【2025年版】教育学部小論文の頻出テーマと合格例文ガイド

 

 

たま吉
教育学部のある大学の小論文でよく出るテーマやネタを知りたいニャー

 

と思っている高校生のみなさん!

今回は「【2025年版】教育学部小論文の頻出テーマと合格例文ガイド」についてみていきますよ。

 

 

大学入試対策:教育学部・保育系の小論文テーマと書き方ガイドを示す画像
教育学部・保育系小論文の頻出テーマ

 

 

✓内容

「教育学部の小論文でよく出るテーマやネタ」について知りたい高校生向けの記事です。

 

✓対象となる人

教育学部の小論文でよく出るテーマやネタについて知りたい高校生

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

【教育学部】小論文の定番テーマの書き方と解答例は?

 

 

 

ここでは、教育学部の小論文でよく出るテーマとおすすめの例文について紹介をしていきます。

 

 

ア 教員養成系の小論文でよく出るテーマは?

 

 

・理想の教員像
・学校教育の課題
・教員不足
・いじめ
・不登校
・ブラック校則
・教育格差
・ICT教育
・小学校からの英語教育
・学力低下
・スマートフォンの正しい利用法
・オンライン教育
・アクティブラーニング
・STEAM教育
・インクルーシブ教育
・感染症対策
・食育の重要性
・子ども食堂
・ヤングケアラー
・オリンピック
・子どもの体力低下
・肥満と健康
・ドーピング問題

 

 

たま吉
過去問を見てどういう問題が出るのかを把握するといいニャー

 

 

イ 理想の教員像

 

 

 

・問題 理想の教員像について述べなさい。

 

・構成 導入→理想の教員像→まとめ

 

・解答例

私が将来、教員になりたいと思っている。そして、教員として働くようになったら、次のことを心がけて仕事に取り組みたい。(導入)

まず、教員には生徒一人ひとりへの思いやりが大切だ。例えば、授業についていけず困っている生徒がいた場合、「どこが分からない?一緒にもう一度考えてみよう」と声をかけ、寄り添うことが必要だ。このように、教員が生徒と一緒に問題に取り組むことで、生徒は自分が気にかけられていると感じるだろう。そして、その気持ちがきっかけとなり、前向きに学ぶ意欲が湧き、勉強に積極的に取り組むようになるはずだ。(理想の教師像①)

 

次に、教員には冷静に対応する力が大切だ。学校では、急に予想外のことが起こることがある。例えば、生徒が急に具合が悪くなって倒れた場合には、教員は慌てずに生徒の様子をよく見て、まずは意識があるか、呼吸ができているかを確認することが大切だ。その後、必要があればすぐに保健室に連絡したり、保護者に知らせたりする。また、他の生徒たちには「落ち着いて待っていてね」と伝え、パニックにならないようにすることも重要だ。(理想の教師像②)

 

さらに、教員には学び続ける姿勢が必要だ。教育現場では、教える内容や指導方法が次々に変わっている。例えば、今ではパソコンやタブレットを使った授業や、アクティブ・ラーニングなど、さまざまな教え方が広がっている。そのため、こうした新しい指導法を学ばないと、時代に取り残されてしまい、うまく教えることができなくなる。だからこそ、教員になった後も新しい知識や技術を学び、授業に活かすことが大切だ。(理想の教師像③)

 

このように、理想の教員像は、生徒への思いやりを持ち、冷静に対応でき、学び続ける姿勢を大切にすることだ。私は、将来、これらの点を常に意識しながら、生徒一人ひとりの成長を支えることのできる教員になりたい。(まとめ)

 

 

ウ 学校教育の課題

 

 

 

・問題 学校教育の課題と解決策について述べなさい。

 

・構成 導入→課題→解決策→まとめ

 

・解答例

学校は子どもたちが学び、成長するためにとても大切な場所である。しかし、現在の学校教育には解決すべき課題がいくつかある。(導入)

 

まず、教員の長時間労働の問題がある。多くの教員は、授業だけでなく部活動や事務作業もこなさなければならず、そのせいで授業の準備や生徒との関わりに十分な時間を使えないことが多い。その結果、疲れやストレスが溜まり、やがて生徒への指導にも悪影響を与えてしまう。また、少子化による影響も問題となっている。子どもの数が減少したことにより、学校の統廃合が進んでいる。その結果、近くの学校がなくなり、通学時間が長くなることで、子どもたちの負担が増してしまっている。(課題)

 

