と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「世界史の流れを完全把握するための問題集と勉強法」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
世界史の流れをつかめるおすすめの参考書は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!世界史の流れをつかむには「小学生でもわかる世界史」がおすすめ
ア 世界史の流れをつかむ意味は?
→歴史の流れをつかむことで用語が覚えやすくなる
世界史を勉強する上で最初にすべきことは、歴史の流れをつかむことです。
多くの受験生は、いきなり一問一答の暗記から始めようとします。
しかし、そこからやってしまうと、
・用語どうしの因果関係が分からない
といったことになり、そのため用語を暗記するのに時間がかかってしまいます。
逆に先に教科書や参考書を読むことで世界史の流れをつかむことができ、そこから用語の暗記をしていくとテンポよく覚えることができます。
イ 世界史の流れがつかめるおすすめ参考書の選び方は?
→短い時間で読めるものがおすすめ
世界史の流れをつかむための参考書はいろいろあります。
その中でおすすめの参考書の選び方としては、
・国や地域がまとまっている
・イラストが多い
ものになります。
分厚すぎる参考書では一通り読むのに時間がかかります。
また、読む量が多くなってしまうため、話の内容を忘れてしまいます。
そのため、短時間で読み切れる参考書をおすすめします。
また、世界史はさまざまな国や地域の歴史が出てきます。
それらがバラバラに出てくると話の流れがつかみづらいです。
例えば、本の構成が
②中国→中国→・・・→中国、インド→インド→・・・→インド、
と2つあったとしたら、絶対に②の構成の方が流れをつかみやすいはずです。
そのため、国や地域の歴史がまとめて書かれている参考書を選ぶようにしましょう。
ウ「小学生でもわかる世界史」がおすすめ
→イラストや地図が多くスラスラと読める参考書
世界史の流れをつかむためのおすすめの参考書というと、
・一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書(SBCreative)
・世界史探究授業の実況中継(語学春秋社)
・時代と流れで覚える! 世界史用語(シグマベスト)
・歴史の流れが見えるパノラマ世界史(学研)
などがあります。
そのなかで特におすすめなのが、「小学生でもわかる世界史(朝日新聞出版)」です。
この参考書はぴよぴーよ速報さんのYouTube動画を本にしたものです。
そして、「小学生でもわかる世界史」の特徴は、
・国ごとに歴史がまとめられている
・専門用語をできるだけ使っていないため、世界史を物語として読み切ることができる
・話し言葉で説明がされていて読みやすい
・地図やイラストが多用されており分かりやすい
といったものがあり、非常に読みやすく短時間で読み切ることができます。
一般的な世界史の参考書は分量が多いため、初学者の人や世界史が苦手な人が取り組むにはハードルがかなり高いです。
ですが、この参考書は一気に読み切ることができる工夫がされています。
そのため、短い時間で世界史の流れをつかむことができます。
ただし、この本1冊で全ての内容を網羅しているわけではありませんので、あくまで最初の1冊という位置づけで使うようにしましょう。
また、世界史は国・地域ごとの歴史であるタテの流れと同じ時期に世界の各地で何が起こったかを知るヨコの流れを知る必要があります。
そして、それらに対応した参考書としては、「タテから見る世界史(学研)」や「ヨコから見る世界史(学研)」などがあります。
そのため、「小学生でもわかる世界史」を読んで、さらに知識を深めたいときはこの2冊も読むようにしましょう。(論述問題が出る大学を受験する場合は必須となる参考書です。)
エ 世界史の流れをつかんだ後にやることは?
→最初は基本的な問題集から取り組むようにしたい
世界史の流れをつかんだら、次は基礎固めに入っていきます。
ただし、世界史は分量が非常に多いため、最初から細かい内容まで取り組むのはおすすめしません。
特に国公立大学を志望する場合、共通テストに向けてさまざまな教科の勉強をする必要があります。
そして、共通テストで結果を出すには、どの教科もバランスよく勉強しなければなりません。
そういうことから、世界史だけに時間をかけることができないのです。
そのため、最初は基本的な内容をしっかりと覚えることから始めるようにしましょう。
具体的には、
①教科書を読んで、話の流れをつかむ
②学校で使っている一問一答集や「高校世界史基本用語問題集ツインズマスター(山川出版社)」で用語を覚える
③学校で使っている問題集や「高校標準問題集 世界史(受験研究社)」をマスターする
といったことをしていくことをしていくようにしましょう。