と思っている高校生のみなさん!
今回は「【豊橋市の教育学部志望者必見】面接・小論文・志望理由書対策」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
教育学部志望理由書の書き方|高校生向け合格する例文付き
ア 志望理由書とは?
大学や短大、専門学校によっては事前に志望理由書を提出するところもあります。(800字~1200字程度のところが多いです)
志望理由書とは、「志望する学校に対し、自分の熱意・意欲をアピールする」書類のことです。
「私は●●ができる」
「貴学で学んだことを生かして、将来は●●したい」
といったことを紙を通じてアピールしていくのです。
また、志望理由書で書くべき内容は、まずは志望理由です。
ここでは、「教育の内容について学べる」といったようなありきたりな内容はNGで、その学校にしかない魅力を書いていく必要があります。
そして、その学校の魅力を探すには、
・HPやパンフレットなどをくまなく見る
・通っている先輩や卒業生がいればその人から話を聞く
といったことをする必要があります。
志望理由書を書く前に、学校に関する情報をできるだけ多く集め、その上で「これだ」と思うものを書くようにしましょう。
また、志望理由以外には、
・大学に入学後頑張りたいこと
・将来の夢
などを書いていくといいでしょう。
なお、教員養成系の志望理由書の対策ができる問題集としては、「ゼロから1カ月で受かる 大学入試 志望理由書のルールブック(KADOKAWA)」などがおすすめです。
イ 志望理由書のおすすめ例文は?
ここでは志望理由書の例文をいくつか紹介していきます。
A 部活で頑張ったことをアピール
私は、貴学の教育学部を志望する理由として、貴学が教育現場に必要な人材を育成することを目的としている点が挙げられます。【志望理由】
私が所属していた○○部では、厳しい練習や大会に向けた準備を通じて、自己管理、責任感、チームワークなど多くのことを学びました。これらのことは、教育者としての資質にも必要なものであり、将来的に生徒たちに対して適切な指導を行うためには欠かせないものだと考えています。【部活動で学んだこと】
例えば、自己管理については、生徒たちにも健康な体を保つための基本的な知識や習慣を教えることが求められます。また、責任感については、生徒たちが社会人としての基本的なマナーやルールを守り、自分自身だけでなく周りの人々に迷惑をかけないようにするために必要です。そして、チームワークについては、生徒たちが協力し合い、チーム全員が目標に向かって一丸となって取り組むことができるように導くために大切なものだと思います。【部活動で学んだこと】
このように、私が所属していた部活動で学んだことは、教育者としての資質を高める上で非常に重要なものであると考えています。そして、この大学の教育学部に進学することで、これらの資質をより深め、将来的に教育現場で生徒たちに貢献することができると信じています。貴学で4年間教育に関する内容を学んだ後は、一人前の教師として社会に貢献していきたいです。【まとめ】
*部活動で実績があればそれを書く。そうでない場合も部活動を通じて得られたものを書いていくこと。ただし、多くの人が高校時代に頑張ったことというと部活動について書くため他の受験生との差別化はしにくい。
B パンフレットやHPを見て魅力的と感じたこと
私が貴学の教育学部を志望する理由は、この大学の教育学部が持つ魅力に惹かれたからです。
まず、この大学の教育学部は、優れた教員陣による授業や研究が充実していると聞きました。先生方が教育に対する情熱を持っているため、授業内容も実践的で興味深く、学ぶことが楽しいと感じます。また、教員陣が研究に力を注いでいるため、最新の教育のトレンドや研究成果を学ぶことができます。
さらに、貴学の教育学部は、実践的なプログラムが豊富に用意されているという点が魅力的です。例えば、教育実習や特別支援教育に関する実践的な講座、教育現場に直接参加できるボランティア活動など、将来の教育現場で必要なスキルや知識を身に付けることができます。
また、この大学の教育学部は、地域との連携が盛んであるという点も魅力的です。地域の学校や保護者との交流イベントや、地域の教育課題に取り組むプログラムなど、地域との関わりを通じて、社会貢献に繋がるスキルや知識を身に付けることができます。
