と思っている中学生のみなさん!
今回は「【豊橋市の中学生必見】塾講師直伝!定期テストで点数UPする勉強法」についてみていきますよ。
✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
- 1 定期テストのスケジュールを知ろう!学期ごとの試験日程
- 2 【時期別】定期テストの問題傾向は?
- 3 授業で差をつけよう!ノートの取り方と授業態度を良くするコツ
- 4 豊橋市の中学生必見!テスト勉強のスケジュールで点数UPするコツ
- 5 定期テスト目標点数と順位をどうやって決める?
- 6 豊橋市の中学生必見!塾講師が教える教科別おすすめ勉強法
- 7 定期テストで高得点を取るためのおすすめ勉強法
- 8 テスト前日の過ごし方とおすすめ勉強法
- 9 定期テストで結果を出すための心構え
- 10 成績アップにつながるテスト直しのやり方
- 11 【中1・中2】今からできる!愛知県高校入試に向けたおすすめ勉強法
- 12 高校入試対策コースについて
定期テストのスケジュールを知ろう!学期ごとの試験日程
中学生になると、定期テスト(豊橋市は3学期制のため、テストは年5回実施)や実力テスト、課題テストなど多くのテストがあります。
いつテストがあるかをあらかじめ知っておくことで、テストに向けてスムーズに準備ができるようになるため、1年間の大まかな流れをつかむようにしましょう。
ア 中1
A テスト日程
6月 1学期期末テスト
9月 課題テスト
10月 2学期中間テスト
11月 2学期期末テスト
1月 課題テスト
2月 学年末テスト
*他に実力テストや漢字コンクール、計算コンクールなどのテストがあります。
B 小学校との違い
小学校と中学校では、勉強面や生活面で大きな違いがあります。
その点を考慮して、中学校生活を過ごすことが大事になってきます。
【勉強面での違い】
小学校 | 中学校 | |
授業の進め方 | ゆったりめ 復習する時間が多い |
速い 復習する時間が少ない |
先生 | 担任の先生が全て教えるため質問がしやすい | 科目ごとに先生が違うため質問がしにくい |
算数(数学) | 数字中心の式でイメージしやすい | 文字中心の式となりイメージしにくい |
英語 | 話すこと聞くことが中心 | 文法を本格的に学ぶ 読むことが中心 |
テスト | 月1回程度 テストの範囲が狭い 基本問題しか出ない |
年5回 テストの範囲が広くなる 応用問題が出る |
授業時間 | 40~45分 | 45~60分 |
【生活面での違い】
小学校 | 中学校 | |
通学方法 | 徒歩 | 徒歩か自転車 *通学範囲が広くなる |
同級生 | 同じ校区 | 複数の小学校区 |
部活 | ぼちぼちある | 部活によっては練習が厳しい部もある |
帰宅時間 | 15~16時 | 16時~19時 |
親に対する態度 | わりと素直 | 反抗期に入ることが多い |
このように小学校と中学校とでは違いがたくさんあります。
そのため、まずは学校生活に慣れることに力を入れていきましょう。
イ 中2
A テスト日程
6月 1学期期末テスト
9月 課題テスト
10月 2学期中間テスト
11月 2学期期末テスト
1月 課題テスト
2月 学年末テスト
*他に実力テストや漢字コンクール、計算コンクールなどのテストがあります。
*基本的には中1と同じです。
B 中だるみに注意
中1のころは初めてのことばかりで緊張感をもって過ごす人が多かったですが、中2になると中だるみ状態になる人が多くなります。
それは、最初の1年間で一通りのことを経験したため刺激がなくなり、その結果、緊張感のない生活になってしまうからです。
また、中2になると学校の授業が難しくなります。
そうなると、学校の授業についていけなくなり、それが続くと勉強へのモチベーションが大幅に下がってしまいます。
このようなことから、中2の時期は中だるみ状態をいかに防いでいくかが大事になってきます。
そのためには、
・英検・漢検などの試験にチャレンジして刺激を入れる
・テストの点数や順位などの目標を決めて勉強する
といったことを取り入れていくことをおすすめします。
そうすることで、充実した学校生活を過ごすことができるでしょう。
ウ 中3
A テスト日程
6月 1学期期末テスト
9月 課題テスト
10月 2学期中間テスト
11月 2学期期末テスト
1月 愛知県私立高校推薦入試
1月 学年末テスト(中1・中2のころより時期が早いので注意)
1月 愛知県私立高校一般入試
2月 愛知県公立高校推薦選抜・特色選抜
2月 愛知県公立高校一般入試
*他に実力テストや漢字コンクール、計算コンクールなどのテストがあります。
*年明けからは愛知県高校入試が始まります。体調管理をしっかりとして入試に臨むようにしましょう。
B テスト勉強と受験勉強との両立が大事
中3生はテスト勉強と高校入試に向けた勉強をどう両立していくかが大事になってきます。
個人的におすすめなのが、普段は高校入試に向けた勉強をして、テスト前は定期テスト勉強に切り替えて勉強するやり方です。
中3の2学期の内申点が受験では使われます。
そのため、内申点を上げるためにも、テストで高得点を取ることが大切になってきます。
その点を踏まえた上で勉強を進めるようにしましょう。
【時期別】定期テストの問題傾向は?
定期テストは学年や時期によって問題傾向が変わってきます。
ですが、大まかな問題傾向を知ることで、効率よく勉強をすることができます。
ここでは、時期別の定期テストの問題傾向についてみていきます。
ア 中1
A 1学期中間・期末テスト
国語 | ・漢字の読み書き ・文法(文節・単語など) ・教科書本文 |
数学 | ・計算問題が完璧にできるようにする(途中式を書く) ・小学校の復習(図形・文章題・グラフなど) |
理科 | ・植物、動物の内容を整理する ・小学校の復習 |
社会 | ・歴史は縄文時代~古墳時代まで、地理は地球儀・地図・世界の気候・宗教など ・小学校の復習 |
英語 | ・アルファベット、英単語 ・英文法(be動詞、一般動詞、助動詞canなど) ・教科書本文 |
・最初のテストですので、そこまで範囲は広くありません。スタートダッシュが切れるようにしっかりと勉強するようにしましょう。
・中間テストでは小学校の内容も入ってきます。そのため、小学校の内容も必ず復習するようにして下さい。
B 2学期中間・期末テスト
国語 | ・漢字の読み書き ・文法 ・教科書本文 |
数学 | ・方程式の計算と文章問題 ・比例、反比例 |
理科 | ・化学(密度・濃度・気体の性質) ・物理(光・音) |
社会 | ・歴史(古墳時代~平安時代) ・地理(世界地理) |
英語 | ・英単語 ・英文法(小学校の復習、三人称単数のsなど) ・教科書本文 |
・1学期のテストよりも範囲が広くなり、かつ問題が難しくなってきます。そのため、1学期に点数がよかった人は油断せずに取り組むようにしましょう。
・この時期から英語や数学でついていけなくなる人が増えてきます。そのため、学校の授業が分からなくなってきたら早急に復習をしてください。
C 学年末テスト
国語 | ・漢字の読み書き ・文法 ・教科書本文 |
数学 | ・平面図形 ・空間図形 ・今までの復習(計算・文章題・比例反比例) |
理科 | ・物理(光・音) ・地学(火山・地震) |
社会 | ・歴史(平安時代~室町時代) ・地理(世界地理) |
英語 | ・英単語 ・英文法(現在進行形、過去形など) ・教科書本文 |
・どの教科も範囲が広く、かつ難易度が上がります。加えて実技教科もあるため、早い時期からテスト勉強をすることが大切です。
・1年間で習った内容が復習問題として出ることもあります。そのため、普段から今まで習った内容を復習するようにしましょう。
イ 中2
A 1学期中間・期末テスト
国語 | ・漢字の読み書き ・文法(文節・単語など) ・教科書本文 |
