と思っている小学生や保護者のみなさん!
今回は「時習館中学校入試情報【愛知県公立中高一貫校入試対策】」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
- 1 時習館中学校ってどんな学校?
- 2 公立中高一貫校に通うメリット・デメリットは?
- 3 時習館中学校に向いている生徒の特徴は?
- 4 愛知県の公立中高一貫校入試はどんな仕組み?
- 5 時習館中学校の入試科目は?試験内容をチェック!
- 6 時習館中学校入試の出題傾向と対策ポイント
- 7 合格への近道!時習館中学校のスケジュール作り
- 8 時習館中学校入試対策、どんな勉強をすればいい?
- 9 時習館中合格に向けたおすすめ模試は「愛知県中高一貫校チャレンジ模試」
- 10 時習館中学校の過去問を解く際の注意点とコツ
- 11 時習館中学校の志願理由書を完成させるためのコツ
- 12 時習館中学校の面接でよく聞かれる質問と答え方
- 13 時習館中学校入試に向けた保護者の心構え
- 14 時習館中学校合格を目指す塾選びのポイント
- 15 時習館中高一貫校入試対策個別指導コースについて
時習館中学校ってどんな学校?
愛知県では2025年から公立中高一貫校を導入することになりました。
そして、時習館高校も2026年から中高一貫校になります。
これにより、東三河地区でも本格的に中学受験の熱が高まっていくことでしょう。
東三河で最難関の高校である時習館高校に中学校で入ることができるのは非常に魅力的です。
そのため、入試に向けた競争は激しくなっていくものと思われます。
ぜひとも早い時期から入試勉強に取り組むようにして下さい。
そして、時習館附属中学校の特徴としては、
・国語、数学、英語の授業時間数が多い
・少人数指導(1学年80人を3つのクラスに分ける)
・高等部と連携した活動
・6限終了後にその後の活動を自分で決める時間がある(自考自成タイム)
といったものがあります。
これらの中でも時習館中学校が特に力を入れているのが、探究学習です。
探究学習とは、身の回りのことについて疑問を持ち、そこからさまざまなことを調べて、発表する学習方法のことです。
そして、探究学習を通じて、生徒は「考える力」・「情報を分析する力」・「話す力」などを身につけることができます。
これらの力は、大学入試においても必要ですが、何よりも大人になって社会で働くときも必要なものです。
そのため、中学生の間に探究学習に取り組むことで、非常に有意義な時間を過ごすことができるでしょう。
また、他の基本情報としては、
【部活動】中学校の部活動は実施しない
【制服】高校生と同じ制服
【給食】あり
【校舎】中等部専用の校舎を新設
【授業料】入学金、授業料、教科書代は無料
となっています。
時習館高校附属中学校はこちら
公立中高一貫校に通うメリット・デメリットは?
時習館中学校は公立中高一貫校であり、一般的な中学校とはいろいろ違う面があります。
ここでは、公立中高一貫校に通うメリット・デメリットなどについてみていきます。
ア 中高一貫校とは?
中高一貫校とは、中学校および高校の6年間を一貫したカリキュラムで行う学校のことを指します。
愛知県以外の多くの都道府県では、既に公立の中高一貫校はありますが、2025年度からついに愛知県でも公立の中高一貫校が導入されます。
また、中高一貫校は大きく、
②併設型:中学受験組と高校受験組がいるタイプ
③連携型:複数の学校で連携して授業を行う
と3つの型がありますが、愛知県の場合は、②の「併設型」で始めることになっています。
ただし、今後は①の「完全型」になる可能性もあります。
イ メリット
次に公立の中高一貫校に通うメリットについてみていきます。
・学費が私立よりも安い
私立の場合は授業料などがかかりますが、公立中高一貫校はあくまで「公立」であるため、授業料はかかりません。
加えて私立の場合は入学金や施設費、寄付金といった費用もかかるため、この点は公立に軍配が上がると言えるでしょう。
また、普通の公立中学校と同じように給食があるのも強みです。
・特色あるカリキュラムで学ぶことができる
公立中高一貫校の場合は、それぞれの学校で特徴のあるカリキュラムの元に授業が進められます。
時習館中学校の場合は、
・ 中学校・高校への国際バカロレアの導入を目指す
とあります。
具体的には、あるテーマについて研究したり、企業や大学への訪問をしたりといったことを6年間の中で行っていきます。
・生徒の学力差があまりなく、高いレベルでの争いができる
近くの公立中学校に通うとなると、一つのクラスの中でどうしても学力差が出てきてしまいます。
ですが、公立中高一貫校の場合、適性検査や面接に合格した人が集まってきますので、中学スタート時のレベルはほぼ同じといっていいでしょう。
また、勉強に前向きな生徒が多く集まるため、勉強をする上では最適の環境といえます。
・高校受験を受けずに済むため、じっくりと大学入試の対策ができる
中高一貫校に入学すると、6年間はその学校で学ぶことになります。
そのため、中3になって高校受験の対策をする必要はなくなり、前倒しで高校の勉強に取り組むことができます。
また、中高一貫校では高校で習う英語や数学の一部の単元を中学生のうちに学ぶことになります。
ですので、余裕を持ったスケジュールで勉強に取り組むことができます。
ウ デメリット
次に公立中高一貫校に通うデメリットについてみていきます。
・近くに学校があるとは限らないため、通学時間がかかる場合がある
一般的な公立の中学校の場合、基本的には徒歩圏内に学校があります。
しかし、中高一貫校の場合は家の近くにあるとは限りません。
そのため、人によっては自転車や電車、バスなどで通う必要が出てきます。
慣れれば問題ないかもしれませんが、慣れるまでは通学が大変かもしれません。
・学校の授業についていけなくなる可能性がある
先ほどのメリットでも紹介しましたが、公立の中高一貫校はレベルの高い授業が進められます。
そのため、一度学校の授業についていけなくなると、追いつくのに時間がかかってしまいます。
ですので、中学校に入学後も油断せずに毎日コツコツと勉強をするようにしましょう。
・高校入試がないため中だるみをしやすい
実は高校受験がないのはメリットでもありデメリットでもあります。
勉強が順調に進んでいる場合は、前倒しで高校の勉強ができるため、大学入試においては有利になります。
一方で、勉強へのモチベーションが高くない場合は、6年間ダラダラと過ごしてしまいがちです。
そうなると、高校3年生になったときに受験勉強が大変になってしまいます。
・集団塾では対応できない場合がある
一般的に中学生対象の集団塾は、近隣の公立中学校を対象としています。
それは同じ市であれば、中学校が違っても使う教科書が同じであるため対応できるからです。
しかし、中高一貫校の場合は、
・一般的な中学校と違う出版社の教科書を使っている
ですので、集団塾では対応しづらくなります。
そのため、中高一貫校で塾に通いたい場合は、個別指導塾や映像授業、家庭教師などが候補になってきます。
時習館中学校に向いている生徒の特徴は?
さきほどは公立中高一貫校全般についてみていきましたが、今度は時習館中学校に向いている生徒についてみていきます。
ア 時習館中学校に向いている生徒の特徴は?