以上のように、この大学の教育学部は、優れた教員陣による授業や研究、実践的なプログラム、地域との連携が魅力的であると感じます。これらの魅力に触れ、将来の教育現場で活躍することができる人材になりたいという思いから、私はこの大学の教育学部を志望しています。
*パンフレットやHPの内容から特に魅力的に感じた内容を具体的に書くこと。その際の注意点としては、パンフレットに書かれている言葉をそのまま使わないこと。
C オープンキャンパスの感想を書く
貴学でのオープンキャンパスでの授業体験では、教員の方々が実際に現場で活躍されていた経験を生かした、具体的で実践的な授業が多くありました。例えば、小学校の社会科授業では、身近な場所をテーマに実際に現地に出かけ、調査を行いました。その後、班で得た情報をもとに、プレゼンテーションを行いました。このような授業を通じて、教育現場で必要とされる能力や知識を実践的に学ぶことができることを知りました。
また、教員の方々が持つ専門性を活かして、研究室での研究にも触れることができました。私は、特に小学校教育に関心があるため、小学校教育の研究室を訪問しました。研究室では、小学校教育に関する研究が行われており、その成果をもとに小学校教育のカリキュラムが作成されていました。このような研究成果をもとに、教育現場での実践を行うことができることを知り、この大学で小学校教育の研究を深めたいと思いました。
さらに、この大学では地域との連携が盛んで、地域の教育ニーズに合わせた教育プログラムが提供されています。オープンキャンパスでは、地元の小学校の教育現場を訪問し、実際に授業を見学しました。そこで、地域の子どもたちが抱える教育上の課題や、地域の文化や歴史に基づいた教育の必要性を感じました。このような地域の教育ニーズに応えることができる知識や技術を身につけることができるこの大学で、地域に貢献する教員になりたいと思います。
*オープンキャンパスで感じたことを書くと、その学校にしかない魅力を書きやすい。但し、「楽しかった」「雰囲気がよかった」というような抽象的な表現で終わらないようにしたい。
D 大学入学後に力を入れたいこと
私が教育学部を志望する理由は、教育の力で社会を変えたいという強い思いからです。私は幼少期から、学校や教師の影響を強く受けて育ちました。そして、学校教育を通じて人生の方向性や価値観を形成することができたことを実感しています。そのため、私自身が教育者として、若い世代の成長をサポートし、彼らの可能性を引き出すことができたらと考えています。【志望理由】
そして、大学入学後には、教員免許取得を目指し、教育実習や教育理論の学習を通じて、教育に関する知識や技術を磨いていきたいと考えています。また、新しい教育手法やテクノロジーを取り入れることで、より効果的な教育を実現するために学び、実践していきたいと思っています。そして、卒業後は、地域の教育現場で活躍し、生徒たちが自己実現や社会貢献を果たすためのサポートを行いたいと考えています。【大学入学後に頑張りたいこと】
私は、教育に対する情熱や責任感を持ち、自ら学び、行動することで、社会に貢献できる人材になりたいと思っています。教育学部に入学することで、教育に関する深い知識とスキルを身につけ、将来の目標を実現するための土台を築きたいと考えています。【将来の教師像】
*大学で頑張りたいことを具体的に書くことで、勉強に前向きな受験生であることがアピールできる。
E 将来の夢について
私は教育学部を目指す高校生です。私がこの道を選んだ理由は、人々の生活に深く関わり、社会に貢献できることに魅力を感じるからです。【志望理由】
私が理想とする教師像は、生徒一人一人を大切にし、彼らの個性を尊重しながら、彼らが持っている潜在能力を引き出すことができる人です。私は、そんな素晴らしい教師になるために、教育学部で学びたいと思っています。【理想の教師像】
また、大学の魅力としては、教員陣のレベルの高さや、最新の教育技術を学べる環境が挙げられます。私は、学んだことを実践するためにも、最新の技術を身につけることが大切だと考えています。そして、教育学部は、教師を目指す者にとって最適な環境であると信じています。【大学の魅力】
私は、教育学部で学ぶことで、自分自身の成長だけでなく、多くの人々の生活に貢献できる教育者になりたいと思っています。そして、私が目指す理想の教師像を実現するために、一歩ずつ努力していきます。【まとめ】
*将来どんな教員になりたいかを書いていくとよい。それを書くことで先のことまでを考えていることをアピールできる。
【教育学部】面接の定番の質問と回答例は?