数学 | ・文字と式、連立方程式 ・中1の内容(図形) |
理科 | ・分解、化学反応式、酸化還元 ・中1の内容(地震・地層・化石など) |
社会 | ・歴史は安土桃山~江戸時代の初期まで、地理は地形図、地形、雨温図、人口など ・中1の内容 |
英語 | ・未来形、接続詞、不定詞 ・中1の内容 |
・中間テストは中1の内容が入ることがあります。そのため、これらの内容もしっかりと復習するようにしましょう。
・数学は計算問題中心で易しめですが、理科は化学分野であるため難易度はやや高めです。
B 2学期中間・期末テスト
国語 | ・漢字の読み書き ・文法 ・教科書本文 |
数学 | ・一次関数 ・図形と合同 |
理科 | ・生物(植物、動物) ・物理(オームの法則など) |
社会 | ・歴史(江戸時代) ・地理(日本の農業・工業、九州、中国・四国地方) |
英語 | ・英単語 ・英文法(不定詞・助動詞) ・教科書本文 |
・数学は一次関数、図形の合同、理科は生物と電流、磁界と難しい分野が範囲となります。そのため、まずはしっかりと内容を理解してから取り組むようにしましょう。
C 学年末テスト
国語 | ・漢字の読み書き ・文法 ・教科書本文 |
数学 | ・図形と合同 ・三角形と四角形 |
理科 | ・物理(電流・磁界) ・地学(天気) |
社会 | ・歴史(幕末~明治初期) ・地理(日本地理) |
英語 | ・英単語 ・英文法(動名詞、比較、受け身など) ・教科書本文 |
・どの教科も範囲が広く、かつ難易度が上がります。加えて実技教科もあるため、早い時期からテスト勉強をすることが大切です。
・1年間で習った内容が復習問題として出ることもあります。そのため、普段から今まで習った内容を復習するようにしましょう。
ウ 中3
A 1学期中間・期末テスト
国語 | ・漢字の読み書き ・文法(文節・単語など) ・教科書本文 |
数学 | ・因数分解、平方根、二次方程式の計算 ・中2の内容(確率) |
理科 | ・力、等速直線運動、仕事、エネルギー ・中2の内容(天気) |
社会 | ・歴史は明治~令和(最後まで) ・中2の内容 |
英語 | ・現在完了、不定詞 ・中2の内容 |
・中間テストは中2の内容が入ることがあります。そのため、これらの内容もしっかりと復習するようにしましょう。
・数学は計算問題中心で易しめですが、理科は物理分野であるため難易度はやや高めです。
B 2学期中間・期末テスト
国語 | ・漢字の読み書き ・文法(文節・単語など) ・教科書本文 |
数学 | ・二次方程式の文章題 ・二次関数、相似 |
理科 | ・生物(細胞分裂・遺伝・食物連鎖) ・化学(電気分解・イオン・電池・中和) |
社会 | ・公民(現代社会~政治) |
英語 | ・間接疑問文、分詞、関係代名詞 |
・数学は文章題、関数、図形、理科は生物と化学と難しい分野が範囲となります。そのため、まずはしっかりと内容を理解してから取り組むようにしましょう。
・社会は公民分野に入るとテスト範囲が広くなるので、早い時期からテスト勉強を始めるようにしてください。
・この時期の特徴としては、「復習問題が出る」・「入試レベルの問題が出る」といったものがあります。ですので、今まで習った内容をしっかりと復習しましょう。
授業で差をつけよう!ノートの取り方と授業態度を良くするコツ
テストの点数を上げるには、テスト勉強だけでなく、授業の受け方やノートの取り方も大事になってきます。
また、みなさんの中には部活やクラブなどで忙しくて、勉強になかなか時間がとれない人がいるかもしれません。
ここでは、学校での授業の受け方を中心にみていきます。
ア 授業の受け方
授業を受ける上での心構えとしては、
・あらかじめ予習をしておく
・先生の言った内容をメモする
・授業中に内容をできるだけ頭に入れる
といったものがあります。
まず、授業中に眠ってしまうのはNGです。
それは、授業中に寝てしまうと、
・授業の内容が分からなくなる
・家でもう一回勉強しないといけなくなり二度手間になる
といったことがあるからです。
そのため、授業中眠くならないように、睡眠時間はしっかりととるようにしましょう。
ただ、人間は2時ぐらいになると眠くなるようになっているため、午後の授業になるとどうしても眠くなってしまいます。
その場合は、授業が始まる前に少し寝るなどして眠気を解消するようにしてください。
また、授業の前にサラッとこれから習う内容に目を通すことをおすすめします。
こうすることで、これから習う授業の内容が分かるようになりますし、分からないところがあればそこを特に集中して聞けるようになります。
ただし、予習よりも復習の方が大事ですので、時間に余裕がない場合は、復習を優先するようにしましょう。
イ ノートの取り方
A ノートをとる意味
みなさんは当たり前のように授業中にノートを取っていますが、なぜノートを取っているかその理由は分かりますか?
それは、授業で習った内容を後で復習するためにノートが必要だからです。
どんな人でも授業で習った内容をずっと覚えているわけではなく、そのほとんどは忘れてしまいます。
そのため、授業で習った内容を思い出すためにノートを書く必要があるのです。
黒板に書いた内容や先生が話した内容などをノートに書くことによって、いつでも授業の内容を思い出すことができます。
授業の内容を覚えておくためにノートを書く必要があるのです。
B ノートの取り方
次に中学生の成績が上がるノートの取り方やまとめ方についてみていきます。
授業ノートをまとめる際に意識したいポイントは以下の通りです。
・余白を作る
ノートはできるだけ余白を作りましょう。
そうすることで追加で情報を書きこみたいときに書くことができます。
また、余白がないと字が見づらくなってしまうので、できるだけ余白を作るようにしてください。
・ノートに書く色は3色(黒・赤・青)までにする
ノートに書く色は3色までにしましょう。
それは、使うペンが多すぎると、ペンを持ち返えたり、どの色のペンを使うかで迷ったりしてノートを書くのに時間がかかってしまいます。
そうなると、授業中に内容を書き切れなくなってしまうことも出てきてしまいます。
そのため、使う色は3色までにしましょう。
また、色ペンのおすすめの使い方は、
・青 注意すべき内容を書く
・黒 それ以外を書く
です。
こうすることで、見やすくかつ復習しすいノートになります。
・丁寧に書きすぎない
みなさんが授業に最優先でやるべきことは、授業をしっかりと聞くことです。
そうすることで、今習っている内容を理解することができます。
一方で、丁寧に字を書くなどノートにまとめることに意識が行ってしまうと、聞くことがおろそかになってしまい授業の内容が理解できなくなってしまいます。
ノートは人に見せるものではなく、後で復習する用に使うものです。
そのため、ノートをまとめることに時間をかけすぎないようにしましょう。
・日付や教科書のページ数をつける
ノートに日付をつけることでいつ授業で習ったかが分かるようになります。
また、教科書のページ数をつけることで、何か調べたいときにすぐに探し出すことができます。
後で振り返ってみることを意識してノートをまとめるようにしましょう。
・板書内容だけでなく先生の話した内容もメモをする
黒板に書いてある内容だけでなく、先生が話した内容(特に「ここ重要」と話した内容など)もメモをするようにしましょう。
そうすることで、授業で習った内容が頭の中に残りやすくなります。
・1教科2冊ずつノートを用意する
ノートは教科ごとに分けるようにしてください。
それは、1冊の中に複数の教科の内容が書かれていると、いざ復習をするときに使いづらいからです。
さらに言えば、一教科で2冊ずつノート(授業ノートと自習用ノート)を用意することをおすすめします。
ウ 勉強と部活を両立する方法
A 勉強と部活が両立できない原因
「部活が忙しくて家で勉強ができない・・・」
こう思っている人はいませんか?
