と思っている高校生のみなさん!
今回は「【豊橋市の高校生必見】塾講師直伝!高1からの大学入試対策」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【豊橋の高校生必見】定期テストに向けた持つべき心構えは?
高校の定期テストは中学校に比べると、
・それぞれの科目の難易度が高い
・テスト当日までに提出しないといけない課題が多い
といった特徴があります。
そのため、中学校のときは一夜漬けでなんとかなっていたものが、高校ではそのやり方では通用しなくなります。
また、勉強の習慣がない人は、学年が上がるにつれて分からない内容が増えてきます。
そうなってから慌てて勉強をしようと思っても、なかなか成果が出るようにはなりません。
ですので、そうならないように、普段からコツコツと勉強するようにしましょう。
ア 目標を立てる
定期テストで高得点を取るためにまずやるべきことは目標を立てることです。
目標を決めることで、勉強をするモチベーションが高まってきます。
また、目標順位の決め方ですが、少し頑張れば届くようなものにしましょう。
例えば、前回の順位が200人中80番とすると、50~60番くらいを目標にするといった具合です。
「一気に10番以内を目指そう」はまず達成できないため、目標を立てる意味がなくなってしまいます。
そのため、現実的で達成しやすい目標にするようにして下さい。
また、教科ごとの点数も一つ一つ決めるようにしましょう。
基本的には、得意科目は80~90点以上、苦手な科目は平均点を超える点数を目標点とするようにして下さい。
もちろん満点を取れる教科は100点を目標にしてもOKです。
このように目標を決めることで、やるべきことが明確になり、集中してテスト勉強をすることができます。
逆に、目標がないと何となくテスト勉強をしてしまうことになり、結果を出すことが難しくなってしまいます。
そのため、テスト勉強を始める前に、具体的な目標を決めるようにしましょう。
イ 勉強の計画を立てる
A テスト勉強の計画を立てる上での注意点
定期テストの目標点数や順位を決めたら、次にテスト勉強をどうやってやっていくかの計画を立てていきます。
テスト勉強に向けた計画を立てる上での注意点は以下の通りです。
①テスト範囲や前回のテストの問題用紙を見て出題傾向を分析する
計画を立てる際に最初にやってほしいことは、出題傾向や問題形式の分析です。
まずは、テスト範囲の内容を一通り確認し、それぞれの教科でどのくらいの分量があるのかを確認しましょう。
また、前回の定期テストの問題と解答用紙を見て、
・問題の難易度:基本問題と応用問題の配点比など
・自分が間違えやすいところ:計算ミス、問題の読み間違え、誤った時間配分など
といったことも見るようにしましょう。
こうやって自分に足りないところはどこなのか、テスト本番までにどんな勉強をすればいいのかといったことを事前に知ることで、効率よく勉強することができます。
②無理な計画を立てない
普段勉強をしていない人がいきなり、「平日5時間、休日10時間は勉強しよう」としてもなかなかできるものではありません。
ですので、まずはできる範囲で学習計画を立てるようにしましょう。
また、テスト勉強でたくさん勉強をしたいと思っている場合は、テスト週間だけでなく、普段から勉強の習慣をつける必要があります。
そのため、学校の宿題をやったら終わりではなく、
・大学入試に向けた勉強をする
・英検や漢検などの検定試験の勉強をする
といったことをやっていくことをおすすめします。
③苦手な教科もしっかりと勉強をする
テスト勉強となると、得意な教科だけ勉強をして苦手な教科の勉強はあまり(ほぼ)しない人がいます。
しかし、それではテスト全体の点数は伸びてきません。
また、苦手な科目はどこかで力を入れて取り組んでいかないとできるようにはなりません。
そのため、テスト勉強の計画を立てる際には、得意な教科だけでなく苦手な教科もしっかりと勉強時間を充てるようにしましょう。
④テスト週間の前半は数学・理科、後半は英語・社会を重点的にやっていくのがおすすめ
数学や理科(特に物理や化学)はいったん内容を理解すれば力が安定する科目です。
そのため、テスト週間の前半ではこのような理解を伴う科目の勉強を重点的に行うようにしましょう。
また、英語や国語(古文・漢文)、社会などの科目は暗記的要素が強い科目です。
これらの内容は覚えてもすぐに忘れてしまうため、できるだけテスト本番に近い時期に力をいれるといいでしょう。
そのため、テスト週間の前半に数学や理科、後半に英語や国語、社会を中心とした学習計画を立てるようにしてください。
また、自分で計画を立てるのが苦手な人は、「StudypLus<スタディプラス>」のようなアプリを使っていくのもおすすめです。
ウ 定期テストの学習スケジュール
