と思っている高校生のみなさん!
今回は「【豊橋市の保育系学校志望者必見】面接・小論文・志望理由書対策」についてみていきますよ。
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【豊橋市の保育系学校受験者必見】合格のためのおすすめ勉強法は?
ここでは保育系学校に合格するまでの流れについてみていきます。
ア まずは推薦入試が受験できるようにしよう
保育系大学や短大の入試は大きく、
②一般公募推薦(総合型選抜・学校推薦型選抜)
③一般入試
の3つに分かれています。
その中で、①指定校推薦と②一般公募推薦は、入試時期が一般入試よりも早いのが特徴です。
また、一般入試に加えて推薦入試が受験できるようになると受験できる回数ができるため、合格できる確率は上がっていきます。
ですので、まずは推薦入試が受験できるようにしましょう。
ただし、推薦入試は誰でも受験できるわけではなく、一定以上の内申点が求められます。
そして、内申点は定期テストの結果でほぼ決まります。
そのため、皆さんがまずやるべきことは、定期テストで結果を残すことです。
早めにテスト勉強を始めるのはもちろん、苦手な科目にもしっかりと取り組むようにして、どの科目も点数が取れるように仕上げていきましょう。
なお、内申点は高1の1学期から高3の1学期までの平均で評価されますので、高1からコツコツと勉強に取り組むようにしてください。
なお、国公立大学を受験する場合は、共通テスト+二次試験の合計で決まります。
多くの大学では、二次試験よりも共通テストの配点が高いため、まずは共通テストで高得点が取れるように対策をしていきましょう。
イ 保育士・幼稚園教諭についての知識を深める
定期テストがない時期や夏休みなどの長期休暇の時期には、将来の進路について考えるようにしましょう。
具体的には、
・入学後に取り組みたいことや卒業後の進路について考える
といったことです。
将来の進路について考えることで、勉強へのモチベーションが上がり、充実した高校生活を過ごすことができます。
そのためにも、保育士や幼稚園教諭についての本を読む、志望校のHPやパンフレット、YouTube動画を見る、保育体験やオープンキャンパスに参加するといったことを積極的に行うようにしましょう。
ウ 小論文や面接の対策をする
保育系大学や短大入試の推薦入試では、小論文や面接が試験科目にあります。
しかし、多くの受験生はこれまで文章を書いたり、人前で話したりした経験があまりありません。
そのため、小論文や面接の対策を十分にする必要があります。
そして、まずやるべきことは、小論文(面接)対策ができる参考書を読むことです。
「今から間に合う総合・推薦入試面接(学研)」や「だれでも上手に書ける小論文合格ノート(KADOKAWA)」といった問題集は、小論文の書き方や面接での話し方について詳しく書かれています。
そのため、まずはこのような参考書を読んで、小論文の書き方や面接での話し方を学ぶようにしましょう。
また、「今から間に合う総合・推薦入試面接」や「だれでも上手に書ける小論文合格ノート」には、それぞれ模範解答が載っています。
それらの模範解答を暗唱することで、小論文でどのように書けばいいか、面接でどのように話せばいいかが分かるようになってきます。
そのため、まずは模範解答をしっかりと覚えるようにしましょう。
また、「保育士の一日(保育社)」や「保育士・幼稚園教諭論作文・面接対策ブック(実務教育出版)」のような本を読むことで、保育士や幼稚園教諭の仕事内容や役割、保育に関する社会状況などが分かるようになるため、時間に余裕があればこれらの本を読むこともおすすめします。
その後の流れとしては、以下の通りになります。
A 小論文
・小論文模試を受ける
・学校の先生や塾の先生に見てもらう
B 面接
・情報を集める(学校に関する情報・保育士や幼稚園教諭について・自分について)
*志望校のパンフレットやHPを見る、オープンキャンパスに参加する、保育士や幼稚園教諭に関する本を読むなどして知識を深めていきましょう。
・定番の質問に対して話す内容をまとめる
・学校の先生や塾の先生に見てもらう
しっかりと準備をすることで、小論文や面接ができるようになってきます。
そのため、時間をかけて対策をするようにしましょう。
エ 実技・プレゼンテーション対策
保育系大学・短大での推薦入試では、学校に行って実技やプレゼンテーションをする場合があります。
そして、一般的には、
・ダンスなどの運動披露
・作った美術作品などの説明
・絵本の読み聞かせ
・高校で頑張ったことなどの発表(プレゼンテーション)
などがある場合が多いです。
基本的には、みなさんが得意なもので勝負をしていけばいいでしょう。
ただし、絵本の読み聞かせやプレゼンテーションで臨む人は要注意です。
それは、受験生の多くがこれまでこれらの経験をしたことがあまりないからです。
そのために、しっかりと練習して臨むようにしましょう。
また、実技が終わった後に、面接官から実技についての面談があることがあります。
例えば、ピアノの演奏をしたときには、
・「なぜこの曲を選んだのか?」
・「演奏する際に工夫した点は?」
といったことが聞かれます。
そのため、どのような質問が来るかを想定し、その上でハキハキと答えられるように準備をしていきましょう。
保育系学校入試対策:高校生向けの志望理由書の書き方と例文ガイド
ア 志望理由書とは?
