と思っている高校生のみなさん!
今回は「地理探究で高得点を狙う!高校生のための定期テスト勉強法とテクニック」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
定期テストの地理探究では何が出る?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!定期テスト地理探究のおすすめ勉強法は?
地理探究は地理総合で学んだ内容を元に、地理のより詳しい内容を学んでいきます。
そして、地理は大きく、
・地誌 ヨーロッパ・アジアなどの各地域の様子
の2つの内容を学んでいきます。
また、問題形式は、
・正しい(誤った)選択肢を選ぶ正誤問題
・地図や表、グラフを読み取る問題
などがメインとなっています。
地理は日本史や世界史に比べると覚えるべき量は少ないですが、その分資料を読み取る問題も出るため、読解力などが必要になってきます。(単純暗記では通用しません。)
なお、地理を選択する人は理系の人が多いですが、理系の場合どうしても社会の勉強を後回しになりがちです。
しかし、定期テストがあるたびにしっかりと勉強していかないと、直前期にやらなければいけないことが増えてしまい、共通テストの対策が十分にできなくなってしまいます。
そのため、定期テストの勉強を通じて、地理探究の基本的な内容をマスターするようにしましょう。
定期テスト地理探究のおすすめの勉強法は?
ア 教科書を読んで内容を思い出す
→教科書を読んで習った内容を思い出そう!
定期テストの地理探究のおすすめ勉強法の一つ目は、「教科書や参考書を読んで内容を思い出す」ことです。
最初から語句を覚えようとすると、よく理解しないまま進むことになり応用が利かなくなってしまいます。
そうなると思ったよりもテストで点が取れなかったということになりかねません。
そのため、まずは、教科書やノート、参考書を読み、授業で習った内容を思い出して内容を理解するようにしていきましょう。
また、教科書やプリントを読む際に、場所の分からない国や地名が出てきたら、その都度地図帳で調べるようにしましょう。
なお、教科書の内容がよく分からない場合は、参考書などを読むと理解が深まります。
地理探究の勉強をする上でおすすめの参考書は、学研が出版している「きめる!共通テスト地理」です。
この本を薦める理由としては、
・重要な語句は赤字で書かれており見やすい
・別冊の「重要キーワードチェック」で重要な語句を暗記できる
といったところです。
そのため、教科書やプリントを読んでも内容が分からない場合は、この「きめる!共通テスト地理」を読んで内容を理解するようにしましょう。
イ 「用語」→「意味」が言えるようにする
→意味まで覚えることで理解度が格段に増す
定期テスト地理探究のおすすめ勉強法の二つ目は、「用語→意味が言えるようにする」ことです。
「レグール土」・「カナート」・「エルニーニョ現象」といった用語はみなさん聞いたことがあると思います。
しかし、これらの意味を説明しなさいと言われたら説明することができるでしょうか。
これらの意味は、
・「カナートとは?」→イランに見られる地下水路
・「エルニーニョ現象とは?」→ペルー沖から太平洋南東部で水温が例年より高くなる現象
です。
このような言葉の定義をしっかりと覚えていくと理解度が格段に高まっていきます。
ただし、やってみるとわかりますが、できるようになるまでに結構な時間がかかります。
そのため、文で覚えるのではなく、文中の大事なキーワードを中心に覚えるようにしましょう。
例えば、「レグール土」であれば、「(インドの)デカン高原に分布し、綿花の栽培に適する土壌」の赤字部分を重点的に覚えるようにすると短い時間で覚えられるようになります。
なお、地理の一問一答集があれば、それで語句を覚えていくのがいいですが、もしない場合は、
・「きめる!共通テスト地理」の別冊の重要キーワードチェック
などで語句を暗記をするようにしましょう。
これらの中で個人的なおすすめは、「きめる!共通テスト地理」の別冊の重要キーワードチェックです。
それは、覚えるべき語句が絞られて載っているからです。
一方、地理の一問一答集だと問題数が多いため、一通り覚えるだけでも時間がかかってしまいます。
そのため、使い方には要注意な教材と言えます。
ウ 問題集の内容を完璧にする
→丸暗記をせずに理解しながら覚えるようにしよう!
定期テストの地理探究のおすすめ勉強法の二つ目は、「学校の問題集の内容を完璧にする」ことです。
ここでのおすすめは、最初から答えを全てワークに書きこんでしまうことです。
答えを赤ペンで書き、それを赤シートで隠して覚えると効果的です。
また、用語の暗記をする際の注意点としては、丸暗記をしないことです。
何回も暗記をしていると、出てくる順番や何となくの場所で語句を覚えてしまいます。
しかし、定期テストでは問題集からそのまま出るわけではないので、そのやり方では効果がありません。
そのため、丸暗記をせずに語句と説明をリンクして覚えるようにしましょう。
例えば、
であれば、
といったように、ハザードマップの説明にあたる部分に線を引き、「ハザードマップ<語句>=発生しうる災害の状況や避難場所を示した地図<語句の説明>」をリンクして覚えるようにしましょう。
そうすることで、問題の形式が変わっても対応することができます。
エ 図やグラフを意識する
→地理は図やグラフを読み取る問題が多く出る
定期テストの地理総合・探究のおすすめ勉強法の三つ目は、「図やグラフを意識する」ことです。
日本史や世界史とは違い、地理は図やグラフを読み取る問題が多く出題されます。
ですので、ただ問題集に出てくる語句を覚えるだけでなく、教科書や問題集に出てくる図やグラフを意識して読む必要がります。
例えば、コメの生産量は中国・インド・インドネシアの順に多いですが、輸出量になるとインド・ベトナム・タイの順番になります。
生産量1位の中国が輸出量になると3位以内に入りません。
その時に「それはなぜなんだろう?」と考える癖をつけましょう。
理由としては、中国は人口が多いため、輸出できるほどの余力がなく国内で消費されてしまうからです。
このように、グラフや表の数字や変化(数の増減)を意識して読んでいくと読み取る力がついていきます。
定期テスト地理探究で高得点を取るための勉強スケジュールは?
定期テスト地理探究のおすすめの学習スケジュールは以下の通りです。
A テスト週間前
テスト週間前には教科書やプリントを読んで、今まで習った内容を思い出すことをしていきましょう。
その際には教科書やプリントの文章だけを読むのではなく、図やグラフなどもしっかりと読む込むようにして下さい。(地図帳や資料集も読むことをおすすめします。)
また、一問一答集やプリントなどを使って重要語句を暗記しましょう。
ここまでをテスト週間に入る前にやっておくと、テスト週間中にスムーズに勉強をすることができます。
B テスト週間
テスト週間に入ったらやるべきことは、問題集の内容を完璧にすることです。
ここでは丸暗記をせずに、語句と語句の説明をリンクして覚えるようにしましょう。
また暗記する際には、全ての問題の答えが言えるようにし、その後語句を漢字で書けるかどうかを確かめていく、といったように2段階に分けて取り組むことをおすすめします。
最初から語句を漢字で書くところまで仕上げようとすると、テスト本番までに全ての内容が仕上がらなくなる可能性もあるため、
②漢字で書けるかどうかの確認
という順番で進めるようにしましょう。
また、教科書や資料集に出てくる地図やグラフ・表などにも目を通すようにしましょう。
C テスト前日・当日
テスト前日や当日にやることは、覚えているかどうかの最終確認です。
地理探究は暗記要素がある科目であるため、何度もやらないと忘れてしまいます。(特に地形や地名)
そこで、テスト前日と当日にもう一度覚えているかどうかを確認するようにしましょう。
テストが始まる直前までしつこくチェックすることが必要です。