定期テストの勉強は、テストが始める2~3週間前から始めるようにしましょう。
具体的には、
・テスト週間中:問題集やプリントの見直し
といったペースで進めていくといいでしょう。
テスト週間に入る前までに提出物を終え、さらに教科書の内容を一通り押さえておくことをおすすめします。
もちろん、普段の小テスト(英単語、古文単語など)では満点が取れるように勉強するようにしてください。
そうでないと、テスト週間中にやることが多くなり、テスト当日までに十分に仕上げることができなくなってしまいます。
エ 勉強の効率が上がるテクニック
ここでは定期テストの勉強が効率よく進むためのテクニックについて紹介します。
A 集中力を維持する
勉強中には長時間集中して勉強をすることは難しいものです。
疲れや集中力の低下が起こりやすく、結果的に効率が落ちてしまうこともあります。
そこで、短時間集中して勉強することが大切です。
30分から1時間程度の短い時間で集中して取り組むようにしましょう。
そして、集中力を高めるためには、リラックスできる音楽を聴いたり、お茶を飲むことが有効です。
リラックスできる音楽は、ストレスを和らげて心身をリフレッシュさせることができます。
また、お茶にはリラックス効果や集中力を高める効果があるとされているので、勉強の合間に飲むとよいでしょう。
しかし、集中力が続かないときは、無理をせずに休憩を取ることも大切です。
疲れがたまっている場合は、無理をしても効率が悪くなるばかりです。
短い休憩を取ってリフレッシュし、再び集中力を高めるようにしましょう。
集中力を維持するためには、短時間で集中して取り組むことと、リラックスできる方法を取り入れることが大切です。
自分に合った方法を見つけ、効率的な勉強を心がけましょう。
B 休憩のおすすめのやり方
勉強中には適度な休憩をとることが大切です。
それは長時間の勉強を続けると疲れがたまり、集中力が低下してしまうからです。
そこで、勉強の合間には適度な休憩をとるようにしましょう。
休憩の時間には、机から離れて軽い運動をしたり、ストレッチをしたりすることがおすすめです。
また、リラックスした音楽を聴いたり、好きな本を読んだりすることもいいかもしれません。
ただし、スマートフォンやSNSの利用は避けましょう。
それは、スマホを見てしまうと脳や目が休まらずに休憩にならないからです。
また、一度スマホを使いだすとあっという間に何時間も過ぎてしまうこともあるため気を付けてください。
そして、休憩時間には、食事をとることも大切です。
栄養価の高い食事や、ドリンク、フルーツ、ナッツなどを取り入れ、脳が疲れた時に必要な栄養素を摂取しましょう。
また、休憩時間には、自分の目標を思い出すことも大切です。
自分が目標達成に向けてどのような努力をしているのかを確認し、やる気を取り戻しましょう。
最後に、勉強の合間の休憩時間には、十分な休息をとることが重要です。
短い時間でも、リフレッシュすることで集中力が回復し、効率的な勉強ができるようになります。
C 食事と睡眠はしっかりと取ろう
高校生が定期テストで良い成績を取るためには、十分な睡眠と栄養を摂ることが欠かせません。
特に、夜更かしをすることで眠りが浅くなり、脳が疲れてしまうため、早めに寝るようにしましょう。
また、睡眠時間だけでなく、睡眠の質にも注意が必要です。
就寝前にスマホやパソコンを使用すると、ブルーライトが眼に刺激を与え、睡眠の妨げになるため、できるだけ避けましょう。
また、栄養バランスの良い食事を心がけることも重要です。
野菜や果物、たんぱく質を含む食品など、バランスの良い食事を摂ることで、脳や体の働きをサポートすることができます。
また、おやつには栄養価の高いものを選び、コンビニのジャンクフードなどを避けるようにしましょう。
十分な栄養を摂取することで、脳が活性化され、勉強に取り組む力がアップします。
オ 定期テストを捨てるのはアリ?
みなさんの中には、「定期テストの勉強やっても意味がない。なぜなら入試でそのまま出ないからだ。」と思ってテスト勉強をあまりやらない人がいるかもしれません。(私も高校時代はそう思っていました。)
しかし、テスト勉強は捨ててはいけません。
その理由としては、
・テスト勉強を通じて受験勉強に必要な基礎知識が身につく
・テストで高得点を取ると内申点が上がり、その結果推薦入試に出願ができるようになる
といったことがあるからです。
そもそもテスト勉強をろくにしない人が大学入試で結果を残すことができません。
一見「テスト勉強をするならその分入試勉強をする」という考えは理にかなっているように思えますが、それはただ勉強から逃げているのにすぎません。
一般的に定期テストでいい順位を取る人ほど難関大学に合格しています。
そのため、テスト勉強を捨てるのではなく、積極的にテスト勉強をして高得点を取れるようにしましょう。
【高校生】定期テストの教科別おすすめ勉強法は?