大学や短大、専門学校によっては事前に志望理由書を提出するところもあります。(800字~1200字程度のところが多いです)
志望理由書とは、「志望する学校に対し、自分の熱意・意欲をアピールする」書類のことです。
「私は●●ができる」
「貴学で学んだことを生かして、将来は●●したい」
といったことを紙を通じてアピールしていくのです。
また、志望理由書で書くべき内容は、まずは志望理由です。
ここでは、「保育の内容について学べる」といったようなありきたりな内容はNGで、その学校にしかない魅力を書いていく必要があります。
そして、その学校の魅力を探すには、
・HPやパンフレットなどをくまなく見る
・通っている先輩や卒業生がいればその人から話を聞く
といったことをする必要があります。
志望理由書を書く前に、学校に関する情報をできるだけ多く集め、その上で「これだ」と思うものを書くようにしましょう。
また、志望理由以外には、
・大学に入学後頑張りたいこと
・将来の夢
などを書いていくといいでしょう。
なお、保育系学校の志望理由書の対策ができる問題集としては、「ゼロから1カ月で受かる 大学入試 志望理由書のルールブック(KADOKAWA)」などがおすすめです。
イ 志望理由書のおすすめ例文は?
ここでは志望理由書の例文をいくつか紹介していきます。
A 部活で頑張ったことをアピール
私が保育系の大学を志望する理由は、子どもたちが未来を担う大切な存在であり、その子どもたちの成長を支えることができる保育士になりたいからです。
高校では、部活動でバレーボール部に所属していました。チームで協力し合い、試合に勝つためには、一人ひとりが自分の役割を果たすことが必要でした。その経験を通して、自分が課せられた役割を最大限に果たすことの大切さを学びました。また、チームメイトとのコミュニケーションや協力することで、自分自身も成長することができました。
この経験を通して、保育士に必要なコミュニケーション能力や協力する力、そして自分の役割を果たすことの重要性を身につけることができたと感じています。そして、子どもたちと接することが多い保育士にとって、このような能力は必要不可欠だと考えています。
私は、保育士になることで、子どもたちの心や体の成長を支え、彼らが自分の可能性に気づき、自信を持って生きていくことを手助けしたいと考えています。そして、バレーボール部で学んだ協力やコミュニケーションの力を生かし、保護者や同僚との連携を図りながら、子どもたちの成長をサポートすることができる保育士になりたいと思っています。
以上の理由から、保育系の大学に進学し、保育士としてのスキルや知識を身につけ、子どもたちの成長を支えることができる人材になりたいと考えています。
*部活動で実績があればそれを書く。そうでない場合も部活動を通じて得られたものを書いていくこと。ただし、多くの人が高校時代に頑張ったことというと部活動について書くため他の受験生との差別化はしにくい。
B パンフレットやHPを見て魅力的と感じたこと
私は、貴学の幼児教育学部に進学することを考えています。その理由は、子どもたちが未来を担う大切な存在であり、その子どもたちの成長を支えることができる保育士になりたいからです。そして、貴学には以下のような魅力があります。
まず、保育士として必要な専門知識を学ぶことができるという点が魅力的です。子どもの発達や保育の理論、教育法など、保育士に必要な専門知識を幅広く学ぶことができるため、将来的に実践的な保育に役立てることができると考えています。また、専門知識を身につけることで、子どもたちの成長を支えるだけでなく、保護者や地域とのコミュニケーションもスムーズに行うことができると思います。
次に、貴学では保育の実践的な経験が積めることが魅力的です。保育園や幼稚園での実習や、地域の子どもたちとの交流イベントなど、現場での経験を通じて、保育士として必要なコミュニケーション能力や問題解決能力、チームワークなどを身につけることができます。また、保育士としての実務経験は、卒業後の就職活動においても有利に働くと思います。
さらに、貴学では多様な学生との交流ができるという点も魅力的です。同じ志望を持つ学生との出会いや、異なる分野の学生との交流を通して、視野が広がるとともに、多様な価値観を学ぶことができます。また、学内でのクラブ活動やボランティア活動などを通じて、保育に関連する活動に取り組むことができるため、自分の興味や関心に合わせた学びを深めることができます。