愛知県の公立中高一貫校は、
・多様性を尊重し、互いの良さを生かすことができる生徒
・積極的にチャレンジし、粘り強く取り組むことができる生徒
を育てることを狙いとした学校です。
一般的な公立の中学校は3年間の中で生徒を育てる教育をしますが、公立中高一貫校の場合は、少人数の生徒に対して6年間かけてじっくりと育てることができるというメリットがあります。
また、日々の授業の中で、粘り強さや探究心、共感力を磨くことにも力を入れています。
そして、愛知県の場合は、中学校によって指導方針が若干異なってきます。
例えば、時習館中学校の場合では、
→取組例:フィールドワーク、プレ研究、課題研究、発表など
・AGH(あいちグローバルハイスクール)やあいちスーパーイングリッシュハブスクールの取組をベースに、中学校段階から探究的な学びに取り組む
・中学校、高校への国際バカロレアの導入を目指す
といった取組が行われることになっており、英語や数学、理科に特に力を入れる学校になることが予想されます。
このように、公立の中高一貫校では、一般的な中学校に比べて発表やフィールドワークなどの時間が多くなります。
そのため、人前で話すのが得意な人や他の人と協力して物事の解決を図るのが好きな人には向いているといえます。
反対におとなしすぎる子やわがままな子は公立の中高一貫校は向かない可能性があります。
くれぐれも進学実績がいいから、大学受験に有利だからといった理由だけで考えないようにしてください。
イ 公立の中高一貫校に向いている子の性格は?
公立の中高一貫校に向いている子の性格は以下の通りです。
・集団生活が好きで協調性がある子
・好奇心旺盛な子
・文章を書いたり読んだりするのが好きな子
・集中力があり、粘り強い子
このようなタイプの子は、公立中高一貫校に向いている性格といえます。
また、これらに加えて、
①負けず嫌いな子
→中高一貫校ではレベルの高い生徒が集まってくるため、負けず嫌いな性格な子にはいい環境にあるといえます。
②社交的な子
→中高一貫校では高校生と関わる機会があります。そのため、どんな人にもすぐに心が打ち解けることができる人には向いています。
③主体性がある
→保護者に強く言われてイヤイヤ中学受験をした場合は、入学後のモチベーションが続かなくなってしまいます。
といった要素も必要になってきます。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00
愛知県の公立中高一貫校入試はどんな仕組み?
時習館附属中学校に入学するためには、愛知県公立中高一貫校入試を受験し合格する必要があります。(入試には1次選抜<適性検査>と2次選抜<面接>があります。)
以下、愛知県公立中高一貫校の入試情報です。
A 募集人員
愛知県立時習館高校附属中学校 普通コース 80人
B 倍率
まだ入試が実施されていないため倍率は不明ですが、予想として、時習館中学校の倍率は、10倍前後とみています。
その理由としては、明和中学校や刈谷中学校ではいずれも10倍を超える倍率になっているからです。(明和と刈谷は時習館と同じ、県内屈指の進学校です。)
そして、仮に倍率が10倍だとすると、受験者数が800人となります。
そうなると、800人が受験→160人が1次通過→80人が合格となります。
逆に言えば、10人中9人が不合格になってしまうため、厳しい試験であるといえます。
なお、時習館中学校に通学可能な地域(豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城)の1学年の平均生徒数は以下の通りです。
【豊橋市】
・21~40人:豊南小(21)、大村小(24)、大崎小(26)、津田小(27)、石巻小(29)、前芝小(31)、老津小(31)、椙山小(31)、旭小(32)、高根小(34)、玉川小(35)、天伯小(39)
・41~60人:大清水小(41)、新川小(43)、松山小(43)、植田小(46)、八町小(51)、富士見小(52)、下地小(53)
・61~80人:野依小(61)、中野小(62)、豊小(63)、向山小(65)、羽根井小(67)、芦原小(67)、東田小(72)、二川小(75)、花田小(76)、松葉小(79)
・81~100人:岩西小(90)、つつじが丘小(93)、汐田小(95)、磯辺小(96)、二川南小(98)、牛川小(100)
・100~120人:福岡小(101)、飯村小(110)、牟呂小(113)、多米小(115)、栄小(116)
・120人以上:高師小(122)、吉田方小(124)、鷹丘小(125)、岩田小(140)、幸小(150)
【豊川市】
・21~40人:御津北部小(28)、一宮南部小(36)、赤坂小(41)、
・41~60人:天王小(43)、金屋小(51)、桜町小(53)、平尾小(55)、豊川小(58)、桜木小(60)
・61~80人:東部小(67)、牛久保小(70)、豊小(71)
・81~100人:御津南部小(81)、御油小(81)、代田小(87)、小坂井西小(91)、小坂井東小(93)、一宮西部小(96)
・100~120人:三蔵子小(101)、中部小(115)、八南小(111)
・120人以上:国府小(135)
【蒲郡市・田原市・新城市】
・11~20人:★作手小(11)、★舟着小(11)、●高松小(11)、●大草小(14)、●若戸小(14)、●清田小(15)、★東陽小(16)、●野田小(17)、●泉小(19)
・21~40人:●伊良湖岬小(21)、●赤羽根小(23)、★東郷東小(24)、★鳳来中部小(24)、●中山小(27)、●福江小(29)、西浦小(31)、●田原南部小(33)、三谷小(34)、大塚小(40)
・41~60人:★東郷西小(42)、●田原東部小(43)、蒲郡東小(45)、三谷東小(46)、中央小(47)、蒲郡北部小(48)、★新城小(48)、竹島小(54)、●神戸小(54)、●衣笠小(56)、形原小(59)、●田原中部小(60)
・61~80人:蒲郡南部小(64)、形原北小(71)、塩津小(71)
・81~100人:★千郷小(89)
・無印は蒲郡市、★は新城市、●は田原市にある小学校です。
このように、非常に多くの小学校区から時習館中学校を受験することが予想されます。
そのため、早い時期から入試勉強に取り組むようにしましょう。
C 日程
①入学願書等の配布(11月中旬)
・愛知県教育委員会のWebページからダウンロードしてください。
②入学願書・受検票等の提出(12月上旬)
・提出締切日までに必着です。締め切りに間に合うようにしましょう。
・簡易書留(角型2号の封筒)による郵送となります。
・入学願書に貼る印紙は愛知県収入印紙となります。(市役所などで購入可能)
・受験票、入学願書、返信用封筒を中に入れて郵送します。
③志願理由書・通知表の写しの提出(1月上旬)
・志願理由書は受験生本人が記入します。
・志願理由書はコピーをして取っておきましょう。(面接では志願理由書の記入内容を元に質問がされます。)
④適性検査(1月上旬)
・適性検査Ⅰ(9:40~10:25)と適性検査Ⅱ(10:50~11:35)があり、それぞれ試験時間は45分となっています。
・全問選択式で記述問題はありません。
・教科は区別せず、教科横断的な問題が出題されます。
・英語は出題されません。
*数日後に合格発表があります。(10時発表)なお、1次合格者は募集人員の2倍程度(160人程度)となっています。
⑤面接(1月中旬)
・個人面接で、時間は1人15分程度です。(時間が長めですので、しっかりと話せるようにしましょう。)
・中学・高校の6年間で学ぶ意欲、志望動機・適性、コミュニケーション能力などを見ます。
・志願理由書の内容(志望動機、小学校生活で頑張ったこと、中学校生活で頑張りたいこと、将来の進路)を踏まえて質問がされます。
・教科の内容や入学志願者の思想、信条に触れるような質問はされません。
⑥合格発表(1月下旬・10時発表)
⑦入学確約書の提出(1月下旬)
*保護者等が合格校に「入学確約書」を提出する形となっています。
時習館中学校の入試科目は?試験内容をチェック!