教員養成系の大学入試の面接では、よく聞かれる質問があります。
まずは、定番の質問に対してしっかりと答えられるようにすることが大切です。
ア 教員になりたい理由
A「教員になりたい理由」の質問の考え方は?
この質問は学校側が一番重視している内容です。
この質問に熱意をもって、かつ自分の言葉として話せるかどうかで、学校に入学後真剣に勉強や実習に取り組めるかを面接官は知ることができます。
まず、間違いなく尋ねられる質問ですので、確実に答えられるようにしましょう。
なお、教員になりたい理由としての切り口は、
*「子供が好きだから」だけではアピールとしては弱いので、具体的なエピソードが必要
・小学校~高校で出会った先生に憧れている
・〇〇の魅力や面白さを子供たちに伝えたい
・人の成長に関わる仕事をしたい
といったものがあります。(給料が安定しているからはNG。)
これらを元にみなさんオリジナルの言葉で話せるようにしましょう。
B「教員になりたい理由」のおすすめの回答例は?
例1 子どもたちと関わりたいから
私は子どもたちと関わることが好きで、彼らに何かを教えることができる教員になりたいと思っています。
また、子どもたちが自分自身を成長させていく姿を見ることができるのが、教員としての醍醐味だと考えています。
例2 社会貢献がしたいから
私は教員になることで、社会に貢献したいと考えています。
教育は社会の基盤であり、教員として多くの子どもたちの成長をサポートすることができることは、とてもやりがいを感じます。
例3 自分自身も成長したいから
教員になることで、自分自身も成長することができると考えています。
教育は常に変化しているものであり、新しい知識や技術を身につけることができると同時に、子どもたちとのコミュニケーション能力や指導力も高められると思っています。
例4 自分自身の経験を生かしたいから
私は子ども時代に教育に触れる機会が多く、教育の大切さを身をもって感じてきました。
そのため、自分の経験を生かして、子どもたちに多様な学びを提供し、成長をサポートすることができる教員になりたいと思っています。
イ 理想の教師像
A「理想の教師像」の質問の考え方は?
「将来どんな教員になりたいか?」という質問も定番な質問です。
この質問の意図は、自分自身が抱く理想の教員像について問われています。
この質問に明確に答えることができれば、普段から教員について考えている生徒、つまり、将来の仕事について前向きに考えている生徒という評価になります。
そのため、「将来どのような教員になりたいのか?」ということを普段から考えておくようにしましょう。
なお、「理想の教員像」の切り口としては、
・生徒の立場にたって考えることのできる教員になりたい
・一人一人の児童や生徒をきちんと見ることを怠らない教員になりたい
・生徒から尊敬されながらも近い存在であり信頼関係を築くことのできる教員になりたい
といったものがあります。
こういったものを元に、自分なりの味付けをして具体的に答えられるようにしましょう。
B「理想の教師像」のおすすめの回答例は?
