と思っている高校生のみなさん!
今回は「コミュ英で高得点を狙う!高校生のための定期テスト勉強法とテクニック」についてみていきますよ。
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✓結論
✓記事を書いた人
【高校英語】コミュ英の定期テストでは何が出題される?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!定期テスト英語コミュニケーションのおすすめ勉強法は?
高校の定期テストは、英語は「英語コミュニケーション」と「論理・表現」に分かれています。
英語コミュニケーションは教科書本文の長文についての問題が、論理・表現は文法や長文についての問題が出ます。
そして詳しく見ていくと、英語コミュニケーションは、
②教科書の内容<長文問題>
③補助教材の内容<長文問題>
が中心に、
論理・表現は、
②暗記例文・構文の暗記
③英作文<和文英訳・自由英作文>
④教科書や補助教材の内容
が中心に出題されます。
定期テストコミュ英のおすすめ勉強法は?
ア 英単語の暗記
→英語のテスト勉強は単語の暗記から始めよう!
A 小テストから全力で取り組もう
定期テストの英語コミュニケーションの勉強法の一つ目は、「英単語の暗記」です。
まずはしっかりと英単語を覚えるようにしましょう。
それは単語の意味を知らないと、教科書の文章の内容をきちんと理解することができないからです。
学校で使っている英単語帳から10~20点分くらい出題されます。
多くの学校では週に1回程度英単語の小テストがあります。
ですので、まずは小テストで満点を取ることができるようにコツコツと勉強をするようにしましょう。
それは、定期テストでは小テストの何回か分の内容が範囲となるからです。
例えば、
・小テスト② 21~40番までの英単語
・小テスト③ 41~60番までの英単語
・小テスト④ 61~80番までの英単語
・小テスト⑤ 81~100番までの英単語
・小テスト⑥ 101~120番までの英単語
*定期テストの範囲 1~120番までの英単語
と、上の場合では、6回分の小テストの範囲が1回の定期テストの範囲となっています。
そのため、普段の小テスト(毎回20個)の勉強をさぼってしまうと、テスト前に膨大な量の英単語(120個)を覚えないといけなくなり、中途半端な状態で終わってしまう可能性があるからです。
そうならないためにも普段からコツコツと覚えるようにしましょう。
B 英単語の覚える順番は?
英単語を覚える順番は、
②日本語の意味<英語→日本語>
③日本語→英語にできるかどうか
④単語を書けるかどうか
がおすすめです。
まずは、「①英単語の発音やアクセントの確認」です。
それは正しい発音やアクセントを知らないと、リスニングで音を聞きづらくなるからです。
学校で使っている英単語帳で音声アプリなどがあれば、それをインストールして音声を聞きつつ、発音をするようにしましょう。
次に、「②日本語の意味が分かるかどうかの確認」です。
多くの英単語帳は一つの英単語に複数の日本語の意味が書かれていることが多いですが、最初からそれらを全て覚えようとするとかなり時間がかかってしまいます。
そのため、最初はどれか一つの意味だけでいいのでそれを覚えるようにしましょう。
その次は、「③日本語を見て英語に直せるかどうかのチェック」です。
これをやらずに、「④の英単語が書けるかどうかの確認」からやってしまうと、人によっては結構な数の英単語が書けなかったり、間違ったスペルを書いてしまったりして、④をマスターするのにかなり時間がかかってしまいます。
ですので、一旦「日本語→英語」のチェックで英単語を頭の中に入れてから、スペルチェックをしていくといいでしょう。
C 英単語の覚え方
英単語の覚え方としては以下のやり方がおすすめです。
①まずは一通り確認し、できなかったものにチェックをつける
→ここで覚えている英単語とそうでない英単語に分けていきます。
②覚えていなかった単語の意味を集中的に覚える
→例文を見ながら単語の意味を覚えていくと短い時間で覚えることができます。
③再度覚えていなかった語句をチェックし、全ての語句をマスターするまで繰り返す
→覚えてから再チェックまで少し時間を空けるといいでしょう。
テスト前日や当日ももう一回チェックをして下さい。
D 教科書本文などに出てくる重要単語や熟語の暗記
また英単語帳だけでなく、教科書や補助教材の文章の中で出てくる重要な英単語や英熟語の意味もしっかりと覚えるようにしましょう。
それは文章に出てくる単語や熟語の意味が分からないと、文の意味も分からなくなってしまうからです。
ですので、文章の内容把握をする前に必ず単語や熟語の意味を確認するようにして下さい。
イ 英文法の復習
→分からない内容は文法の参考書などを見て理解をしていこう
定期テストの英語コミュニケーションの勉強法の二つ目は、「英文法・英語構文の復習」です。
教科書に出てきた重要文法や構文はテストに出る可能性が極めて高いです。
そのため、教科書の内容がよく分からない場合は、文法の参考書などを見て内容を理解するようにして下さい。
また、その単元が苦手な場合は、論理・表現の問題集(文法がまとまっている問題集)や市販の英文法の問題集などを使って一から復習することをおすすめします。
そうすることで、文法に関する知識がついていきます。
ウ 英文法のおすすめ参考書・問題集は?