愛知県公立中高一貫校入試では、適性検査と面接があります。
ここでは、適性検査と面接について詳しく見ていきます。
A 適性検査
愛知県公立中高一貫校入試では最初に適性検査があります。
そして、適性検査の特徴として、
・全問選択式で記述問題はない
・英語は出題されない
・教科書の内容から出題される
といったことがあります。
こう見ると、「適性検査は簡単そうだなあ」と思うかもしれません。
ですが、適性検査はとても難しくなるだろうとみています。
なぜなら、試験が簡単だと点数に差がつかなくなってしまい、試験としての役割を果たせなくなってしまうからです。
では、適性検査をどのようにして難しくするのでしょうか?
それは、
・選択肢の数を増やす
・問題の数を増やし、時間内で解けないようにする
といったことをして、点が取りにくいテストにしていきます。
このように、適性検査は簡単なテストではありませんが、しっかりと対策をすることでできるようになります。
具体的には、
・漢字や言葉の意味を覚える、作文が書けるようにする、計算が素早くできるようにする
・適性検査対策の問題集を解く
・過去問や銀本(他の都道府県の適性検査の過去問がのっている問題集)を解く
・できなかったところはしっかりと復習をする
といったことをやることで、適性検査の問題が少しずつできるようになってきます。
ここで、大事なことは、「できない」問題を「できる」ための勉強をすることです。
そのため、忘れてしまっているところがあればきちんと覚えなおしたり、できなかったところあれば、しっかりと復習したりすることを心がけましょう。
ただ、問題を解いて丸つけをして終わりではいつまでたってもできるようにはなりません。
その点に気を付けて日々勉強に取り組むようにしてください。
B 面接
時習館中学校は1次試験(適性検査)の後に2次試験(面接)があります。
そして、面接の特徴としては、
・1人15分程度
・志望動機、中高一貫校で6年間学ぶ意欲、コミュニケーション能力をみる
・志望理由書の内容をもとに面接が進められる
といったことがあります。
他の県の面接と比べると、1人あたりの面接時間は非常に長いです。
そのため、しっかりとした準備をすることが必要になってきます。
また、面接で高い評価を得るためにも、
・将来の職業に関する本を読む、動画を見る
・将来に職業に関するイベントに参加する
②興味のあることに自発的に取り組む
・歴史や科学などの本などを読む
・英検や漢検などの検定試験にチャレンジする
・各種コンテストに参加する
③学校行事などに積極的に参加する(級長、児童会活動、委員会など)
といったことをすることをおすすめします。
小学生の間にさまざまな経験をし、そのうえで、「大変だったこと」・「やってよかったこと」・「成長したと感じられること」などをメモしておくようにしてください。
そのような内容が、面接では聞かれていきます。
また、面接では、
・中学生や高校生になったら何をしたいか?
・時習館中学校で何を学びたいか?
・将来のことをどこまで考えているか?
といったようなことが聞かれます。
ただ、勉強ができれば合格できる試験ではありません。
ふだんから身の回りのことに興味や関心をもち、積極的に活動をしていくことが大切になってきます。
その点を意識して、実りのある学校生活を過ごしていくようにしましょう。
時習館中学校入試の出題傾向と対策ポイント
2024年現在、愛知県公立中高一貫校入試はまだ行われておりません。
ですが、愛知県教育委員会がサンプル問題として適性検査の問題を公開しています。
ア 全体像
まずは、愛知県教育委員会が公表したサンプル問題の全体像についてみていきます。
公表された問題数は4問で、その特徴は、
・実際の問題の難易度や問題形式とは異なる(入試本番では変わる可能性あり)
・6択~8択問題と、正解を2つ選ぶ問題があった(勘では正解しにくい)
となっています。
また、問題のテーマは、
・その交流会に向けて、グループに分かれて他県の小学生に 紹介したい「地域じまん」を考える
となっており、小学生にとっては身近な内容を取り扱っているといえます。
イ 国語
問1は国語の問題です。
みさきさんが考えた原稿の内容の文章を適切なものに並び替える問題です。
接続語の役割や指示語、文と文との関係をよく理解していないと正解にたどり着くことができません。
また、選択肢を頼りに解くテクニックも必要になってくるため、過去問をたくさん解くことが必要になってきます。
ウ 算数
問2は算数の問題です。
みさきさんが一人で里芋の皮をむいていた時間を答える問題です。
中学受験では定番の仕事算の内容ですが、かなり難易度は高めです。
問題文の条件から、1分あたりみさきさんは1個、ちはやさんは2/3個の里芋の皮をむくことができます。
この考えを使ってみさきさんが一人で里芋の皮をむいていた時間を求めていきます。
適性検査対策の問題集をたくさん解いて慣れる必要があるレベルの問題です。
エ 理科
問3は理科の問題です。
水蒸気と湯気に関する問題です。
( A ):水蒸気(気体)が湯気(液体)になるので「冷やされて」になります。
( B ):気体→液体になる現象の例は「寒い日にまどの内側が結露する」です。
( C ):水は温められると体積が大きくなります。(小4の内容)。今回は同じ体積の元で比較しているため、10度の水の方が質量が大きくなります。
小4で習った内容も出るため、小学校で習った内容を幅広く復習する必要があります。
オ 社会
問4は社会の問題です。
日本人の食生活や食料自給率の変化、農業従事者の数と60歳以上の割合に関する問題で、会話文および資料の内容を正確に読み取る必要があります。
選択肢ア 【会話文】より、野菜の消費量が減ったのは、多くの農家が転作をしたわけではないので誤り
選択肢イ スーパーで売られている野菜は「全て」生産者の名前と顔が分かっているようにはなっていないので誤り
選択肢ウ 食料自給率の意味などが問われた。正解の選択肢。
選択肢エ 【資料3】より、農業を仕事としている人の数は減少傾向にあるので誤り
選択肢オ 【資料3】より、1960年は11750×0.86人、2020年は1363×0.2人で約2.7%であることが分かるので正解の選択肢。
資料の内容を読み解く読解力や日常生活に関する内容などが問われました。
社会の知識だけでなく、文章やグラフなどを素早く読み解く力が求められる問題です。
合格への近道!時習館中学校のスケジュール作り
ア 時習館中学校合格のためのスケジュール
時習館中学校合格を目指す方には、ぜひ2年計画で勉強をするようにしてください。
その理由としては、
・直前に詰め込みでやる勉強のやり方では、中学校以降ついていけなくなる
といったものがあるからです。
小6の夏から一日8時間以上勉強して仕上げるのではなく、小5のうちからコツコツとやっていくことが、長い目で見ても大事になってきます。
ここでは、小5から始めたときの勉強スケジュールを紹介します。
・8月~10月 小6算数
・11月・12月 適性検査対策(国語・作文)
・1月・2月 適性検査対策(算数)