以上のように、保育系の大学には、保育士として必要な専門知識や実務経験を身につけることができるだけでなく、多様な学生との交流や、専門的な教員陣による指導があるため、自分の可能性を広げることができます。私自身も、子どもたちの成長を支える保育士として、保育系の大学で学ぶことが自分にとってのベストだと考えています。
*パンフレットやHPの内容から特に魅力的に感じた内容を具体的に書くこと。その際の注意点としては、パンフレットに書かれている言葉をそのまま使わないこと。
C オープンキャンパスの感想を書く
私は貴学のオープンキャンパスに参加して、貴学に進学したいと強く思うようになりました。先日参加したオープンキャンパスでは、貴学が保育士養成に特化していることを知りました。また、保育士として必要な知識や技術を実践的に学ぶことができるカリキュラムや施設が整っている点にも魅力を感じました。
さらに、オープンキャンパスでは、教員陣や学生の方々とお話しする機会がありました。保育に関する熱意と情熱にあふれた方々ばかりで、彼らの言葉から保育士としての自分自身の可能性を広げることができると感じました。また、学生の方々からは、保育実習でのエピソードや、将来の夢について聞かせていただき、自分自身の将来像を描くうえでも非常に参考になりました。
私は、子どもたちの成長を支える保育士として活躍したいという夢を持ち、保育系の大学に進学することを決めました。貴学では、保育士養成に特化しているだけでなく、実践的なカリキュラムや施設が整っているため、保育士として必要な専門知識や技術を身につけることができます。また、熱意と情熱にあふれた教員陣や学生の方々との交流を通じて、自分自身の成長を促し、夢に向かって一歩ずつ前進できると確信しています。
*オープンキャンパスで感じたことを書くと、その学校にしかない魅力を書きやすい。但し、「楽しかった」「雰囲気がよかった」というような抽象的な表現で終わらないようにしたい。
D 保育体験について
保育体験では、幼稚園や保育園での保育業務に参加することができました。子どもたちと一緒に絵本を読んだり、歌を歌ったり、お絵かきをしたりする中で、子どもたちが日々成長していく姿を間近で見ることができました。
また、おむつ替えや食事の介助など、保育士が行う日常的な業務も体験することができました。これらの業務を通じて、子どもたちとのコミュニケーションや対応方法を学ぶことができました。特に、子どもたちの気持ちや感情に寄り添いながら、適切なアプローチをすることが大切であることを実感しました。
さらに、子どもたちの親御さんとのコミュニケーションも体験することができました。子どもたちが家庭でどのように過ごしているかを知ることで、保育において必要な情報を共有し、子どもたちの成長を支えることができるということを学びました。
これらの保育体験を通じて、保育士として必要なスキルやマインドを学ぶことができました。そして、保育士として子どもたちの成長を支えることができることを実感し、保育系の短大に進学することを決めました。
*保育体験で学んだことを具体的に書くこと。具体的なエピソードを元に書いていくといいが、話だけで終わらず、そこから学んだことや感じたことをしっかりと書くようにすること。
オ 将来の夢を絡めて書く
私は保育士として、子どもたちの成長を支える存在になりたいと考えています。私が理想とする保育士像は、子どもたちとの信頼関係を築き、個性を尊重し、自己肯定感を育むことができる人です。
子どもたちが自分自身を肯定し、自信を持って生きていくためには、周囲の大人が彼らの気持ちに寄り添い、共感し、受け止めることが必要です。保育士は、子どもたちとのコミュニケーションを通じて、子どもたちが抱える悩みや不安に対して、適切なアドバイスやサポートを提供することが求められます。
また、子どもたちはそれぞれ異なる個性を持っています。保育士は、子どもたちの個性を尊重し、それぞれのペースで成長できるようにサポートすることが大切です。子どもたちが自分自身を受け入れ、自分の特徴を誇りに思えるようになることが、自己肯定感を育むための第一歩となります。
私は、このような理念に基づいた保育士になるために、保育系の短大に進学したいと考えています。貴学での学びを通じて、保育士として必要なスキルや知識を身に付けると共に、実際に保育現場での経験を積むことで、理想の保育士像に近づくことができると信じています。私は、この志望理由を胸に、短大での学びに全力で取り組んでいきたいと思います。
*将来どんな保育士・幼稚園教諭になりたいかを書いていくとよい。それを書くことで先のことまでを考えていることをアピールできる。
【保育系学校面接】定番の質問と回答例は?
