と思っている高校生・浪人生のみなさん!
今回は「2025年共通テスト:赤本・黒本・青本のおすすめと過去問活用法」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
共通テスト過去問の赤本・黒本・青本の違いは?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!共通テスト対策:赤本・黒本・青本のおすすめと過去問活用法
ア 共通テストの過去問題集には何がある?
→赤本・黒本・青本の3種類がメイン
共通テストは2021年に始まったばかりで、まだ4年分しか問題がありません。
そのため、共通テストの過去問題集はセンター試験の過去問題も載っているものが多いです。
そして、共通テストの過去問題集は代表的なものが3種類あります。(表紙の色からそれぞれ赤本・黒本・青本と呼ばれています。)
A 赤本(教学社・共通テスト過去問研究)
「赤本」は教学社が出している過去問題集です。
共通テストの過去問だけでなく、多くの大学の過去問題集も発行しています。
多くの書店に見られるため、最も入手しやすいでしょう。
ただ、解説がややあっさりしているという声もあるため、ある程度の学力がある人が使うべき問題集といえます。
B 黒本(河合塾・大学入試センター試験過去問レビュー)
「黒本」は河合出版(河合塾)が出している過去問題集です。
共通テストの過去問だけでなく、過去の全統共通テスト模試が載っている共通テストの予想問題集もあります。
赤本と同じく多くの書店に見られるため、比較的入手しやすいです。
解説が詳しく書かれているため(理科や社会などでは重要語句が赤字で書かれている)、個人的にはおすすめです。
C 青本(駿台・大学入学共通テスト過去問題集)
「青本」は駿台文庫(駿台)が出している過去問題集です。
以前は共通テストの過去問と予想問題集が別売りでしたが、近年ではそれらを1冊にまとめて販売されています。
ただし、大き目の書店でないと入手することはできません。
また、この本の特徴は、
②収録されている年度が赤本・黒本に比べると少なめ
③解説が分かりやすい
といったものがあります。
また、Z会からも「共通テスト過去問 英数国」が出ています。
この本は英語・数学・国語が1冊にまとまっているため、持ち運びに便利な問題集と言えます。
イ どの共通テスト過去問題集がおすすめなのか?
→河合塾の黒本がおすすめ
このように共通テスト過去問題集はいろいろありますが、私が一番おすすめするのは河合塾の黒本です。
それは、
②近くの書店で売っていることが多い
③解説が詳しい
といったことがあるからです。
どの過去問題集も過去問を扱っているため問題自体は同じですが、解説の良さや入手のしやすさなどを考えると、私は黒本を使うのが一番いいのではと思います。
共通テスト過去問題集の解き方や使い方は?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!共通テスト過去問の効果的な解き方と攻略ポイント
ア 問題を解くときは必ず時間を計ること
→できれば5分少ない時間で解いていきたい
共通テストの過去問を解くときは、必ず時間を計って解くようにしましょう。
それは、時間を計って解くことで、適切な時間配分や解きやすい順番などを知ることができるからです。
また、解答時間は実際の時間よりも5分少なく設定することをおすすめします。
例えば、英語リーディングの場合、解答時間は80分ですが、それを75分で解くようにして下さい。
それは、実際の試験では緊張やプレッシャー、焦りなどで思った以上に時間がかかってしまうからです。
ですので、あらかじめ短めの時間にして、その中で解くようにしていきましょう。
そうすることで、入試本番は余裕をもって取り組むことができます。
そして、過去問を解く際には必ず解答用紙にマークを塗りつぶすようにして下さい。
塗りつぶす時間も含めて時間を計らないと、本番では想定していた以上に時間がかかってしまうことになるので、必ず解答用紙にマークをするようにしましょう。
特に英語・数学・国語は時間が足りなくなりがちですので、何度も練習をして制限時間内に解き切れるようにして下さい。
イ 問題集に書き込みをしながら解く
→書かないとスラスラ解けない
問題集に書き込みをしながら解くことも大切です。
みなさんの中には、問題集に何も書かずに問題を解く人がいます。
「もう一回解くかもしれないから」・「受験が終わったらメルカリで売れそうだから」といったような理由で書き込みをしない人がいます。
しかし、問題を解くときに、数学の途中式や文章の中で大事な部分に線を引くことといったことをやらないと、時に大きなミスをしてしまいます。
そのため、過去問や予想問題集を解く際には、問題に必ず書き込むようにして下さい。
ウ 採点をしたら間違えた原因を見つける
→同じ過ちを繰り返さないこと
採点が終わったら、必ず間違えた問題を見つけるようにしましょう。
一通り問題を終えたら丸付けをしますが、それだけで終わってしまうとなかなか力はついてきません。
仮に、「今回は80点とったぞ」となっても、逆に言えばまだ20点分はできていないのですから、そこをどうやって伸ばしていくかを考えることが大切になってきます。
そのため、採点が終わったら、どこで間違えたのかや今後どのような勉強をしたらいいのかをその都度考えるようにしましょう。
例えば、数学ⅡBCの問題を解き終わった後に、数列で階差数列の問題ができなかったとします。
そして解説を読んでいく中で、
・そもそも公式を覚えていなかった
・問題のレベルが極端に高かった
・計算ミスをした
といったようなことが分かったとします。
そこで、例えば公式を覚えていなかった場合は、再度階差数列の問題を解き直す必要がありますし、問題文から読み取れなかった場合はどのキーワードが階差数列に結びつくのかを確認する必要があります。
このようにできなかった問題は、「なぜできなかったのか?」「どうすれば次回できるようになるのか?」といったことをしっかりと分析するようにしましょう。
それを繰り返すことで、少しずつ点数は伸びるようになってきます。
なお、解説を読んでも分からない場合は、根本的な内容が分かっていない場合があります。
そのときは一度参考書や問題集に戻って復習をするようにして下さい。