→分からない内容は文法の参考書などを見て理解をしていこう
英文法が苦手な人向けにおすすめの参考書・問題集を2冊紹介します。
A 動画でわかる英文法<必修文法編>
「動画でわかる英文法<必修文法編>(旺文社)」は英文法について分かりやすく書かれている参考書です。
この本をおすすめする理由は、
・動画授業があるため文法の内容を理解しやすい
・ページ数が少ないため、短い時間で終えることができる
といった特徴があるからです。
そのため、文法の内容を詳しく知りたい人はこの参考書を使って理解を深めるようにしましょう。
B 基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリル
「基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリル(旺文社)」は初学者向けの英文法の問題集です。
学校で使っている英文法の問題集が今一つ使いにくい人や共通テスト、大学入試に向けた基礎固め用の問題集としておすすめです。
そして、この本をおすすめする理由は、
・全ての問題になぜその答えになるのか、その根拠が詳しく書かれている
といったことがあります。
英文法は「なぜその答えになるのか?」と言ったことをきちんと理解していないとなかなかできるようにはなりません。
ですので、この問題集のような解説ができるだけ詳しい問題集を使うことをおすすめします。
エ 教科書本文の音読
→教科書の文章を何度も声に出して読もう
A 学校のプリントを使って和訳を確認しよう
定期テストの英語コミュニケーションの勉強法の三つ目は、「教科書本文の内容確認」です。
単語・文法と知識を固めた後は、いよいよ教科書本文の内容の確認に入ります。
ここで使うべき教材は、学校で配布されたプリントです。
多くの学校では、教科書の文章をカタマリごとに細かく分け、かつ隣に和訳が載っているプリントを配布されます。
ですので、それを使って文章の内容を把握していきます。
なお、和訳のプリントが配布されない場合は、「教科書名(CROWNなど) 和訳」で検索してみると和訳が載っているサイトを見つけることができます。
B 教科書本文のおすすめ勉強法
①日本語訳の確認
最初に日本語訳だけをさらっと読み、話の内容をつかみます。
次に英文と現代語訳をカタマリごとに声に出して読み、意味を確認していきましょう。
ここでいうカタマリとは、
②前置詞+名詞があればその前で区切る
③接続詞(and,but,ifなど)があればその前で区切る
④to+動詞の原形<不定詞>があればその前で区切る
⑤分詞、関係代名詞、間接疑問文があればその前で区切る
といったルールを元に文を区切っていったものです。
例として、「The movie which Ken saw last Saturday is popular in America.」という文であれば、
と区切り、
②which Ken saw last Saturday 「ケンが先週の土曜日に見た」
③is popular 「人気がある」
④in America. 「アメリカで」
とカタマリごとに日本語に直していきます。
これを全ての文章で行い、スラスラと意味が言えるようになるまで繰り返しましょう。
また、このように返り読みをせずに英語を前から読む習慣をつけることで、英文を読むスピードは圧倒的に速くなります。
なお、文章中に意味や発音が分からない英単語がある場合は、必ず辞書などで意味を調べるようにしましょう。
②テストでよく出るポイントの確認
学校のノートやプリント、教科書ガイドを使って、重要単語や文法などの確認などをしていきます。
定期テストでよく出る内容は、
・文法の問題
・指示語を問う問題
・和訳問題
・並び替え問題
・文章の内容に関する問題
などです。
