と思っている高校2年生のみなさん!
今回は「全統共通テスト高2模試2025:結果、平均点、過去問、難易度を徹底解説」についてみていきますよ。
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全統共通テスト高2模試(2025)の日程・範囲・時間割は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!全統共通テスト高2模試の結果の見方は?
ア 日程
→例年1月下旬に実施
多くの高校では、ベネッセが主催する進研模試と河合塾が主催する「全統模試」を受験します。
みなさんは今まで、ベネッセの「進研模試」や河合塾の「全統記述模試」を受験してきたと思います。
そして、今回の全統共通テスト高2模試は初めての共通テスト型模試(マーク式)であるため、今までとは問題形式がガラッとかあります。
また、全統共通テスト高2模試の日程は1月下旬に行われることが多いです。
この時期は来年の共通テストまで残り1年を切っている時期で、そろそろ受験勉強を始めなければと思う人が増える時期です。
共通テスト型の模試を受験し自分の実力と課題を見つけ、効果的な受験勉強ができるようにしましょう。
イ 時間割
→試験時間が長いためかなりの体力と集中力を使う
次に2024年全統共通テスト高2模試の時間割についてです。
ここでは大学などで行われる公開受験を例に、全統共通テスト高2模試の時間割を見ていきます。
【文系】
地歴・公民 | 8:15~10:25(60分×2+間10分) |
国語 | 10:35~12:05(90分) |
受験票記入・提出 | 12:05~12:25(20分) |
昼休み | 12:25~13:05(40分) |
英語L | 13:05~13:50(45分) |
英語R | 14:00~15:20(80分) |
数学① | 15:30~16:40(70分) |
数学② | 16:50~18:00(70分) |
理科 | 18:10~19:10(60分) |
情報 | 19:20~20:20(60分) |
【理系】
地歴・公民 | 8:15~9:15(60分) |
国語 | 9:25~10:55(90分) |
英語R | 11:05~12:25(80分) |
昼休み | 12:25~13:05(40分) |
英語L | 13:05~13:50(45分) |
受験票記入 | 13:50~14:10(20分) |
数学① | 14:20~15:30(70分) |
数学② | 15:40~16:50(70分) |
理科 | 17:00~19:10(60分×2+間10分) |
情報 | 19:20~20:20(60分) |
上の表のように、本来共通テストは2日間にかけて行う試験ですが、それを模試は1日で行っているため、非常に長い試験となっています。
そのため、集中力を切らさないように、休憩中などは体をしっかりと休めるようにしましょう。
ウ 出題範囲
→英語・数学・国語・理科基礎は全範囲
全統共通テスト高2模試の範囲は、英語・数学・国語・理科基礎は全範囲となります。
また、地歴と公民系科目、理科(発展)、情報は、
【理科(発展)】
①物理:物理基礎+力学まで
②化学:化学基礎+物質の状態まで
③生物:生物基礎+生物の進化・生命現象と物質まで
【情報Ⅰ】
情報社会の問題解決、コミュニケーションと情報デザイン、コンピュータとプログラミング、情報通信ネットワーク
【地歴・公民】
①日本史探究:鎌倉幕府滅亡まで
②世界史探究:ヨーロッパ【12世紀末まで】、中国【元朝末まで】など
③地理探究:地理情報と地図、自然環境、資源と産業、人口、地誌など
④公共、倫理
【公共】 公共の扉、民主政治と私たち、国際社会の中で生きる私たち、持続可能な社会づくりにするために
【倫理】 人間としての在り方生き方、現代に生きる自己の課題
⑤公共、政治・経済
【公共】 公共の扉、民主政治と私たち、国際社会の中で生きる私たち、持続可能な社会づくりにするために
【政経】 現代日本の政治と経済
となっています。(学校の進度に考慮した内容となっています。)
このように模試は定期テストに比べて範囲が広いので、今まで習った内容をしっかりと復習するようにしましょう。
全統共通テスト高2模試(2025)の平均点・偏差値は?
