大学入試英語長文の勉強法|おすすめ問題集で読解力を効率アップ

 

 

たま吉
大学入試英語の長文読解の勉強法について知りたいニャー

 

と思っている高校生や浪人生のみなさん!

今回は「大学入試英語長文の勉強法|おすすめ問題集で読解力を効率アップ」についてみていきますよ。

 

 

大学入試英語長文の効率的な勉強法

 

 

✓内容

「大学入試英語の長文読解の勉強方法」について知りたい高校生や浪人生向けの記事です。

 

✓対象となる人

長文読解の勉強のやり方に困っている高校生及び浪人生

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

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たま吉
大学入試の長文読解の対策はいつから始めたらいいのかニャー?
モモ先生
高3の春から始めていくといいでしょう。

 

 

英語長文読解の対策を始める時期は、高3の春がおすすめです。

その理由としては、英語で一番配点が高いのは長文読解であるため、長文読解の勉強を優先すべきだからです。

そのためには、英単語・英熟語の暗記や英文法・英文解釈の復習を高2の終わりまでに完成させる必要があります。

特に早慶上智や旧帝大など、難関大学を志望する場合は早めに対策をするようにしましょう。

 

また、長文読解の勉強は、

①精読(SVOCを意識し、一文一文をじっくり読む)
②速読(返り読みをせずに英文を前から順番に読む習慣をつける)
③多読(様々なジャンルの英文を片っ端から読む)

といったことが必要になってきます。

そのため、時間をかけてじっくりと長文読解の対策をやるようにしましょう。

 

たま吉
高3の春から対策ができるようにしていきたいニャー

 

 

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たま吉
英語長文読解のおすすめ勉強法について知りたいニャー
モモ先生
「①精読→②速読→③多読」の順でやるようにしましょう。

 

 

ア まずは精読から始めよう

→精読から始めよう

 

 

A 精読の練習をする重要性

 

共通テストの英語リーディングでは短い時間で量の多い長文を読まないといけません。

そうなると、「共通テストで高得点を取るには速読の練習が必要だ」と思う人が出てくるかもしれません。

しかし、一つの文の意味や構造がよく分かっていないのに、速く読む練習をしても文全体の意味が分かるようにはなりません。

そのため、まずは一つ一つの文の意味をしっかりと理解しながら文を読んでいくことが大切になってきます。

 

例えば、「I know the boy who is playing soccer in the park.」という文であれば、

・I<主語> know<動詞> the boy<目的語> [who is playing soccer (in the park)]
*who以下はthe boyを修飾する語

といったように、SVOCや関係詞節などをその都度確認していくようにしましょう。

 

たま吉
まずは文を正しく読む練習から始めるといいニャー

 

 

B 精読用の問題集は「大学入試ハイパートレーニング」がおすすめ

 

精読の練習ができるおすすめの問題集は、「大学入試英語長文ハイパートレーニング(桐原書店)」シリーズです。

 

 

 

 

この問題集は、

・文にSVOCがふってあり、文の構造把握がしやすい
・文のカタマリごとにスラッシュが引かれており、スラッシュリーディングの練習ができる
・文章が易しめであるため初学者でも使いやすい

といった特徴があります。

そのため、英語長文の最初の問題集として非常におすすめです。

 

また、「大学入試ハイパートレーニング」の使い方は、

・巻末にある日本語訳を読み、内容を理解する
・「徹底精読」を読み、文の構造を把握する
・「速読トレーニング」で音声を聞きながらスラッシュリーディングの練習をする

がおすすめです。

ここでのポイントは、音読をする前に文の内容を理解することです。

文の内容を理解しないでいきなり音読練習をしてもあまり効果がありません。

そのため、まずは日本語訳を読む、SVOCを確認するといったことをしてから音読の練習をするようにしましょう。

 

モモ先生
まずは文の構造をしっかりと理解するようにしましょう。

 

 

イ 英文を速く読む練習をしよう

→返り読みをせず前から順に読めるようにしよう

 

 

A 英語は前から順番に読むようにしよう

 

精読をしてSVOCの構造が分かるようになってきたら、次は速読の練習をしていきます。

それは、文章が速く読む力をつけないと入試で時間内に解けなくなってしまうからです。(特に共通テスト)

そして、一般的に文章を読むのが遅い人の特徴としては、

・単語や熟語の知識がない
・SVOCがわかっていない
返り読みして読んでしまっている

といったことがあります。

 