中学校生活の中で一番大事なことは勉強です。
それは、勉強をしっかりやらないと志望する高校に進学できない可能性が高まりますし、何よりも大人になってから困ってしまうからです。
そのために、どんなに部活が忙しくても家に帰ったら勉強するようにしましょう。
また、勉強と部活が両立できない原因について考えることも必要です。
一般的に、勉強と部活が両立できない原因は、
・家に帰るのが遅くて勉強時間が確保できない
・時間の使い方が悪い
といったことがあります。
そのため、まずはみなさんがなぜ両立できないのかを考えて、その上でどうすれば両立ができるようになるのかを考えていくようにしましょう。
B 部活を辞めれば勉強に集中できるのか?
みなさんの中には、「部活が大変すぎて勉強できる時間がない。だったら部活を辞めよう。」と思っている人がいるかもしれません。
しかし、そもそも勉強習慣のない人が部活を辞めたところで勉強するかといったらそんなことはありません。
例えば、部活があったときは夜7時に家に帰っていたとします。
それが仮に部活を辞めるとなると、夕方の5時に帰ることができます。
本来であれば、この2時間を勉強時間に充てることができます。
ですが、勉強習慣のない人は、「7時まではもともと部活をしていた時間だから、この時間はゆっくりしよう。」と思って、ついスマホを触ったり、テレビを見たりしてしまいます。
これでは部活を辞めた意味がありません。
このように、勉強習慣がない人が部活を辞めても何も変わりません。
そのため、部活を辞めるかどうかを考える前に、まずは自分には勉強習慣があるのかどうかを振り返るようにしましょう。
C 勉強と部活を両立する方法
勉強と部活を両立するためのおすすめの方法は、
・朝早く起きて勉強する
・勉強のやり方を変える
などがあります。
まずは、仮眠をとることです。
家に帰ったら眠くなってしまう人は15分程度の仮眠をとることをおすすめします。
仮眠をとることで、眠気を解消することができて勉強に集中することができます。
ただし、仮眠をとるときには、
・30分以上は寝ない(寝すぎると夜眠れなくなる)
・デスクにうつぶせて眠る
・寝る前にコーヒーやお茶を飲んでおく
・起きた後やる教科書やノートを先に開いておく
といったことをするといいでしょう。
疲れた状態で無理に勉強をしても集中力が続きません。
そのため、仮眠をして眠気をなくしてから勉強するようにしましょう。
また、夜は早く寝て、朝早く起きて勉強するというやり方もあります。
朝早く起きて勉強をするメリットは、
・朝は周りが静かであるため集中して勉強ができる
・学校に行くまでの時間が限られているため集中して勉強ができる
・朝早く起きるため、余裕を持って学校に行くことができる(遅刻などの心配がない)
といったことがあります。
このように朝早く起きて勉強することはメリットが多いです。(夜は朝までの時間が長いためダラダラと過ごしがちです。)
そのため、朝すんなりと起きられる人は、朝型の生活をすることをおすすめします。
なお、部活で忙しい人は周りの人に比べるとどうしても勉強量は少なくなってしまいます。
そのため、周りの人に勝つには勉強の質を高めるほかありません。
そこで、今やっている勉強を見直して、短い時間でも成果が出る勉強方法に変えるようにしましょう。
例えば、
・問題を解いた後は必ず解説を読む
・間違えた問題だけに絞って復習する
・苦手な科目を優先的に勉強する
といったことをすることで、質の高い勉強をすることができます。
自分の勉強方法が正しいのかどうかを振り返り、改善できるところは改善するようにしましょう。
豊橋市の中学生必見!テスト勉強のスケジュールで点数UPするコツ
定期テストで高得点を取るには、計画をしっかりと立てることが大切になってきます。
ここでは、どのような計画を立てたらいいかについて詳しくみていきます。
ア テスト勉強を始める時期
定期テストの勉強を始める時期は、テスト本番の2~3週間前から始めるといいでしょう。
そして、テスト勉強の具体的な流れとしては、
②テスト週間:学校のワークやプリントを見直す
③テスト前日・当日:気になるところを重点的に復習する
がおすすめです。
まずは、テスト週間に入るまでに、今まで習った内容のワークやプリントを解き終えるようにして下さい。
そうすることで、テスト週間中は見直しに専念できるようになります。
一回ワークを解いたとしても、しばらく時間がたつとその内容を忘れてしまいます。
ですので、テスト当日までに何回か見直すことで忘れずにテスト本番に臨めるようになります。
イ 最低3時間以上は勉強する
A 理想の勉強時間
定期テストの勉強時間の目安は、
・土日8時間
です。
また、テストで高得点を取りたい人は、平日4~5時間、土日は10~12時間は勉強するようにしましょう。
ただ、勉強習慣がない人は、いきなり長い時間勉強するのは負担がかかります。
そのため、テスト週間に入る前から少しずつ勉強時間を増やしていくと、スムーズに勉強をすることができます。
B スケジュールを決めるときは勉強の内容で決める
また、勉強時間は一つの目安とするようにしましょう。
それは、勉強時間で学習スケジュールを組んでしまうのはよくないからです。
例えば、「8時間勉強する」とした場合、極端なことを言えばその間ぼーっとしていても勉強時間にカウントされてしまいます。
それで終わってしまっていては、できたことにはなりません。
そのため、学習スケジュールを組むときは、勉強時間ではなく勉強の内容で決めるようにしましょう。
例えば、
・数学:ワークを8ページ分解く
・国語:教科書の文章を読み返す
・社会:歴史の用語を漢字で書けるようにする
・理科:実験の内容を確認する
といったように、その日にやるものを決めていくことをおすすめします。
ウ テスト範囲をよく見る
ここからは具体的な計画の立て方について見ていきます。
A テスト範囲を見てやるべきことを書き出す
テスト週間になるとテスト範囲が発表されます。
そこでは、テスト範囲だけでなく、ポイントとしてやったほうがいい内容やテストに出る内容などが書かれています。
ですので、まずはそれを計画表に書き出し、テスト週間中にやるべきことを整理していきましょう。
例えば、英語で、
・文法は比較と受け身の内容をしっかりと復習しよう
・教科書の本文に関する問題も出題します
・ワークやプリントで出てくる長文からも出題します
と書かれていた場合、テスト週間中にやるべきことは、
・文法の復習(比較、受け身)
・教科書の音読
・ワークやプリントの解き直し
などがメインになってきます。
このように計画を立てることで、点数アップにつながる勉強をすることができます。
B 前回のテスト問題を見て、自分の課題を見つける
また、前回のテスト範囲を見て、自分の課題は何だったのかを確かめることも必要です。
そして、テスト問題を見るときには、
・時間配分はよかったのか?
・何を勉強する必要があるのか?
といったことを意識しながら振り返るようにして下さい。
例えば、前回のテストで数学の点数が悪かった場合は、今回のテストでは数学を重点的に勉強するようなスケジュールを組むようにしましょう。
そうすることで点数アップにつながっていきます。
C 一日にやる量を日割りする
全体のやるべき量が分かったら、次にこれを日割りにして1日にやるべき量を決めていきます。
例えば、数学の問題集の範囲が30ページあったとすると、
・火 7~12ページ
・水 13~16ページ
・木 17~22ページ
・金 23~26ページ
・土 27~30ページ
・日 予備日
といったように、1日にやる量を分けていくようにしましょう。
そして、勉強が終わったものは線で引いていくと勉強の進み具合が一目でわかるようになります。
また、スケジュールを日割りするときに気を付けるべきことは、
②塾などがあって忙しい日は勉強の量を少なめにする
といったことがあります。
計画倒れにならないように、無理のない計画を立てるようにしましょう。
また、計画と実際の進み具合があまりにもズレてきたときは、再度計画を立て直すようにして下さい。
定期テスト目標点数と順位をどうやって決める?