ここでは教科別におすすめの勉強法について紹介していきます。
ア 英語コミュニケーション
英語コミュニケーションは、
②教科書の内容<長文問題>
③補助教材の内容<長文問題>
が中心に出題されます。
特に、英単語はここでしっかりと覚えておかないと、後々大変なことになってきます。
そのため、普段からコツコツと単語の意味を覚えるようにして下さい。
【英単語の暗記】
・小テストでは必ず満点を取るようにする
・「発音、アクセント→日本語の意味が言えるようにする→日本語を見て英語が言えるようにする→スペルが書けるようにする」の順で覚える
・まずは一通り確認しできなかったものにチェックをつける→その後覚えていなかった英単語を集中的に覚える
・その日のうちに一度完璧にする(中途半端な状態で終わっていては一生覚えることはできない。)
・一度覚えてもすぐに忘れてしまうので、定期的に復習をする
【教科書本文の音読】
・まず日本語訳を通して読んで内容の確認をする
・日本語訳と英文を一文ずつ照らし合わせて読む
・新出単語と文法の確認をする
・音読を繰り返し、文章を素早く読めるようにする
*定期テストは解答時間が短いので、ある程度文の流れが頭に入っていないと時間内に解き切れなくなってしまうので要注意
・学校の問題集を解き、定着度を確認する
*補助教材も同じ流れで解いていきます。
イ 論理表現
論理表現は、
②暗記例文・構文の暗記
③英作文<和文英訳・自由英作文>
④教科書や補助教材の内容
が中心に出題されます。
まずは、高1のときに英文法をマスターするようにしましょう。
そうでないと、高2以降理解するのが難しくなってきます。
その後は、英文解釈、英作文の練習です。
これらをしっかりと固めておくことで、英語の点数が安定してきます。
【英文法の復習】
・まずは、文法の内容を理解する
*教科書を読んでも分からない場合は、「動画でわかる英文法<必修文法編>(旺文社)」などの参考書を読むのがおすすめ。
・次に文のルールを覚える→ルールを知ることで理解度が上がる
・学校の問題集を解く(教科書や参考書などを見ながら解くのはNG)
*何となく解くのではなく、なぜその答えになるのか、その根拠が説明できるようにする。
【例文の暗記】
・小テストがある場合は、満点が取れるように仕上げること
・例文のおすすめ暗記方法
*文の構造が分からない場合は参考書を読んで理解する
②「英文→日本語訳」ができるようにする
③「日本語訳→英文」が書けるようにする
【英作文の復習】
・英文法、英語構文の復習をする
・英語でどう書けばいいのか分からない場合は、日本語を簡単な表現に言い換えると書きやすくなる。
例 「遅刻しそうだったので全力疾走した」→「遅刻しそうだったのでできる限り速く走った」
・仕上がるのに時間がかかるので、普段からコツコツと勉強をすること
ウ 数学
【定期テスト数学の特徴】
・範囲が非常に広い
・提出物の量が多いため、早めに終わらせる必要がある
・基本問題(50~60点前後)+発展問題(40~50点前後)で構成されている
・途中式が合っていないと答えが合っていないと×になる
【定期テストに向けたおすすめ勉強法】
・数学が苦手な人は、いきなり答えを見るのがおすすめ
*「問題が分からない→ただただ時間が過ぎる→解説を見て理解する→次の問題に行く」のやり方では、いくら時間があっても足りない。(他の教科まで時間が回らない)
・答え(解説)を見て解き方を理解する→その後答えを隠して自力で解く、が最短で勉強ができる方法。
・問題を解くときは、途中式や図、グラフを必ず書くこと
・問題集の解説を読んでも分からない場合は、「黄チャート(数研出版)」などの参考書を読んで理解する。
・テスト週間中は、*印がついた問題に絞って解き直す。(全ての問題を解くことは時間的に不可能)
エ 現代文
現代文で出題される内容は、
②語句:論説文でよく出るキーワードの意味を問う問題など
③教科書の内容(評論+小説の2題であることが多い)
④補助教材の内容
です。
なお、配点の割合としては、漢字・語句で20点程度、文章問題で80点程度というのが一般的です。
【漢字の暗記】
・小テストがある場合は、満点が取れるように仕上げること
・「読み」→「書き」の順で覚える