特にプリントやノートにある内容はテストで出る可能性が高いですので、しっかりと復習をするようにしましょう。
③何度も音読する
英語は音読をすることによって力がつく教科です。
そのため、日本語訳などの意味を把握した後は、何度も音読をするようにしましょう。(音読の最低回数は10回です。)
日本語訳を見ずにスラスラと意味が分かるようになるまで繰り返し声に出して読むようにして下さい。
そうすることで文章が素早く読めるようになったり、文章の内容がより分かるようになったりするためテストで高得点が取れるようになります。
④問題集を解く
英単語や熟語、文法の知識を身につけ、意味を理解した上で何度も音読をしたら、最後の仕上げとして問題集を解きます。
ここまで仕上がっていればスラスラと解けるはずです。
逆に言えば、ここであまり解けない場合は、まだまだ完成していないということですので、もう一度単語の暗記や文法の理解、音読などをするようにしましょう。
また、問題集の問題がそのまま出ることはあまりありません。
そのため、テスト直前に答えだけを覚えるという勉強は辞めましょう。
英語は現代文と同じく、解答の根拠となる内容が本文に書かれています。
そのため、「なぜその答えになるのか?」ということを意識しながら、本文のどこに根拠となる部分があるのかを探す習慣をつけるようにして下さい。
なお、英語コミュニケーションのテストは文章量が多い割に時間が短めです。
そのため音読をして素早く読める練習をしておかないと時間内に解ききれなくなる可能性が出てきます。
そうならないためにも、何度も音読をして文章を読むスピードを上げるようにしましょう。
オ 補助教材の文章問題を解く
→最後の仕上げに補助教材の問題を解こう
定期テストの英語コミュニケーションの勉強法の四つ目は、「補助教材の文章問題を解く」ことです。
教科書の内容を完璧にしたら、次に学校で使っている補助教材の問題を解いていきます。
まずは問題を解き、間違えたところは解説を読み内容を理解します。
また、その後の流れは上で紹介した「教科書本文の音読」と同じで、
という流れになります。
そして、ここまでやれば定期テストの英語コミュニケーションで高得点を取ることができますので、量は多いですがしっかりと復習をするようにして下さい。
【高校英語】定期テストコミュ英で高得点を取るための勉強スケジュールは?
定期テストの英語コミュニケーションで高得点を取るには事前の準備が必要です。
テスト週間に入ってから始めていたのでは間に合いません。
英単語の小テストから気を抜くことなく勉強をするようにしましょう。
なお、コミュ英のおすすめの学習スケジュールは以下の通りです。
A テスト週間前
テスト週間前にやっておくといいことは、
・教科書本文に出てくる文法の理解
・教科書の本文の内容を把握する
・補助教材の問題を解く
ことです。
教科書の本文についてはノートやプリントを読む、補助教材の問題については解説をしっかりと読むことをし、文章の理解を深めるようにしましょう。
なお、英語は量が多く、一夜漬けでどうにかなる科目ではありませんので気を付けてください。
B テスト週間
テスト週間に入ったらやるべきことは、
・教科書の本文の音読
・補助教材の文章の音読
がメインになってきます。
テスト週間に入る前に理解をすることや問題を解くことは終え、テスト週間中は知識を頭に入れることをメインにやるようにしましょう。
単語の暗記や音読を中心に行うことで、テスト問題がスラスラと解けるようになります。
C テスト前日・当日
テスト前日や当日にやることは、文章の音読および単語の復習です。
まずは、テスト週間の間に暗記をした英単語をしっかりと覚えているかどうかをもう一度チェックしましょう。
また、教科書や補助教材の文章をもう一度音読をし、意味などがスラスラ分かるかどうかを確認してください。