と思っている中学3年生のみなさん!
今回は「高校受験で志望校を下げるのは正解?後悔しない選び方を解説!」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【高校入試】志望校を下げるタイミングは?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!志望校を下げることは逃げなのか?
「志望校を下げようかな」
毎年夏~秋くらいになるとこのように思う受験生は出てきます。
そして、志望校を下げようと思う理由としては、
・模試での判定がよくない
・親や学校の先生により安全に行ける高校に行った方がいいと勧められた
といったものがあります。
しかし、すぐに志望校を下げてはいけません。
それは、志望校を下げたことで「ここなら受かりそうだ」と安心してしまい、かえって勉強しなくなってしまう危険性が出てくるからです。
ですので、万が一志望校を下げようと思った時は、その決断はギリギリまで延ばすようにしましょう。
また、志望校を最終的に決めるタイミングは12~1月です。
それは、
②学校で保護者面談があり、そこで進路を決めるように促される
③高校入試の出願時期が近い
④残り期間で成績が大幅に伸びることはあまりない
といった理由があるからです。
この時期にもし、内申点が全然足りず、かつ模試の結果もよくない場合は、志望校を下げることを考えてみてもいいかもしれません。
ただ、逆に言えば冬までは志望校を下げないようにしましょう。
第1希望の高校の合格に向けて日々頑張ることで、実力がつき、いつの間にか合格できるようになることもありますので、すぐに志望校を変えないようにしてください。
【高校入試】志望校を下げるべきかどうかで迷っている人へ
ア 安易に志望校を下げない
→志望校を変える場合はその高校についてよく調べるところから始めよう
「志望校を下げよう」と、ふと思うようになったらまずやってほしいことがあります。
それは、新しく志望校とする高校が本当に行きたい高校なのかをよく考えることです。
「内申点が足りない」、「模試の判定が悪いからもっと楽に入ることができる高校にしよう」という後ろ向きな理由で進路を変更すると、実はその高校にあまり自分が向いていなかったということが入学後に分かることもあります。
そのため、まずは新しい志望校についていろいろ調べてみるところから始めましょう。
また、確認しておきたい内容としては、
②進学実績や就職実績
③部活動が盛んかどうか
④施設の豪華さ
⑤家からの距離
といったことがあります。
これらを一つ一つ見つめ直し、本当に行きたい学校かどうかを見つめ直しましょう。
そこで、「ここならまあアリかな」と思うのであれば、志望校を下げてもいいかもしれません。
一方で、「うーん。今一つだな。」と少しでも思った場合、志望校を下げてその高校に入ったとしても、充実した高校生活をなかなか過ごせないかもしれません。
みなさんはそうならないように、志望校を下げたいと思ったときは、その高校が自分に合っている高校かどうかをまずはよく調べるようにしましょう。
イ ボーダーラインと現状の差を比べる
→自分の現状を冷静に分析しよう
志望校を下げるかどうか迷っている人は、模試の結果を改めて見てみることをおすすめします。(模試を受けたことのない人はぜひ模試を受けることをおすすめします。)
一般的に模試の結果表には、
・単元別の得点率
・志望校への合格可能性(判定)
などが載っています。
その中で特に注意して見てほしいのは、志望校への合格可能性(判定)です。
これが、あまりにも低い判定である場合は志望校変更をした方がいいかもしれません。
例えば、A高校の合格可能性が10%、B高校の合格可能性が50%とします。
模試を受けた時期にもよりますが、判定が10%の場合、合格できる可能性はほとんどありません。(もちろん、過去の塾生は10%から大逆転で合格した生徒もいますが、それは極めて稀です。)
また、科目別の正答率も見るようにして下さい。
ここで、例えば社会や理科などで点が取れていない場合は比較的短い時間でも成績を伸ばすことができます。(理科や社会の成績が伸びれば合格できる可能性が増えます)
一方で、国語や数学、英語は少し勉強をしたからといってそう簡単に成績が上がるものではありません。
ですので、模試の判定を踏まえて第1希望の高校をどうするかを決めるといいでしょう。
ウ 万一落ちた時のことを想定する
→不合格になった時のことも想像しておこう
志望校を下げずにそのままチャレンジする場合は、不合格になる可能性が出てきます。
その時のことをあらかじめ想定しておくようにしましょう。
「A高校に落ちたら、私立のB高校に行く。そこで頑張る。」というようなことをあらかじめ認識しておけば、思い切ってチャレンジできるはずです。
あらゆるパターンを先に想像しておくことで、いざというときにパニックにならずに済みます。
なお、高校入試の結果が全てではありません。
万が一入試で失敗しても、その先で頑張ればいいだけの話です。
悔いのないように受験する高校を決めるようにしましょう。
【高校受験】志望校を下げるのは逃げ?後で後悔しないか?
高校入試で志望校を下げることは逃げと思う人がいるかもしれません。
しかし、私はそうとは思えません。
私は高校入試において「逃げ」とは、勉強をやらないことだと思います。
勉強をしない人は、できない理由を周りのせいにします。
・学校の先生が分かりにくいから勉強する気がなくなった
・参考書を読んでも分からないからやる気がなかなかでない
このように、できない原因を自分ではなく周りのせいにする人は、結局勉強から逃げているだけです。
このような人は、大人になってもなんだかんだ言い訳をしながら生きていくことに成り、なかなか成長ができません。
ですので、志望校を変えたとしても私は決して逃げているとは思えません。
そもそも、どの高校を受けるかはその人の自由です。
高校受験は義務ではなく権利である以上、どこの高校を受けてもいいのです。
ですので、志望校を下げたからといって楽な方に逃げていると思わずに、その高校に合格できるように日々勉強に取り組むようにしましょう。
ただし重ねて言いますが、志望校を下げたことで油断して勉強量が減ったということのないようにしてください。