ア 平均点
→全体的に低めの点数になる
2025年全統共通テスト高2模試の平均点は結果が出ないと公表されることはありません。
ですが、例年同じような難易度ですので、ここでは前年度の2023年の平均点を紹介します。
なお、データは河合塾HPにある「全統共通テスト高2模試教科科目別成績順位表」を引用しています。
教科 | 平均点 | 教科 | 平均点 |
英語リーディング | 41~42点 | 英語リスニング | 45~46点 |
数学ⅠA | 41~42点 | 数学ⅡB | 53~54点 |
国語 | 93~94点 | 生物基礎 | 24~25点 |
化学基礎 | 17~18点 | 物理 | 47~48点 |
化学 | 39~40点 | 生物 | 48~49点 |
日本史B | 44~45点 | 世界史B | 47~48点 |
地理B | 34~35点 | 倫理・政経 | 46~47点 |
*国語は200点、理科基礎は50点満点、それ以外の教科は100点満点
上の表のように、平均点を見るとかなり低めです。
これは、
②高2生がマーク式の模試に慣れていない、そもそも合格できる学力に到達していない
ことが挙げられます。
なお、全統模試の場合は「共通テスト換算得点」というのが出ます。
これは、この時期の模試でこれだけの点数をとっていれば、実際の共通テストであれば「●●点」くらいはとれますよという数字です。
例えば、2023年全統共通テスト高2模試の英語リーディングで50点を取っている場合、換算得点は69点になります。
そして、模試の結果は換算得点の合計で判定が出るようになっています。
イ 偏差値
→まずは偏差値50を目標にしよう
河合塾の模試はベネッセの進研模試に比べると偏差値が低めにでます。
そのため、国公立大学を目指している人は、まずは全国平均で偏差値50を目指すようにしましょう。(ただし、東大・京大などの大学を志望する場合は70以上、旧帝大を志望する場合は60以上を目指しましょう。)
偏差値が50あれば多くのの国公立大学に挑戦できる力がついているといえますので、まずはどの科目も偏差値50以上になるようにして下さい。
ウ 過去問
→「共通テスト総合問題集」には去年の問題が載っている
「全統共通テスト高2模試を受ける前に過去問を解いてみたい。」と思う人がいるかもしれません。
そういう人におすすめなのが「共通テスト総合問題集(河合出版)」です。
この本は前年(2024年)の全統共通テスト模試の問題が全て載っています。
ですので、この本にある過去問を解いてみて、模試の問題形式や難易度、自分がどれくらい取れるのかを確かめていくといいでしょう。
ただし、数か月後には最新年度の予想問題集が出ますので、どうしても解きたい科目だけ買うようにしましょう。
エ 結果
→模試受験後、約一か月後に返却される
全統共通テスト高2模試の結果は、模試受験後およそ一か月後に返却されます。
ただ、その少し前に「模試ナビ」で自分の結果をネットで確認することができます。(結果を確認するには登録が必要になってきます。)
結果を見て一喜一憂するのではなく、できなかった問題を必ず復習するようにしましょう。
オ 志望校の判定基準
→共通テスト換算得点から志望校の合格基準が分かる
「全統共通テスト高2模試」でのみなさんの共通テスト換算得点(実際に模試でとった点数ではないので要注意)を元に、「模試判定システム」に数字を入力することで、全国の大学の合格可能性が表示されます。
これは、「国公立大、私立大」・「学部」・「地域」ごとに大学が分類されていて、そこからみなさんの志望する大学の合格可能性が分かるデータです。
また、判定基準がA~Eの5段階で表示されていますが、それぞれの合格可能性は、
・B判定:65%以上
・C判定:50%以上
・D判定:35%以上
・E判定:20%未満
となっています。
まずは、第1希望の大学がC判定以上になるように頑張っていきましょう。