定期テスト勉強をする前に一つやってほしいことがあります。
それは定期テストの目標点数や目標順位を決めることです。
それは目標を決めることで、その目標に達成するために勉強をすることができます。
逆に言えば、目標がないと何のために勉強をしているのかが分からなくなり、勉強へのモチベーションを高めることができません。
そのため、「●●君(さん)に勝つ」・「テストで●●点とる」といった目標を決めて、そこからテスト勉強に取り組むようにしましょう。
ア よくない目標点数や順位の立て方
最初に、定期テストのよくない目標点数の決め方についてみていきます。
なお、ここでは例として、前の定期テストで、
国語 | 数学 | 理科 | 社会 | 英語 | 合計 |
60点 | 40点 | 50点 | 70点 | 80点 | 300点 |
の点数を取った生徒で見ていきます。
A 目標点数が高すぎる
国語 | 数学 | 理科 | 社会 | 英語 | 合計 |
90点 | 80点 | 80点 | 90点 | 100点 | 440点 |
前のテストが300点なのに次のテストは440点と、急に点数を上げるような目標にすると、あまりにも非現実的な目標になってしまいます。
得意な教科はまだしも、苦手な教科はそんなすぐに成績が上がるものではありません。
ですので、これではただ目標を立てているだけになってしまい、ここから具体的な計画を立てることが難しくなってしまいます。
そのため、少し点数を落として、より現実的な目標を立てるようにしましょう。(前回の点数+10点くらいが目標点数の上限とするようにして下さい。)
また、上のような具体的な点数設定をせずに、「次のテストを頑張る」といったような目標を立てる人もいます。
ただ、これでは「何を頑張るのか」といったものがないため、これも勉強計画が立てづらくなってしまいます。
ですので、目標を決めるときには必ず具体的に決めるようにしましょう。
B 目標点数が低すぎる
国語 | 数学 | 理科 | 社会 | 英語 | 合計 |
55点 | 30点 | 45点 | 70点 | 80点 | 280点 |
自分に自信のない生徒は、逆に目標点を低く設定しがちです。
得意な科目(上の場合は英語や社会)は前回のテストと同じ点数を目標とする一方で、苦手な科目は前のテストの点数よりも低くしてしまいます。
こうなると、特に努力をしなくても目標を達成できる可能性が高く、これでは勉強へのやる気を高めることができません。
そのため、目標を立てるときは必ず前のテストの点数より上の点数にするようにしましょう。
イ 目標点数や順位のおすすめの決め方
ここでは、目標点数や順位のおすすめの決め方についてみていきます。
A 前回のテストを振り返る
今回の目標点数や順位を決める前にやってほしいことがあります。
それは、前回のテストを分析することです。
前回の定期テストの結果を見直して、「どこができなかったのか?」・「何をすれば点数が上がるようになるのか?」をしっかりと分析するようにしましょう。
そして、次回のテストに向けては、
・どんな勉強をすれば点数が上がるのか?
・どのように見直せばより効率的にできるのか?
・勉強時間は足りていたのか?
といったことを、教科ごとに分析をするようにしましょう。
ただやみくもに勉強していたのでは成績が上がりません。
自分の課題や弱点を見つけ、それを改善していくことで初めて成績はアップします。
また、点数が伸び悩んでいる場合、勉強のやり方を変えないといつまでたっても成績は上がらないので気を付けてください。
B 少し上の点数を目標点にする
例えば、前回のテストで下のような点数を取っていたとします。
国語 | 数学 | 理科 | 社会 | 英語 | 合計 |
60点 | 40点 | 50点 | 70点 | 80点 | 300点 |
この場合は、次回のテストの目標点は、
国語 | 数学 | 理科 | 社会 | 英語 | 合計 |
70点 | 50点 | 60点 | 80点 | 85点 | 345点 |
といった感じにするといいでしょう。
ここでのポイントは、「前回のテスト+10点」くらいを目標にすることです。
前回の点数より高すぎる目標にしても非現実的ですし、低すぎても「特に勉強しなくてもできる」と思ってしまいます。
ですので、前回の点数より少し高めの点数を目標にしていくとよいでしょう。
仮に「300点→345点」になれば、順位も大分上がります。
そうなると、勉強へのモチベーションも高まり、より積極的に勉強しようと思えるはずです。
また、
・部屋の壁に目標点数を書いた紙を貼っておく
といったことをすることで、常に自分の決めた目標を意識しながら勉強ができるようになります。
豊橋市の中学生必見!塾講師が教える教科別おすすめ勉強法
ここでは、教科別のおすすめ勉強法についてみていきます。
ア 英語
定期テストでは、
・文法問題(穴埋め、言い換え、並び替え問題、英作文)
・リスニング
・教科書本文の内容
・学校のワーク(ジョイフルなど)やプリントの内容
・実力問題
が出題されます。
以下、それぞれの分野の勉強法についてみていきます。
A 文法
先に文のルールを覚えてから学校の問題集を解くようにしましょう。
また、問題を丸暗記するのではなく、「なぜそうなるのか?」を理解しながら解くようにしてください。
テスト当日までに全ての問題が瞬時に解けるように仕上げるのが最終目標です。
なお、英語が苦手な人は、テスト週間以外にも今までの復習をしてください。
特に、中1の内容は、早急に理解できるようにしないとどんどんできなくなってしまうので要注意。
B 単語・熟語
新出単語や英熟語は10点分くらい出題されます。
そのため、ここで確実に点数が取れるようにしっかりと覚えるようにしましょう。
また、おすすめの覚え方は、
②英語→日本語を言えるようにする 例「apple」→「りんご」
③日本語→英語を言えるようにする 例「りんご」→「apple」
④正しいスペルで書けるかどうかをチェックする
です。最初に発音を覚え、最後にスペルを書けるようにすると、負担が少なくて済みます。
なお、書けなかった単語は3回書いて覚えると覚えやすくなります。(最初の2回は見て書き、3回目は手でかくして何も見ずに書くこと)
C 教科書本文
「教科書ガイド(あすとろ出版)」には日本語訳が載っているため、持っていると英語学習がはかどります。
また、勉強のやり方は、
②一文ずつ英語と日本語訳を読み、文の内容を確認する
③新出単語や文法の確認をする
④音声のあとに声を出して読む(何回か繰り返す)
です。これにより、文章の内容がよく分かるようになります。
D 学校のワーク・プリント
定期テストでは、学校のワークやプリントの内容を元に出題されます。
そのため、テスト前はワークをしっかりとやりこむようにしましょう。
また、解く上での注意点は、
・できなかった問題は解説をしっかりと読むこと。知識が抜けているようであれば、教科書や参考書に戻って一から復習をする。
・長文問題:問題を解く→解説を読む→単語の意味を覚える→英語と日本語訳を一文ずつ読み、内容を確認するという流れでやるとよい。
となっています。
これらに気を付けてワークやプリントを仕上げるようにしましょう。
イ 数学
定期テストでは、基本問題(数友レベル)が80点+発展レベルが20点くらいの割合で問題が出ます。
そのため、まずは数友(学校の問題集)を完ぺきに仕上げることが大切になってきます。
そうすることで、80点前後は取れるようになってくるはずです。
A 提出物について
・数学のワークは解き切るのに時間がかかるので、普段からコツコツとワークに取り組むようにしてください。テスト週間に入る前に終わらせるのがベストです。
