と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「リードLightノート物理の使い方とレベルを解説!効果的な学習法」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【大学入試】物理の基礎固めができるおすすめの問題集は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!リードLightノート物理の使い方とレベルを解説!効果的な学習法
物理は基礎が一番大事な科目です。
ここでつまづいてしまうと、その後の応用問題集が解けなくなってしまいます。
ですので、大学入試に向けた物理の勉強をする上で、最初の1冊目の問題集をどれにするかは非常に大事なことと言えます。
また、物理の基礎固めができる定番の問題集というと、
・リードLightノート物理基礎・物理(数研出版)
・物理入門問題精講(旺文社)
・セミナー、アクセスなど学校で使っている問題集
などがあります。
これらの中で特におすすめなのが、数研出版の「リードLightノート物理基礎」・「リードLightノート物理」です。
この問題集は、
・「基礎CHECK→Let`s Try→編末問題」と段階的にレベルが上がる問題構成となっている
・解説が非常に詳しい(例題には解説動画もある)
といった特徴があり、非常に使いやすい問題集と言えます。
また、「リードLightノート物理基礎・物理」は教科書~共通テストレベルの問題集となっているため、まずはこの問題集を完璧にマスターするところから始めるといいでしょう。(定期テスト対策としても使える問題集です。)
そして、「リードLightノート物理基礎・物理」をマスターしたら、物理のエッセンスなどのやや難しめの問題に取り組むと効果的です。
イ リードLightノート物理基礎・物理のレイアウトは?
→例題とそれに関する練習問題が載っている
リードLightノート物理基礎・物理のレイアウトは、
②基礎CHECK:公式や定義を問う簡単な問題が載っている
③Let`s Try:この問題集のメインとなる部分で「例題+練習問題」で構成されている
④編末問題:各分野の最後にある問題でやや難易度が高め
となっています。
この中でまずは③のLet`s Tryまでを完璧にするようにしましょう。
そして、それが完璧になったら④の編末問題を解くようにして下さい。(時間に余裕がない場合は編末問題は飛ばしてもOKです。)
【大学入試】リードLightノート物理基礎・物理の使い方は?
ア まずは参考書を読んで内容を理解する
→物理は理解が全て!参考書を読んで内容をしっかりと理解しよう!
物理は理解がかなり必要となる科目になります。
そのため、問題集を解く前に、まずは「宇宙一わかりやすい高校物理(学研)」や「大学入試坂田アキラの物理基礎・物理の解法が面白いほどわかる本(KADOKAWA)」といった分かりやすい参考書を使って、これから解く単元の内容をしっかりと理解するようにしましょう。
参考書を読む際に特に意識すべきことは、
・用語の意味(加速度・等速円運動・ドップラー効果など)
といったことです。
これらに注意してしっかりと参考書を読むようにしましょう。
イ 基礎CHECKの問題を完璧にする
→まずは基礎CHECKの問題をマスターしよう
ア まずは基礎CHECKから仕上げよう
「リードLightノート物理基礎・物理」は、それぞれの単元が
②基礎CHECK:公式や定義を問う簡単な問題が載っている
③Let`s Try:この問題集のメインとなる部分で「例題+練習問題」で構成されている
④編末問題:各分野の最後にある問題でやや難易度が高め
といった構成でページが進んでいきます。
そして、多くの人は、
という順で問題集を解いていくでしょう。
しかし、個人的におすすめする解き方は、
といったように、先に基礎となる部分を仕上げ、そこからLet`s Tryに入るやり方です。
そして、この解き方のメリットとしては、先に基礎CHECKだけ解くことで素早く物理の全体像をつかむことができるようになることです。
また、基礎CHECKを一通り仕上げた後にLet`s Tryを解くことで最初の単元に戻って解くこともできます。
そういう意味でも、先に要項(まとめ)と基礎CHECKから仕上げるようにしましょう。
イ セルフレクチャーをする
基礎CHECKの問題は公式や定義にあてはめるだけの問題ですので、そこまで難しくはありません。
しかし、ここを疎かにしてしまうとその後の問題でつまづいてしまいます。
例えば、力のモーメントの公式は「M=Fl」です。
ただし、このときのlはどこからどこまでの距離のことを指しているかが分かっていないと、少しひねった問題が出てくるとできなくなってしまいます。(lは点Oから力Fの作用線までの距離です。)
物理に出てくる公式は数学に比べると少なめですが、その分深い理解が求められます。
そのため、基礎CHECKを解く際には機械的に公式に当てはめて解くのではなく、「なぜそうなるのか?」を意識しながら解くようにしましょう。(この作業は物理が得意な人も必ずやるようにしてください。)
また、基礎CHECKの問題を解いた後は、問題の解き方を声に出して一つ一つ自分に説明するセルフレクチャーをしていくといいでしょう。
これをすることで、どこまで理解しているかが分かるようになるため、おすすめの勉強法になります。
ウ 例題とLet`s Tryを完璧にする
→できなかった問題を中心に何度も繰り返し解いていこう
A 物理が得意な人向けの解き方
物理が得意な人であれば、「リードLightノート物理」の問題をいきなり解いてもある程度はできるはずです。
そのため、物理が得意な人向けのおすすめな解き方としては、
②できなかった問題に〇をつける
③解説を読んで理解する
④後日できなかった問題を解き直す(できた問題は〇を消す)
がいいでしょう。
①~④を繰り返し、最終的に全ての問題ができるようになればOKです。
B 物理が苦手な人向けの解き方
一方で物理が苦手な人が、いきなり例題を解いてもほとんどの問題ができないはずです。
そういう人におすすめの解き方は、
②答えを隠して自力で解けるかどうかを確認する
③引き続き例題の下にある練習問題を解く
④後日改めて解けるかどうかを確認する
がいいでしょう。
ここでのポイントは、最初から答えを見て解き方を覚えることです。
これをやることで、考える時間を短縮することができます。
ただし、答えを丸暗記していたのでは実力がつきません。
そのため、解法暗記をする際には問題文を見て、解く上で必要なキーワードを見つけられるようにしましょう。
例えば、問題文に、
とあれば、「等速円運動の向心力→F=mrω2」が瞬間的に思いつくようにしてください。
これを問題ごとにやることで、スムーズに問題が解けるようになります。
そして、解法暗記をした後には必ず自力で解けるかどうかを確認してください。
そこでスラスラと解けるようになれば解き方をマスターしたことになります。
エ いつまでに「リードLightノート物理」を仕上げるか?
→二次で物理がある場合は高3の1学期までには終わらせたい
「リードLightノート物理基礎・物理」をいつまでに完成させたらいいかというと、みなさんが受験する大学によって変わります。
基本的には、
・準難関大学を志望→高3の1学期までに習ったところを完成させる
・共通テストのみ、物理が易しめの大学を志望→高3の夏休みが終わるまでに習ったところを完成させる
となります。
「リードLight物理」が終わった後は、物理のエッセンス、良問の風、名問の森などの問題集および過去問を解く必要があるため、できるだけ早めに終わらせるようにしましょう。
ただし、受験勉強は英語・数学の勉強が優先することになりますので、その2教科がある程度仕上がってきたら物理の勉強を始めるようにして下さい。