と思っている高校生や浪人生のみなさん!
今回は「大学受験英熟語の効率的な覚え方|おすすめ参考書を紹介」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
【大学入試】英熟語の暗記はいつから始めるべきか?
【動画】「とよはし練成塾」塾長が話す!大学受験英熟語の効率的な覚え方|おすすめ参考書を紹介
ア そもそも英熟語は覚える必要があるのか?
→英熟語を覚えると文章の意味が分かりやすくなる
熟語とは「take part in~【~に参加する】」、「hand in~【~を提出する】」といったような言葉のカタマリのことです。
そして、英熟語の勉強はいるかどうかと言われたら、絶対に必要です。
それは、
・空所補充などの問題で英熟語の知識を問う問題が出てくるから
といった理由があるからです。
そのため、大学入試の英語の勉強は、英単語と英文法の勉強だけすればいいのではなく、英熟語の暗記もぜひするようにしていきましょう。
イ 英熟語の暗記はいつから始めるべきか?
→共通テストレベルの英単語をマスターした後で始めていこう!
英熟語の暗記は、共通テストレベルの英単語を完璧に覚えた後で始めていくといいでしょう。
それは、英単語の意味を知っていれば英熟語は覚えやすくなるからです。
そして、英熟語を覚えるときには、先に「基本動詞(go,getなど)」と「前置詞(at,inなど)」の意味(イメージ)をつかむことからやっていくと効率よく覚えることができます。
なお、英単語・英熟語は高1・高2のうちに仕上げるとベストです。
ここでしっかりと仕上げておくと、ネクステやVintageなどの文法・語法問題集をやる際にサクサクと解けるようになります。
【大学入試】短時間で覚える英熟語の暗記方法は?
ア 最初は覚えているかどうかをチェックする
→最初は全ての英熟語に目を通すこと!
最初は英熟語帳にある英熟語を覚えているかどうかのチェックを一つずつしていきましょう。
そして、覚えていなかった英熟語(知識があいまいな英熟語も)にはバツ印をつけ、後で覚えるようにします。
イ 覚えていなかった英熟語を覚える
→1回目でできた英熟語はもうやらなくていい!
今まで覚えていなかった英熟語をいきなり覚えようとしてもなかなか覚えられるものではありません。
そこでおすすめなのが、本格的に熟語を覚える前に先に熟語と意味を何度も読んでみることです。
例えば、「be aware of~」という熟語は、「~に気がついている」という意味です。
そこで、「be aware of、~に気がついている、be aware of、~に気がついている」と2回ずつ読みます。
それが読み終えたら、次の熟語も同じように熟語と意味を交互に2回ずつ読みます。
それを100語分一気に読んでいき、一日朝晩の2セット行います。
これを5日間行い、その後で初めて暗記に入っていきます。
例えば、日曜日から1週間で問題集の100個の英熟語を覚えるとしたら、
・月 朝晩各2回ずつ100個の英熟語と意味を声に出して読む
・火 朝晩各2回ずつ100個の英熟語と意味を声に出して読む
・水 朝晩各2回ずつ100個の英熟語と意味を声に出して読む
・木 朝晩各2回ずつ100個の英熟語と意味を声に出して読む
・金 暗記
・土 最終チェック
という感じでやります。
最初の5日間は音読に徹し、6日目(金曜日)に暗記をします。
ただ、いきなり暗記するのに比べると、日~木の間で20回英熟語と意味を読んでいますので圧倒的に覚えやすくなります。
そして、最後の7日目(土曜日)に最終チェックをします。
こうやって覚えると忘れにくくなるため、ぜひこのやり方で覚えてみてくて下さい。
ウ 後日覚えたかどうかを確認する
→時間を空けて復習することで頭の中に残る!
一度覚えた英熟語は放っておくと忘れてしまいます。
そのため、いつまでも頭の中に残しておくには何回も復習する必要があります。
おすすめは次の日の朝に復習することです。
それは寝ている間に脳は情報を整理するため、起きてすぐに再度復習をすると記憶として残りやすくるからです。
また、一回復習しただけでは完全には覚えることはできないので、その後は忘れないようにこまめに復習をしていきましょう。
復習をするたびに忘れにくくなり、知識として頭の中に残るようになっていきます。
【大学入試】おすすめの英熟語帳は?
ア 英熟語帳はどれがおすすめか?
→例文の中で英熟語を覚えるタイプのものがおすすめ
英熟語帳は大きく、
②長文の中で英熟語を覚える英熟語帳
の2種類があります。(①は「英熟語ターゲット」や「解体英熟語」が、②は「英熟語ターゲットR」や「速読英熟語」などが定番の参考書です。)
その中で私は上の①の「例文の中で英熟語を覚えるタイプの英熟語帳」をおすすめします。
その理由は、
・長文タイプの場合はある程度の単語力・文法の知識がないと読みこなせない
といった理由があるからです。
そのため、「英熟語ターゲット」や「解体英熟語」といった英熟語帳を使っていくといいでしょう。
イ「英熟語ターゲット1000」がおすすめ
→英単語と同じように英熟語もゴリゴリと覚えていこう
大学入試に向けたおすすめ英熟語帳は、「英熟語ターゲット1000(旺文社)」です。
この本は共通テストや大学入試でよく出る英熟語が1000個載っている英熟語帳です。
全部でPART1~5までありますが、最低でもPART4までの熟語はしっかりと覚えるようにしましょう。
また、「速読英熟語(Z会)」は英文の中に覚えるべき熟語が載っている英熟語長です。
この問題集は、左ページに英文、右ページに日本語訳があり、次のページに英熟語の意味が載っています。
また音声も聞くことができるので、単に英熟語を覚えるだけでなく、速読・多読の練習にもなります。
英単語をしっかりと覚えている人や、英文法がある程度仕上がっている人はこちらの本を使っていくと長文読解の練習にもなります。(文法の知識が弱い人は無理に使わない方がいいです。)
ウ 英熟語を覚える余裕がない人へ
→スクランブル英文法・語法などの問題集を使って覚える
みなさんの中には、英熟語を覚えている時間がない人がいるかもしれません。
英語は、英単語や英熟語を覚え、英文法や英文解釈の勉強をし、さらに文章を数多く読むことで、ようやくできるようになってくる教科です。
そのため、本来は英熟語帳を使ってしっかりと英熟語を覚える必要があります。
ですが、受験生は英語以外にも数学や国語、理科、社会、情報といった教科も勉強しなければいけません。
ですので、場合によっては英熟語帳を使った暗記をカットせざるを得ないということも出てきます。
その場合には、学校で使う「スクランブル英文法・語法」のような文法の総合問題集で対応するようにしましょう。
それは、このような問題集には、文法や語法の問題だけでなく、熟語の問題も載っているからです。
少なくとも、そこで出てくるものはしっかりと覚えるようにして下さい。
そうすることで、最低限の熟語の知識は身につけることができます。