これらの課題に対する解決策として、まず教員の労働時間を減らすことが重要だ。例えば、部活動の指導を地域の専門スタッフに任せたり、学校の事務作業をオンラインで管理したりすることで、教員は負担が減り、授業準備や子どもたちとの時間に集中できるようになる。また、学校から遠い場所に住んでいる生徒が通いやすくなる工夫も必要だ。例えば、遠くの地域に住む子どもたちのためにスクールバスを運行したり、交通費の補助を行ったりすることで、通学にかかる時間や費用を軽減することができる。(解決策)

 

このように、学校教育にはいくつかの課題がある。これらの問題に対して、学校だけでなく、国や市町村などが協力して取り組んでいくことが大切だ。(まとめ)

 

 

 

エ 教員不足

 

 

 

・問題 教員不足になる原因と解決策について述べなさい。

 

・構成 導入→原因→解決策→まとめ

 

・解答例

最近、学校によっては教員の数が不足しているところもある。このままでは授業の質が下がり、子どもたちが十分な教育を受けられなくなる恐れがあるため、早急に対策を講じることが大切だ。(導入)

 

そして、教員不足の原因としては、まず、働く環境が厳しいことが挙げられる。教員は授業以外にも、運動会や文化祭の準備、保護者への対応など多くの仕事を抱えている。そのため、長時間働くことで心身に疲れが溜まり、結果的に教員を辞めてしまうことがある。また、教員という職業の魅力が十分に伝わっていないことも一因だ。最近では、教員の仕事が厳しい労働環境にあると報道されることが多く、その影響で教員になろうと考える人が少なくなっており、それが教員不足につながっている。(原因)

 

これらの問題を解決するには、まず、働きやすい環境を整えることが大切だ。例えば、運動会や文化祭の準備を教員以外の職員や地域の人々、保護者に手伝ってもらったり、部活動の指導を専門のコーチに任せたりすることで、教員は授業に集中でき、負担を軽減することができる。また、教員という職業の魅力を伝えることも必要だ。例えば、教員が子どもたちの成長を見守ることができる喜びや、教えることにやりがいを感じる場面をSNSなどで紹介することで、教員を目指す人が増えるかもしれない。(解決策)

 

教員不足を解決するためには、教員が安心して働ける環境をつくることや教員を目指す人を増やす取り組みを進めることが重要だ。そして、この問題を解決するために、国や学校が協力し、子どもたちがよりよい教育を受けられる環境をつくることが求められる。(まとめ)

 

 

オ いじめ

 

 

 

・問題 いじめの原因とその解決策について述べなさい。

 

・構成 導入→原因→解決策→まとめ

 

・解答例

いじめは学校で起きる深刻な問題の一つである。そのため、子どもたちが安心して過ごせる場所を守るためには、いじめの原因を明らかにし、解決策を考えることが重要だ。(導入)

 

いじめが起きる原因の一つは、家庭環境の影響だ。例えば、親がよくケンカをして家庭内が不安定になると、子どもは心の安定を保つことが難しくなる。その結果、子どもは他者を攻撃してストレスや不安を発散しようとすることがある。また、相手を羨(うらや)む気持ちが芽生えるといじめにつながることもある。例えば、ある生徒が急にクラスで人気を集めると、その生徒を妬(ねた)んで周りが仲間外れにしたり、悪口を言ったりすることがある。これがエスカレートすると、最終的にいじめにつながる。(原因)

 

このようないじめを解決するためには、まずいじめについて考える機会を増やすことが大切だ。授業の中で、いじめがなぜいけないのか、もし自分が同じことをされたらどう感じるかを話し合うことで、行動を見直すきっかけになる。こうした活動を積極的に行うことで、子どもたちは相手の気持ちを考える力を育むことができる。また、教員が子どもたちの変化に気づくことも重要だ。例えば、急に一人でいることが増えたり、元気がなくなったりした場合には、教員が声をかけて相談に乗ることが必要だ。こうした早期の対応をすることで、いじめを未然に防ぐことができる。(解決策)

 

このように、子どもの心の状態が原因となり、いじめを引き起こすことがある。そのため、教員が日々教室の様子や生徒の変化に気を配り、いじめを未然に防ぐための対応をすることが大切だ。(まとめ)

 

 

 

カ 不登校

 

 

 

・問題 不登校になる原因とその予防策について述べなさい。

 

・構成 導入→原因→予防策→まとめ

 

・解答例

近年、不登校になる子どもが増えている。その原因はさまざまだが、教員は子どもが抱えている悩みに気づき、適切に対応することが大切だ。(導入)

 

