と思っている高校生のみなさん!
今回は「保育系学校面接対策:高校生のための準備と心構え」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【保育系大学・短大入試】面接対策としてやるべきことは?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!保育系大学・短大入試の面接対策としてやるべきことは?
ア 参考書を読む
→面接に向けた心構えなどを身につける
みなさんの多くは、今まで人前で自分の意見を話す経験があまりないと思います。
そのため、面接での注意点やマナー、話し方、話す内容などをまずは知ることが大切になっていきます。
ですので、まずは面接対策について書かれている参考書を読むことから始めていきましょう。
そして、面接対策ができる参考書は、
・保育士や幼稚園教諭に関する知識を深める参考書(基礎):「保育士の一日(保育社)」
・保育士や幼稚園教諭に関する知識を深める参考書(発展):「保育士・幼稚園教諭論作文・面接対策ブック(実務教育出版)」
がおすすめです。
これらの本の中で、「今から間に合う総合・推薦入試面接」には、
・面接時のマナー、身だしなみ、髪型
・言葉遣い、話し方、姿勢
・よく聞かれる質問と回答例(志望理由や高校時代頑張ったことなど)
といったことが書かれています。
ですので、まずは、今から間に合う総合・推薦入試面接を読んで、面接の基礎を固めるようにしましょう。
また、「保育士の一日」は保育士の一日や役割について、「保育士・幼稚園教諭論作文・面接対策ブック」は保育系の内容がやや専門的に書かれています。
そのため、保育士や幼稚園教諭の知識を深めたい人は、これらの参考書を読むことをおすすめします。
なお、「保育士・幼稚園教諭論作文・面接対策ブック」は高校生向けの本ではなく、短大生や大学生向けの本ですので、その点を考慮して使うようにしましょう。
イ 模範解答を暗唱する
→模範解答を暗唱することで話の構成や話す内容が分かる
次にやることは、面接対策の参考書に載っている回答例(模範解答)を暗唱することです。
ほとんどの人は、急に「さあ、志望理由について考えてみよう」、「将来どんな保育士(幼稚園教諭)になりたいか考えてみよう」と言われてもなかなか思いつくことはできないでしょう。
それは、何を話したらいいかが分かっていないからです。
逆に言えば、何を言ったらいいかが分かるようになれば、スラスラと自分の意見が言えるようになります。
そのために、参考書に書かれている模範解答を覚えるようにしましょう。
また、解答を覚える際には、
・答え方の方針やNG回答例もおさえる
・文の構造をつかみながら覚える
といったことが大切になってきます。
そして、模範解答を覚えることで、知識が身に付き、徐々にスラスラと話せるようになります。
ただし、模範解答の暗唱をしたからといって、その文章をそのまま実際の面接では使わないようにしてください。
それは、自分オリジナルの答えでないと、かえってマイナスの評価になってしまうからです。
ウ 情報を集める
→面接で話すための材料を集める
面接では、自分の考えを具体的に話せるかどうかがカギになってきます。
そして、具体的に話せるようになるには、できるだけ多くの情報を揃えることが大切です。
そのため、面接で話す内容を考える前に情報収集をするようにしましょう。
具体的には、
②保育士や幼稚園教諭に関する情報:保育士や幼稚園教諭の仕事、役割など
③自分自身に関する情報:性格、長所、高校時代に頑張ったことなど
をできるだけ揃えることです。
まず、「①学校に関する情報」では、志望校のパンフレットやHP、Youtubeなどを見ることやオープンキャンパスに参加することなどがあります。
そこで、気になったことや興味のあることが出てきたら、そのつどメモを取るようにしましょう。
次に、「②保育士や幼稚園教諭に関する情報」では、保育士や幼稚園教諭についての本を読む、知り合いに保育士(幼稚園教諭)に人がいればその人から話を聞く、保育体験に参加するといったことがあります。
保育士や幼稚園教諭について深く知ることで進路についても考えることができ、具体的に話ができるようになります。
最後に、「③自分自身に関する情報」では、今までの人生を振り返るきっかけにもなります。
自分の強みは何か、なぜ保育士や幼稚園教諭になりたいのかといったことをじっくりと考えるようにしましょう。
エ 台本を書く、面接の練習をする
→定番の質問については確実に答えられるようにする
情報収集をしたら、その情報を元に実際に話す内容を考えていきます。
そして、面接ではよく聞かれる質問があります。
それは、
・自己PR
・長所、短所
・高校時代に頑張ったこと
・なぜ保育士や幼稚園教諭になりたいのか?
・理想の保育士(幼稚園教諭)像は?
・入学後に頑張りたいこと
・卒業後の進路
・最近気になったニュース
といったことです。
まずは、これらの質問について、しっかりと答えられるようにしましょう。
また、入試直前には面接の練習を必ずするようにしてください。
そして、自分だけではどこがいいのか、どこが良くないのかがなかなか分かりにくいですので、できれば学校の先生や塾の先生にみてもらうことをおすすめします。
そこで受けた指摘を元に修正をして、入試本番までにバッチリと仕上げるようにしましょう。
オ 面接時の心構え
→話す内容だけなく態度や姿勢なども問われる
面接では、話す内容だけでなく、身だしなみや髪型、言葉遣いなども大事になってきます。
以下、大事な点をまとめました。
A 服装、身だしなみ
・爪を切り清潔に保つ
・髪を整え、清潔な髪型にする
・ひげは剃る、化粧やアクセサリーをしない
・ズボンやスカートはアイロンでしわを伸ばす
・ポケットのふたは外に出す
B 言葉遣い、話し方、姿勢
・声を大きめに出す、早口にならない
・面接官の目を見て話す
・背筋を伸ばして話す
・若者言葉や話し言葉を使わない
・面接官の質問に対して的確に答える
・答え+理由・具体例の順で話す
C 入退室
・入室の流れ
②静かにドアを開ける
③笑顔で挨拶をする
④静かにドアを閉める
⑤一礼をする
⑥椅子の横に立つ
⑦名前を言い、一礼をする
⑧指示があった後に着席をする
・退室の流れ
②挨拶をし、一礼をする
③ドアの方に静かに進む
④再度挨拶をし、一礼をする
⑤教室を出てドアを閉める