・3月・4月 適性検査対策(小5理科・社会)
・5月・6月 適性検査対策(小6理科・社会)
・7月 予備月
・8月~1月 過去問・銀本を使った過去問演習+志願理由書作成+面接練習
このように、愛知県公立中高一貫校入試を受験するにはやるべきことがたくさんあります。
そのため、早い時期から少しずつ受験勉強に取り組むようにして下さい。
イ スケジュールを立てる上での注意点
スケジュールを立てる際の注意点は、
②仕上がるのに時間がかかる算数を最優先で行う
③作文対策を疎かにしない
④小6の夏以降は過去問演習を行う
⑤早い時期から面接・志願理由書対策を始める
といったものがあります。
以下、順番に見ていきます。
A 基礎固めはじっくりと
適性検査では難しい問題が多く出ますが、かといって最初から難しい問題に取り組むのはNGです。
それは、基本的な内容が分かっていないと応用問題はできるようにはならないからです。
いくら、学校のテストで100点を取ったとしても、しばらく時間がたつとその内容は忘れているかもしれません。
そのため、まずは「小学生ワーク」のような基本的な問題集を完ぺきにするところから始めていきましょう。
そうすることで、難しい問題に対応できる力がついていきます。
B 算数は最優先で
愛知県の公立中高一貫校の適性検査では、国語・算数・理科・社会の4教科の内容が出題されます(英語や副教科は範囲外です。)
そして、この4教科の中で仕上がるのに時間がかかる教科は算数です。
その理由としては、
・適性検査の算数の問題は他の教科に比べると難易度が高めであるため
・立体や経路計算問題など適性検査独自の問題が多いため
といったものがあります。
そのため、算数をまず仕上げるようにしていきましょう。
C 作文対策をしっかりと
愛知県以外の多くの都道府県では、既に公立中高一貫校の適性検査が実施されています。
そして、それらの適性検査の多くでは、作文問題が出題されています。
また、作文の一般的な問題形式としては、国語の問題の中で、その大問の最後に作文の問題があるというものです。
そこでは、200~600字程度の文章を書くことが課せられます。
一方で、愛知県の場合は全問選択式であるため、作文を書く問題は出題されません。
ですが、全国的な傾向を踏まえると、作文が絡んだ問題(書く力が問われる問題)が間違いなく出題されるはずです。
そのために作文対策を軽視することはできません。
また、公立中高一貫校の試験に合格するためには、
・面接で自分の考えを論理的にかつ端的に話す力
といった国語の力も必要になってきます。
そして、これらの力と作文を書く力は相関関係にありますので、しっかりと作文の対策をやるようにしましょう。
D 小6の夏からは過去問演習
小6の夏以降からは過去問演習に入るようにしてください。
それは、適性検査の問題は問題形式に慣れておかないとなかなかできるようにはならないからです。
ですが、現時点では過去問がまだありません。
そのため、銀本(全国の公立中高一貫校適性検査の過去問が載っている問題集)を使って、できるだけ多くの問題を解くようにしましょう。
ただし、銀本は解説があまり詳しくないため、十分な基礎力を身につけてから挑むようにして下さい。
E 面接・志願理由書対策は早めに始めよう
多くの人は適性検査の対策に力を入れる一方で、面接や志願理由書の対策は軽視しがちです。
ですが、直前期になっていざ志願理由書の作成や面接対策を始めようとすると、思った以上に時間がかかりそうだと実感するはずです。
まず、志願理由書はA4の用紙裏表1枚に志望理由や小学校生活で頑張ったこと、中学生になったら学びたいこと、卒業後の進路を書きます。
その際に、時習館中学校に入りたい理由や将来何になりたいのかなどがはっきりしていないと、書くのに時間がかかってしまいます。
また、面接では1人15分の個人面接の形をとっています。
そのため、15分間話せるだけの内容がないと、面接で結果を出すことが難しくなってしまいます。
このように、志願理由書を書いたり、面接で話す内容を考えたりするのには時間がかかります。
ですので、できれば小6の夏休みぐらいからは志願理由書の記入を始めるようにしましょう。
なお、時間に余裕があれば英語の勉強もやっておくことをおすすめします。
英語は適性検査には出題されませんが、時間に余裕のある今の時期にやっておくことで、中学生になったときにスムーズに取り掛かることができます。
小学生のうちに最低でも英検5級、できれば英検3級まで取れる力をつけるようにしましょう。
時習館中学校入試対策、どんな勉強をすればいい?
ここでは、当塾で使うテキストの紹介をしつつ、どのように問題を解いていけばいいかの説明をしています。
当塾では塾専用教材(学習塾でしか購入できない教材)をメインに、一部市販の問題集も使っています。
それは、市販の適性検査問題集は種類が非常に少ないからです。(そのため、独学で適性検査の勉強をするのは非常に難しいです。)
一方で、さまざまな出版社が塾専用教材を出しているため、当塾ではその中から使いやすい教材を組み合わせて授業を行っています。
ア テキストの使い方(基礎レベル編)
①フォレスタ算数5年・フォレスタ算数6年【授業用】
・授業用テキストとして使います。
・目安としては1学年の内容を3~4か月で終わらせるペースで進めていきます。
【授業の進め方】
・最初に先生が「ポイント」や「ウォームアップ」の説明をします。その後、「ウォームアップ」の問題を解いてもらいます。
・もう少し問題を解いてほしい場合は、類似問題である「トライ」を解いてもらいます。
【宿題の取り組み方】
・基本的に授業でやったところを宿題として出します。
・丸つけまで必ずやってください。
・分からなかったところは次の授業で解説をします。
②ハギトリができる計算ドリル【自学用】
・自学用テキストとして使います。
・「4・3級」は4年生までの内容、「2・1級」は6年生までの内容となっています。
【解き方】
・1日1~2ページのペースでやっていくといいでしょう。
・計算問題を解くときは時間を計って解くようにしましょう。
・まちがえた計算はなぜまちがえたのか、その原因を見つけるようにしてください。
③級別漢字の学習【自学用】
・自学用テキストとして使います。
・小学校の6年間で習う漢字が1冊にまとめられています。(読み・書き・部首など)
・漢字は覚えればできるものですので、早いうちに6年生の漢字までできるようになるといいでしょう。
【解き方】
・まずは一通り解き、できなかった問題は問題番号に〇をつけてください。
・「書き」の漢字は3回ずつ書いて覚えるようにしましょう。なお、最初の2回は見て書いて、3回目は手でかくして書くと覚えやすくなります。
・しばらく時間を空けたら、〇のついている問題を解きなおしましょう。すべての問題ができるようになればOKです。
④小学生の語彙力アップ基礎練習ドリル【自学用】
・自学用テキストとして使います。
・国語の文章問題によく出てくる言葉が1冊にまとめられています。
・漢字のテキストが終わった後に取り組むとよいでしょう。