そして、不登校になる原因としては、まず、学校での人間関係が挙げられる。友達とのトラブルがきっかけで、グループで仲間外れにされたり、嫌がらせをされたりすることがある。こうした状況が続くと、学校に行くのが嫌になり、やがて不登校になってしまう。また、勉強がうまくいかなくなることも原因としてある。例えば、テストの点が悪かったり、授業についていけなかったりすると、自分に自信が持てなくなり、その結果、学校に行くのが嫌になってしまう。(原因)

 

そして、生徒が不登校にならないようにするために、教員ができることがいくつかある。まず、クラスの雰囲気作りを大切にし、生徒同士が仲良く過ごせる環境を作ることが大切だ。例えば、グループで課題を一緒に取り組んだり、みんなで意見を出し合う時間を作ったりすることで、クラスの絆(きずな)を深めることができる。また、生徒一人一人の理解度に合わせた指導を行うことが大切だ。例えば、授業後に質問の時間を設けたり、放課後や昼休みに個別対応したりすることで、学校の授業についていける生徒が増えるはずだ。(予防策)

 

このように、不登校になる原因はいろいろある。しかし、教員が早期に問題に気づき、適切な対応をすることによって、予防することができるはずだ。(まとめ)

 

 

キ ブラック校則

 

 

 

・問題 ブラック校則をどのように見直すべきか、教員としての視点について述べなさい。

 

・構成 定義→校則を見直す方法→まとめ

 

・解答例

ブラック校則とは、髪型や服装の細かい規定や、運動部への強制的な入部といった、社会常識とかけ離れたルールのことだ。これらの規則は、生徒が自分らしく学校生活を送ることを妨げるため、早急に見直す必要がある。(定義)

 

そして、ブラック校則を見直す方法として、まず、校則が今の時代に合っているかどうかを確認することが大事だ。今の社会では、個性や自由を大切にする考え方が広がっているので、それに合わせたルールに変えていく必要がある。例えば、「髪の色は明るい色にしてはいけない」というルールがある学校では、「髪色は学校生活に支障をきたさない範囲で自由にして良い」と変更することで、生徒が自分らしさを表現できるようになるだろう。(校則を見直す方法①)

 

次に、生徒の意見を反映させる方法を考えることが大切だ。例えば、生徒会を通じて意見を集めたり、定期的にアンケートを取ったりすることが考えられる。こうした方法で、生徒が自分の意見を発信できる場を設け、そこから集めた意見を元に校則を改善していくことで、生徒自身が納得しやすい校則を作ることができる。(校則を見直す方法②)

 

さらに、他の学校や地域で行われている取り組みを参考にすることも役立つ。例えば、登校時間を少し遅くしたり、自由な服装の日を増やしたりすることで、生徒たちが充実した学校生活を送っている学校がある。それらを参考にして、自分の学校に合った方法で校則を見直せば、より良い学校生活が実現できるはずだ。(校則を見直す方法③)

 

校則は時代に合ったものにすることが求められる。そのため、教員は現在のルールが適切かどうかを見直し、必要に応じて変えていくことが大切だ。(まとめ)

 

 

ク 教育格差

 

 

 

・問題 教育格差になる原因と解決策について述べなさい。

 

・構成 導入→原因→解決策→まとめ

 

・解答例

教育は、子どもたちが必要な知識や力を身につけるうえで欠かせないものだ。しかし、子どもたちが置かれている環境はさまざまで、誰もが平等に教育を受けられるとは限らない。このようにして生まれる教育格差は、大きな問題となっている。(導入)

 

教育格差の原因の一つに、家庭の収入の差がある。お金に余裕がない家庭では、教育費に十分なお金をかけることができず、大学や専門学校への進学や海外留学が難しくなってしまう。このような状況では、子どもの将来の選択肢が狭まる恐れがある。また、地域ごとの学校環境の違いも問題だ。都市部の学校にはパソコンやタブレット、電子黒板などの最新の設備が整っていることが多い。一方、地方の学校ではそのような設備が不足していたり、先生の数が足りなかったりすることがある。このような違いは、生徒が十分に学べない原因となり、教育格差を広げることになる。(原因)

 

この問題を解決するためには、まず教育費を減らすための支援をもっと充実させることが大切だ。例えば、奨学金の額を増やしたり、学費免除を広げたりすることで、経済的に困っている家庭でも進学しやすくなる。これにより、経済的な理由で進学を諦(あきら)めてしまう生徒たちにもチャンスが広がるだろう。また、充実した学習環境を整えることも重要だ。例えば、パソコンやタブレット、電子黒板などの最新の設備を導入したり、オンライン授業を活用して、どこでも質の高い授業を提供したりすることで、地域間の教育格差を縮めることができるだろう。(解決策)

 