ここで言う「返り読み」とは、英文に一度最後まで目を通してから訳し上げていく読み方のことです。

例えば、先ほどの「I know the boy who is playing soccer in the park.」という文では、

「I ① know⑤ the boy④ who is playing soccer③ in the park②.」と「①私は」+「②公園で」+「③サッカーをしている」+「④少年を」+「⑤知っている」という順番で読んでしまうということです。

しかし、これでは英文を最後まで見てから戻って読むことになり、時間がかかってしまいます。

 

そのため、英語を読むときにはカタマリごとに前から順番に読む習慣をつけるようにしましょう。

例えば、上の文では、「I know the boy(私は少年を知っている) /who is playing soccer(サッカーをしている) /in the park.(公園で)」という読み方になります。

こうすることで、英文を速く読めるようになります。

 

なお、ここでいうカタマリとは、

①コンマがあればその前で区切る
②前置詞+名詞があればその前で区切る
③接続詞(and,but,ifなど)があればその前で区切る
④to+動詞の原形<不定詞>があればその前で区切る
⑤分詞、関係代名詞、間接疑問文があればその前で区切る

といったルールを元に文を区切っていったものです。

そのため、文章を読むときは、上のルールに沿ってカタマリごとに意味をつかむようにしましょう。

 

たま吉
英語を前から読むことが大切なんだニャー

 

 

B 速読用の問題集は「大学入試ハイパートレーニング」がおすすめ

 

速読の練習ができるおすすめ問題集は、先ほど紹介した「大学入試ハイパートレーニング」シリーズです。

この問題集は「徹底精読」で英文がスラッシュされていますので、そこですっしゅリーディングの練習をすることができます。

繰り返し英文を読んで英語を前から順番に読めるようにしていきましょう。

 

また、別の問題集でおすすめなのが、「関正生のThe Rules英語長文問題集(旺文社)」シリーズです。

 

 

 

 

この問題集は全部で4冊ありますが、レベル1・2まではスラッシュリーディングがしやすい構成になっているため、「大学入試ハイパートレーニング」をやりこんだ人にはおすすめの問題集となっています。

 

モモ先生
英語を読むときは返り読みをしないようにしましょう。

 

 

 

 

ウ 様々なジャンルの文章をとにかく読もう

→最後の仕上げとしてできるだけ多くの文章を読むようにしよう

 

英文の速読までやれば共通テストの文章はほぼ問題なく読めるはずです。

しかし、二次試験では難易度の高い文章が出ます。

その文章が読めるようにするには、さまざまなジャンルの文章を片っ端から読む「多読」が必要になってきます。

 

二次試験では、最近話題となっている情報・教育・環境・医学などのテーマがよく出ます。

そのため、これらのテーマの内容をよく知るには、これらのテーマの背景知識を知ることが必要になってきます。

ここでは、さまざまなジャンルごとにおすすめの問題集を紹介していきます。

 

 

①「大学入試レベル別英語長文問題Solution最新テーマ編1・2・3(かんき出版)」

 

 

 

 

「大学入試レベル別英語長文問題Solution最新テーマ編」シリーズは、食料廃棄問題やAI、海洋汚染などの最新のテーマについて扱っている問題集です。

そしてこれらの背景知識をあらかじめ把握しておけば、多少知らない単語が出てきても何となく意味が分かります。

そのため、問題集に出てくる文章を音読することで、入試問題に対応する力がついていきます。

また、問題の解き方が詳しく書かれている、構文図解で文の構造を詳しく説明している、音読ができる仕様になっているといったこともおすすめポイントです。

 

 

②「速読英単語 必修編(Z会)」

 

 

 

 

英検2級レベルの長文の中で英単語を覚えることができます。

また、構文の解説も詳しいため、文章の内容をしっかりと理解することができます。

なお、姉妹書の「速読英単語 上級編(Z会)」は難関大学志望者の教材となります。

 

 

③「英検2級 文で覚える単熟語(旺文社)」

 

 

 

 

この本は本来は英検対策用の英単語帳ですが、大学入試対策としても使える問題集です。

「環境・資源」、「科学・技術」、「健康・医療」などのテーマごとに文章が並んでおり、入試に必要な知識を身につけることができます。

また、英語が得意な人は準1級のものを、逆に英語が苦手な人は準2級のものをといったように、レベルに応じた教材を使うことができるのも強みです。

 

モモ先生
入試までにできるだけ多くの文章を読むようにしましょう。

 

 

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