・まずは一通り確認しできなかったものにチェックをつける→その後覚えていなかった漢字を集中的に覚える
・「書き」の問題は必ず漢字を書いて覚えるようにする
・その日のうちに一度完璧にする(中途半端な状態で終わっていては一生覚えることはできない。)
【教科書本文の音読】
・定期テストは解答時間が短いので、ある程度文の流れが頭に入っていないと時間内に解き切れなくなってしまう可能性が高い
・本文をもう一度読み返す+分からない語句の意味を辞書等で調べる+ノートを見直す
・学校の問題集を解き、定着度を確認する
・現代文の解き方が分からない人は、「宗のたった4時間で現代文(学研)」などの参考書を読んでいくとよい。
*補助教材も同じ流れで解いていきます。
オ 古文
古文で出題される内容は、
②文法教科書の本文および古典文法の問題集から出題される
③教科書の内容
④補助教材の内容
が中心に出題されます。
【古文単語の暗記】
・小テストでは必ず満点を取るようにする(特に形容詞と形容動詞は覚えにくいので注意)
・英単語より数は少ないが、1つの単語に複数の意味があるので意外に時間がかかる
・まずは一通り確認しできなかったものにチェックをつける→その後覚えていなかった古文単語を集中的に覚える
・その日のうちに一度完璧にする(中途半端な状態で終わっていては一生覚えることはできない。)
・一度覚えてもすぐに忘れてしまうので、定期的に復習をする
【古典文法の復習】
・動詞、助動詞、助詞、敬語を最優先でマスターする
・まずは、文法の内容を理解する
*文法の解説書や問題集を読んでも分からない場合は、「八澤のたった6時間で古典文法(学研)」などの参考書を読むとよい。
・次に活用・意味・接続をセットで覚える→ルールを知ることで理解度が上がる
・学校の問題集を解く(教科書や参考書などを見ながら解くのはNG)
*何となく解くのではなく、なぜその答えになるのか、その根拠が説明できるようにする。
*例文の現代語訳が言えるようにする。
【教科書本文の音読】
・「教科書ガイド」には品詞分解・現代語訳・重要単語が載っているため、持っておくと便利。
・まず現代語訳を通して読んで内容の確認をする
・現代語訳と原文を一文ずつ照らし合わせて読む
・新出単語と文法の確認をする
・音読を繰り返し、文章を素早く読めるようにする
*定期テストは解答時間が短いので、ある程度文の流れが頭に入っていないと時間内に解き切れなくなってしまうので要注意
・学校の問題集を解き、定着度を確認する
・古文の読み方を知りたい場合は、「岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本(KADOKAWA)」などの参考書を読むとよい。
*補助教材も同じ流れで解いていきます。
カ 漢文
そして漢文で出題される内容は、
②教科書の内容
③補助教材の内容
が中心に出題されます。
【漢文句法の復習】
・まずは、句法の内容を理解する
*句法の解説書や問題集を読んでも分からない場合は、「岡本のたった3時間で漢文句法(学研)」などの参考書を読むとよい。
・次に句法の読み方・意味をセットで覚える→ルールを知ることで理解度が上がる
・学校の問題集を解く(教科書や参考書などを見ながら解くのはNG)
*何となく解くのではなく、なぜその答えになるのか、その根拠が説明できるようにする。
*例文の現代語訳が言えるようにする。
【教科書本文の音読】
・「教科書ガイド」には書き下し文・句法・重要単語が載っているため、持っておくと便利。
・まず現代語訳を通して読んで内容の確認をする
・次にレ点、一ニ点などに注意して書き下し文の確認をする
・現代語訳と原文を一文ずつ照らし合わせて読む
・新出単語と句法の確認をする
・音読を繰り返し、文章を素早く読めるようにする
*定期テストは解答時間が短いので、ある程度文の流れが頭に入っていないと時間内に解き切れなくなってしまうので要注意
・学校の問題集を解き、定着度を確認する
・漢文の読み方を知りたい場合は、「岡本梨奈の1冊読むだけで漢文の読み方&解き方が面白いほど身につく本」などの参考書を読むとよい。
*補助教材も同じ流れで解いていきます。
キ 物理・化学・理科基礎(物理基礎、化学基礎)
【定期テスト物理・化学の特徴】