保育系学校の入試の面接では、よく聞かれる質問があります。
まずは、定番の質問に対してしっかりと答えられるようにすることが大切です。
ア 志望理由
【ポイント】
×どの学校にもあてまはることを話している(例 保育について学べるから)
×Webやパンフレットに書いてある内容をそのまま話す
〇志望校のカリキュラムや校風などの中から自分が共感していることを話す
〇オープンキャンパスに参加して印象に残ったことを話す
【回答例】
「私が貴学を志望した理由は、幼いころから子どもと関わることが好きで、将来は保育士として働きたいと考えているからです。学校のボランティア活動で子どもたちと接する中で、子どもの成長を支える仕事に魅力を感じました。
オープンキャンパスに参加した際、先生方が学生一人ひとりに親身になって対応してくださり、貴学の温かい雰囲気を感じました。また、在学生の方々が楽しそうに学びの経験を話してくれたことがとても印象的で、私もこのような環境で学びたいと思いました。
さらに、貴学の教育理念である「子ども一人ひとりの個性を尊重し、豊かな人間性を育む教育」に共感しています。私は、子どもたちの気持ちに寄り添いながら成長を見守る保育士になりたいと思っており、貴学の理念が私の目指す姿と一致しています。
貴学での学びを通じて、子どもたちにとって安心できる存在となる保育士になりたいと強く思っています。」
イ 高校時代に頑張ったこと
【ポイント】
×事実を淡々と話すだけ
×あれもこれも話してしまう
×高校生活に直接関係のないことを話す
〇頑張ったこと、苦労したこと、努力したことを話す
〇1回だけでなく継続的に取り組んだことを話す
【回答例】
「高校時代に私が頑張ったことは、学校の文化祭で実行委員を務めたことです。文化祭では、クラスの出し物のリーダーを担当し、みんなの意見をまとめて企画を立てることになりました。最初はみんなの意見がバラバラで、どうやってまとめたらいいのか悩むことも多かったです。しかし、何度も話し合いを重ねる中で、一人ひとりの意見をしっかり聞き、それぞれの意見をうまく取り入れていくことで、みんなが納得できる企画を作ることができました。
この経験を通じて、チームワークの大切さや、人と協力して何かを成し遂げる楽しさを学びました。また、自分が率先して行動することで、周りのみんなもやる気を出してくれることを実感しました。保育の現場でも、子どもたちや同僚と協力して、一つの目標に向かって進んでいくことが大切だと思っています。高校時代のこの経験を活かして、保育者としても子どもたちと信頼関係を築きながら、一緒に成長していきたいです。」
ウ 入学後に頑張りたいこと
【ポイント】
×学びたいことが課外活動に限られている(例 アルバイトをして社会経験をしたい)
×具体的に話せていない
〇学ぶ目的や将来の目標を踏まえて話す
〇人任せではなく、自分から積極的に学びたいことをアピールする
【回答例】
「入学したら、まずは保育の基礎をしっかり学びたいです。高校時代に保育のことを色々と調べる中で、保育者が子どもたちの成長にどれほど大きな影響を与えるかを知り、責任の重さを感じました。そのため、基本的な知識やスキルをしっかり身につけて、信頼される保育者になりたいと思っています。
また、実習を通じて、子どもたちと直接関わる経験を積むことも頑張りたいです。実際の現場で子どもたちがどのように過ごしているのかを学び、自分の目で見て、感じて、考えることが大切だと考えています。実習での経験を通じて、自分に足りないところを見つけ、改善しながら成長していきたいです。
さらに、他の学生や先生方とのコミュニケーションも大切にしたいです。保育者としての知識や技術を学ぶだけでなく、同じ志を持つ仲間たちと一緒に切磋琢磨しながら成長することで、将来の保育現場でも役立つ協調性やリーダーシップを養いたいと思います。」
エ 保育士(幼稚園教諭)になりたい理由
【ポイント】
×志望理由書に書いてある内容をそのまま話す
×導入が長く、なかなか保育士(幼稚園教諭)になりたい理由に話が進まない
〇最初に保育士(幼稚園教諭)になりたい理由を簡潔に話す
〇志望理由書に書いてある内容を具体的に話す
【回答例①<保育士>】
「私が保育士になりたい理由は、子どもたちの成長を支える仕事がしたいからです。小さい頃から弟や妹の面倒を見たり、地域の子ども会で小さな子どもたちと一緒に遊んだりすることが多く、そのたびに子どもたちの笑顔や成長に触れるのが嬉しかったです。特に、学校のボランティア活動で保育園を訪れた際、子どもたちが一生懸命にお絵かきしたり、楽しそうに遊んでいる姿を見て、自分もこんなふうに子どもたちの成長を支える仕事がしたいと思うようになりました。