・数学が苦手な人は、1つの問題を解くのに時間がかかりすぎてしまうことがあります。そうなると、数学ばかりに時間が取られ、他の教科に時間が回せなくなり、テストでよい結果を出すことができなくなってしまうので要注意です。
・問題を解く時間を短縮するために、「いきなり答えを見る→解き方を理解する→何も見ずに解く」ようにやっていくやり方がおすすめ。(得意な人はいきなり解いてもOK)
・ワークやプリントの解説を見ても分からない場合は、教科書や参考書を見る、学校の先生に解き方を聞くなどして理解できるようにしましょう。
B 学校のワーク・プリント
・数友(学校の問題集)を解くときは教科書や答えを見ずに自力で解くようにしましょう。
・暗算で解こうとすると計算ミスがどうしても出てしまうため、計算をするときは途中式を必ず書くようにしましょう。
・グラフや図形、確率の問題は図や表、グラフなどを書いて考えてください。(書かない人が多いので要注意。)問題文を図やグラフに置き換えることで解き方の方針が見えやすくなります。
・できなかった問題は解説をしっかりと読むようにしましょう。そして、解説を読んでも分からないときは教科書や参考書を読む、学校の先生に聞くなどして理解するようにしましょう。に戻って一から復習をすること。
・テスト直前は全ての問題を解き直すのではなく、最初に各章の最後にあるまとめ問題を解くことで時間が短縮できます。
*数学が苦手な人は、今まで習った内容を早急に復習するようにしましょう。前の学年の内容が分からないとどんどんできなくなってしまうので要注意。
*塾に通っている人は、塾で対策をしたからと言って家で全く数学の勉強をしないのは危険です。繰り返し勉強しないと定着しないので、家でもしっかりと勉強をするようにしましょう。
ウ 国語
定期テストでは、
・文法問題
・古文、漢文
・学校のワーク(国語の学習など)やプリントの内容
・放送問題
・実力問題
が出題されます。
以下、それぞれの分野の勉強法についてみていきます。
A 漢字
漢字は10~20点程度出ます。
ここで落とすと高得点が取れなくなってしまいますので、しっかりと練習をするようにしましょう。
まず、テスト週間に入る前に一通り問題を解き終えるようにしてください。(テスト週間に入ってからでは間に合いません。)
そして、書けなかった漢字は問題番号に〇をつけ、3回書いて覚えるようにしてください。(最初の2回は見て書き、3回目は手でかくして何も見ずに書くこと)
最後にテスト前日、当日に再度見直して仕上げましょう。
B 文法
問題を解く→間違えたところを理解する→解き直すの流れで進めましょう。
なお、多くの学校で使っている「ことばのきまり」は解説がありません。
そのため、文法がよく分からない場合は、「やさしくまるごと中学国語(学研)」のような参考書や、「全問ヒントつきでニガテでも解ける中学国語文法(学研)」のような問題集を使って理解を深めていくといいでしょう。
C 学校のワーク・プリント
国語の学習(学校の問題集)やプリントの解き方は以下の通りです。
①教科書を読む+文章の中で意味の分からない言葉は辞書で調べる
②ワーク・プリントを解く。なお、問題を解くときは、教科書本文のどこに解答の根拠が書かれているかを探しながら解くこと。(答えを丸暗記しないこと)
③できなかった問題は解説を読んで理解する
国語は答えを丸暗記してもできるようにはならない科目です。
なぜ、その答えになるのかをしっかりと理解することを必ずやるようにしましょう。
D 古文・漢文
「教科書ガイド(あすとろ出版)」には現代語訳がのっているため、持っていると古文や漢文の学習がはかどります。
また、勉強のやり方は、
②一文ずつ英語と日本語訳を読み、文の内容を確認する
③重要単語の確認をする
④原文を繰り返し声に出して読む
です。これにより、文章の内容がよく分かるようになります。
エ 理科・社会
理科や社会の場合は、教科書を読む→学校の問題集・プリントを解くが基本的な流れとなります。
まずは、教科書を読むところから始めましょう。
そうすることで、今まで習った内容を思い出すことができ、ワークをスムーズに解くことができます。
次に、学習整理(学校の問題集)やプリントを解いていきます。
そして、解く上での注意点は、
・問題を解く際には、教科書や答えを見ながら解かないようにしましょう。普段から自力で解く習慣をつけないとテスト本番でできなくなってしまいます。
・できなかった問題は解説をしっかりと読むようにしてください。解説を読んでも分からないときは、教科書や参考書を読む、学校の先生に聞くなどして理解を深めましょう。
・書けなかった漢字は3回書いて覚えましょう。特に歴史は漢字で書く練習が必要です。
・テスト直前は全ての問題を解き直すのではなく、最初に各章の最後にあるまとめ問題を解くことで短い時間で仕上げることができます。
となっています。
なお、学年が上がるにつれて実力問題が出るようになります。
そのため、テストで高得点を取りたい人は、応用レベルの問題集を使って難しい問題にも取り組むといいでしょう。
オ 副教科(音楽・保体・美術・技術家庭)
副教科は中間テストでは出題されず、期末テストや学年末テストで出題される学校が多いです。
そのため、期末テストや学年末テストでは勉強する科目の数が増えるため、早い時期から勉強に取り組むようにしましょう。
また、副教科のテスト勉強の流れとしては、
②問題集を解く
③間違ったところは覚え直す
となります。
一夜漬けで仕上げようとするのではなく、テスト前日までに一回仕上げ、そして前日にもう一回見直すようにしましょう。
そうすることで、忘れていた内容を思い出すことができ、高得点が取れるようになります。
定期テストで高得点を取るためのおすすめ勉強法
ここでは、定期テストで高得点を取りたい人向けのおすすめ勉強法についてみていきます。
なお、豊橋市の中学校の1学年の平均人数は、
②51~100人:章南中(86)
③101~150人:豊城中(110)、石巻中(115)、北部中(120)、東陵中(128)、高豊中(139)、吉田方中(150)
④151人~200人:南陽中(151)、羽田中(153)、豊岡中(162)、東陽中(184)、二川中(184)、本郷中(185)、牟呂中(191)、高師台中(191)、中部中(199)
⑤200人以上:南稜中(211)、青陵中(212)、南部中(226)、東部中(253)
となっています。
ア 400点以上を目指す場合
A 学年順位
定期テストの平均点は各教科60点になるように作られています。(5教科合計だと300点)
そうなると、もし5教科合計の平均点が300点とすると、400点を取った場合は全体の上位25%くらいの順位になります。
そのため、400点を取ったときの学年の順位は、
・1学年が200人の学校→50番前後
・1学年が300人の学校→75番前後
となります。
また、上位25%の偏差値は55前後となります。(内申点は33~35くらい)
これは高校受験で言えば、準進学校(国府・豊丘・豊橋南高校など)を目指すレベルの学力と言えます。
B おすすめの勉強方法
定期テストで400点以上とるためのおすすめ勉強法は、
・英語と数学で80点以上取る
・基本的な内容を完ぺきにする
になってきます。
定期テストで400点以上を取るためには、英語と数学で80点以上をとれるようにしましょう。
それは、これら2科目は積み重ね教科であるため、一度分からなくなってしまうとそこからなかなか点数を伸ばすことができなくなってしまうからです。