・数学と同じく、解く上で理解が必要になってくる
・苦手な人は解き切るのに時間がかかるので要注意
・基本問題(80点前後)+発展問題(20点前後)で構成されている→まずは基本問題を完璧にマスターすること
・物理は力学が、化学は理論化学が大事。ここができるようにならないと得意科目にはなれない。
【定期テストに向けたおすすめ勉強法】
・物理や化学が苦手な人は、いきなり答えを見るのがおすすめ
*「問題が分からない→ただただ時間が過ぎる→解説を見て理解する→次の問題に行く」のやり方では、いくら時間があっても足りない。(他の教科まで時間が回らない)
・答え(解説)を見て解き方を理解する→その後答えを隠して自力で解く、が最短で勉強ができる方法。
・問題を解くときは、途中式や図、グラフを必ず書くこと(単位を書くのもおすすめ)
・問題集の解説を読んでも分からない場合は、「物理基礎のインプット講義Basic」や「大学入試坂田アキラの化学基礎の解法が面白いほどわかる本」などの参考書を読んで理解する。
・テスト週間中は、解く問題を絞って解き直す
ク 生物・地学
【定期テスト生物・地学の特徴】
・暗記すればできる問題が中心だが、表やグラフを読み取る問題や計算問題もある。
・基本問題(80点前後)+発展問題(20点前後)で構成されている→まずは基本問題を完璧にマスターすること
【定期テストに向けたおすすめ勉強法】
・最初に教科書を読んで、今まで習った内容を思い出す。
・内容をより理解したい場合は、「きめる!共通テスト生物基礎(学研)」・「きめる!共通テスト地学基礎(学研)」です。などの参考書を読んで理解する。
・生物や地学が苦手な場合は、問題集のまとめ部分に問題の答えをチェックペンで塗り、先に覚えるとよい。
・問題を解くときは、教科書や参考書などを見ずに自力で解く
・できなかった問題は解説を読んで理解する
・テスト週間中は、解く問題を絞って解き直す
ケ 日本史・世界史・地理・公共・政経・倫理・歴史総合・地理総合
【定期テスト地歴公民の特徴】
・暗記すればできる問題が中心。
・教科書だけでなく、問題集やプリント、資料集からも問われるので幅広く勉強すること。
・範囲が狭い場合は細かい内容も問われるので注意。
【定期テストに向けたおすすめ勉強法】
・最初に教科書を読んで、今まで習った内容を思い出す。
・特に日本史、世界史は範囲が広いので、定期テスト勉強を通じて受験勉強の基礎固めをする。
・内容をより理解したい場合は、参考書を読んで理解する。
<おすすめ参考書>
【日本史探究】 共通テストはこれだけ!日本史(文英堂)
【世界史探究】 きめる!共通テスト 歴史総合+世界史探究(学研)
【地理探究】 きめる!共通テスト 地理総合+地理探究 (学研)
【政経】 蔭山の共通テスト政治・経済(学研)
【倫理】 蔭山の共通テスト倫理(学研)
・社会が苦手な場合は、教科書に問題集の答えをチェックペンで塗り、先に覚えるとよい。
・問題を解くときは、教科書や参考書などを見ずに自力で解く
・できなかった問題は解説を読んで理解する
・すぐに忘れやすいので繰り返し復習をする
コ 情報Ⅰ・副教科
【定期テストの特徴】
・暗記すればできる問題が中心。(ただし、「情報Ⅰ」のプログラミングは理解が必要な単元)
・教科書だけでなく、問題集やプリント、資料集からも問われるので幅広く勉強すること。
・副教科も順位が出るので捨ててはいけない
【定期テストに向けたおすすめ勉強法】
・最初に教科書を読んで、今まで習った内容を思い出す。
・内容をより理解したい場合は、「きめる!共通テスト情報Ⅰ(学研)」などの参考書を読んで理解する。
・短時間で仕上げたい場合は、教科書に問題集の答えをチェックペンで塗り、先に覚えるとよい。
・問題を解くときは、教科書や参考書などを見ずに自力で解く
・すぐに忘れやすいので繰り返し復習をする
【豊橋の高校生必見】進路選択はよく考えよう
大学受験に向けてみなさんがやることは勉強だけではありません。
「どの大学に行くべきか?」
「文系か理系どっちがいいか?」
「物理か生物どちらを選択したらいいか?」
など、考えることはたくさんあります。
ここでは、どうやって進路を決めていけばいいかについてみていきます。
ア 国公立大学か私立大学か?
