と思っている高校生のみなさん!
今回は「保育系学校入試対策:高校生のための志望理由書の書き方と成功のコツ」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【保育系大学・短大】志望理由書のおすすめの書き方は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!保育系大学・短大入試での志望理由書の書き方は?
大学や短大、専門学校によっては事前に志望理由書を提出するところもあります。(800字~1200字程度のところが多いです)
志望理由書とは、「志望する学校に対し、自分の熱意・意欲をアピールする」書類のことです。
「私は●●ができる」
「貴学で学んだことを生かして、将来は●●したい」
といったことを紙を通じてアピールしていくのです。
また、志望理由書で書くべき内容は、まずは志望理由です。
ここでは、「保育の内容について学べる」といったようなありきたりな内容はNGで、その学校にしかない魅力を書いていく必要があります。
そして、その学校の魅力を探すには、
・HPやパンフレットなどをくまなく見る
・通っている先輩や卒業生がいればその人から話を聞く
といったことをする必要があります。
志望理由書を書く前に、学校に関する情報をできるだけ多く集め、その上で「これだ」と思うものを書くようにしましょう。
また、志望理由以外には、
・大学に入学後頑張りたいこと
・将来の夢
などを書いていくといいでしょう。
【保育系大学・短大入試】志望理由書のおすすめ例文は?
ア 部活で頑張ったことをアピール
私が保育系の大学を志望する理由は、子どもたちが未来を担う大切な存在であり、その子どもたちの成長を支えることができる保育士になりたいからです。
高校では、部活動でバレーボール部に所属していました。チームで協力し合い、試合に勝つためには、一人ひとりが自分の役割を果たすことが必要でした。その経験を通して、自分が課せられた役割を最大限に果たすことの大切さを学びました。また、チームメイトとのコミュニケーションや協力することで、自分自身も成長することができました。
この経験を通して、保育士に必要なコミュニケーション能力や協力する力、そして自分の役割を果たすことの重要性を身につけることができたと感じています。そして、子どもたちと接することが多い保育士にとって、このような能力は必要不可欠だと考えています。
私は、保育士になることで、子どもたちの心や体の成長を支え、彼らが自分の可能性に気づき、自信を持って生きていくことを手助けしたいと考えています。そして、バレーボール部で学んだ協力やコミュニケーションの力を生かし、保護者や同僚との連携を図りながら、子どもたちの成長をサポートすることができる保育士になりたいと思っています。
以上の理由から、保育系の大学に進学し、保育士としてのスキルや知識を身につけ、子どもたちの成長を支えることができる人材になりたいと考えています。
*部活動で実績があればそれを書く。そうでない場合も部活動を通じて得られたものを書いていくこと。ただし、多くの人が高校時代に頑張ったことというと部活動について書くため他の受験生との差別化はしにくい。
イ パンフレットやHPを見て魅力的と感じたこと
私は、貴学の幼児教育学部に進学することを考えています。その理由は、子どもたちが未来を担う大切な存在であり、その子どもたちの成長を支えることができる保育士になりたいからです。そして、貴学には以下のような魅力があります。
まず、保育士として必要な専門知識を学ぶことができるという点が魅力的です。子どもの発達や保育の理論、教育法など、保育士に必要な専門知識を幅広く学ぶことができるため、将来的に実践的な保育に役立てることができると考えています。また、専門知識を身につけることで、子どもたちの成長を支えるだけでなく、保護者や地域とのコミュニケーションもスムーズに行うことができると思います。
次に、貴学では保育の実践的な経験が積めることが魅力的です。保育園や幼稚園での実習や、地域の子どもたちとの交流イベントなど、現場での経験を通じて、保育士として必要なコミュニケーション能力や問題解決能力、チームワークなどを身につけることができます。また、保育士としての実務経験は、卒業後の就職活動においても有利に働くと思います。
さらに、貴学では多様な学生との交流ができるという点も魅力的です。同じ志望を持つ学生との出会いや、異なる分野の学生との交流を通して、視野が広がるとともに、多様な価値観を学ぶことができます。また、学内でのクラブ活動やボランティア活動などを通じて、保育に関連する活動に取り組むことができるため、自分の興味や関心に合わせた学びを深めることができます。
以上のように、保育系の大学には、保育士として必要な専門知識や実務経験を身につけることができるだけでなく、多様な学生との交流や、専門的な教員陣による指導があるため、自分の可能性を広げることができます。私自身も、子どもたちの成長を支える保育士として、保育系の大学で学ぶことが自分にとってのベストだと考えています。
*パンフレットやHPの内容から特に魅力的に感じた内容を具体的に書くこと。その際の注意点としては、パンフレットに書かれている言葉をそのまま使わないこと。
