と思っている高校生のみなさん!
今回は「世界史探究で高得点を狙う!高校生のための定期テスト勉強法とテクニック」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【高校生】定期テストの世界史探究では何が出る?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!定期テスト世界史探究のおすすめ勉強法は?
A 世界史探究の問題形式
世界史探究の学習内容は、古代~近現代のアジア、ヨーロッパ、中東、アメリカなどの歴史を学んでいきます。
また、問題形式は、
・正誤問題、記述問題
・史料やグラフなどを読み解く問題
などがメインとなっています。
世界史探究は歴史総合や公共などに比べると範囲が広いですので、早い段階からコツコツと勉強をする必要があります。
B 世界史と日本史との違い
世界史と日本史は同じ歴史科目です。
しかし、難易度としては世界史の方がやや上です。
その理由としては、
・日本史は小・中学校で基本的な内容を習っているが、世界史はほぼ初めて見る内容が多い
・日本史はほぼ日本の歴史だけを扱っているが、世界史はアジアやヨーロッパなど幅広い国の内容がある
といったことがあります。
ただし、世界史は日本史ほど細かい内容はやらないため、基礎が身につくと高得点が取りやすくなります。
このように、世界史は量が多いですので、定期テストの勉強を通じて基礎固めをしっかりとするようにしましょう。
C 定期テストの勉強をしっかりとやろう
文系の場合、共通テストや大学入試でどれだけ世界史がとれるかがカギになってきます。
例えば、共通テストでいえば、英語・国語・世界史で高得点を取り、数学・理科基礎・情報はしのぐかたちでいくのが基本的な戦い方になります。
そこで、世界史で高得点が取れないと共通テストの総合点は伸びないですし、英語・国語・世界史の3教科しかない私立大学の入試も合格しにくくなってしまいます。
また、私が今まで指導してきた生徒を見てみると、定期テストで点数が取れない生徒は共通テストでも点数が取れていない傾向にあります。
世界史は量が多いため、高3になってから一から勉強していたのでは到底間に合いません。
そのため、高2の定期テスト(もっと言えば高1の歴史総合)から全力で取り組むようにしましょう。
ここで一度習った内容をマスターしておけば、高3になったときの勉強がラクになってきます。
D 世界史ばかりをやりすぎない
先ほどは「世界史の勉強をやるように」という話をしましたが、逆に世界史の勉強のやりすぎにも気を付けてください。
歴史が好きな人は、世界史で満点が取れるようにやたら細かい所まで覚えようとします。
しかし、そうなると今度は他の教科の勉強ができなくなってしまいます。
そうならないためにも、どの教科もバランスよく勉強するようにしましょう。
定期テスト世界史探究のおすすめ勉強法は?
ア 教科書を読んで内容を思い出す
→教科書を読んで習った内容を思い出そう
定期テストの世界史探究のおすすめ勉強法の一つ目は、「教科書を読んで内容を思い出す」ことです。
最初から一問一答の暗記や問題集を覚えようとすると、歴史の流れが分からないまま勉強を進めることになってしまいます。
そうなると、定期テストではなかなか点数を取ることはできません。
そのため、まずは、教科書やノート、資料集、参考書などを読み、授業で習った内容を思い出して内容を理解するようにしていきましょう。
教科書の文章を読んで、ざっと歴史の流れをつかむようにして下さい。(この段階までは細かい内容を暗記する必要はありません。)
そして、教科書を読む際には本文だけでなく、
・写真(像・建物・人物など)や地図
・注釈
などもしっかりと目を通すようにしましょう。
また、授業のプリントが穴埋め問題形式のものであれば、そのプリントを使って語句を覚えていくのも効果的です。
なお、教科書の内容がよく分からない場合は、参考書などを読むと理解が深まります。
個人的におすすめする参考書は、KADOKAWAから出版されている「大学入試 ストーリーでわかる世界史探究」です。
この本を薦める理由としては、
・二冊で世界史の最初から最後まで簡潔にまとめられており使いやすい
といったところです。
早稲田や慶應などの難関私大を受ける人などはこの本では物足りないかもしれませんが、教科書の内容をより理解したい人はこの本が非常におすすめです。
イ 学校の問題集を完璧にする
→まずは太字の用語を完璧に覚える
定期テストの世界史探究のおすすめ勉強法の二つ目は、「学校の問題集を完璧にする」ことです。
A 語句と説明をリンクして覚える
問題集を解く際のおすすめは、最初から答えを全てワークに書きこんでしまうことです。
答えを赤ペンで書き、それを赤シートで隠して覚えると効果的です。
