題集の数が少ないというデメリットがある。

・多くの受験生は、化学基礎+生物基礎の組み合わせで受験する。

・学校で使っている問題集(セミナー、アクセス)などは文系の人からすると難しい問題が多い。そう感じる場合は、下で紹介する市販の問題集に切り替えて勉強していくよい。

・化学基礎は計算、生物基礎は実験考察問題ができるかどうかがカギを握る。

・共通テスト対策問題集を解いて点数が伸びない場合は、もう一度基礎に戻って復習をすること。

・おすすめ問題集

【物理基礎】

「物理基礎のインプット講義Basic(学研)」→動画で説明されているため分かりやすい

「リードLightノート物理基礎(数研出版)」

 

【化学基礎】

「坂田アキラの化学基礎の解法が面白いほどわかる本(KADOKAWA)」→計算問題の解き方が非常に詳しい

「リードLightノート化学基礎(数研出版)」

 

【生物基礎】

「きめる!共通テスト生物基礎(学研)」

「リードLightノート生物基礎(数研出版)」→穴埋め問題があり、そこで用語を覚えることができる。

 

【地学基礎】

「きめる!共通テスト地学基礎(学研)」→数少ない地学基礎の参考書の中でも非常におすすめの1冊

「リードLightノート地学基礎(数研出版)」→他の教科に比べると量が少ないため、短時間で仕上げることができる。

 

 

B 地理探究

 

・主に理系の生徒が受験する科目。

・平均点は高めなので、しっかりと対策をすれば80点前後は取れる。(理系科目だけでなく、文系科目も力を入れて取り組むこと)

・大学によっては国語・社会の配点が高いので要注意。

 

おすすめ問題集

「きめる!共通テスト 地理総合+地理探究(学研)」

「大学入学共通テスト地理集中講義(旺文社)」

 

 

C 政治経済、倫理

 

・主に文系の生徒が社会の2つ目の科目として使う科目

・政経は公共と重なる部分が非常に多いので、「公共+政経」で受験するのがおすすめ。

・倫理は、世界史選択の場合は関連があるので勉強しやすい。また、現代文が得意な人も勉強しやすい。

 

おすすめ問題集

「蔭山の共通テスト政治・経済(学研)」

「共通テスト 公共、政治・経済 集中講義(旺文社)」

 

 

D 情報Ⅰ

 

・知識問題と思考力を要する問題がある。

・大学によっては配点が高いところもあるので要注意。

・プログラミングの問題は、実際にパソコンでプログラミングを書く練習をしていないとイメージしにくい。

 

おすすめ問題集

「きめる!共通テスト情報I(学研)」

「高校の情報Ⅰが1冊でしっかりわかる問題集(かんき出版)」

「情報Ⅰ 大学入学共通テスト プログラミング問題対策(技術評論社)」

 

 

たま吉
共通テストでしか出ない教科もしっかりと勉強しておきたいニャー

 

 

大学入試対策コースについて

 

 

 

当塾では、志望校に応じたコースを揃えています。

 

【①大学入試対策コース(国・数・英対応)】

【対象者】国公立大学・私立大学を一般受験で志望する高校生

【指導科目】英語・数学・国語

 

大学入試対策コースの詳細はこちら

 

 

【②推薦入試対策コース(国・数・英対応)】

【対象者】国公立大学・私立大学を推薦入試で志望する高校生

【指導科目】英語・数学・国語・面接・小論文・志望理由書

 

推薦入試対策コースの詳細はこちら

 

 

【③国語・小論文対策コース】

【対象者】国語の力を伸ばしたい高校生、小論文の対策をしたい高校生

【指導科目】国語(現代文中心)・面接・小論文・志望理由書

 

国語・小論文対策コースの詳細はこちら

 

 

【入塾条件】

①勉強に対して前向きであること
②規則正しい生活をし、勉強習慣がついていること(宿題の量は多めです)
③通知表で各教科の判定が「3以上」であること

TEL 0532-74-7739

月~金 14:30~22:00

 

 

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