教育格差をなくすことは、全ての子どもに平等な学びの機会を与えるために重要だ。そのために、国や学校などはさまざまな取り組みを行うことが大切である。(まとめ)

 

 

ケ ICT教育

 

 

 

・問題 教育現場におけるICT活用の課題と解決策について述べなさい。

 

・構成 定義→課題→解決策→まとめ

 

・解答例

ICT教育とは、パソコンやタブレット、インターネットなどを使って行う教育のことだ。最近では、学校でも授業にICTを取り入れることが増えてきているが、うまく活用するためにはいくつかの課題がある。(定義)

 

ICT教育の課題の一つは、ICT機器やインターネット環境が整っていないことだ。学校によっては、パソコンやタブレットが足りなかったり、通信環境が悪いためにオンライン授業や調べ学習がうまくいかなかったりすることがある。これでは、ICTを活用した授業を導入するのが難しくなってしまう。また、教員がICTを十分に使いこなせていないことも問題だ。現在、ICTに詳しい教員は少なく、多くの教員はその活用方法をうまく掴めていない。そのため、授業が効果的に進まず、生徒が理解しづらくなってしまうことがある。(課題)

 

これらの課題を解決するためには、まず、ICT機器やインターネット環境を整えることが大切だ。そのために、教育機関は、全ての学校に十分なパソコンやタブレットを配り、インターネットの速度を改善する必要がある。これにより、生徒はオンライン授業や調べ学習を快適に行うことができるだろう。また、教員がICTを使いこなせるようにするために、研修を行うことも重要だ。研修でICTを使った授業の進め方などを学べば、教員は自信を持ってICTを活用した授業を進められるようになるはずだ。(解決策)

 

まとめると、ICTを使った教育は便利で効果的だが、いくつかの課題も存在する。これらの課題を早急に解決し、より良い教育を実現することが大切だ。(まとめ)

 

 

コ 小学校からの英語教育

 

 

 

・問題 小学校から英語教育を行うことについてのメリット・デメリットについて述べなさい。

 

・構成 導入→メリット→デメリット→まとめ

 

・解答例

昔は、中学校から英語を学び始めていたが、今では小学校から英語を学ぶようになっている。しかし、英語を早い段階から学ぶことはメリットもあればデメリットもある。(導入)

 

小学生から英語を学ぶことにはいくつかのメリットがある。まず、小学生は英語を習得しやすい点が挙げられる。中学生と比べて、小学生は英語を日本語に訳さずに直接理解する力が高く、発音やイントネーションの違いを聞き分ける能力にも優れているため、英語を習得するスピードが速くなる。また、英語学習を通じて異文化に親しみやすくなる点もある。小学生は脳が柔軟で新しい情報を吸収しやすいため、異文化に対する理解も深めやすい。そして、違う国の文化や考え方を知ることで、視野が広がり、国際的な感覚を養うことができる。(メリット)

 

しかし、小学校から英語を学ぶことにはデメリットもある。まずは、国語の授業時間が減ることだ。英語の授業が増えると、その分国語の授業が減り、日本語の力が十分に身につかないおそれがある。そうなると、文章を理解する力や表現力が不足し、思考力やコミュニケーション能力にも影響が出る恐れがある。また、中学校の英語でつまずく生徒が増えることも考えられる。中学校の英語の授業は、小学校で習ったことを前提に進む。そのため、小学校での学習が不十分だと、中学校の授業についていけなくなってしまうことがある。(デメリット)

 

このように、小学校から英語教育を行うことには、良い点と悪い点がある。したがって、英語教育を進める際には、他の教科とのバランスを考えながら指導することが重要だ。(まとめ)

 

 

サ 学力低下

 

 

 

・問題 学力低下の原因とその解決策について述べなさい。

 

・構成 導入→原因→解決策→まとめ

 

・解答例

最近、学力低下が大きな問題となっている。この問題は、将来の進学や仕事に影響を与えるため、その原因を見つけ、解決策を考えることが重要だ。(導入)

 

学力低下の原因の一つは、家庭環境の変化にある。最近では、保護者が仕事で忙しく、子どもの勉強を手伝う時間が十分に取れない家庭が増えている。そのため、家庭で勉強する習慣が身につかず、結果として学校の勉強についていけなくなることがある。また、学校で学ぶ内容が増えたことも原因として挙げられる。例えば、英語が小学校から必修となったことで、授業は小学校で学んだ内容を前提に進められるようになった。しかし、小学校で英語の基礎が十分に学べていない生徒は、中学校での授業についていくのが難しくなることがある。(原因)

 

