と思っている高校生のみなさん!
今回は「数学で高得点を狙う!高校生のための定期テスト勉強法とテクニック」についてみていきますよ。
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✓対象となる人
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【高校数学】定期テストでは何が出題される?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!定期テスト高校数学のおすすめ勉強法は?
高校数学の定期テストの範囲は、英語と並びテスト範囲が非常に広いのが特徴です。
目安としては、一回のテスト範囲でだいたい一つの単元が丸々テスト範囲になります。(進学校や理系ではもっと速いペースで授業が進んでいきます。)
また、数学は「数学Ⅰと数学A」、「数学Ⅱと数学B」といったように2科目あります。
そうなるとテスト範囲は2科目合わせて2単元以上の内容が範囲となるため非常に分量が多くなります。(提出物の量もとても多いです。)
もし、普段からワークを解いておかないと、テスト週間中は数学の問題集を解くことで終わってしまい、数学はもちろん他の教科の勉強もできないまま終わってしまいます。
そしてそれが積み重なると、どんどん学校の授業についていけなくなり、勉強への苦手意識が増えてしまいます。
そうならないためにも、普段からコツコツと数学の勉強をするようにしましょう。
また、問題形式は、
・応用問題(途中式などが必要な問題)40~50点前後
となっています。
中学とは違い、途中式をしっかりと書かないと減点されてしまいますので、そうならないように普段から式を書く習慣をつけるようにしましょう。
【高校数学】定期テストのおすすめ勉強法は?
ア 提出物を早めに終わらせる
→範囲が広いので早めに学校の教材を終わらせよう
A 学校の補助教材はいつ解くべきか?
定期テスト高校数学のおすすめ勉強法の一つ目は、「4STEP・クリアー・3TRIALなどの提出物を早めに終わらせる」ことです。
多くの学校ではテスト当日までに4STEP・クリアー・3TRIALといった学校教材を解いて提出しなければいけません。
しかし、4STEPなどの学校の教材は量が多く、解説も細かく書かれていないため、テスト週間に入ってから始めていたのでは到底間にません。
そのため、学校の授業で習った内容はその日のうちに解くことをおすすめします。
そうすることで、テスト週間に入る前には一通りの内容が終わっていることになるため、解き直しに専念をすることができます。
B 学校の補助教材のやってはいけない解き方は?
4STEP・クリアー・3TRIALといった補助教材は非常に問題量が多いです。
また、中には難易度の高い問題も混ざっています。
そのため、これらの問題をまともに解こうとすると、いくら時間があっても足りません。
もし、分からない問題があったときに、そこに何時間もかけて解こうとするやり方はあまりおすすめはしません。
その理由は他の教科の勉強に時間が回せなくなるからです。
数学という教科だけで考えるのであれば、粘り強く考えることは必要です。
しかし、みなさんは数学以外にも英語や古文、漢文、物理、化学などやらなければいけない教科はたくさんあります。
そうなると数学だけに時間をかけるわけにはいかなくなります。
ですので、数学にかけられる時間はあまりないということを意識しながら問題を解くようにしましょう。
C 学校の補助教材のおすすめの解き方は?
