と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「共通テスト前日:受験生のための過ごし方ガイド」についてみていきますよ。
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共通テスト直前の英語・国語・数学が伸びる勉強法は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!共通テスト直前!絶対に押さえる成功のポイント
ここでは共通テスト一か月前(12月前半)からの過ごし方についてみていきます。
ア 問題を解きっ放しで終わらない
→学校でやる模試や予備校の授業を受けただけで終わらないこと
共通テストは1月中旬にあります。
そして、その直前の冬休みには、学校で共通テスト模試の演習があったり、予備校で直前対策があったりします。
ただここで気を付けないといけないのは、受けっぱなし、解きっぱなしで終わってはいけないことです。
「1日中模試を受けて疲れたなあ」
「朝から予備校の授業を受けて充実した一日だったなあ」
で終わってしまっていては絶対にできるようにはなりません。
なぜなら、模試を受けただけや授業を聞いただけでは自分の苦手分野を克服したことにはならないからです。
そして、共通テスト直前期でやるべきことは、
・できなかった内容の復習をする
・覚えていない(解けない)内容は再度単語帳や問題集に戻って復習する
ことです。
例えば、数学ⅡBCの目標が70点なのに、今50点しか取れない場合、
・時間が間に合わない→時間配分や解く順番などを変えるなどして時間内に間に合うようにする
・誘導に乗り切れない→共通テストの過去問や予想問題集をたくさん解いて慣れる
といったことが必要になってきます。
ですので、学校や予備校に依存するのではなく、自分に足りないところを強化する時期とするようにしましょう。
イ 自分の現状を把握する
→模試の結果を見て苦手な分野を確認する
短時間で成績を上げるには、自分の現状を把握することに尽きます。
今何が足りていないのか、どんな勉強を今後していけばいいのかをよく考えることで効率よく勉強を進めることができます。
そして現状を把握するためには、これまで受けたマーク模試の結果を見ることをおすすめします。
模試の結果を見ると、点数や偏差値だけでなく、各単元の正答率なども載っています。
ですので、そこを見て、あまりできていない単元は重点的に勉強するようにしましょう。
例えば、数学ⅡBCで、
・指数対数 15点中10点
・微分積分 22点中22点
・数列 16点中5点
・ベクトル 16点中6点
・確率分布 16点中10点
だとすると、数列とベクトルが最優先に復習すべき単元となります。
このように模試の結果から勉強し直した方がいい内容を洗い出すようにしましょう。
ただし、教科によってはなかなか伸びにくいものもあります。
一般的に直前期に伸びやすい科目は、社会、理科、漢文で、伸びにくいのが現代文、リスニング、数学(苦手な人)です。
そのため、まずは伸びやすい科目から重点的にやっていくようにしましょう。
ウ できるだけ多くの問題を解く
→やみくもに解けばいいというものではない
共通テストで高得点を取るには、過去問をできるだけ解くことが大切になってきます。
ただ、共通テストが始まってまだ3年しか経っていないため、過去問をたくさん解こうにもできません。
そこで、共通テストの過去問以外にも、
②今まで受けた共通テスト模試の復習
③共通テストの予想問題集
④共通テストの予想問題パック
といったものを活用して共通テストの問題をたくさん解くようにしましょう。
ただ、みなさんの中には、「センター試験と共通テストの問題は形式が全然違うからやっても意味がないのでは?」と思うかもしれません。
ですが、共通テストは過去のセンター問題に出た内容からよく出題されます。
そのため、過去問をたくさん解けば解くほど、「あれ?この問題前もやったことあるな?」という問題が出てくるようになります。
ですので、共通テストの問題だけでなく、センター試験の問題も必ず解くようにしましょう。
エ 時間配分を意識して解く
→時間に間に合うようにいろいろ工夫する
共通テストは、ほとんどの科目で時間が足りなくなりがちなテストです。
そのため、時間内に解き切れるようにいろいろと工夫をする必要があります。
例えば、
・大問ごとに解く時間を決める
・難しい問題は後回しにする