【国公立大学と私立大学の違い】
①経営母体
・公立大学(県や市が経営):愛知県立大学、名古屋市立大学など
・私立大学(民間が経営):早稲田大学、慶應義塾大学、南山大学など
②学費
国公立大学の方が安い、私立では医学部・歯学部は高め
*奨学金を利用する人も多い
③就職先
・公立大学:地元の企業に入りやすい
・私立大学:卒業生が多いため、会社の中で学閥が形成されている+就職サポートが手厚い
④入試科目、入試難易度
国公立 | 項目 | 私立 |
指定校推薦がほぼない | 推薦入試 | 指定校推薦がある さまざまな推薦入試がある |
共通テスト+二次試験 | 入試科目 | 文系 英語+社会+国語 理系 英語+数学+理科 |
少ない | 入試回数 | 多い |
地域のトップ校の生徒が集まる | 難易度 | 受験者層は幅広い |
⑤基本的な戦略
国公立大学を第1希望、私立大学が第2希望にする場合に気を付けてほしいことがあります。
それはまず私立大学に合格できる力をつけることです。
例えば、文系の大学を志望する場合の受験科目は、
・私立大学:英語+国語+社会
となり、私立大学の方が科目数が少なめです。
また、英語と国語、社会は国公立と私立で共通の科目となります。
そのため、まずはこの3科目を優先的に仕上げるようにしましょう。
そうでないと、第2希望の私立大学も合格できるようになりません。
まずは、私立大学に合格できる力をつけ、その上で残りの教科(数学・理科基礎・情報)に取り組むといいでしょう。
このように国公立大学と私立大学では大きな違い上がります。
そのため、何となく大学を選ぶのではなく、気になる大学のHPやパンフレットを見る、オープンキャンパスに参加するなどして、慎重に決めるようにしましょう。
イ 文系か理系か?
【文系か理系かの選択】
・高2から文系コースと理系コースに分かれる
・高1のうちにどっちに行くかを決める必要がある
・高校生全体では文系を選ぶ人が多いが、進学校では理系を選ぶ人が多い
・「理系→文系」は変わりやすいが、その逆は難しい。
【文系を選ぶメリット・デメリット】
・法学部、経済学部、文学部、外国語学部、社会学部などがある。
・勉強量が理系よりも少なくて済む
・暗記系の科目が多いため勉強の成果が出やすい
・文系のある大学は多いため、多様な選択肢を持つことができる
・大学入学後も理系よりかは忙しくない
・私立大学では学費が理系よりも安い
・後で理系に変更しにくい
・大学で専門的なことが学べない
【理系を選ぶメリット・デメリット】
・工学部、情報学部、理学部、農学部、医学部、看護学部、薬学部、歯学部などがある
・数学や物理の勉強を通じて、論理的に物事を考えることができるようになる
・共通テストでは文系よりも高得点が取りやすい
・大学で専門的なことが学べる
・有名私立大学に入りやすい(文系と比べると)
・学ぶべき量は文系よりも多い
・大学の学費が高い(私立大学)
・大学入学後の勉強が大変
このように文系・理系ともにメリット、デメリットがあります。
自分は将来何をしたいのか、何を学びたいのかをよく考えて選ぶようにしましょう。
ウ 日本史か世界史か?(文系)
文系コースに進む場合、社会は日本史か世界史かを選ぶ必要があります。
【日本史選択のメリット・デメリット】
・小中学校で習っている内容のため取り組みやすい
・日本と周辺の地域(中国・朝鮮など)の内容しかほぼ出ない
・世界史と比べると覚えるべき量は少ない
・受験者の数が多いため、安心できる
・覚えるべき漢字が多い
・史料を読み解く力が必要
・かなり細かい内容まで覚えないと解けないこともある(特に私大)
【世界史選択のメリット・デメリット】
・教科書の太字の用語を覚えさえすれば、かなりの高得点が取れる(共通テスト)
・世界の様々な状況を知ることができる
・倫理と相性がいい
・覚えるべき用語が多い
・さまざまな地域や国について聞かれるため混乱しやすい
・なじみのない人物や用語がたくさん出てくる
【日本史と世界史はどちらがいいか?】
・興味のある科目を選ぶ
・社会に時間をかけられるなら世界史、短時間で仕上げたいのなら日本史がおすすめ
エ 物理か生物か?(理系)
理系コースに進む場合、理科は物理か生物かを選ぶ必要があります。
【物理選択のメリット・デメリット】
・覚えるべき量は物理・化学・生物の中で最も少ない
・受験できる大学が多い(工学部などは物理必須の大学もある)
・数学が得意な生徒は学びやすい
・入試で高得点が取りやすい
・受験者の数が多く、安心できる
・理解するまでに時間がかかる
・理解できないと全く点数が取れない
・独学で勉強しにくい
【生物選択のメリット・デメリット】
・暗記的要素が多いため、数学が苦手な生徒は取り組みやすい
・医学部などでは大学に入学後に生物の内容を活かすことができる
・安定した点数を取ることができる
・覚えるべき内容が多いため仕上げるのに時間がかかる
・受験できる大学が限られる
・共通テストでは難化傾向であるため点が取りにくい
・論述問題があるため、記述力が必要
【物理と生物はどちらがいいか?】
・興味のある科目を選ぶ
・高得点を狙うなら物理、安定した点数を取りたいなら生物がおすすめ
高1から始める大学入試の学習スケジュールは?
