と思っている高校生のみなさん!
今回は「文系と理系、どっちが自分に合う?進路選択の決め手を徹底解説!」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
✓記事を書いた人
文系と理系はどっちを選ぶべきか?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!文系と理系ではどっちがいいか?
ア 文系か理系かを選ぶタイミングは?
→高1のうちに決めないといけない
普通科の高校に通っている人は、高1のうちに、
・日本史選択か世界史選択か【文系】
・物理選択か生物選択か【理系】
といったことを決める必要があります。
また、高2以降学ぶ科目は、
・文系のみで学ぶ科目:日本史探究、世界史探究
・理系のみで学ぶ科目:数学Ⅲ、物理(発展)、化学(発展)、生物(発展)
となっています。
一般的に日本史や世界史といった科目は独学でも勉強しやすいです。
そのため、理系→文系のいわゆる文転はしやすいですが、文系→理系の理転は非常にしにくいため、文系か理系かの選択は慎重に行うようにしましょう。
イ 文系と理系の割合は?
→進学校では理系の割合が高い
あるデータによると、文系・理系の割合は、
・男子 文系55%、理系45%
・女子 文系80%、理系20%
となっています。
こう見ると、全体としては文系を選ぶ人が多いことが分かります。
ただし、進学校などでは理系に進む人の数が多めです。
ウ 文系選択のメリット・デメリット
→国語が得意な人はおすすめ
文系の学部は、
・経済学部
・文学部
・外国語学部
・社会学部
といったものがあります。
A メリット
・勉強量が理系よりも少なくて済む
・暗記系の科目が多いため勉強の成果が出やすい
・文系のある大学は多いため、多様な選択肢を持つことができる
・大学入学後も理系よりかは忙しくない
・私立大学では学費が理系よりも安い
B デメリット
・後で理系に変更しにくい
・大学で専門的なことが学べない
文系選択の場合、最大のメリットは「理系よりも勉強量が少なくて済む」ことです。
文系の場合、物理や化学などの発展科目や数学Ⅲを学ぶ必要がありません。
また、私大の場合は入試科目が英語+国語+日本史(世界史)といったケースが多いため、国語がある程度できる生徒であれば、英語と歴史の勉強をすればいいということになります。
一方で、大学入学後に専門的な内容を学べないため、卒業後は事務や営業といった職に就くことが多くなります。
エ 理系選択のメリット・デメリット
→勉強量は多いが、大学で専門的な内容が学べる
理系の学部は、
・情報学部
・理学部
・農学部
・医学部
・看護学部
・薬学部
・歯学部
といったものがあります。
A メリット
・数学や物理の勉強を通じて論理的に物事を考えることができるようになる
・共通テストでは文系よりも高得点が取りやすい
・大学で専門的なことが学べる
・有名私立大学に入りやすい(文系と比べると)
B デメリット
・学ぶべき量は文系よりも多い
・大学の学費が高い(私立大学)
・大学入学後の勉強が大変
理系選択の場合、最大のメリットは「共通テストで高得点が取りやすくなる」ことです。
理系の生徒の場合、数学や物理で高得点が取れる人が多いため、そこで文系の人と差をつけることができます。
また、医師や薬剤師、エンジニアなどの職業を目指す場合は必然的に理系学部の選択になります。
一方で、理系は文系と比べると学ぶべき量が圧倒的に多いです。
そのため、普段の定期テストからコツコツと勉強をしておかないと、受験生になったときに非常に大変になってきます。
オ 文系と理系はどっちがいいのか?
→安易に決めないこと
結局、文系と理系はどちらを選んだらいいのでしょうか?
まずは興味のある学部で選ぶことが大前提です。
それは好きなものでないと、なかなか勉強しようとは思えないからです。
法律について興味があるなら法学部、医学について興味があるなら医学部といったように学部についてしっかりと調べるようにしましょう。
また、「将来の夢がまだ決まっていないから文系理系かを決められない」という人は、「文系or理系診断! あなたはどっち?」といったようなサイトにある診断を使って決めていくといいでしょう。
「数学が苦手だから文系」といったように安易に進路を決めてしまうと将来後悔することも出てしまいます。
そうならないように文理選択は慎重に行うようにしましょう。