ですので、仮に国語・理科・社会で高得点を取って全体で400点以上取れたとしても、英語と数学の点数が悪いと、学年が上がるにつれて400点をキープすることは難しくなってしまいます。
逆に言えば、英語と数学で高得点が取れるようになると点数が安定してきます。(できれば、英語か数学のどちらかは90点近く取れるとベストです。)
そのため、英語や数学が苦手な人は、定期テスト週間だけでなく、普段から英語と数学の勉強をしっかりと行うようにしましょう。
また、基本的に定期テストの問題は、
・応用問題 20点
で構成されています。
そのため、400点以上を取りたい場合は、基本問題を完璧にできるようになっていれば80点は取れるようになっています。
逆に言えば、80点取れていない場合には、基本的な内容がしっかりと定着できていないことが多いです。
そのため、まずは基本的な内容をできるように勉強していきましょう。
そして、基本問題が完璧にできるようになったら、応用問題に取り組むといいでしょう。
イ 450点以上を目指す場合
A 学年順位
450点を取った場合は全体の上位3%くらいの順位になります。(5教科の平均点が300点の場合)
そのため、450点を取ったときの学年の順位は、
・1学年が200人の学校→6番前後
・1学年が300人の学校→9番前後
となります。
また、上位3%の偏差値は70前後となります。(内申点は41~45くらい)
これは高校受験で言えば、地域のトップ校(時習館・豊橋東高校など)を目指すレベルの学力と言えます。
B おすすめの勉強方法
定期テストで450点以上とるためのおすすめ勉強法は、
・苦手な科目でも85点以上取れるようにする
・応用問題が載った問題集を解く
・見直しをしてミスを減らす
になってきます。
定期テストで450点以上を取るには、平均すると一教科90点以上は必要になってきます。
そうなるとどんなに苦手な科目でも85点以上は取らないと合計で450点を超えることは難しくなってしまいます。
例えば、英語が苦手で78点しか取れなかったとします。
そうなると合計で450点とるには残りの4教科で372点(平均93点)取らないといけなくなり、かなり厳しくなってしまいます。
そのため、もし苦手科目がある場合には、テスト週間だけなく普段から苦手な科目の復習などをして、一つずつ仕上げるようにしていきましょう。
また、5教科合計が450点以上(1教科平均90点)を目指す場合、基本問題だけでなく応用問題でも点を取っていく必要が出てきます。
ですので、450点を取るためには、基本問題が完璧になった後に応用レベルの問題が載っている問題集を解いていくようにしましょう。
応用問題は一見すると難しそうに見えますが、実は基本問題が組み合わさったものにすぎません。
そのため、基礎がしっかりと身についていればできない問題ではないのです。
応用問題だからと言って恐れることなく、積極的に取り組むようにしましょう。
また、テスト本番での心構えも大事になってきます。
テスト本番でしっかりと見直しをすることで、うっかりミスによる失点を防ぐことができます。
450点以上取るには1科目あたり90点以上が必要になってきます。
逆に言えば、10点分しか間違えることができません。
そのため、テストを解き終えた後は終了時間まで必ず見直しをするようにしましょう。
計算ミスはしていないか、漢字の間違いや単語のスペルミスはないか、問題文を読み間違えていないかといったことに気をつけながら、ミスを見つけて下さい。
ウ 学年1位を目指す場合
A 必要な点数
定期テストで学年1位をとるために必要な点数は、最低でも480点以上はいります。
ただ、これはライバルの点数によっては、もっと高い点数が必要であったり、逆にもっと低い点数でも1位は取れる可能性はあります。
そして合計で480点というと1教科あたり96点取る必要があります。
これは、1問2点の問題であれば、各教科2問までしか間違えてはいけないということです。
ただ、実際は、得意な科目は100点をとり、苦手な科目を90点前半でしのぐパターンが一番480点以上取れる可能性はあります。
B 絶対に1位をとるという信念が必要
また、定期テストで学年1位をとるにはメンタル面も必要になってきます。
学年1位になるということは、つまり誰にも負けてはいけないということです。
また、みなさんだけでなく、他の人も学年1位を狙っています。
そうなると、学年1位になると思いが強いかどうかで決まります。
実は学年1位と10位は勉強量も実際の点数もそれほど差はありません。
ただ、どこで差がつくかと言うと、
・テスト中にしっかりと見直しをしたかどうか
といった点です。
つまり、ワークをどれだけ完璧にしたのかという努力と、テストが終わるまでにどれだけしっかりと見直しをしたかという執念が周りの人よりも勝っていれば学年1位を取ることができます。
「学年1位?無理、無理。」・「学年1位?とれたらいいなあ。」といった軽い気持ちでは、まず1位にはなれません。
C 1位をキープすることが難しい
また、学年1位をとった後も大事です。
一度学年1位をとると、
・1位を守らないといけないというプレッシャーがかかる
といった気持ちになります。
そのため、1回1位を取ることよりも、それをキープすることの方が大変なのです。
ただ、高校入試や先の大学入試では、今の何倍ものプレッシャーがかかります。
ですので、今のうちからプレッシャーのかかった状態の中で勉強をするということに慣れておくといいでしょう。
テスト前日の過ごし方とおすすめ勉強法
テスト前日の過ごし方は非常に大事です。
ここでは、次の日から始まるテストに向けてどう過ごしていけばいいかをみていきます。
ア 知識があいまいな部分を中心に見直す
テスト前日は勉強できる時間があまりありません。
そのためにやることを絞って勉強するようにしましょう。
また、やっておくべきことは、
・解いておきたい問題を解き直し
・テスト範囲のポイントに沿った見直し
といったことです。
ポイントとしては、次の日のテスト問題に出たらできそうにない内容を中心に行うといいでしょう。
また、テスト前日には新しい問題集を解かずに、今まで解いてきた問題集を解き直すようにしましょう。
それは、もし新しい問題を解いたときにその問題が出来なかったとすると、テスト本番が不安でしかなくなるからです。
そのため、テストの前日は今までの復習に時間をかけるようにしましょう。
イ 短時間で点数が上がる教科に力を入れる
科目によっては、短時間でも力が伸びる教科があります。
ここでは、科目別にみていきましょう。
A 社会・理科
5教科の中で定期テストの点数が伸びやすい教科は、社会と理科です。
社会と理科は英語や数学のように積み重ね教科ではないため、勉強がしやすい教科です。
特に社会は暗記をすればそれなりの点数を取ることができます。
そのため、テストまで期間があまりない場合は、社会と理科の勉強を中心にやるようにしましょう。
また、実技教科(保体・美術・音楽・技術家庭)も範囲が狭く、暗記内容が中心であるため、短期間で成績が上がりやすい教科です。
そして、高校入試では実技教科を含めた内申点が合否に関わってきます。
そのため、5教科の勉強だけでなく実技教科の勉強もしっかりとやるようにしましょう。
B 英語・数学・国語
また、国語や数学、英語といった教科も単元によっては短時間でテストの点数を伸ばすことができます。
それは、
・数学:計算問題、基本問題
・英語:英単語の暗記、文法問題(英作文以外)
です。
そのため、普段これらの単元で点数を落としている人は、上の内容を中心に復習をするようにしましょう。
ウ 不安や緊張との向き合い方は?