大学入試は年々難しくなっています。
そのため、高3になってから受験勉強を始めるのではなく、高1・2のうちから少しずつ受験勉強に取り組むようにしましょう。
また、時習館中学校に通っている中学生は高校受験がないので、中学生のうちから先取り学習をしましょう。
そうすることで、高校生になったときにいいスタートを切ることができます。
ア 高1・2のうちに力を入れてやるべきことは?
A 定期テストの勉強
高校の定期テストは年5回(5・6・10・11・2月)あります。
また、定期テストでは、英語なら英単語や英文法、数学なら教科書レベルの典型問題といったように、一般的にはその教科の基本レベルな内容が出題されます。
そのため、定期テストの勉強を通じて、共通テストや大学入試に向けた基礎固めをすることができます。
また、定期テストの勉強をしっかりとやることで学習の習慣なども身に付きます。
ですので、まずは定期テストで高得点が取れるように全力で取り組むようにしましょう。
B 模試の対策
高校生は定期テスト以外にも年に何回か模試を受験します。
一般的な高校生が受験するのは、
・全統模試(河合塾が主催)
の2つです。
特に進研模試は年3回(7月・11月・1月)実施で、
*理科、社会は高2の11月模試より実施
・範囲:今まで習った内容の全て
・難易度:文章が難しくかつ記述問題が多い
*全国および県内、校内の平均点と偏差値や単元別の定着度が出る
といった特徴があります。
そして、模試でいい点数を取るには、苦手な内容を克服することが必要になってきます。
例えば、数学で「二次関数」が苦手だとすると、そこを復習して解けるようになれば、数学の点数が上がるようになります。
一方で、復習をしないといつまでたってもできるようにはならないため、模試の結果を見て苦手な単元は早急に復習をするようにしましょう。
主な模試の基本情報
①高1進研模試 | ②高2進研模試 |
③高1全統模試 | ④高2全統模試 |
⑤高1駿台模試 | ⑥高2駿台模試 |
⑦全統共通テスト高2模試 |
C 英検の勉強
英語の勉強をするうえでおすすめなのが、英検の勉強をすることです。
それは、
・英検と共通テストの問題傾向が似ている
・試験を受けることで入試への予行演習になる
・一定以上の級を持っていると、大学によっては英語の点数が100点満点になるなどの優遇措置がある
といったことがあるからです。
そのため、定期テストの勉強や模試の対策と並行して英検の勉強をするようにしましょう。
また、目標としては高2の終わりまでに2級(できれば準1級)に合格ができると、相当の英語力がついて受験勉強が楽になってきます。
イ おすすめ勉強時間
高1・2が大学受験に向けて勉強をする場合、毎日どのくらい勉強すればいいのでしょうか?