また、用語の暗記をする際の注意点としては、丸暗記をしないことです。
何回も暗記をしていると、出てくる順番や何となくの場所で語句を覚えてしまいます。
しかし、定期テストでは問題集からそのまま出るわけではないので、そのやり方では効果がありません。
そのため、丸暗記をせずに語句と説明をリンクして覚えるようにしましょう。
例えば、
であれば、
といったように、アクバルの説明にあたる部分に線を引き、「アクバル<語句>=ムガル帝国の君主でジズヤを廃止した<語句の説明>」をリンクして覚えるようにしましょう。
そうすることで、問題の形式が変わっても対応することができます。
B まずは太字から覚えよう
世界史の場合、範囲が結構広いですので、全ての用語を順番に覚えるのは非効率です。(時間に余裕がない場合は最後までいかない場合も出てくるため。)
そのため、メリハリをつけて勉強をすることが大切になってきます。
そこで最初は教科書の太字の用語の問題から覚えていくことをおすすめします。
それは太字の用語は重要度が高いため、定期テストで出る可能性は非常に高いからです。
ですので、まずは太字の用語を完璧に覚えるようにしましょう。
そして太字の語句を完璧にマスターしたら、太字以外の用語を覚えていくようにすると、満遍なくテスト範囲の内容を暗記をすることができます。
また、問題集の復習をする際には、
②場所(国名)や時代も確認する
の2段階で進めるといいでしょう。
例えば、「フランドル地方の都市は毛織物工業によって栄えた」という内容を覚えたとします。
しかし、
・いつの時代のことか?
といったことが分かっていないと、テストに対応することができません。
そのため、ただ用語を覚えるだけでなく、場所や時代も併せておさえるようにしましょう。
C 地図帳で場所を確認する
世界史の問題は地図が絡んだ問題が出てきます。
そのため教科書で出てきた地名や国名で場所が分からないものは必ず地図帳で確認をするようにしましょう。
そうすることで理解度が高まり、テストでいい点数が取れるようになります。
D 年号は覚えるべきか?
歴史の勉強で欠かせないのが年号暗記です。
ただ、年号は覚えにくく忘れやすいです。
そのためみなさんの中には年号を覚えるのが嫌だ、面倒くさいという人もいるでしょう。
しかし、年号を覚えることで時代の流れが分かるようになりますし、並び替え問題にも強くなります。
そのため、語呂合わせなどを使って年号もしっかりと覚えるようにしましょう。
なお、年号が覚えやすくなるための参考書としては、「元祖世界史の年代暗記法(旺文社)」がおすすめです。
ウ テスト前日・当日の勉強法
→忘れていないかどうか再度確認をしよう
高校生が定期テストの世界史探究で9割以上取るための勉強法の三つ目は、「テスト前日・当日に再度復習をする」ことです。
世界史探究は暗記科目であるため、一度できたと思った内容もしばらくすると忘れてしまいます。
そのため、テスト前日や当日も再度見直しをするようにしましょう。
ただ、前日や当日は他の教科の見直しもあるため、世界史探究に関しては、
・文化史など特に忘れやすい内容
を中心に短時間で見直すといいでしょう。
定期テスト世界史探究で高得点を取るための勉強スケジュールは?
定期テスト世界史探究のおすすめの学習スケジュールは以下の通りです。
A テスト週間前
テスト週間前には教科書やプリントを読んで、今まで習った内容を思い出すことをしていきましょう。
その際には教科書やプリントの文章だけを読むのではなく、史料やグラフなどもしっかりと読む込むようにして下さい。(資料集も読むことをおすすめします。)
また、プリントの中の重要語句の暗記や問題集の答えを全て赤ペンで書き込むことも事前にやっておきましょう。
ここまでをテスト週間に入る前にやっておくと、テスト週間中にスムーズに勉強をすることができます。
B テスト週間
テスト週間に入ったらやるべきことは、問題集の内容を完璧にすることです。
ここでは丸暗記をせずに、語句と語句の説明をリンクして覚えるようにしましょう。
また暗記する際には、全ての問題の答えが言えるようにし、次にその語句の場所や時代を確かめていくといったように2段階に分けて取り組むことをおすすめします。
最初から完璧に仕上げようとすると時間がかかりすぎてしまい、テスト本番までに全ての内容が仕上がらなくなる可能性もあるため、
②語句の場所と時代をおさえる(例 フランドル地方<語句>ーベルギーとフランス北部にまたがる地方<場所>ー中世<時代>)
という順番で進めるようにしましょう。
C テスト前日・当日
テスト前日や当日にやることは、覚えているかどうかの最終確認です。
世界史探究は暗記要素が強い科目であるため、何度もやらないと忘れてしまいます。
そこで、テスト前日と当日にもう一度解き方を確認するようにしましょう。