と思っている高校生・浪人生のみなさん!
今回は「共テ数学ⅠA・ⅡBC|時間配分と解く順番のコツで時間不足を解決!」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
共通テスト数学で時間が足りない原因は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!共通テスト数学ⅠAのおすすめの時間配分は?
ア 共通テスト数学ⅠA・ⅡBCで時間が足りない原因は?
→計算力がない、基本問題の解き方を知らない場合が多い
共通テストの数学で時間が足りずに最後まで解ききれない人がいます。
最初に数学で時間が足りなくなる原因から見ていきましょう。
A 計算が遅い
共通テスト数学で時間が足りない場合、まず考えられるのが「計算が遅い」場合です。
センター試験に比べると、共通テストの数学は計算量は減りました。
とはいえ、計算が遅いとそれだけ問題を解くのに時間がかかってしまいます。
計算が遅いと感じている人は、計算用の問題集などを解いて計算力を上げるようにしましょう。
B 基本問題の解き方が瞬時に出ない
共通テスト数学の問題は基本問題の組み合わせで出ます。
そのため、教科書に載っているような典型問題の解き方が瞬時に出ないと、そこで余分に考えてしまうことになり時間がかかってしまいます。
そうならないためにも、「白チャート」や「黄チャート」に出てくる問題は問題を見ただけでどうやって解けばいいかが思いつくようにしていきましょう。
C 誘導に乗れていない
共通テストの数学は問題が誘導形式になっています。
誘導形式とは(1)や(2)の問題を順に解くことで、(3)の解き方が分かるという問題形式です。
この誘導問題ができるようになるには、やはり数多くの過去問や予想問題集を解くことです。
センター試験や共通テストの問題を数多く解いて、どうやって解けばいいのかをつかむようにしましょう。
また、問題を解くときには「なぜこの式になるのか?」といったことを理解しながら解くようにしましょう。
共通テスト数学ⅠA・ⅡBCのおすすめの時間配分は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!共通テスト数学ⅡBCのおすすめの時間配分は?
ア 共通テスト数学ⅠA・ⅡBCのおすすめの時間配分は?
→数学Ⅰおよび微分・積分の単元は時間にゆとりをもって取り組もう
A 数学ⅠAのおすすめ時間配分
数学ⅠA(解答時間は70分)は
第2問(二次関数・データの分析) 20分
第3問(図形の性質) 12分
第4問(場合の数と確率) 12分
がベースとなります。
なお、大問1と2は文章量が多く、問題文の意図を理解するのに時間がかかるため、時間に余裕を持たせています。
B 数学ⅡBCのおすすめ時間配分
数学ⅡBC(解答時間は70分)は、
第2問(指数対数) 10分
第3問(微分積分) 15分
第4問(数列) 11分
第5問(確率分布) 11分
第6問(ベクトル) 11分
第7問(平面上の曲線と複素数平面) 11分
*第3問~第7問は4問中3問選択
がベースとなります。
これを元に得意不得意の単元があれば、時間を調節していきましょう。
例えば、微積が得意で数列が苦手だったとします。
その場合は、第3問の微積を15分→13分にし、第4問の数列を11分→13分にするといった感じです。
共通テストの英語・数学・国語は時間制限が厳しいですので、このように解く順番や時間配分を決めて取り組むようにしましょう。
共通テスト数学ⅠA・ⅡBCの問題を解くおすすめの順番は?
ア 共通テスト数学ⅠA・ⅡBCの解く順番のおすすめは?
→順番通り解くのがセオリー
受験生の中には「得意な単元から解いた方がいいですか?」と思う人がいるかもしれません。
ただ、私自身としては、「大問1から順番通り解いたほうがいい」という意見です。
その理由としては、
②途中から解いた場合、マークのずれが起こることがある
③難しい問題から解くと思った以上に時間がかかってしまうこともある
といったことがあります。
ですので、まずは順番通りに解いてみて、それで解けない問題が出てきたら、一旦飛ばして次の問題を解いていくようにしましょう。
そして、飛ばした問題のマークミスを防ぐためにとりあえずその問題は適当にマークをしておくと、マークのずれを防ぐことができます。(後で再度解き直せるように、問題文に丸をつけるなどしておきましょう。)
模試や過去問などでいろいろな順番で試してみて、最終的に時間内に解き切れる順番で解くようにしましょう。
ただ、一つ言えるのは、共通テスト本番で急に解く順番を変えてはいけないということです。
慣れないことを本番でやってしまうと、時間配分が狂ったり、焦ってしまったりということが出てきてしまいます。
ですので、普段の練習と同じ順番で共通テスト本番でも解くようにしましょう。
ウ 選択問題はどの問題を解くべきか?
→確率分布はやっておいたほうがいい
共通テストの数学のⅡBCでは選択問題があります。(ⅠAは選択問題がありません。)
数学ⅡBCでは、数列・確率分布・ベクトル・複素数平面+式と曲線から3題を選ぶことになっています。
その中でおすすめの組み合わせは、数列+ベクトル+確率分布です。
その理由としては、
・確率分布は問題がワンパターンであり、短い時間で解き終えることができる
・2024年までは複素数平面+式の曲線は共通テストの範囲ではなかったため問題の形式がつかめない
といったことがあるからです。
そのため、基本的にはこの3つの単元で解くことをおすすめします。
ただし、苦手な人が多くなりがちな数列や概念がつかみづらい確率分布がどうしても苦手な場合は、複素数平面+式と曲線の分野を選択科目の候補に入ってくることも考えられます。