例1
私が考える理想の教師像は、生徒たちのことを一番に考え、その成長を見守り、支援することができる教師だと思います。また、知識や技能をしっかりと身に付けていることも必要ですが、それ以上に人間力が重要だと思います。生徒たちとのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築けるような教師であることが理想だと思います。
例2
私が理想とする教師像は、生徒たちに寄り添い、その個性を尊重しながら指導する教師です。そのためには、教育現場の最新情報を常にキャッチアップし、生徒たちの成長に合わせた柔軟な教育を実践できる教師が理想です。また、自分自身が生徒たちに対して熱意を持って授業を進め、学習意欲を引き出すことができることが重要だと思います。
例3
私が理想とする教師像は、生徒たちにとって尊敬でき、かつ頼りになる存在であることです。そのためには、知識や技能に加えて、人間的な魅力を持っていることが必要だと思います。また、生徒たちに対して厳しさを持ちつつ、愛情を持って指導できる教師が理想です。さらに、自己研鑽を怠らず、常に向上心を持っていることも重要だと考えます。
ウ 志望動機
志望動機はその大学にしかない魅力を話せるかどうかがポイントになってきます。
どこの大学でも通用するような話ではいけません。
具体的な志望動機になるように以下のことを意識して取り組むようにしましょう。
①その大学独自の教育カリキュラム
教育学部はどの大学でも設置されていますが、各大学で独自の教育カリキュラムを持っています。
その大学が独自に開発した教育プログラムやカリキュラムに興味を持っている場合、その大学を志望する理由として挙げることができます。
例えば、「私は〇〇大学の独自の教育カリキュラムに魅力を感じています。その中で学びたい科目が多く、将来的に自分の教育に役立てたいと考えています。」といったように、具体的な教育プログラムについて言及することで、志望動機をアピールすることができます。
②その大学が有する教育環境
教育学部を志望する人にとって、教育環境は非常に重要な要素の一つです。
その大学が持つ教育環境や施設に魅力を感じている場合、その大学を志望する理由として挙げることができます。
例えば、「私は〇〇大学の豊富な教育リソースや設備に魅力を感じています。その中でも、〇〇施設や〇〇プログラムに参加したいと思っています。これらの教育環境を活かしながら、自分自身を成長させ、将来的には社会に貢献できるような教育者になりたいと考えています。」といったように、具体的な教育環境について言及することで、志望動機をアピールすることができます。
③その大学の教員や卒業生による指導やサポート
教育学部を志望する人にとって、教員や卒業生による指導やサポートは非常に重要な要素の一つです。
その大学に在籍する教員や卒業生がどのような活躍をしているかに興味を持っている場合、その大学を志望する理由として挙げると、例えば、「私は〇〇大学の優秀な教員陣や卒業生の活躍に魅力を感じています。その中でも、〇〇教授の〇〇研究や、〇〇卒業生が行っている〇〇活動に注目しています。このような方々に学ぶことができると考え、〇〇大学の教育学部を志望しています。将来的に自分自身もこのような活躍をするために、この大学で学びたいと考えています。」といったように、具体的な教員や卒業生について言及することで、志望動機をアピールすることができます。
以上のように、教育学部を志望する人がその大学にしかない魅力を踏まえた志望動機の回答例としては、教育カリキュラムや教育環境、教員や卒業生など、具体的な要素を挙げて説明することが大切です。
また、自分自身が将来的にどのような教育者になりたいのかを明確にし、その大学で学ぶことが自分自身の目標達成につながることを示すことが、より良い志望動機の回答につながります。
エ 専門的知識の理解を問う質問
教員養成系の面接では、「いじめについてどう思うか?」「教育格差についてあなたの考えを言ってください」といったような学校教育に関する知識について問われることがあります。
そのため、よく出るテーマに関しては、「定義+背景+問題点+対策」まではきちんと言えるようにしましょう。
そうすることで面接だけでなく小論文の対策にもなります。
なお、「手取り足取り特訓道場 合格する面接(時事通信出版局)」には、教育に関する内容が詳しく書かれていますので、ぜひ読んで見てください。
【教育学部】面接対策をする上でのポイントは?
①自己分析をしっかり行う
面接で聞かれる質問に対して、自分自身の長所や短所、価値観、人生観などをしっかりと分析し、整理しておくことが大切です。
自己分析を通じて、自分自身のアピールポイントを明確にしておくことが面接での自信に繋がります。
②模擬面接を行う
学校や塾、予備校などで模擬面接を行い、緊張感を味わいながら、自己分析の成果を活かした回答を練習することが大切です。
また、フィードバックをもらい、改善点を把握しておくことで、面接本番での自信に繋がります。
③入試説明会に参加する
教育学部の入試説明会に参加することで、入試のポイントや面接で聞かれる質問、過去の入試傾向などを知ることができます。
入試説明会には、学校の先生や現役教員の方が講演する場合が多く、彼らの話を聞くことで、教員としての魅力や、教育現場で必要な能力について知ることができます。