では、4STEP・クリアー・3TRIALといった補助教材を効率よく解くためにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、いきなり答えを見ることです。
多くの人は、
という流れで解いています。
しかし、これではただ問題を解いただけで終わっていて、「できる」ようにはなっていません。
できなかった問題ができるようにするには、自力で解けるように仕上げる必要があります。
そのためには問題を解き直すことが大事になってきますが、上の場合は解き直しをしていないため、数学ができるようにはならないのです。(勉強はやっているがなかなか数学ができるようにはならない典型的なやり方です。)
私がオススメする勉強法は、
②問題は解かずに、いきなり答え(解説)を見て解き方を理解する
③解き方を理解したら、答え(解説)を隠して自力で解けるかどうかを確認する
です。
これであれば、短い時間で解けますし、かつ解き方が頭の中に入るため確実にできるようになります。
そして、定期テストの場合、問題集にある問題の数字や式を少し変えただけの問題が多く出題されるため、解き方がしっかりと分かっていれば必ず高得点が取れます。
特に数学が苦手な人や数学の勉強に時間をあまりかけたくない人はこのやり方で解くことをおすすめします。
また、問題を解く際は、必ず途中式を書くようにしましょう。
数学の苦手は人は式をしっかりと書いていない人が多いです。
一つ一つの式には意味がありますので、途中式や条件などを必ず書く癖をつけるようにして下さい。
また、グラフや図も必ず書くようにしましょう。
D「なぜそうなるのか?」を理解しながら解く
高校の数学は理解していないと高得点を取ることは難しい科目です。
そのため、問題を解く際には、「なぜそうなるのか?」ということを常に意識して解くようにしましょう。
「なぜ、このような式になるのか?」
「なぜ、この問題でこの公式を使うのか?」
このようなことを意識しながら問題を解いていくと理解度が高まってきます。
なお、解説を読んでも分からない場合は、
・YouTubeの授業動画を見て理解する
・「クァンダ」のようなアプリを使って解き方を理解する
・学校の先生や塾の先生に聞く
といったことをして理解するようにしましょう。
イ 解く問題を絞って復習をする
→見直す際は解く問題数をできるだけ絞る
定期テスト高校数学のおすすめ勉強法の二つ目は、「テスト週間中の解き直しは解く問題を絞る」ことです。
テスト週間に入る前に提出する範囲の内容を一通り終えれば、テスト週間中は一度解いた問題の解き直しをすることができます。
ですが、先ほども言ったように、4STEP・クリアー・3TRIALなどの補助教材は量があまりにも多いため、全ての問題をもう一度解くことは効率が悪すぎます。(時間が絶対に足りなくなります。)
そこで、テスト週間中に問題を解き直す場合にはある程度問題を絞って解くようにしましょう。
では、数多くある問題の中でどの問題を解けばいいのでしょうか?
それは*<アスタリスク>がついている問題です。
4STEP・クリアー・3TRIALなどの補助教材の問題には*がついている問題があります。
そこを一通りやれば全ての範囲がカバーできるようになっています。
そのため*の問題だけをやるようにすれば、相当の時間を短縮することができ、かつテスト範囲の内容を全て確認できるためおすすめです。
また、A問題(基本問題)とB問題(応用問題)というように難易度が分かれている場合は、まずは基本問題を完璧にするようにし、その後応用問題に取り組むようにしましょう。
最初から応用問題までマスターしようとするとどうしても時間がかかってしまいます。
そのため、最初は基本問題を一通りやることをおすすめします。
なお、学校で「最低この問題番号の問題はできるように」といった指定がされる場合もあります。
その場合は、その問題が出題される可能性は極めて高いですので、その問題もしっかりと復習するようにしましょう。
ウ 復習のときもいきなり答えを見る
→3回は解かないとスラスラとけるようにならない
定期テスト高校数学のおすすめ勉強法の三つ目は、「最低3回は解き直す」ことです。
数学の問題ができるようになるには、最低3回は解き直すことが必要になってきます。
そして、みなさんは最初問題を解くときに、答えを見て解き方を理解し、その後自力で解く方法でやっていきました。
しかし、一回だけやっただけでは全ての問題がスラスラと解けるようにはなっていません。
そこでテスト週間中にやる解き直しも、もう一度答えを見て理解し、自力で解くというやり方でやってください。
そうすることで短い時間で解き直しを終えることができます。
また、既に1回はやっていますので、1回目よりかは短い時間でできるはずです
なお、数学の定期テストは分量が多いので、問題を見た瞬間に解き方が思いつく状態までもっていかないと最後まで解き切ることができません。
そのことを意識して解き直すようにしましょう。
エ テスト前日・当日の勉強法
→解き方を忘れていないかどうか再度確認をしよう
みなさんは、ここまでに問題集の問題を2回通り解きました。
そして、テスト前日と当日には3回目の勉強をします。
今までの2回は「いきなり答えを見て解き方を理解する→自力で解けるかどうかを確認する」というやり方でやっていきました。
それによってだいたいの問題は解けるようになったはずです。
そのため、この3回目は、問題を見て解き方が分かっているどうかの確認をします。
ただ、ここでは式などを書かずに、解き方の方針だけを確認することにしましょう。
そうでないと全ての*の問題の確認ができずに終わってしまうからです。
例えば、
という問題であれば、
①判別式D>0
②mについての二次不等式を解く
ということが分かっていれば解けます。
それが分かっていれば、特に式などをノートに書く必要はありません。
テンポよく進めて、他の教科の見直しにも時間を充てられるようにしましょう。
【高校数学】定期テスト数学向けのおすすめ参考書・問題集は?