テスト前日になると、「明日のテストでいい結果を出すことができるのであろうか?」といったように不安な気持ちになったり、プレッシャーを感じる人もいるでしょう。
しかし、緊張するというのは勉強をしてきた証ともいえます。
ある程度勉強していれば誰でも不安になったり緊張したりするはずです。(緊張しない人はそれだけ真剣に勉強していない人です。)
ですので、もし前日にそのような気持ちになったら、「ああ、俺(私)はテストに向けて一生懸命勉強したんだなあ」と思えば、多少は気が楽になるでしょう。
また、緊張しているとなかなか眠れないかもしれませんが、そこで起きてスマホやゲームなどをしてしまうとかえって目が冴えてしまいます。
明かりを消して目を閉じているだけでも睡眠と同じ効果を得ることができますので、たとえ眠れなかったとしても安心してください。
エ 睡眠をしっかりととる
定期テスト前日の睡眠時間は、7~8時間は取るようにしましょう。
特にテスト前日になると勉強をしすぎるあまり、睡眠時間を削る人がいます。
しかし、眠いままで勉強しても内容がなかなか頭に入ってきませんし、最悪テストの本番中に寝てしまうこともあります。
そうなったら本末転倒です。
そうならないためにも、テスト前日はしっかりと睡眠時間をとり、その分朝早く起きるようにしましょう。
万全の状態でテストを受けることができるようにすることが大切です。
定期テストで結果を出すための心構え
テストに向けて一生懸命勉強したのに、テスト本番で慌てたりミスをしてしまったりすると、その成果が実らずに終わってしまいます。
ここでは、そうならないように、テスト本番の心構えについてみていきます。
ア 時間内に問題を解き切るためのコツ
テストで最後まで解き切れないと、点数が下がってしまいます。
ですので、そうならないためにも、必ず時間内に解き切るようにして下さい。
まず、定期テストで時間が足りなくなる原因としては、
・難しい問題に時間をかけすぎている
・文章を読むのが遅い
・迷った問題に対し時間をかけすぎている
・問題の解き方がわかっていない
・知識があいまいなため解くのに時間がかかる
といったことがあります。
まずは、みなさんがなぜ解くのに時間がかかるのか、その原因を突き止めることをしていきましょう。
A 最初に問題全体を見る
定期テストが始まったらいきなり最初の問題を解くのではなく、まずは全体を見るようにしましょう。
それは、そうすることでテスト問題の全体像が分かるようになるからです。
また、テスト問題を見ていく中で、易しそうな問題と難しそうな問題を区別していきます。
これを最初に行うことで、テンポよく問題を解けるようになります。
B 解きやすい問題から解く
テスト問題は最初の問題から順番に解く必要はありません。
解きやすい問題やすぐにできる問題から解くようにしましょう。
そうすることで、時間切れを防ぐことができます。
例えば国語であれば、漢字や語句、文法など時間のかからない問題から解き始め、それらが終わったら文章問題に取り組むのがおすすめです。
そうすることで、「文章問題に時間をかけすぎて漢字を解く時間がなかった」といったようなことを防ぐことができます。
C 難しい問題は後回しにする
国語の記述問題や数学の応用問題、英語の英作文などはどうしても時間がかかってしまいます。
その場合、少し解いてみて「難しいな」と思ったらその問題を解くのは後回しにしましょう。
定期テストの場合、一問の点数は2~3点であることがほとんどです。
その難しい一問に時間をかけて解いたのはいいものの、そのせいで他の問題が解けなかったのでは逆効果です。
そうならないように、難しい問題は一旦飛ばして、できる問題から解くようにすると最後の問題まで解けるようになります。
D 途中式やグラフを必ず書く
数学のテストを解くときにやってほしいことは、
・図やグラフを描いて考える
ことです。
みなさんの中には、「途中式を書くよりも暗算した方が速い」と思っている人がいるかもしれません。
しかし、途中式を書いた方が頭の中であれこれ考えずにすむため、実は暗算よりも計算が速くできます。
また、グラフや図形の問題も、問題文に書かれている内容をグラフや図形にして描いてみることでどうやって解けばいいかが分かるようになります。(そのため、考える時間を短縮することができます。)
ですので、問題を解くスピードをあげるには途中式を書く、図形やグラフを描くといったことをやるようにしましょう。
イ ケアレスミスを減らす
時間内に解き切れたとしても、うっかりミスが多いと減点されてしまいます。
本当はできていたのに、ミスのせいで点数が下がってしまうのはもったいない話です。
そうならないためには、ミスと向き合い、ミスをしないようにすることが大切になってきます。
A ミスをした原因をよく考える
ケアレスミスが多い人の特徴として、ミスを軽く見ている傾向にあります。
例えば、彼らはミスをしたときに、
・「あの問題は計算ミスで間違えた」
といったように、ミスをしたのはたまたまだと言い張ります。
しかし、その考えを持っている限りはいつまでたってもできません。
大事なのは、「なぜミスをしたのか?」、「どうすればそのミスが直るのか?」を考えることです。
ミスをする原因とその解決方法をしっかりと考えることで、ようやくミスはなくなっていくのです。
B 問題文に線を引く
テスト本番では、問題文の中で大事な部分に線を引くことで、何について問われているかを確かめることができます。
例えば、
・「●●と思った理由を書きなさい」であれば、「理由」に線を引く
などといったように、問題文の中で注意すべき点について線を引くことによって、見落としを防ぐことができます。
このように、テストの問題を解くときは、必ず問題文に線を引くようにしましょう。
C 計算では途中式を必ず書く
計算ミスを防ぐには途中式を書くようにしましょう。
それは途中式を書くことで、
・見直しがしやすい
といったメリットがあるからです。
そのため、計算問題を解くときは途中式は必ず書くようにして下さい。
また、途中式を書いていても、計算が終わるとその式を消しゴムで消してしまう人もいます。
ただ、それをしてしまうと、見直しをするときにもう1回計算をしないといけなくなりますので、一度書いた計算式は消さないようにしましょう。
D ミスしやすいところを中心に見直す
テスト中の見直しはできて5~10分です。
そうなると全ての問題を見直すことは無理です。
そのために、短時間で見直すことができるところや、絶対に点を落としてはいけないところを重点的に見直すようにしましょう。
例えば、
・問題の条件に合った答えを出しているか?
・計算ミスをしていないか?
・漢字はあっているか?
といったようなことや、みなさんが普段ミスをしやすいところなどを集中的に見直すようにしましょう。
見直しをすることで5点、10点上げることもできます。
ですので、最後まで気を抜くことなくテストに取り組むようにしてください。
成績アップにつながるテスト直しのやり方
ア 反省するポイント
A ミスをした原因を考える
まずは5教科の問題用紙と解答用紙を見返して、どこでミスをしたのか、なぜミスをしたのかを分析するところから始めるようにしましょう。
一般的にミスをする内容としては、
・コンマやピリオドの付け忘れ
・問題の読み間違え
・答え方を間違えた
・計算ミス
といったことがあります。
それらのミスを「次のテストで気をつければいいや」で終わってしまっていては、次のテストでも同じようなミスをしてしまいます。
自分はどのようなミスが多いのか、ミスをなくすにはどうしたらいいのかを分析することで、意識して問題を解くようになりミスを減らすことができます。
そうなると、結果テストの点数も伸びるようになりますので、必ずミスをした原因などを分析するようにしましょう。
B 勉強のやり方を振り返る
次にテストに向けた勉強方法が合っていたどうかを見直すようにしましょう。
その際に特に意識したいポイントは、
・問題集で間違えた問題は解き直しをしたか?
・苦手な教科もしっかりと勉強をしたか?
・生活習慣が整っていたか?(夜更かし、スマホの時間が多すぎということはなかったか?)