また、保育士は子どもたちだけでなく、その家族とも関わりながら、子どもの健やかな成長を支える大切な役割を持っていると思います。子どもたちが安心して過ごせる環境を作り、笑顔で毎日を過ごせるようにサポートできる仕事に、とても魅力を感じています。
これからの時代に必要とされる保育士になるために、しっかりと学び、経験を積んでいきたいと考えています。」
【回答例②<幼稚園教諭>】
「私が幼稚園教諭になりたい理由は、幼稚園という場所が子どもたちの最初の集団生活の場であり、その中で成長する姿を見るのがとても素晴らしいと感じたからです。幼少期に私自身が通っていた幼稚園で、先生方が優しく見守ってくれたおかげで、毎日がとても楽しかったことを今でも覚えています。その経験が、子どもたちにとっての楽しい思い出を作る幼稚園教諭になりたいという気持ちに繋がりました。
また、学校の職場体験で幼稚園に行った際、子どもたちが新しいことに挑戦する姿や、できなかったことができるようになった時の喜びを共有することができ、とても感動しました。特に、子どもたちが成長する姿を間近で見守りながら、彼らの好奇心を引き出し、学ぶ楽しさを教えていける幼稚園教諭の仕事に魅力を感じました。
これからも子どもたちの成長をサポートし、安心して学び遊べる環境を作るために、幼稚園教諭としての知識と技術をしっかりと学びたいと考えています。」
オ 理想の保育士(幼稚園教諭)像
【ポイント】
×働き方の理想像を答えてしまう(例 仕事とプライベートの両立をしたい)
×どの業界でも通用する内容を話してしまう(例 遅刻をしないようにしたい)
〇子どもにとって安心できる存在の保育士(幼稚園教諭)
【回答例】
「私は、子ども一人ひとりの気持ちに寄り添える保育士になりたいです。子どもたちはそれぞれ異なる性格や考え方を持っていて、同じように接するだけでは、全員が安心して過ごせるわけではないと思います。だからこそ、子どもたちの気持ちや個性をしっかり理解し、それに合わせたサポートができる保育士になりたいです。
例えば、子どもが泣いているときや不安そうなときは、その理由を丁寧に聞いて、一緒に考えることができるような存在でありたいと思っています。子どもたちにとって、保育士が安心して話せる相手であることが大切だと感じています。
また、子どもたちの成長を見守り、彼らが自分のペースで成長できるようサポートすることも目標です。保育園での生活は、子どもたちが初めて経験する集団生活の場であり、社会のルールや協調性を学ぶ大切な場所です。その中で、子どもたちが楽しみながら成長できるような環境を作りたいと思っています。
私にとって保育士とは、子どもたちの成長を一緒に喜びながら、その可能性を引き出すサポーターのような存在です。これからも勉強を重ね、子どもたちにとって信頼できる保育士を目指していきたいです。」
カ 卒業後の進路
【ポイント】
×「わかりません」・「決めていません」
〇将来つきたい職場、社会人になったら取り組みたいことなどを具体的に話す
【回答例】
「卒業後は、保育園で保育士として働きたいと考えています。子どもたちと毎日接しながら、一人ひとりの成長を見守り、サポートする仕事に大きなやりがいを感じています。特に、小さな変化や成長に気づき、それに合わせたサポートができる保育士になりたいです。
また、保育の現場で経験を積む中で、子どもたちだけでなく、その保護者の方々とも信頼関係を築き、子育てをサポートしていきたいと思っています。保護者の方々にとっても、安心して子どもを預けられる存在になることが目標です。
将来的には、より多くの経験を積んでから、保育士としてのスキルアップを目指し、必要であればさらに専門的な資格を取得したいと考えています。また、ゆくゆくはリーダー的な役割を担い、保育園全体の運営や後輩の育成にも関わっていけるようになりたいです。」
カ 長所・短所
【ポイント】
×具体例が長すぎる
〇長所(内容+具体例)→短所(内容+具体例+今後どう改善していくか)の順で話す
【回答例】
「私の長所は、周りの人とすぐに仲良くなれるコミュニケーション能力です。私は、友達と話すのが好きで、初めて会う人とも積極的に話しかけることができます。高校ではクラスの委員を務めていて、みんなの意見を聞いたり、クラスの雰囲気を良くするために積極的に行動してきました。この経験を通じて、人と関わることの楽しさや難しさを学びましたし、保育の現場でも子どもたちや保護者の方々と良い関係を築くために役立てたいと思っています。