【解き方】
・最初に「ステップ2」の( )の部分に答えを赤ペンで書きこみましょう。
・次に「ステップ3」を読んで、意味を確認しましょう。
・赤いしたじき(赤シート)でかくして、答えを覚えていきます。(順番通り覚えないようにしてください。)
・すべての問題ができるようになったら、引き続き「小学生の語彙力アップ実戦練習ドリル1100」に取りかかっていきましょう。
⑤ろんりde国語ステップ【自学用】
・自学用テキストとして使います。
・文章の書き方がまとめられている問題集です。
・この本で文の書き方を学び、その後作文の練習をしていきます。
【解き方】
・最初に「基本の学習」を読んで、文のルールについて学んでいきましょう。
・その後は、全ての章のトレーニング1を解く→全ての章のトレーニング2を解く→全ての章のトレーニング3を解くの順で進めるようにしましょう。
⑥小学生ワーク理科・社会【自学用】
・自学用テキストとして使います。(一部授業で使うこともあります。)
・理科や社会の基本的な内容がまとめられている問題集です。
・学校で習ったところはこまめに解くようにしましょう。
【解き方】
・最初に「単元のまとめ」に目を通し、習った内容を思い出しましょう。
・次に「きほんワーク」の問題を解いていきます。なお、解くときは教科書や答え、「単元のまとめ」などは見ずに自力で解くようにしましょう。
・丸つけをして、できなかったところは復習をしていきます。その後は「ちからだめし」の問題を解いてください。
・くりかえし復習をして、すべての問題ができるようにしましょう。
*なお、授業で習っていないところの単元を学びたいときは、「要点のまとめ解説動画の視聴方法」という紙にあるQRコードを読み取ることで、解説動画を見ることができます。
イ テキストの使い方(発展レベル編)
①アインストーンPrimary<国語・算数・理科・社会>【授業用】
・授業用テキストとして使います。
・目安としては1冊を1~2か月で終わらせるペースで進めていきます。
【授業の進め方】
<算数>
・事前に宿題で各単元の「定着問題」を解いてきてもらいます。そこでできなかった問題は「フォレスタ算数」を使って復習をしていきます。(定着度をみたいので必ず自力で解くようにしましょう。)
・授業のメインは「適性検査型問題」です。1周目は奇数番号の問題を、2周目は偶数番号の問題を解いていきます。
<理科・社会>
・宿題で各単元の「まとめ」を覚えることと、「定着問題」を解くことをしてもらいます。できなかった問題が多い場合は再度復習をしていきます。(定着度をみたいので必ず自力で解くようにしましょう。)
・授業のメインは「適性検査型問題」です。1周目は奇数番号の問題を、2周目は偶数番号の問題を解いていきます。
<国語>
・各単元の「ワーク」や「定着問題」を自学用として進めるようにしてください。記述問題が多いですが、あきらめずにしっかりと解くようにしましょう。
・授業では、「適性検査型問題」を解いていきます。1周目は大問1の問題を、2周目は大問2の問題を解いていきます。
②作文対策プリント【自学用】
・志願理由書に書く内容(志望動機など)や時事問題(リサイクル・SDGsなど)に関する文章を書くための補助プリントです。テキストとして使います。
・愛知県は全問選択式で出るため作文を書く問題は出ませんが、作文力を問う問題は十分にあります。そのため、時間をかけて作文対策をする必要があります。
【解き方】
・プリントの裏面にある解答例を見ます。
・プリントの表面にある黄色い字で書かれた内容を覚えていきます。
・原稿用紙の空いているところにメモをとります。
・300~400字程度の文章を書いていきます。
*先に「ろんりde国語(ステップ)」で文の書き方を学んでから、作文対策をしていきます。
③銀本、過去問【授業用】
・授業用テキストとして使います。
・銀本は全国の公立中高一貫校適性検査の問題がのっている分厚い問題集です。さまざまな学校の適性検査の問題を解くことで、適性検査の問題に慣れることができます。
【授業の進め方】
・最初に愛知県の過去問を解いて、定着度をみていきます。
・次に銀本を解いていきます。愛知県に似た問題形式や難易度の問題を優先してやっていきます。
④アインストーン文系Ⅰ・理系Ⅰ【自学用】
・自学用テキストとして使います。
・「文系Ⅰ」は国語と社会が、「理系Ⅰ」は算数と理科の問題がのっています。
・「アインストーンPrimary」よりも難易度は高めです。
【解き方】
・全ての単元の「例題」→全ての単元の「確認問題」→全ての単元の「練習問題」→全ての単元の「実践問題」の順で解くようにしましょう。
*「実践問題」のレベルは愛知県の適性検査のレベルを超えていますので、無理に解かなくてもOKです。
*まちがえたところは解説を読み、その場で解きなおすようにしましょう。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00
時習館中合格に向けたおすすめ模試は「愛知県中高一貫校チャレンジ模試」
基礎固めをして、その後に適性検査対策問題集を解き終えたら、いよいよ問題演習に入っていきます。
また、このタイミングで模試を受けることをおすすめします。
それは、模試を受けることで、
・自分の得意分野、苦手分野
・合格可能性
などが分かるからです。
そのため、積極的に模試を受験するようにしましょう。
また、愛知県公立中高一貫校入試向けの模試はいろいろありますが、おすすめの模試は「愛知県中高一貫校チャレンジ模試」です。
ここでは、愛知県中高一貫校チャレンジ模試について詳しく見ていきます。
ア 模試の内容と受験者数
愛知県中高一貫校チャレンジ模試は、愛知県にある学習塾に在籍している小5・6の生徒が受験する模試です。
小5は年3回、小6は年6回の実施となっています。
また、問題形式は、実際の愛知県公立中高一貫校の入試形式と同じで、適性検査Ⅰ・Ⅱの2つの試験で構成されています。
なお、模試終了後、約一か月後には結果表が渡されるため、自分の弱点分野などを把握することができます。(第6回の小6模試のみ日程の都合上、成績処理はありません。)
そして、受検者数は2024年から本格的に始まるため、詳しい人数は不明となっています。
イ 試験範囲・難易度・問題形式
愛知県中高一貫校チャレンジ模試の試験範囲は、学校の授業進度に合わせたものとなっています。
そのため、学校で習っていない内容は基本的には出ないことになっています。
そして、学年が上がると試験の範囲が増えてくるため、普段からしっかりと復習ができていないと、だんだんと点数が取れなくなってしまいます。
また、模試の問題(適性検査)は非常に難易度が高いため、早めに基礎を固めた後は適性検査の問題に数多く解いていくといいでしょう。
そうすることで得点力が上がり、適性検査の問題に対応できるようになります。
なお、小6の範囲は以下のようになっています。
国語 | 算数 | 理科 | 社会 | |
第1回 | 5年までの復習 | 5年までの復習 | 5年までの復習 | 5年までの復習 |