ウ オープンキャンパスの感想を書く
私は貴学のオープンキャンパスに参加して、貴学に進学したいと強く思うようになりました。先日参加したオープンキャンパスでは、貴学が保育士養成に特化していることを知りました。また、保育士として必要な知識や技術を実践的に学ぶことができるカリキュラムや施設が整っている点にも魅力を感じました。
さらに、オープンキャンパスでは、教員陣や学生の方々とお話しする機会がありました。保育に関する熱意と情熱にあふれた方々ばかりで、彼らの言葉から保育士としての自分自身の可能性を広げることができると感じました。また、学生の方々からは、保育実習でのエピソードや、将来の夢について聞かせていただき、自分自身の将来像を描くうえでも非常に参考になりました。
私は、子どもたちの成長を支える保育士として活躍したいという夢を持ち、保育系の大学に進学することを決めました。貴学では、保育士養成に特化しているだけでなく、実践的なカリキュラムや施設が整っているため、保育士として必要な専門知識や技術を身につけることができます。また、熱意と情熱にあふれた教員陣や学生の方々との交流を通じて、自分自身の成長を促し、夢に向かって一歩ずつ前進できると確信しています。
*オープンキャンパスで感じたことを書くと、その学校にしかない魅力を書きやすい。但し、「楽しかった」「雰囲気がよかった」というような抽象的な表現で終わらないようにしたい。
エ 保育体験について
保育体験では、幼稚園や保育園での保育業務に参加することができました。子どもたちと一緒に絵本を読んだり、歌を歌ったり、お絵かきをしたりする中で、子どもたちが日々成長していく姿を間近で見ることができました。
また、おむつ替えや食事の介助など、保育士が行う日常的な業務も体験することができました。これらの業務を通じて、子どもたちとのコミュニケーションや対応方法を学ぶことができました。特に、子どもたちの気持ちや感情に寄り添いながら、適切なアプローチをすることが大切であることを実感しました。
さらに、子どもたちの親御さんとのコミュニケーションも体験することができました。子どもたちが家庭でどのように過ごしているかを知ることで、保育において必要な情報を共有し、子どもたちの成長を支えることができるということを学びました。
これらの保育体験を通じて、保育士として必要なスキルやマインドを学ぶことができました。そして、保育士として子どもたちの成長を支えることができることを実感し、保育系の短大に進学することを決めました。
*保育体験で学んだことを具体的に書くこと。具体的なエピソードを元に書いていくといいが、話だけで終わらず、そこから学んだことや感じたことをしっかりと書くようにすること。
オ 将来の夢について
私は保育士として、子どもたちの成長を支える存在になりたいと考えています。私が理想とする保育士像は、子どもたちとの信頼関係を築き、個性を尊重し、自己肯定感を育むことができる人です。
子どもたちが自分自身を肯定し、自信を持って生きていくためには、周囲の大人が彼らの気持ちに寄り添い、共感し、受け止めることが必要です。保育士は、子どもたちとのコミュニケーションを通じて、子どもたちが抱える悩みや不安に対して、適切なアドバイスやサポートを提供することが求められます。
また、子どもたちはそれぞれ異なる個性を持っています。保育士は、子どもたちの個性を尊重し、それぞれのペースで成長できるようにサポートすることが大切です。子どもたちが自分自身を受け入れ、自分の特徴を誇りに思えるようになることが、自己肯定感を育むための第一歩となります。
私は、このような理念に基づいた保育士になるために、保育系の短大に進学したいと考えています。貴学での学びを通じて、保育士として必要なスキルや知識を身に付けると共に、実際に保育現場での経験を積むことで、理想の保育士像に近づくことができると信じています。私は、この志望理由を胸に、短大での学びに全力で取り組んでいきたいと思います。
*将来どんな保育士・幼稚園教諭になりたいかを書いていくとよい。それを書くことで先のことまでを考えていることをアピールできる。
【保育系大学・短大入試】志望理由書対策ができるおすすめ参考書や問題集は?
英語や数学などに比べると、大学入試面接の参考書や問題集はあまりありません。
ですが、その中でおすすめの参考書や問題集についていくつか紹介をします。
まずは、「志望理由書・自己アピールの基本的な書き方(桐原書店)」です。
この本は、
・解説が簡潔で分かりやすく、かつ動画授業もあるため非常にわかりやすい
・問題集に書きこみができるスペースがあるため使いやすい
・添削例が載っており、どのような書き方をすればいいかが分かる
といったように家で志望理由書の対策をする上で必要なものが全て含まれている問題集です。
また、「まるまる使える出願書類の書き方(桐原書店)」もおすすめです。
こちらは先ほど紹介した「志望理由書・自己アピールの基本的な書き方」に比べるとやや難易度が高めの参考書です。
この本には、
・志望理由書完全攻略マニュアル
・自己推薦書完全攻略マニュアル
・出願書類を用いた面接対策
といった内容で構成されています。
「まるまる使える出願書類の書き方」は学部別の模範例文集や、志望理由書を用いた面接対策などが載っているためおすすめです。