このような学力低下に対して、教師としてできることは、まず、家庭での学習をサポートすることだ。例えば、学校での取り組み具合や家庭での勉強方法などを保護者に伝えることで、親が子どもを適切にサポートできるようになるため、効率的に学習を進めやすくなる。また、授業での個別対応をより充実させることも大切だ。授業内容の理解が遅れている生徒には、質問しやすい環境を整えたり、放課後に補習を行ったりすることで、分からない部分をしっかりと理解できるようになるはずだ。(解決策)

 

学力低下は深刻な問題だ。しかし、教員、家庭、生徒が一丸となって取り組むことで、この問題は解決できるだろう。(まとめ)

 

 

シ スマートフォンの正しい利用法

 

 

 

・問題 教員として生徒にスマートフォンの利用についてどのように指導するべきかについて述べなさい。

 

・構成 導入→指導方法→まとめ

 

・解答例

今、多くの生徒がスマートフォンを使っている。スマートフォンはとても便利な道具だが、使い方を間違えると時間を無駄にしたり、睡眠時間が減ったりすることがある。これらの問題を防ぐためにも、教員として、生徒がスマートフォンを上手に使えるように指導することが大切だ。(導入)

 

まず、教員は授業を通じて、生徒にスマートフォンの正しい使い方を教えるべきだ。例えば、信頼できる情報を見分ける方法や、SNSやインターネットを使う際のマナーを教えることで、メディアリテラシーや情報モラルを身につけさせることができる。また、学習に役立つアプリの使い方や、インターネットで調べ物をするコツを教えることで、生徒がスマートフォンを学習に有効に活用できるようになる。(指導方法①)

 

次に、家庭内でのスマートフォンの使い方について、ルールを作らせることも大切だ。例えば、一日に使う時間を決めたり、夜遅くまでスマートフォンを使わないようにしたりすることで、スマートフォンに頼りすぎない生活を送ることができる。また、教員は定期的に生徒のスマートフォンの使い方を確認し、必要に応じてアドバイスをすることで、より効果的にサポートできる。(指導方法②)

 

さらに、教員は保護者と生徒のスマートフォンの使い方について連携することも大切だ。生徒だけではスマートフォンの管理が難しいこともあるため、家庭の協力が重要となる。そのためには、家庭でどのように子どもと向き合うべきかアドバイスをしたり、家での使用状況について保護者から聞いたりした上で、生徒に適切な指導を行うことが求められる。(指導方法③)

 

スマートフォンを正しく使えるようにすることで、充実した学校生活を送ることができるようになる。そのためには、教員はただ授業をするだけでなく、スマートフォンの使い方やその他の生活習慣についても指導していくことが大切だ。(まとめ)

 

 

ス オンライン教育

 

 

 

・問題 オンライン教育のメリット・デメリットについて述べなさい。

 

・構成 定義→メリット→デメリット→まとめ

 

・解答例

オンライン教育とは、インターネットを使って授業を受ける学習方法を指す。近年、新型コロナウイルスの影響で学校が休校になったり、授業がオンラインに切り替わったりした。その結果、オンライン教育の重要性が日に日に増している。(定義)

 

オンライン教育のメリットの一つは、時間と場所に縛られずに学べる点である。これまでの学校生活では、決まった時間に登校し授業を受ける必要があった。しかし、オンライン教育では、自宅にいながら自分のペースで学習を進めることができる。これにより、不登校や体調不良などで通学が難しい生徒でも学びやすくなる。また、異なる学校の生徒と交流できる点も挙げられる。例えば、小規模な学校に通う生徒は、オンライン教育を通じて他の学校の生徒と一緒に実験や討論を行うことができる。そのため、さまざまな人とつながり、異なる視点に触れることができる。(メリット)

 

しかし、オンライン教育にはデメリットも存在する。まず、自宅で授業を受ける場合、先生が目の前にいないため、集中力が持続しにくい点が挙げられる。この結果、勉強が計画通りに進まず、学習内容が十分に定着しない可能性がある。また、オンライン教育ではコミュニケーションの機会が減少する点も課題だ。対面の授業であれば、先生に直接質問したり、友人と意見交換を行ったりすることが容易にできるが、オンラインではそれが難しい。そのため、疑問点を解消しづらくなり、結果的に理解が深まらない状況を招く恐れがある。(デメリット)

 

このように、オンライン教育にはメリットもデメリットもある。今後は、これらの課題を解決し、オンライン教育をより効果的に活用する方法を考えていくことが求められる。(まとめ)

 

 

セ アクティブ・ラーニング

 

 

 

・問題 アクティブ・ラーニングのメリットと課題について述べなさい。

 