第2回 | 5年までの復習 | 5年までの復習 対称な図形 |
5年までの復習 ものの燃え方と空気 |
5年までの復習 日本国憲法 |
第3回 | 漢字・語句 文法 読解 |
対称な図形 文字と式 分数と整数の計算 |
ものの燃え方と空気 動物・植物 |
5年までの復習 日本の政治のしくみ 大むかしの日本 |
第4回 | 漢字・語句 文法 読解 |
分数の計算 円の面積 立体の体積 |
動物・植物 生き物の暮らしと環境 |
5年までの復習 天皇中心の政治 貴族のくらし 武士の世の中へ |
第5回 | 漢字・語句 文法 読解 |
資料の調べ方 比とその利用 |
大地のつくりと変化 月の形と太陽 |
5年までの復習 室町文化 天下統一 江戸幕府の政治 |
第6回 | 全範囲 | 全範囲 | 全範囲 | 全範囲 |
ウ 実施日程(2024年)
2024年度の愛知県中高一貫校チャレンジ模試の日程は以下の通りです。(塾内受験の場合)
第2回 5月18日(土)~6月2日(日)【小6のみ】
第3回 8月5日(月)~9月1日(日)
第4回 9月21日(土)~10月6日(日)【小6のみ】
第5回 10月26日(土)~11月10日(日)【小6のみ】
第6回 12月14日(土)~1月7日(火)
全部で6回(小5は3回)ありますが、塾によっては実施しないときもありますので、詳しくは現在通われている塾(模試を受験しようとしている塾)にご確認ください。
また、模試当日の持ち物は筆記用具とかばん、教材(休憩時間に見直す用)があれば大丈夫でしょう。
エ 模試の結果
愛知県中高一貫校チャレンジ模試の結果(個人成績カルテ)は模試実施後約3週間後に返却されます。
そして、成績表には、
・単元別得点率および達成率
・志望校別順位、偏差値
などが表示されます。
みなさんは、志望校の合格判定が気になると思いますが、大事なのは、「どこができて、どこができていなかったのか」を把握することです。
模試を受けることで苦手な分野や知識が十分に定着していない単元が分かります。
その単元を復習し、次回の模試までに克服することが大事です。
それを放置したままではいつまでたってもできるようにはなりません。
苦手科目だから勉強するのは気が進まないかもしれませんが、いつまでもやらないままでは成績が上がりませんので、しっかりと復習をするようにしましょう。
また、模試の判定は多少辛めに出ます。
ですので、合格可能性が低くても逆転合格ができる可能性はありますので、あきらめずに勉強を続けるようにして下さい。
以下、模試の結果の見方について詳しく説明しています。
A 偏差値
偏差値は個人成績表の左上に載っています。
偏差値は50が平均で、60以上あれば受験者の中で上位10~20%の順位となります。
しかし、偏差値60以上をとるのはなかなか難しいです。
それは、受験者層がかなり高いからです。
愛知県中高一貫校チャレンジ模試を受験する生徒は、基本的に明和や刈谷、時習館といった中高一貫校を志望する生徒です。
そうなると、学力が高い生徒が集まって受験するため、その中での上位というのは難しくなってきます。
そのため、偏差値は思っていたよりも低めに出ることは覚悟しておきましょう。
B 平均点
愛知県中高一貫校チャレンジ模試の平均点は必ずチェックするようにしましょう。
それは、平均点より低い教科があった場合、その教科は優先的に勉強しなければいけないからです。
例えば、A君の点数が
教科 | 点数 | 平均点 |
適性検査Ⅰ(文系) | 60点 | 70点 |
適性検査Ⅱ(理系) | 50点 | 40点 |
とします。
点数だけ見ると適性検査Ⅱの方が悪いですが、ただ平均点を上回っています。
一方で、適性検査Ⅰは平均点よりも10点低い点数となっています。
そうなると、A君が今後復習をしないといけない教科は適性検査Ⅱ(算数・理科)ではなく、適性検査Ⅰ(国語・社会)。
ですので、みなさんも点数だけを見るのではなく、平均点も必ず確認するようにして下さい。
C 志望校の判定・順位
個人成績表には、みなさんが一番気になる志望校の判定が載っています。
ここでは、志望する中学校の合格可能性が出ます。
ただ、ここでの判定はあくまで「模試を受験した時点での学力」です。
ですので、結果が良かったとしても、そこから勉強をしなくなってしまうと不合格になってしまう可能性も出てきます。
そうならないように、油断せず中高一貫校入試本番までコツコツと勉強をするようにしましょう。
時習館中学校の過去問を解く際の注意点とコツ
ア 銀本は過去問がたくさんのっている問題集
愛知県公立中高一貫校入試は2025年に始まる入試ですので、当面の間過去問題集はありません。
ですが、他の都道府県ではすでに適性検査が行われています。
そして、全国の公立中高一貫校適性検査の問題が載っている問題集があり、それが銀本と呼ばれる問題集です。(正式名称は、「公立中高一貫校適性検査問題集全国版(みくに出版)」です。)
銀本の特徴としては、
・ページ数が1000ページ近くあるため非常に分厚い
・解説があまり詳しく載っていない
といったものがあります。
そのため、使う人を選ぶ問題集であるといえます。
イ 銀本を解くメリット・デメリットは?
次に銀本を解くメリット・デメリットについてみていきます。
A メリット
・適性検査の問題に慣れることができる
*特に愛知県はまだ過去問がないため、銀本を解く価値は非常にある
・数多くの問題を解くことで、問題のパターンをつかむことができる
・過去問を解くことで自分の苦手な分野が分かるようになる
B デメリット
・問題量が多く、全てを解き切るのが難しい
・学校によって傾向や問題形式、難易度が大きく違うため、どの問題を解けばいいかを判断するのが難しい
・解説が詳しくないため、独学ではやりづらい(家で解く場合は保護者の方のサポートが必須)
こういったことから、使いこなすのがなかなか難しい問題集といえます。
ウ 銀本の正しい使い方は?
ここでは銀本の正しい使い方についてみていきます。
A 銀本を解き始める時期
銀本を解き始める時期は、適性検査対策問題集を解き終えた後がおすすめです。
それは、銀本は解説が少ないため、十分な知識を身につけた後に解き始めないと理解できない問題が多くなってしまうからです。
ですので、銀本を解く前に「合格力アップ! 公立中高一貫校 頻出ジャンル別はじめての適性検査「算数分野」問題集(実務教育出版)」などの適性検査対策ができる問題集をやるようにしましょう。(この本は算数だけでなく、理科や社会もあります。)
適性検査対策問題集を解いて、適性検査の問題の解き方を身につけたら銀本を解くようにして下さい。
B 銀本の中で解くべき問題は?
適性検査の問題は学校によって大きく違います。
そのため、適性検査の問題を解くときには、愛知県の適性検査の問題に近いものを解くようにしてください。
それは、
・難易度が近い問題(首都圏、近畿地方の問題は難易度が高いため解かなくてよい)
です。
似たような問題を解くことで、適性検査の問題の解き方が分かるようになり得点力がアップします。
C 銀本の正しい解き方は?