A 平日の学習スケジュール
部活動がある人は帰宅時間が7時近くになります。
そのため、平日は学校の宿題を含めて3時間は勉強時間を確保したいところです。
先に学校の宿題を終わらせ、その後は、
・英単語の暗記や英文法の復習、数学の解法暗記をする
・英検の勉強をする
といったことをやっていくといいでしょう。
B 休日の学習スケジュール
土日の場合は、5~6時間を目安に勉強をしましょう。
おすすめはここで学校の予習や定期テスト課題などを一気にやってしまうことです。
そうすることで平日に自分の勉強に充てることができます。
また、土日は1週間に勉強した内容の復習をしていくといいでしょう。
例えば、1週間で英単語を500語、数学の問題を30問分の勉強をしたとすると、土日でそれらが身についたかどうかを確認するのです。
そしで覚えていなかった部分はしっかりと復習するようにしましょう。
こまめに復習をすることで、知識として定着するようになります。
C 夏休みや冬休みの学習スケジュール
夏休みや冬休みでは、学校があるときに比べて時間に余裕があります。
勉強時間は土日と同じく最低5~6時間はやるようにしましょう。
長期休暇のときも継続的に学習をすることで、英語や数学の力がいっそうつくようになります。
また、長期休暇中にやってほしいことは、
・英単語の暗記や英文法の復習、数学の解法暗記をする
・英検の勉強をする
です。
ここでどれだけ勉強するかで受験生になったときに大きな差がつきますので、ダラダラとした生活をしないようにしていきましょう。
また、夏休みの時期には各大学でオープンキャンパスがありますので、積極的に参加し、大学の雰囲気や授業内容をつかむようにしましょう。
ウ 高1からの大学入試対策
最後に高1からできる大学入試に向けたおすすめ勉強法についてみていきます。(時習館中学校に通っている人は中学生のうちからやっていくことをおすすめします。)
A 現代文
一般的に大学入試において重要な科目というと、英語や数学を思い浮かべるかもしれません。
しかし、実は一番大事な科目は現代文です。
それは、現代文ができないと、国語の成績はもちろんのこと、他の教科も伸び悩んでしまいます。
特に、共通テストになってからは、これまで以上に問題文が長くなっています。
そのため、短い時間で問題の意図を読み解く必要があります。
そして、現代文ができるようになるための流れとしては、
②語句の意味を覚える
③作文や小論文を書き、論理構造をつかむ
④問題集を解く
となっています。
この中で特に大事なのは、③の「作文や小論文を書く」ことです。
それは、国語は苦手な人は、作文を書くことが苦手な人が多いです。
逆に言えば、作文が上手に書けるようになれば、文の論理構造がつかめるようになるため、文章も読めるようになってきます。
そのため、小論文の問題集を使って、文を書くコツを学び、その後はできるだけ多くの文章を書くようにしましょう。
B 英語
共通テストや大学入試の英語は、長文読解やリスニング、英作文などが中心に出題されます。
しかし、これらの単元ができるようになるには、英単語や英熟語、英文法をよく知る必要があります。
そこで、高1・2のうちにやるべきことは、
・英文法、英語構文の復習
・多読(英語の文章をたくさん読む)
・英検の勉強
です。
まずやるべきことは、英単語と英熟語の暗記です。
単語や熟語の意味を知らないと文章が読めないため、一日100単語をペースに覚えるようにしましょう。(使う教材は学校で使っている英単語帳でOKです。)
また、一回やっただけでは全てを覚えられませんので、最低3回は暗記をするようにしてください。
次に英文法と英語構文の復習もしましょう。
また、文法や構文の勉強をする際には、
②問題を解くときには、「なぜその答えになるのか?」を説明できるようにする
といったことをやっていくようにして下さい。
不十分な理解の状態で次に行ってもなかなかできるようにはなりません。
おすすめの問題集としては、基本的なものでは、「基礎からのジャンプアップノート英文法演習ドリル(旺文社)」が、応用的なものでは、「大学入試 UPGRADE 英文法・語法問題(数研出版)」などがあります。
その後は、「英検2級 文で覚える単熟語 (旺文社)」や「共通テスト英語リーディングレベル別問題集0~3(東進ブックス)」などの問題集などを使って、一つでも多くの英文を読むようにしましょう。
たくさん文章を読むことで英文の論理展開などが感覚的に分かるようになり、英文を読むスピードが上がっていきます。
C 数学
数学の場合は、高2の終わりまでに数学ⅠA・ⅡBCの内容をマスターすることが目標になってきます。
ただし、チャート式のような参考書は全ての問題をやろうとすると時間がかかりすぎてしまうので、例題のみでOKです。
また、目指す大学によって使うべき参考書は変わってきます。
というのが一つの目安になってきますが、数学が苦手な場合は易しめのレベルからやった方がいいでしょう。
加えて理系の場合は数学Ⅲもあります。
数Ⅲの解法暗記は高3の1学期中には終えるようにしましょう。
こうすることで、夏休み以降は問題演習に取り掛かることができます。
大学入試対策コースについて
当塾では、志望校に応じたコースを揃えています。
【①大学入試対策コース(国・数・英対応)】
【対象者】国公立大学・私立大学を一般受験で志望する高校生
【指導科目】英語・数学・国語
大学入試対策コースの詳細はこちら
【②推薦入試対策コース(国・数・英対応)】
【対象者】国公立大学・私立大学を推薦入試で志望する高校生
【指導科目】英語・数学・国語・面接・小論文・志望理由書
推薦入試対策コースの詳細はこちら
【③国語・小論文対策コース】
【対象者】国語の力を伸ばしたい高校生、小論文の対策をしたい高校生
【指導科目】国語(現代文中心)・面接・小論文・志望理由書
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【入塾条件】
②規則正しい生活をし、勉強習慣がついていること(宿題の量は多めです)
③通知表で各教科の判定が「3以上」であること
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