・構成 定義→メリット→課題→まとめ

 

・解答例

アクティブ・ラーニングとは、生徒が自分で考えたり、グループで話し合ったりしながら学ぶ方法だ。この方法により、生徒は主体的に学べるため、より深い理解を得ることができる。このように、アクティブ・ラーニングには良い点があるが、一方でいくつかの課題も存在する。(定義)

 

アクティブ・ラーニングのメリットは、学んだことをしっかり覚えて深く理解できることだ。例えば、社会の授業で江戸時代の生活について発表するとき、調べた内容をまとめたり、自分の言葉で説明したりすることで、内容がよく理解でき、記憶にも残りやすくなる。また、アクティブ・ラーニングを通じて、コミュニケーション能力も向上する。グループで意見を交換したり、発表する機会が増えたりすることで、自分の考えをわかりやすく伝える力や、相手の意見を理解する力を身につけることができる。(意義)

 

一方で、アクティブ・ラーニングには課題もある。まず、調べたり、グループで話し合ったりするのに時間がかかることがあることだ。その結果、授業の進行が遅れてしまい、教えるべき内容を全て伝えきれない恐れがある。また、学び方に個人差がある点も問題だ。例えば、グループで話し合っているときに、一部の生徒だけが意見を言ってばかりいると、他の生徒は発言しにくくなり、その結果、学習の成果に偏りが生じてしまう。(課題)

 

このように、アクティブ・ラーニングにはメリットもあればデメリットもある。そのため、教師は指導方法を工夫し、生徒は主体的に取り組むことで、より効果的なものになるだろう。(まとめ)

 

 

ソ STEAM教育

 

 

 

・問題 STEAM教育のメリット、デメリットについて述べなさい。

 

・構成 定義→メリット→デメリット→まとめ

 

・解答例

STEAM(スティーム)教育は、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の5つの分野を組み合わせて学ぶ教育方法である。この方法は、単に知識を覚えるのではなく、さまざまな分野を同時に学びながら、問題を解決する力や創造的な考え方を身につけることを目指している。(定義)

 

STEAM教育のメリットの一つは、問題を解く力が身につくことだ。例えば、算数で面積を求める問題では、紙を使って図形を切り取って面積を測ることで、計算方法がより理解できるようになる。このような授業を通じて、さまざまな方法で問題を解く考え方を養うことができ、柔軟な発想が生まれる。また、もう一つのメリットは、新しいアイデアを生み出す力が育つことだ。例えば、ロボットを作るときに、技術や工学(動かす仕組みや構造)の知識だけでなく、デザインや色(芸術的要素)を取り入れることで、より魅力的なロボットを作れるようになる。(メリット)

 

一方で、STEAM教育にはデメリットもある。まず、学ぶ内容が広くて、なかなか深く学べないことだ。5つの分野を満遍なく学ぶため、それぞれの分野について深く理解するのが難しくなってしまう。もう一つのデメリットは、教師の準備が大変になってしまうことだ。STEAM教育を行うためには、教員がいろいろな分野についての知識を持っていなければならない。そのため、授業の準備にかかる時間や手間が増えて、負担が大きくなってしまう。(デメリット)

 

このようにSTEAM教育にはメリットもあればデメリットもある。そのため、これらの課題を解決することで、STEAM教育はさらに効果的な学びの方法となるだろう。(まとめ)

 

 

タ インクルーシブ教育

 

 

 

・問題 インクルーシブ教育の意義と課題について述べなさい。

 

・構成 定義→意義→課題→まとめ

 

・解答例

インクルーシブ教育とは、障がいや学力、文化的な違いなど、さまざまな違いを持つ子どもたちが同じ教室で一緒に学べるようにする教育方法だ。この教育によって、全ての子どもが平等に学べる環境が作られ、互いに理解し合いながら成長できるようになる。(定義)

 

インクルーシブ教育の大きな意義は、全ての子どもに平等に学べるチャンスを与えることだ。例えば、視覚に障がいがある子どもには、書籍や教材の内容を音声で読んでくれる教材や点字を使って学ぶ方法がある。また、身体に障がいがある子どもには、車椅子でも使いやすい机や椅子を用意し、教室の中で移動しやすくするなどの工夫がされる。こうした方法によって、障がいを持つ子どもも、他の子どもたちと一緒に学ぶことができるようになる。(意義)

 