ア【高校数学】おすすめの参考書・問題集は?
→チャート式は動画授業もあり非常に使いやすい
高校生の数学の定期テストの勉強をするにあたって、おすすめの参考書は数研出版から出版されている「チャート式」です。
この「チャート式」は数学の典型問題の解き方について詳しく書かれている参考書で、難易度に応じて、「白チャート」・「黄チャート」・「青チャート」・「赤チャート」といったものがあります。(白チャートが一番易しく、黄・青・赤と難しくなっていきます。)
そして、チャート式をおすすめする理由としては、
・白チャートは教科書レベルの問題の説明が分かりやすく、かつ定義や定理の説明が詳しい
・黄チャートと青チャートは全ての例題に動画授業がついていて非常に分かりやすい
といったことがあるからです。
また、一般的な難易度としては、
・クリアー:「黄チャート」
・3TRIAL:「青チャート」
というレベルですので、どのチャート式を使ったらいいかが分からない人は、上の目安を元に選んでいくといいでしょう。
但し、数学が苦手な人は無理に青チャートや黄チャートなどを使わずに、白チャートを使うといいでしょう。
イ 白・黄・青チャートの特徴は?
→根本的な内容を理解したい場合は「白」、難しい問題を解きたい場合は「青」
A 白チャート
「白チャート(数研出版)」は教科書レベルの内容の問題が中心に載っています。
また、定義などの根本的な内容の説明や多くの高校生が「?」になるであろう部分について詳しく解説しているため、持っていると数学の内容をかなり理解できるようになります。
特に共通テストでは、数学の根本的な内容について問われるため、白チャートで定義や定理をしっかりと理解しておくと安定した点数が取れるようになってきます。
B 黄・青チャート
「黄チャート(数研出版)」と「青チャート(数研出版)」は白チャートよりも難しい問題が載っています。
一つの目安としては、黄チャートが難関国公立大<文系>・中堅国公立大<理系>レベル、青チャートが難関国公立大<理系>レベルです。
この2冊の最大の特徴は、全ての例題が動画授業で解説されていることです。
そのため、4STEPやクリアーの解説を見ても分からないときは、青チャートや黄チャートで類似の問題を見つけ、そこから動画授業を見ることによって解き方が分かるようになります。
ただし、青チャートの問題はかなり難易度が高いので、数学が得意な人以外は手を出さない方がいいでしょう。
【高校数学】定期テスト数学で高得点を取るための勉強スケジュールは?
定期テストの数学で高得点を取るには事前の準備が必要です。
テスト週間に入ってから始めていたのでは間に合いません。
普段からコツコツと問題集を解くようにしましょう。
また、週末には分からない内容の復習をするようにして下さい。
なお、数学のおすすめの学習スケジュールは以下の通りです。
A テスト週間前
テスト週間前には、4STEP・クリアー・3TRIALなどの補助教材を一通り解き終えるようにしましょう。
普段宿題以外の勉強をせずに、テスト週間に入ってからこれらの補助教材を解き始めていたのでは到底間に合いません。
そうならないためにも、テスト週間に入る前に数学はある程度仕上げておくといいでしょう。
学校で習った内容は、その日のうちに復習をする(補助教材を解く)習慣をつけるようにして下さい。
また、分からない問題は参考書で調べるなどして解決するようにしましょう。
なお、先に用語の意味や公式を覚えてから問題を解くようにしましょう。
B テスト週間
テスト週間に入ったらやるべきことは、補助教材の問題の中にある*<アスタリスク>のついた問題の復習を中心にやるようにしましょう。
全ての問題を解き直している時間はありません。
*のついている問題を中心に見直すようにしましょう。
C テスト前日・当日
テスト前日や当日にやることは、*の問題が解けるかどうかの確認です。
数学の問題は何度も復習しないとできるようにはなりません。
そこで、テスト前日と当日にもう一度解き方を確認するようにしましょう。
問題を見た瞬間にぱっと解き方が分かる状態にまで仕上げるようにして下さい。