・一つの大問が終わったらまとめてマークする
といったことがあります。
問題を解くときにはこのようなことを意識して解くようにしましょう。
そうすることで、解く時間が徐々に短くなっていきます。
また、国語や英語などでは、最初から本文をじっくりと読まないようにしましょう。
1回目はさらっと文章を読み、問題に目を通してから解答の根拠となる部分だと思われる部分の周辺を再度じっくりと読むやりかたにすることで、かなり時間を短縮することができます。
共通テスト前日の過ごし方は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!共通テスト前日:受験生のための過ごし方ガイド
ア 忘れやすい内容を再度をしておこう
→最終確認だけしてあまり勉強しないこと
共通テスト前日となると、受験生のみなさんは緊張や不安、焦りの気持ちでいっぱいだと思います。
「まだ仕上がっていない所がある」
「●●ができるかどうかが不安」
という気持ちになって、何時間も勉強しようとしてしまいがちです。
しかし、前日に勉強しすぎても疲れるだけですし、そもそも1日でできる量には限りがあります。
そのため、共通テストの前日は軽めの勉強で終わらせるようにしましょう。
そして、共通テスト入試前日にやるべきことは、
・社会の用語の確認
・古文単語、古典文法、漢文句法、英単語の確認
・問題の解き方の流れ、時間配分の確認
といったことがあります。
特に記憶があいまいな単元を優先的にやるようにしましょう。
また、翌日の共通テストに向けて再度、解く順番や時間配分を確認することも大事です。
「国語は漢文から解こう」
「数学は指数・対数にいつも時間がかかっているから解くのを後回しにしよう」
「英語は第5問までで45分で解くようにしよう」
といったように、入試問題を解く際の順番や時間配分を頭の中でシミュレーションするようにしましょう。
こうすることで入試本番を焦ることなく問題に取り組むことができます。
イ 明日の持ち物チェックを一度やっておこう
→早めの準備をすることで気持ちの余裕ができる
入試当日は朝から慌ただしいものです。
そのため、前日にできることはできるだけ前日のうちに終わらせるようにしましょう。
その一つが持ち物の準備です。
受験会場に必要なものや持って行った方がいいものは、
・筆記用具(鉛筆・シャープペン・消しゴムなど)
・教科書、問題集
・時計
・防寒具、ハンカチ、ティッシュ
・弁当、お菓子、水筒
といったものがあります。
持ち物の確認を前日までに終わらせるようにしましょう。
前日のうちにやっておくことで、万が一家にない場合などには店に行って買うことができます。
また、筆記用具は、
・消しゴムは複数個あるか(試験中に床に落とした場合などに備えて)
・シャープペンの中に芯が入っているか
といったところまできちんと確認しましょう。
入試前日にしっかりと準備をしておけば当日余裕をもって迎えることができますので、必ず準備はするようにして下さい。
ウ 食事は消化のいいものを取る
→前日は消化にいいものをゆっくり食べよう
入試前日の食事にも気を付ける必要があります。
よく入試前日にゲン担ぎで「カツ」(勝つ)を食べる人がいますがこれはNGです。
それはとんかつなどの油物は消化に時間がかかるからです。
消化に時間がかかるということは、その分体に負担がかかってしまいます。
そのため、入試前日はうどんや雑炊などの消化のよいものを食べるようにしましょう。
また、刺身なども生ものも万一体にあたると大変なことになりますので、避けた方がいいでしょう。
エ 眠れなくても横になる
→眠れないからといって絶対に起きてテレビやゲームをしないこと
入試前日は不安や緊張な気持ちがあるため、あまり寝ることができない人もいるでしょう。
ましていつもより早い時間に寝ると思いますので、なかなか寝付くことができない人が多いです。
とはいえ、そこで起きてスマホやテレビを見るのはやめてください。
それは、スマホなどを見ることで目がさえてますます眠れなくなってしまうからです。
暗闇の中で横になっているだけでも睡眠に近い効果はありますので、眠れないと思っても明かりをつけたりはせず、横になって体の疲れをとるようにしましょう。
また、できるだけ眠ることができるように、
・寝る前にストレッチをする
・寝る前はテレビやスマホを見ない
・一週間前から寝る時間を徐々に早くする(寝る時間が遅い人向け)
といったことを行うことで、多少は寝付きやすくなります。