一方で、インクルーシブ教育にはいくつかの課題もある。まず、教員の負担が増えることだ。さまざまな背景を持つ子どもたちに個別に対応するため、教員は多くの時間と労力が必要となる。その結果、全ての生徒に十分な指導ができなくなることがある。また、インクルーシブ教育に必要な設備が不足していることも問題だ。全ての学校が、障がいや学力に応じた支援を行うための設備を整えているわけではない。そのため、これらの設備が整っていないと、教育の質が十分に保たれなくなる恐れがある。(課題)

 

インクルーシブ教育は、全ての子どもが平等に学び、お互いの違いを尊重するために大切だ。しかし、様々な課題も残っているため、早急に改善していくことが求められる。(まとめ)

 

 

チ 感染症対策

 

 

 

・問題 感染症の流行に対して学校としてできることについて述べなさい。

 

・構成 導入→学校としてできること→まとめ

 

・解答例

毎年冬になると、インフルエンザやコロナウイルスなどの感染症が流行する。特に子供は体の抵抗力がまだ十分でないため感染しやすい。だからこそ、学校では感染拡大を防ぐためにしっかりと対策を取ることが求められる。(導入)

 

学校でできることとしては、まず、生徒に感染症予防の指導をすることだ。例えば、手洗いやうがいの仕方、マスクの正しいつけ方などを教えたり、体調が悪いと感じたときは無理をせず休むことを伝えたりすることが大切だ。これらの指導をしっかりと行うことで、学校全体に感染が広がるのを防ぐことができる。(学校としてできること①)

 

次に、感染が広がらないように環境を整えることだ。教室やトイレなど、多くの生徒が触れる場所はしっかりと消毒を行う必要がある。ウイルスは手や物を通じて広がるため、こまめに掃除をして清潔な状態を保つことが重要だ。また、教室の換気も大切だ。窓を開けて新鮮な空気を入れることで、ウイルスの拡散を防ぐことができる。さらに、生徒同士が近くに座りすぎないように席の配置を工夫し、できるだけ距離を取ることが感染予防につながる。(学校としてできること②)

 

そして、学校だけでなく保護者にも協力してもらうことが大切だ。例えば、子供が体調を崩した場合には、保護者は速やかに学校に欠席の連絡をして、自宅で休ませる必要がある。そして、症状がなかなか良くならないときや感染が心配なときは、病院で診察を受けるようにするべきだ。保護者がこのような対応を取ることで、結果として学校での感染拡大を防ぐことができる。(学校としてできること③)

 

一度感染症が広がってしまうと、多くの生徒に影響を与えることになる。そのため、学校は感染症が広がらないように、普段からさまざまな対策を行っていく必要がある。(まとめ)

 

 

ツ 食育の重要性

 

 

 

・問題 食育の重要性と学校教育における役割について600字以内で述べよ。

 

・構成 導入→学校教育における役割→まとめ

 

・解答例

食育とは、食に対する正しい知識を身につけ、健康的な食生活を送るための方法を学ぶことだ。現在の子どもたちは、偏った食事を取ったり、栄養が少ないものを食べたりしているため、不健康な生活を送りがちだ。そのため、学校教育で食の重要性を教えることが非常に大切になる。(導入)

 

そして、学校で食育を行う目的として、まず子どもたちが健康的な食生活を送れるようにすることが挙げられる。例えば、家庭科の調理実習では、子どもたちが実際に料理を作りながら、食材の選び方や調理方法を学び、さらに、どの食材がどの栄養素を含んでいるのかを学んだり、バランスよく食べることの大切さについて考えたりすることができる。これにより、日常生活に役立つ食べ物に関する知識を身につけることができる。(学校教育における役割①)

 

また、食育を通じて、食べ物を大切にする心を育てることができる。最近、食品ロスが問題となっており、食べ物が無駄に捨てられることが多い。そこで、学校では家庭科や道徳の授業を通じて、食べ物を無駄にしない大切さを教えている。これらの授業を通して、子どもたちは食べ物のありがたみに気づき、それらを無駄にしない心を育むことができる。(学校教育における役割②)

 

食育は、子どもたちが健康的な食生活を送り、食べ物を大切にする心を育てるために非常に重要なものである。そのため、学校では、日々の授業だけでなく、食についてもしっかりと教えることが大切だ。(まとめ)

 

 

テ 子ども食堂

 

 

 

・問題 子ども食堂のメリット、デメリットについて述べなさい。

 

・構成 定義→メリット→デメリット→まとめ

 

・解答例

子ども食堂とは、地域で子どもたちに無料や安い値段で食事を出してくれる場所のことだ。この仕組みは、家庭で十分な食事をとることが難しい子どもたちを助けるために始まった。しかし、子ども食堂には、良い点もあれば課題もある。(定義)

 