一方で、私の短所は、少し心配性なところです。何か新しいことを始める前に、あれこれと考えすぎてしまうことがあります。しかし、その反面、準備をしっかり行うように心がけているため、失敗を減らすことができています。最近では、心配しすぎずに、まずは行動してみることが大切だと感じるようになり、自分で「まずやってみる」という目標を立てて行動するようにしています。保育士としても、この心配性を活かして、子どもたちが安心して過ごせるように細かいところに気を配れる保育者になりたいと考えています。」
キ 自己PR
【ポイント】
×マイナス面を話してしまう
×自己紹介をしてしまう(例 私は〇〇出身で、好きな食べ物は〇〇です。)
〇積極的に自分の長所を話す
〇長所+具体例(部活動や学校行事で体験したことなど)を話す
【回答例】
「私は、小さいころから保育園で働く母を見て育ちました。その影響もあり、子どもと関わる仕事に興味を持つようになりました。高校では、ボランティア活動の一環で地域の子どもたちと一緒に遊んだり、勉強を教えたりする機会がありました。その中で、子どもたちと信頼関係を築き、彼らが成長していく姿を見ることに大きな喜びを感じました。
また、私はよく周りの人から「明るくて元気」と言われます。どんな時でも笑顔を忘れず、人と接することが得意です。保育の現場では、子どもたちを安心させるために、まずは自分自身が笑顔でいることが大切だと思います。そのため、私のこの明るさや元気さを活かして、子どもたちが楽しく過ごせるような環境を作りたいと考えています。
これらの経験と私の性格を活かして、保育者として子どもたちの成長をサポートできるようになりたいと強く思っています。」
ク 最近気になったニュース
【ポイント】
×「気になるニュースはありません」→世の中の出来事に興味関心がないように受け止められる
×志望職種と全く関係のないことを話す
〇ニュースの内容+感じたことやじぶんの意見の順で話す
〇保育系のニュースを話すのが望ましい
*「新聞ダイジェスト」という本は、最近のニュース記事の中で大事なものをまとめた本です。
そのため、どのニュースを話せがいいか分からない人は、この本を使って興味のある記事を見つけるようにしましょう。
*Amazonで新聞ダイジェストを購入する場合は、必ず最新版のものを買うようにして下さい。
【回答例】
「最近気になったニュースは、子どもの食育に関する話題です。特に、ある保育園で地元の農家さんと協力して、子どもたちが自分たちで野菜を育てて食べるという取り組みをしているというニュースを見ました。このニュースを見て、子どもたちが自分で育てた野菜を食べることを通して、食べ物の大切さや感謝の気持ちを学ぶことができるのは、とても素晴らしいことだと感じました。
また、子どもたちが自分たちの手で育てた野菜を通して、食事や自然のサイクルについて学ぶことができるのは、貴重な体験だと思います。将来、保育士や幼稚園教諭として子どもたちの成長を見守る中で、こうした食育の大切さも伝えていきたいと考えています。子どもたちが健康で元気に育つためのサポートができるよう、しっかりと学びたいと思いました。」
保育系学校面接対策:高校生向けのやるべきことと心構えガイド
ここでは、面接に向けての対策方法や面接を受ける上での心構えについてみていきます。
ア 面接対策においてやるべきことは?
A 参考書を読む
みなさんの多くは、今まで人前で自分の意見を話す経験があまりないと思います。
そのため、面接での注意点やマナー、話し方、話す内容などをまずは知ることが大切になっていきます。
ですので、まずは面接対策について書かれている参考書を読むことから始めていきましょう。
そして、面接対策ができる参考書は、
・保育士や幼稚園教諭に関する知識を深める参考書(基礎):「保育士の一日(保育社)」
・保育士や幼稚園教諭に関する知識を深める参考書(発展):「保育士・幼稚園教諭論作文・面接対策ブック(実務教育出版)」
がおすすめです。
これらの本の中で、「今から間に合う総合・推薦入試面接」には、
・言葉遣い、話し方、姿勢
・よく聞かれる質問と回答例(志望理由や高校時代頑張ったことなど)
といったことが書かれています。
ですので、まずは、今から間に合う総合・推薦入試面接を読んで、面接の基礎を固めるようにしましょう。
また、「保育士の一日」は保育士の一日や役割について、「保育士・幼稚園教諭論作文・面接対策ブック」は保育系の内容がやや専門的に書かれています。