銀本は過去問を集めた問題集ですので、難易度は高めです。(解説があまり詳しくないため、十分に力がないと解き切ることができません。)
そのため、
・記述問題は飛ばさずに解く
・文章読解問題やグラフを読み取る問題は面倒くさがらずに必ず解く
・間違えた内容は参考書や問題集に戻って復習する
といったことを意識して解くようにして下さい。
最初は難しいと思うかもしれませんが、徐々に解き方が分かるようになりできる問題が増えてくるはずです。
時習館中学校の志願理由書を完成させるためのコツ
時習館中学校を始めとする愛知県公立中高一貫校は、適性検査だけでなく面接もあります。
そして、面接は事前に提出する志願理由書の内容を元に質問がされます。
志願理由書には、
・小学校生活で頑張ったこと
・中学生になったら頑張りたいこと
・卒業後の進路
の4つを書くことになっています。
以下、順番に詳しくみていきます。
A 志望理由
時習館中学校に入りたい理由を書いていきます。
説明会の資料やパンフレットを見る、通っている先輩や卒業生がいれば話を聞く、文化祭などに参加するなどして、情報を集めるようにしましょう。
そして、その中で、「これはいい」と思った内容を志望理由にするようにして下さい。
・解答例(約400字)
私が時習館附属中学校に進学したい理由は2つあります。(はじめに)
一つ目は、探究学習を通じて世の中のことを深く学びたいからです。探究学習では、物事について自分で調べ、発表することができるため、答えを覚えるだけでなく、なぜその答えになるのかを理解することができます。こうした学びを通じて、私は学んだことを自分の言葉で説明できるようになりたいです。また、探究学習では普段の授業ではやらないような内容にも取り組めるので、もっと多くのことを学べると思っています。(志望理由①)
二つ目は、少人数での授業がとても良いと感じたからです。少人数なら、先生に質問しやすく、一人ひとりに合った教え方をしてもらえるので、わからないところがしっかり理解できると思います。私は、授業中に質問しやすい環境が大切だと考えており、少人数の授業は自分に合っていると感じました。また、少人数だとクラス全員が発言しやすくなり、みんなと意見をやり取りしながら考えを深められるところも良いと思います。(志望理由②)
これらの理由から、私は時習館中学校で学びたいと強く思っています。(結び)
B 小学校時代に頑張ったこと
学校行事(運動会、学芸会、委員会活動)、習い事、ボランティア活動、コンクールなどがおすすめです。
一時的なものでなく、継続的に頑張ったことを書くようにして下さい。
始めたきっかけ→大変だったこと→工夫したこと→学んだこと→これからの目標の順で書くといいでしょう。
・解答例(約400字)
私がこれまで取り組んできたことはピアノの演奏です。私は3才のとき、母が「ピアノを習ってみたら?」と言ってくれて始めました。初めは音を出すことが楽しくて、だんだんピアノを弾くことが好きになっていきました。(始めたきっかけ)
小学校4年生になって、少し難しい曲を弾くようになりました。しかし、指がうまく動かず、何度も練習しても上手に弾けないことがありました。そのたびに「もうやめたい」と思いましたが、あきらめずに毎日練習を続けました。その結果、少しずつ弾けるようになり、発表会でうまく弾けたときはとてもうれしかったです。(大変だったこと+工夫したこと)
私は、ピアノを通して練習を続けることの大切さを学びました。また、すぐにうまくいかなくても、あきらめずにがんばれば少しずつできるようになることがわかりました。(学んだこと)この経験をいかして、これからもいろいろなことに取り組んでいきたいです。(これからの目標)
C 中学生になったら頑張りたいこと
理想は卒業後の進路とつながっていることです。
例えば、将来は科学者になりたい→だから中高の6年間で理科を重点的に学びたいという風に書くことで、将来のことをよく考えているという印象を与えることができます。
また、時習館中学校が望む、好奇心、粘り強さ、寛容性などをより身につけたいという内容でもOKです。
・解答例(約400字)
私が入学後に特に頑張りたいことは、探究学習です。探究学習では、「なぜ豊橋カレーうどんができたのか?」といったテーマを自分で調べたり考えたりして、問題を解決していきます。私は、この学びを通して、身の回りのいろいろなことにもっと興味を持ち、さまざまなことを深く知りたいです。(入学後に取り組みたいこと)
また、探究学習ではうまくいかないこともあると思いますが、あきらめずに続けることが大切だと思います。困ったときに何度も考え、どうすればうまくいくかを考えるねばり強さを身につけたいです。さらに、他の人と一緒に学んでいく中で、お互いの意見を大切にしたり、助け合ったりすることも大事だと思います。たとえ異なる意見があっても、それを受け入れ、みんなで一緒に成長できるようになりたいです。(探究学習を通して身につけたいこと)
探究学習を通して、新しいことに興味を持ち続けたいです。さらに、ねばり強さや協力する心を身につけて、6年間で大きく成長したいです。(まとめ)
D 卒業後の進路
将来の職業が決まっていれば、それについて書くのがベストです。
たとえば学校の先生になりたい場合は、
将来は先生になりたい→先生になりたい理由→今頑張っていること→将来どんな先生になりたいかという順で書くのがおすすめです。
一方で、まだ、決まっていない場合は、「中高の6年間で自分に合った進路を選ぶようにしたい。」という感じで書くようにしましょう。
・解答例(約400字)
私は、将来は小学校の先生になりたいです。(将来なりたい仕事)
なぜなら、小さいときから学校の先生に教えてもらうのが楽しかったからです。また、以前授業中に困っている友達を先生が助けてくれたことが特に印象に残っています。そのとき、「学校の先生は人を助けるすごい仕事をしているのだな」と感じました。だから、私もそんな風に困っている人を助ける仕事がしたいと思い、先生を目指すようになりました。(学校の先生になりたい理由)
先生になるためには、しっかりとした知識や経験を身につけることが大切です。そのため、私は今、学校の勉強を一生けんめいに取り組んだり、友達と助け合いながら掃除や班での活動に参加したりしています。(今やっていること)
そして、将来、先生になったら、子どもたちが楽しく、わかりやすく学べるように授業を工夫し、みんなが自分に自信を持てるように手助けしていきたいと思っています。(どんな先生になりたいか)
私は今のうちから勉強をがんばり、人と協力する力を伸ばしていきたいです。そして、先生になるという夢をかなえ、多くの子どもたちに学ぶ楽しさを伝えられるような人になりたいです。(まとめ)
このように、志願理由書を書くには非常に時間がかかります。
そのため、早い時期から少しずつ取り組むようにして下さい。
時習館中学校の面接でよく聞かれる質問と答え方
ア 面接で評価される内容は?
