と思っている高校生・浪人生のみなさん!
今回は「2025年共通テスト対策:過去問活用法と勉強開始時期のポイント」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
共通テスト対策(2025)はいつから始めるべきか?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!共通テスト対策:過去問活用法と勉強開始時期のポイント
ア 共通テスト対策はいつから始めるべきか?
→できるだけ早く始めた方がいい
共通テスト対策はいつから始めたらいいのでしょうか?
「共テ対策は11~12月からで十分」といった声もありますが、それは半分正解で半分は間違っています。
「共通テスト対策は直前期からでいい」というのは、「共通テスト模試などである程度の点数が取れる人が、過去問を解くことで最後の仕上げをする」という意味です。
ですので、共通テスト模試などの模試でできていない人や、志望校の判定が悪い人が直前まで何もやらなくていいと意味ではないのです。
そもそも共通テストで高得点を取るには、
②応用問題を解く
③過去問を解く
の3ステップが必要になります。
「共通テスト対策は直前期からでいい」のは、上の①・②が終わっている人です。
ですので、基礎が固まっていない人は、早い時期から共通テスト対策(基礎固めなど)をしっかりとすべきなのです。
また、全統共通テスト模試や駿台ベネッセ共通テスト模試といった模試は春~秋に行われることが多いです。
そのため、早めに共通テストの対策をすることで、このような模試で結果を出すことができます。
教科ごとの目標点を決め、目標達成に向けて日々勉強をするようにしましょう。
イ 共通テストの過去問はいつから解くべきか?
→基礎固めが終わったら、すぐに共通テストの過去問を解いてみよう
共通テストの過去問を解くタイミングは、できれば早い時期に解くことをおすすめします。
それは具体的に言えば、基礎固めが終わった後(理想は高3の1学期)です。
本来であれば、「基礎固め→応用問題集を解く→共通テスト対策」が王道の勉強法ですが、ただこれでは仕上がるのに時間がかかりすぎてしまいます。
できるだけ早く共通テストで高得点が取れるようにするには、基礎を完璧にした後に解いた方がいいのです。
その理由は、共通テスト模試が高2の2月から始まるため、早い段階で高得点が取れるようにした方がいいからです。
共通テスト模試は高3になると、年4~5回は受験します。
そうなると、できるだけ早い時期に仕上がっていた方が、いい判定が出て自信がついていきます。
一方、直前まで共通テストの過去問を解かないと、模試でいつまでたってもいい結果を出すことができずに自信を失ってしまいます。
また、多くの大学は二次試験よりも共通テストの配点が高いため、共通テストで高得点が取れるようになると、総合的な判定(ドッキング判定)もよくなります。
そういう意味でも、共通テストの過去問は早めに解いて力をつけていった方がいいでしょう。
特に英語・数学・国語は時間が足りなくなりがちですので、何度も練習をして制限時間内に解き切れるようにして下さい。
ウ 共通テストの過去問は何年分解くべきか?
→2021年以降の問題は一通り解こう
共通テストの過去問は何年分解くべきでしょうか?
3年分や5年分では全然足りません。
時間のある限りできるだけ多くの問題を解くようにしましょう。(追試験も含みます。)
とはいえ、まだ共通テスト自体が始まったばかりで過去問がそんなにありません。
ですので、共通テストの過去問以外にも、
②各予備校が出している予想問題集
③過去に受けた模試の復習
といったものもやるようにして下さい。
ただ、みなさんの中には、「センター試験と共通テストの問題は形式が全然違うからやっても意味がないのでは?」と思うかもしれません。
ですが、共通テストは過去のセンター問題に出た内容からよく出題されます。
そのため、過去問をたくさん解けば解くほど、「あれ?この問題前もやったことあるな?」という問題が出てくるようになります。
ですので、共通テストの問題だけでなく、センター試験の問題も必ず解くようにしましょう。
エ 共通テストの過去問の復習の仕方は?
→間違えた内容はノートに書いてまとめる
共通テストの過去問を解いたら、そこからが本当の勉強になってきます。
丸付けをして点数を出して終わりではなかなかできるようにはなりません。
過去問を解き終わったらやってほしいこととしては、
②解説を読む
③なぜ間違えたのかをしっかりと分析する
といったことが大事になってきます。
例えば、数学ⅠAで「二次関数」の問題ができなかったとします。
この場合、二次関数の復習をしない限りはいつまでたってもできるようにはなりません。
成績を上げるには、「できない」問題を「できる」ようにすることが大切になってきます。
そのため、できなかった問題については解説をしっかりと読む、場合によっては参考書や問題集に戻って復習をするといったことを必ずやるようにしましょう。