そのため、保育士や幼稚園教諭の知識を深めたい人は、これらの参考書を読むことをおすすめします。
なお、「保育士・幼稚園教諭論作文・面接対策ブック」は高校生向けの本ではなく、短大生や大学生向けの本ですので、その点を考慮して使うようにしましょう。
B 模範解答を暗唱する
次にやることは、面接対策の参考書に載っている回答例(模範解答)を暗唱することです。
ほとんどの人は、急に「さあ、志望理由について考えてみよう」、「将来どんな保育士(幼稚園教諭)になりたいか考えてみよう」と言われてもなかなか思いつくことはできないでしょう。
それは、何を話したらいいかが分かっていないからです。
逆に言えば、何を言ったらいいかが分かるようになれば、スラスラと自分の意見が言えるようになります。
そのために、参考書に書かれている模範解答を覚えるようにしましょう。
また、解答を覚える際には、
・答え方の方針やNG回答例もおさえる
・文の構造をつかみながら覚える
といったことが大切になってきます。
そして、模範解答を覚えることで、知識が身に付き、徐々にスラスラと話せるようになります。
ただし、模範解答の暗唱をしたからといって、その文章をそのまま実際の面接では使わないようにしてください。
それは、自分オリジナルの答えでないと、かえってマイナスの評価になってしまうからです。
C 情報を集める
面接では、自分の考えを具体的に話せるかどうかがカギになってきます。
そして、具体的に話せるようになるには、できるだけ多くの情報を揃えることが大切です。
そのため、面接で話す内容を考える前に情報収集をするようにしましょう。
具体的には、
②保育士や幼稚園教諭に関する情報:保育士や幼稚園教諭の仕事、役割など
③自分自身に関する情報:性格、長所、高校時代に頑張ったことなど
をできるだけ揃えることです。
まず、「①学校に関する情報」では、志望校のパンフレットやHP、Youtubeなどを見ることやオープンキャンパスに参加することなどがあります。
そこで、気になったことや興味のあることが出てきたら、そのつどメモを取るようにしましょう。
次に、「②保育士や幼稚園教諭に関する情報」では、保育士や幼稚園教諭についての本を読む、知り合いに保育士(幼稚園教諭)に人がいればその人から話を聞く、保育体験に参加するといったことがあります。
保育士や幼稚園教諭について深く知ることで進路についても考えることができ、具体的に話ができるようになります。
最後に、「③自分自身に関する情報」では、今までの人生を振り返るきっかけにもなります。
自分の強みは何か、なぜ保育士や幼稚園教諭になりたいのかといったことをじっくりと考えるようにしましょう。
D 台本を書く、面接の練習をする
情報収集をしたら、その情報を元に実際に話す内容を考えていきます。
そして、面接ではよく聞かれる質問があります。
それは、
・自己PR
・長所、短所
・高校時代に頑張ったこと
・なぜ保育士や幼稚園教諭になりたいのか?
・理想の保育士(幼稚園教諭)像は?
・入学後に頑張りたいこと
・卒業後の進路
・最近気になったニュース
といったことです。
まずは、これらの質問について、しっかりと答えられるようにしましょう。
また、入試直前には面接の練習を必ずするようにしてください。
そして、自分だけではどこがいいのか、どこが良くないのかがなかなか分かりにくいですので、できれば学校の先生や塾の先生にみてもらうことをおすすめします。
そこで受けた指摘を元に修正をして、入試本番までにバッチリと仕上げるようにしましょう。
イ 面接時の心構え
面接では、話す内容だけでなく、身だしなみや髪型、言葉遣いなども大事になってきます。
以下、大事な点をまとめました。
A 服装、身だしなみ
・爪を切り清潔に保つ
・髪を整え、清潔な髪型にする
・ひげは剃る、化粧やアクセサリーをしない
・ズボンやスカートはアイロンでしわを伸ばす
・ポケットのふたは外に出す
B 言葉遣い、話し方、姿勢
・声を大きめに出す、早口にならない
・面接官の目を見て話す
・背筋を伸ばして話す
・若者言葉や話し言葉を使わない
・面接官の質問に対して的確に答える
・答え+理由・具体例の順で話す
C 入退室
・入室の流れ
②静かにドアを開ける
③笑顔で挨拶をする
④静かにドアを閉める
⑤一礼をする
⑥椅子の横に立つ
⑦名前を言い、一礼をする
⑧指示があった後に着席をする
・退室の流れ
②挨拶をし、一礼をする
③ドアの方に静かに進む
④再度挨拶をし、一礼をする
⑤教室を出てドアを閉める
【保育系学校】小論文の定番テーマの書き方と解答例は?