公立中高一貫校の面接で評価されるのは、
・マナー、話し方
・姿勢
・内容
です。
いくら話す内容がよくても、身だしなみが悪かったり、態度が悪かったりすると面接官への評価は大きく下がってしまいます。
そのため、普段から身だしなみやマナー、態度などを意識した行動ができるようにしましょう。
また、服装については特に指定されてはいないですが、面接の場にふさわしいものがいいでしょう。
くれぐれもジャージ、パーカー、サンダルといったようなラフな格好で行かないようにして下さい。
イ 面接でよく聞かれる質問
愛知県の公立中高一貫校入試では、事前に記入した志願理由書を基に面接が行われます。
そして、志願理由書では、
②小学生のときに頑張ったこととそこから得られたこと
などを書くため、まずはこれらについての質問は必ず問われます。
①志望理由
なぜその中学校に入りたいのかを明確にかつ具体的に答える必要があります。
「家から近い」・「親に薦められたから」といった理由では、志望する理由が感じられず大きく評価を下げてしまいます。
おすすめな答え方としては、
・知り合いに志望する中学校に通っている先輩がいれば、その先輩から話を聞いていいと思った内容を話す
といったことです。
こうすることで、「僕(私)は●●中学校に行きたい」という理由を明確に伝えることができます。
②志望する中学校の教育方針とカリキュラム
志望する中学校の教育方針やカリキュラムについても、具体的に話すことができる必要があります。
・中学、高校の6年間をどう過ごしていきたいか
・将来の進路
といったことをハキハキと話せるようにすることが大切です。
そのためには、HPを見ることや説明会に参加することなどをして、まずは志望する学校がどんなことに力を入れているかを把握するようにしましょう。
③探究心、共感力、寛容性、粘り強さを見る
愛知県公立中高一貫校入試の面接で評価する内容として、探究心、共感力、寛容性、粘り強さなどがあります。
具体的には、
・共感力:相手の意見を聞き入れる力、相手の考えに共感する力
・寛容性:心が広くて、他人の言動を受け入れる力
・粘り強さ:根気よく最後までやり通そうとする力
といったことです。
そして、これらの力を図るために、
Q「習い事をなぜ●年間続けることができましたか?<粘り強さを問う質問>」
Q「●●さんと意見の違う人がいたら、どのようにして解決していきますか?<寛容性・共感性を問う質問>」
Q「理科のどういうところが好きですか?<探究心を問う質問>」
といったような質問をしていきます。
そのため、勉強一辺倒で過ごすのではなく、様々な体験(学校行事、習い事、ボランティア活動など)をして、何が大変だかった、続けた結果、何ができるようになったかなどを話せるようにするといいでしょう。
なお、面接対策ができるおすすめ参考書は、「親子で見る中学受験面接ブック(声の教育社)」があります。
ただし、この本は私立の中高一貫校がメインですので、その点は割り引いて読むようにしてください。
ウ 面接に向けてやるべきこと
面接では、志願理由書(志望動機、将来の進路など)の内容を元に質問がされます。
ですので、まずはこれらの質問に対する答えがスラスラと言えるように、話す内容(台本)を考えるようにしましょう。
そして、台本をつくる際に大切なことは、
・答え→具体例・理由の順で言う
・一つの文を短くする
・言葉遣いに気を付ける(お父さん→父、お母さん→母など)
です。
これらのことを意識して話す内容を決め、その後は書いた文章を暗唱するようにしましょう。
年を越すまでに一度完璧にしておくと、年明けから余裕を持って過ごすことができます。
また、面接では準備していなかったことが聞かれることもあります。
その場合は、落ち着いて自分の答えが話せるようにして下さい。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00
時習館中学校入試に向けた保護者の心構え
小学生はまだ中学生や高校生のように大きな試験を経験したことがありません。
そのため、初めての入試に向けて直前期になると緊張したり、プレッシャーを抱えてしまったりといった心理面の変化も出てくるでしょう。
ですので、保護者の方がどうやって子どものフォローをしていくかが大事になってきます。
ここでは、子どもに接する上での注意点についてみていきます。
A きょうだいや友達と比べない
保護者からすると何気ない一言でも、子どもからするとそれがプレッシャーにつながることもあります。
例えば、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)は偏差値70を超えているよ。」というようなことは言いがちですが、これは子どもは非常に嫌がります。
弟(妹)からすると、兄(姉)と比較されるのはつらいものです。
そのため、相手と比較するのではなく、その子に焦点を当てた声掛けをするようにしてください。
B 失敗しても責めない
模試の結果が悪かったときや過去問が解けなかったときに叱るのもNGです。
そこで叱ってしまうと、子どもは次第にやる気をなくしてしまい、やがて受験をする気も失せてしまいます
結果に一喜一憂するのではなく、「どうすれば次よくなるか?」ということを一緒に考えて、実行することが大切になります。
C 頑張ったことを評価する
時習館中学校の入試は倍率が高いため、ほとんどの人は不合格になってしまいます。
仮に倍率が5倍だとすると、400人中320人は合格できないのです。
そのような難しい試験にチャレンジした子どもをまずは褒めるようにしてください。
そして、3年後にまた高校入試がありますので、そこに向けてまた勉強をやっていこうというような声掛けをするといいでしょう。
時習館中学校合格を目指す塾選びのポイント
時習館中学校を始めとする愛知県公立中高一貫校の入試は非常に難易度が高くなることが予想されます。
そのため、ここでは塾に通うことを考えている人向けにおすすめポイントをみていきます。
ア おすすめの通塾時期
私立の中学受験に比べると、公立の中高一貫校の入試対策はそこまで時間がかかるものではありません。
しかし、適性検査や面接で合格点を取るにはそれなりの時間がかかります。
そのため、塾を考えている人は、小5の4月から入塾するのがおすすめです。
その理由は大きく2つあります。
A 倍率の高さ
時習館中学校の定員は80名ですが、倍率は5倍前後とかなり高くなるのではないかと思っています。
隣の静岡県の浜松西中学校の場合、近年の倍率は2.7倍でした。
ただ、浜松西高校は偏差値で言えば、浜松市では浜松北高校、浜松市立高校に次ぐ3番手の高校です。
一方で時習館の場合は、東三河でトップの高校です。
加えて、近くに競争相手となりうる難関私立中学がほぼありません。
そのため、倍率は相当高くなると予想されます。
そうなると、適性検査の合格ラインも必然的に上がっていくため、早い時期から対策を進める必要が出てくるのです。
B 適性検査の難易度が高い
また、適性検査自体が難易度が高いといった点も挙げられます。
適性検査は私立中学の試験とは異なり、教科書の内容を超えた内容からは出題されません。
しかし、独特の試験問題の形式から難易度はかなり高めです。
そして、適性検査の特徴としては、
・グラフや表の数字を正確に読み解く必要がある
・複数の教科が横断的に出題される
・算数の「立体」分野や社会のグラフ・資料問題など、適性検査独自の単元が出る
といったことがあり、仕上がるのには時間がかかります。
こういったことからも、塾に入って力を伸ばしたい場合は、小5・小6の2年間かけてじっくりと取り組んだ方がいいでしょう。
イ 集団塾か個別指導塾か?
時習館中学校対策に特化した塾は、大きく「集団型」と「個別指導型」に分かれます。
ですが、それぞれメリット・デメリットがあります。
A 集団塾
【メリット】
・周りにライバルがたくさんいるため、やる気が出やすい
・塾にノウハウがあるため、効果的な指導ができる
【デメリット】
・苦手なところがあった場合にピンポイントで復習ができない
・不合格になった場合に、周りの人にばれてしまう
B 個別指導塾
【メリット】
・自分の学力にあった指導をしてもらえる
・苦手なところがあれば、重点的に復習ができる
【デメリット】
・競争相手がいないため刺激に欠ける
・料金が集団塾に比べると高くなる
このようにどちらの塾でも一長一短ありますので、どういう形態が向いているかを考えてから入塾するようにしましょう。
時習館中高一貫校入試対策個別指導コースについて
当塾では時習館中学校を受験予定の小学4~6年生を対象とした
【小4~6】時習館中対策コースがございます。
当塾では個別指導塾であり、講師歴10年以上の教室長が全ての生徒を担当しております。
そして、時習館中学校に合格するための当塾の指導プランは
②理科・社会の基礎固め
③適性検査対策、過去問演習、志望理由書作成、面接対策
となっており、お子様の学力に合わせた指導を行います。
また、一般的なスケジュールとしては、小5から受験勉強を始め、小6の夏休み前後には国語・算数・理科・社会の内容を一通り終えます。
そこからは適性検査対策を行い、読解力などを身につけて入試で合格点を取るための指導をしていきます。
基礎固めをしっかりと行ってから適性検査対策を行いたいため、早めのご入塾をおすすめします。
なお、途中入塾も可能ですので、その点はご安心ください。
【入塾条件】
②規則正しい生活をし、勉強習慣がついていること(宿題の量は多めです)
③通知表で国語・算数・理科・社会の判定が「全てA評価」および「3教科A評価+1教科B評価」であること
*時習館中は80人しか合格できない厳しい試験です。そのため、相当の覚悟をもって受験に臨むようにしてください。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00
なお、国語の授業に特化した、「【小4~6】国語・作文対策コース」もございます。国語だけがどうしても伸びない方や他塾に通っているが、国語の指導を別の塾で手厚くやってほしいと考えている方におすすめのコースです。