そして、子ども食堂のメリットとして、まず、バランスの取れた食事が得られる点にある。親が忙しい家庭や生活が苦しい家庭の子どもは、毎日カップは麺や菓子パンばかりの食事になりがちだ。しかし、子ども食堂では野菜や魚など、栄養バランスの取れた食事をとることができるため、体調を崩すことなく元気に過ごせるようになる。また、子ども食堂に行くことで、人とのつながりが生まれることもある。子ども食堂には地域の大人や他の子どもたちが集まる。そのため、食事後に一緒に遊んだり、宿題を手伝ってもらったりすることで、楽しく充実した時間を過ごすことができる。(メリット)

 

一方で、子ども食堂には課題もある。一つ目は、家庭の事情が知られることへの不安があることだ。子ども食堂を利用することで、「家が貧しいのではないか」と思われるのではないかと心配する子どもがいる。そのため、友だちに知られたくないという気持ちから、利用をためらってしまうこともある。もう一つのデメリットは、人手が足りないところが多いことだ。子ども食堂は多くがボランティアで運営されているため、継続して働けるスタッフを集めるのが難しい。そして、スタッフの数が少ないと、食事の準備や子どもたちの面倒を見るのが大変になるため、運営がうまくいかなくなることもある。(デメリット)

 

子ども食堂は、食事や交流の場として多くの子どもにとって大切な存在である。こうした場を長く続けていくためには、子ども食堂のスタッフだけでなく、地域全体の協力が不可欠だと言える。(まとめ)

 

 

ト ヤングケアラー

 

 

 

・問題 ヤングケアラーにおける問題点と解決策について述べなさい。

 

・構成 定義→問題点→解決策→まとめ

 

・解答例

ヤングケアラーとは、病気や障害のある家族の世話をしている子どもや若者のことだ。彼らは学校に通いながら家事や介護を手伝っているため、勉強やプライベートの時間が十分に取れないことが多い。(定義)

 

そして、ヤングケアラーが抱える問題としては、まず、学校生活への影響が挙げられる。家で介護をしていると、介護に時間や体力を取られ、勉強に集中できなくなる。その結果、授業についていけなくなり、成績が下がってしまう。また、精神的・身体的な負担がかかることも大きな問題だ。毎日、家事や買い物、親の世話をしながら暮らしているため、体力が消耗し、心が疲れてしまうことがある。そして、この状態が続くと、体調を崩したり、気分が落ち込んだりするため、学校生活にも悪影響を与えてしまう恐れがある。(問題点)

 

これらの課題を解決するためには、まず、学校がヤングケアラーをサポートする体制を作ることが大切だ。例えば、授業についていけていない場合には補習を行うことで勉強面でのフォローができる。また、家で困っていることがあればその都度相談に乗ることで精神的なサポートをすることができるだろう。次に、地域による支援を強化することも重要だ。例えば、地域のボランティアや福祉スタッフがヤングケアラーの家を訪れ、買い物や料理、掃除などの手伝いをすることで、子どもたちは勉強やプライベートの時間を作りやすくなる。これにより、ヤングケアラーは家事や介護にかかる時間を減らせるため、充実した学校生活を過ごせるようになるだろう。(解決策)

 

まとめると、ヤングケアラーはさまざまな問題を抱えながら生活しており、その負担は非常に大きい。だからこそ、ヤングケアラーが安心して生活できるよう、社会全体で支える仕組みを作ることが重要だ。(まとめ)

 

 

 

 

大学・短大・専門学校入試対策コースについて

 

 

 

当塾では、志望校に応じたコースを揃えています。

 

【①大学入試対策コース(国・数・英対応)】

【対象者】国公立大学・私立大学を一般受験で志望する高校生

【指導科目】英語・数学・国語

 

大学入試対策コースの詳細はこちら

 

 

【②推薦入試対策コース(国・数・英対応)】

【対象者】国公立大学・私立大学・短大・専門学校を推薦入試で志望する高校生

【指導科目】英語・数学・国語・面接・小論文・志望理由書

 

推薦入試対策コースの詳細はこちら

 

 

【③国語・小論文対策コース】

【対象者】国語の力を伸ばしたい高校生、小論文の対策をしたい高校生

【指導科目】国語(現代文中心)・面接・小論文・志望理由書

 

国語・小論文対策コースの詳細はこちら

 

 

【入塾条件】

①勉強に対して前向きであること
②規則正しい生活をし、勉強習慣がついていること(宿題の量は多めです)
③通知表で各教科の判定が「3以上」であること

TEL 0532-74-7739

月~金 14:30~22:00

 

 

 

スポンサーリンク