ここでは、保育系学校の入試の小論文でよく出るテーマについて、その例文をまとめています。
ア 保育士になりたい理由
①私は、保育士になりたいと思っています。その理由は、子どもたちが未来を担う大切な存在であると考えているからです。保育士として、子どもたちに笑顔と安心感を与えることができると思います。また、子どもたちと接することで、自分自身も成長し、豊かな人間性を身につけることができると思います。【志望理由】
②さらに、保育士は子どもたちの成長を支援する大切な役割を担っています。保育士は子どもたちに、基本的な生活習慣や社会性を教えるだけでなく、遊びを通じて創造力や自己表現力を引き出すこともできます。保育士として、子どもたちが自分らしく成長し、未来に向かって自信を持って歩んでいけるように支援したいと思っています。【志望理由】
③また、保育士には子どもたちの健やかな成長を促進するために、子どもたちの心身の状態をしっかりと観察し、的確なアドバイスを行うことが求められます。そのため、保育士は子どもたちの生命と安全を守る責任があるとともに、その責任を果たすための知識や技術を身につける必要があります。【志望理由】
④以上のように、保育士には大変な責任がありますが、子どもたちが成長する過程で、貴重な経験を得ることができると思います。私は、子どもたちと一緒に過ごす時間を通じて、子どもたちが自分自身を見つけ、輝きを放つ姿を見ることができたら、とても幸せだと思います。【まとめ】
イ 理想の保育士像
①保育士は、子どもたちの成長をサポートし、安心して過ごせる環境を提供する重要な存在です。理想の保育士像とは、どのような特徴を持った人なのでしょうか。【問題提起】
②まず、子どもたちを愛し、尊重することが大切です。保育士は、子どもたちのことを第一に考え、一人ひとりの個性や性格を理解することが必要です。また、子どもたちに対して常に優しく接し、心身ともに健やかに育つようサポートすることも大切です。【意見】
③次に、コミュニケーション能力が求められます。保育士は、子どもたちとのコミュニケーションを通じて、子どもたちの心の成長を促す役割を担います。子どもたちの言葉や表情を理解し、適切なアドバイスや指導を行うことが必要です。また、保護者とのコミュニケーションも大切であり、子どもたちを取り巻く環境についても理解し、共に協力して子どもたちを支えることが求められます。【意見】
④最後に、知識や技術の習得が必要です。保育士は、子どもたちが健やかに育つために必要な知識や技術を習得することが必要です。例えば、保育の基本的な知識や、子どもたちの発達についての知識、そして子どもたちの安全に関する知識などが必要です。また、緊急時には適切な応急処置を行うことができるように、救急救命の知識や技術も必要です。【意見】
⑤以上のように、保育士には子どもたちを愛し、尊重し、コミュニケーション能力を持ち、必要な知識や技術を習得することが求められます。保育士は、子どもたちが健やかに成長するために必要不可欠な存在であり、理想の保育士像を目指し、日々努力することが重要です。【まとめ】
ウ 保育士不足
①保育士不足の問題は、保育園や幼稚園において、児童の数に対して必要な保育士の数が足りず、子どもたちが適切な保育を受けられないことが挙げられます。【問題点】
背景としては、日本の出生率の低下により、保育園や幼稚園に通う子どもたちの数が増えていること、また、保育士の待遇が低いため、保育士が働くことが難しいという現状があります。保育士が不足することにより、保育園や幼稚園において、1人の保育士が担当する児童数が増え、児童一人一人に十分な配慮やケアをすることが難しくなります。【背景】
この問題を解決するためには、まず、保育士の待遇改善が必要です。保育士の賃金の向上や、労働環境の整備が必要とされています。また、保育士の育成に力を入れることも大切です。保育士を養成する大学や専門学校での教育の充実や、研修制度の整備が必要です。さらに、保育園や幼稚園の数を増やし、保育士と児童の数のバランスをとることも重要です。【対策】
保育士不足は、子どもたちに適切な保育を提供するために大きな問題となっています。この問題を解決するためには、政府や地方自治体が積極的な対策を取り、保育士の待遇改善や育成に力を入れることが求められます。【まとめ】
エ 待機児童
①待機児童問題とは、保育園や幼稚園に入所できない子どもたちのことを指します。【定義】
②背景としては、近年、女性の社会進出が進み、共働き世帯が増加していることが挙げられます。また、少子高齢化に伴い、保育サービスを必要とする子どもの数も増加しています。【背景】
③この問題の最大の問題点は、子どもたちが適切な保育を受けられないことです。保育には子どもたちの心身の成長に大きな影響があるため、保育サービスを受けられないことは、将来的に問題が生じる可能性があります。【問題点】
④対策としては、まず保育施設の増設が必要です。政府や自治体は、積極的に保育園や幼稚園の建設を進めることが求められます。また、保育士の数を増やすことも重要です。保育士の待遇を改善し、魅力的な職場環境を整備することで、保育士の確保を図ることが必要です。【対策】
⑤さらに、保護者自身も、保育園や幼稚園の申請を早めに行うことが重要です。特に、共働きの場合は、就労が始まる前に申請を行い、早期に入園手続きを完了することが望ましいです。【対策】
⑥待機児童問題は、子どもたちにとっても保護者にとっても深刻な問題です。政府や自治体、保護者、保育関係者が一丸となって、解決に向けた取り組みを進めることが求められます。【まとめ】
大学・短大・専門学校入試対策コースについて
当塾では、志望校に応じたコースを揃えています。
【①大学入試対策コース(国・数・英対応)】
【対象者】国公立大学・私立大学を一般受験で志望する高校生
【指導科目】英語・数学・国語
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【対象者】国公立大学・私立大学・短大・専門学校を推薦入試で志望する高校生
【指導科目】英語・数学・国語・面接・小論文・志望理由書
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【指導科目】国語(現代文中心)・面接・小論文・志望理由書
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②規則正しい生活をし、勉強習慣がついていること(宿題の量は多めです)
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