といったことがあります。
これらのことを見つめ直していき、あまりできなかったことは次のテストに向けて改善していくようにしましょう。
同じやり方をやっていたのでは、いつまでたってもできるようにならないので気を付けてください。
C できなかった問題を解き直す
自己分析が終わったら、テストの問題を解き直していきます。
そして、テスト問題を解き直すときにはできなかった問題を解くようにしましょう。(できた問題を再度解き直す必要はありません。)
また、問題を解くときには、最初は解説を読む、問題集や教科書を使って内容を調べるといったことをしながら解くようにしましょう。
そして、解き方を理解した後に、同じ問題をもう一度解いていきます。
この時は教科書などを見ずに自力で解くようにしましょう。
これを繰り返すことで力がついてきますので、必ず全ての教科で解きなおしをするようにしましょう。
イ テスト直しノートの作り方
定期テストでできなかった問題は、解き直しノートでまとめていくといいでしょう。
まずは、問題用紙をコピーして、その中で間違えた問題をノートに貼っていきます。
こうすることで、問題を書き写す手間が省けます。
また、解き直しノートを作るときのポイントは、
・間違えた原因を書き込む
・教科ごとにノートを分ける
・テストが返却されてから1週間以内に解く→時間がたつと内容を忘れてしまうため
といったことがあります。
そして、根本的に分かっていない内容は、参考書や問題集を使って復習するようにしましょう。
【中1・中2】今からできる!愛知県高校入試に向けたおすすめ勉強法
近年では、愛知県高校入試の難易度が年々上がっています。
そのため、今までのような中3の夏休みから受験勉強を始めていては間に合いません。
特に、時習館や豊橋東、豊丘、国府高校といったような進学校を目指している場合は、中1・中2から入試勉強を始めることが大切になってきます。
ア 夏休み・冬休みの過ごし方
夏休みや冬休みといった長い休みの間にどう過ごすかが大事になってきます。
そして、おすすめの過ごし方は、
・学校の宿題を早めに終わらせる
・苦手な単元の復習をする
・夏休み(冬休み)にしかできないことをする<旅行、読書、ボランティア活動、友達と遊ぶなど>
といったものがあります。
夏休みや冬休みになると学校の授業がないため、朝早く起きる必要がなくなります。
そうなると夜遅くまでテレビやスマホ、ゲームなどに夢中になってしまい、昼近くに起きるといった生活をする人も出てきます。
しかし、それでは学校が始まったときに元の生活習慣に戻すことができずに大変な思いをします。
そうならないためにも、長期休暇中も規則正しい生活を続けるようにしましょう。
また、長期休暇中には学校の宿題だけでなく、ぜひ今まで習った内容の復習もするようにしましょう。
特にやってほしい教科は英語と数学です。
なぜなら、この2教科は積み重ね教科であるため、苦手な内容があるとだんだんと分からなくなってしまうからです。
そのため、長期休暇中に英語と数学の復習をするようにしましょう。
A 英語
英語でやっておくべき内容は、
・英文法の復習
・英検の勉強
です。
まずは、「キクタン【中学英単語】高校入試レベル(アルク)」で英単語の意味を覚えるようにしましょう。(中1は「中1レベル」、中2は「中2レベル」までの単語の意味を暗記しましょう。)
英単語の意味を覚えることで英語の力がついていきます。
そのため、1日50~100語ペースで意味を覚えるようにしましょう。
また、英文法の復習も重要です。
そのため、文法で分からない単元がある場合は、「やさしくまるごと中学英語(学研)」などの参考書を使って、その内容を理解するようにしましょう。
この参考書は、文法の内容および練習問題の解説が動画を使って説明されているため非常にわかりやすい教材です。
まずは、学校の英語の宿題を一通り解き、その中であまりできなかった単元は、「やさしくまるごと中学英語」を読んで理解するようにしましょう。
なお、「英検4級過去6回全問題集(旺文社)」のような英検の問題集を解くこともおすすめです。
それは、英検の問題は長文読解・リスニング・英作文などがありますが、実は高校入試も同じような問題形式で作られているからです。
そのため、英検の対策をすることで、高校入試に向けた対策につながっていきます。
B 数学
数学の復習の仕方は、基本的には英語と同じです。
まずは、夏休みの学校の課題を解き、できなかった単元は参考書を使って理解を深めるようにしましょう。
また、数学が苦手な人は「やさしくまるごと中学数学(学研)」を、得意な人は「チャート式中学数学(数研出版)」を使っていくといいでしょう。
なお、中2の人でより難しいレベルの問題を解きたい人は、「全国高校入試問題正解分野別過去問(旺文社)」などの高校入試対策問題集を解いていくといいでしょう。
イ 実力テスト対策
中学校では、定期テストだけでなく実力テストもあります。
そして、実力テストは、その名前の通り、「実力」が問われるテストです。
そのため、実力テストでいい結果を出すためには、苦手な分野を復習したり、難しい問題にチャレンジしたりといったことが必要になってきます。
A 実力テストの範囲
中学生の実力テストの範囲は今まで習った内容の全てが範囲になるため、学年が上がるにつれて広くなっていきます。
また、実力テストと定期テストのテストの違いを表にしてまとめると、
定期テスト | 実力テスト | |
狭い | テスト範囲 | 広い |
易しめ | 難しさ | 難しい |
あり | テスト週間 | なし |
といった感じになります。
定期テストはテスト範囲が狭く、問題も易しめでかつテスト週間があるため、その期間でテスト勉強に専念することができます。
一方で実力テストは、テスト範囲が広く、かつテスト週間も特にないため、自然と難易度は高くなりがちです。
そのため、実力テストで高得点を取りたい人は、普段からコツコツと勉強するようにしましょう。
B 実力テストの平均点・偏差値
中学生の実力テストの平均点は定期テストよりも低くなる傾向があります。
それは、
・内申点にあまり考慮されないため、特に力を入れて勉強する人が少ない
・テスト週間がないため、特に勉強しようとも思わない
・範囲が広く問題も難しいため、そもそも点が取りにくい
といったことがあるからです。
そのため、多くの人は定期テストよりも実力テストの方が点数が低くなります。
ただ、定期テストの順位(偏差値)よりも実力テストの順位(偏差値)が極端に低い人は要注意です。
このような人は、
・苦手な内容を復習していない
・難しい問題になるとすぐに解くのをあきらめてしまう
といったことがあるために、実力テストで点数を取ることができないのです。
実力テストで点数が取れないと、高校入試の問題も解けない可能性があります。
そのため、定期テストの勉強だけでなく、実力をつける勉強もするようにしましょう。
C おすすめ勉強法
先ほども言ったように、実力テストは範囲が広く、かつ問題の難易度が高めです。
そのため、少し勉強しただけではなかなかできるようにはなりません。
そして、みなさんが実力テストで高得点を取るようにするには、
・忘れてしまっている内容を思い出す
・苦手な教科や単元を復習する
・応用レベルの問題集を解く
といったことが必要になってきます。
また、実力テストは高校入試の過去問を参考に作っていることもあります。
そのため、力のある人は高校入試の問題を解いてみるといいでしょう。
当塾では個別指導塾であり、講師歴10年以上の教室長が全ての生徒を担当しております。
また、このコースの対象となる人は、
・推薦選抜や特色選抜で合格したい人
・苦手科目を克服したい人
です。
近年の高校入試では知識だけでなく読解力も求められる試験となっており、今まで以上に入試本番に向けて力をつける必要があります。
そのため、早い時期からのご入塾をおすすめします。
なお、当塾の指導内容としては、
②数学・理科・社会:基本的な内容の復習、入試典型問題の習得
③国語:作文、読解問題の演習
④面接(推薦入試):志望動機などよく聞かれる内容を中心とした話す内容のアドバイスや添削など
となっており、お子様の学力や現状にあった指導を行っております。
なお、当塾ではあくまで高校入試対策をメインとした指導をしておりますのでご了承ください。
【入塾条件】
②規則正しい生活をし、勉強習慣がついていること(宿題の量は多めです)
③通知表で5教科の判定が「3以上」であること
なお、国語の授業に特化した、「【中1~3】国語・作文対策コース」もございます。国語だけがどうしても伸びない方や他塾に通っているが、国語の指導を別の塾で手厚くやってほしいと考えている方におすすめのコースです。