河合塾全統記述模試(2024年第1・2・3回)の結果・日程・過去問・範囲は?

 

 

たま吉
全統記述模試(2024)について知りたいニャー

 

と思っている高校生・浪人生のみなさん!

今回は「河合塾全統記述模試(2024年第1・2・3回)の結果・日程・過去問・範囲は?」についてみていきますよ。

 

 

 

 

✓内容

「全統記述模試」について知りたい高校生・浪人生向けの記事です。

 

✓対象となる人

近いうちに全統記述模試を受験予定の高校生・浪人生

 

✓記事を書いた人 

西井佑一(にしいゆういち) 愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上指導してきた教室長

 

 

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大学入試教科別勉強法

①英語 ②文系数学 ③理系数学 ④現代文
⑤古文 ⑥漢文 ⑦物理 ⑧化
⑨生物 ⑩日本史 ⑪世界史

 

 

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河合塾全統記述模試(2024年第1・2・3回)の日程・範囲・時間割は?

 

 

たま吉
2024年の第1・2・3回全統記述模試について知りたいニャー
モモ先生
河合塾が主催する記述模試で年3回行われますよ。

 

 

ア 日程

→例年5月、8月、10月に実施

 

 

A 河合塾で実施される模試の種類

 

多くの高校では、ベネッセが主催する進研模試と河合塾が主催する「全統模試」を受験します。

そして、全統模試は大きく、

①共通テスト式の「全統共通テスト模試」
②記述式の「全統記述模試」
③大学別の「●●大オープン」

の3種類に分かれており、その中で全統記述模試は全3回(5月・8月・10月)あります。

 

そして、2024年度の日程(愛知県・公開会場の場合)は、

①第1回全統記述模試 5月12日(日)→1学期中間テスト直前(直後)の模試
②第2回全統記述模試 8月25日(日)→夏休み後半にある模試
③第3回全統記述模試 10月6日(日)→2学期中間テストが直後の模試

となっています。

 

たま吉
現時点での自分の実力を模試で確かめていきたいニャー

 

 

高3生・既卒生対象の全統模試

 

 

B 全統記述模試は全ての受験生を対象とした模試

 

全統記述模試は全ての受験生を対象とした模試になっています。

そのため、例えば英語では、

・リスニング
・文法問題
・長文読解
・自由英作文

といった問題構成になっています。

ただ、みなさんの中には、「共通テストでしか英語は使わない」、「二次試験では自由英作文が出ない」、「そもそも記述問題が出る大学を受けない」といった人もいるでしょう。

そのため、全統記述模試で出る判定はあくまで一つの目安として受け止めるようにしましょう。

 

また、東大・京大などの旧帝大を志望する場合には、「東大入試オープン」・「京大入試オープン」といった大学別の模試もあるため、そちらも受験することをおすすめします。

 

モモ先生
記述模試の結果はあくまで目安としてみるようにしましょう。

 

 

イ 時間割

→試験時間が長いため、かなりの体力と集中力を使う

 

次に2024年第1・2・3回全統記述模試の時間割についてです。

ここでは大学などで行われる公開受験を例に、全統記述模試の時間割を見ていきます。

 

 

A 文系

 

数学 Ⅰ型 9:30~10:50(80分)
Ⅱ型 9:30~11:10(100分)
Ⅲ型 9:30~11:30(120分)
英語 11:40~13:20(100分)
受験票記入 13:20~13:50(30分)
昼休み 13:50~14:30(40分)
国語 14:30~15:50(80分)<現代文型>
14:30~16:10(100分)<現古(漢)型>
社会(1科目目) 16:20~17:20(60分)
社会(2科目目) 17:25~18:25(60分)

 

 

B 理系

 

数学 Ⅰ型 9:30~10:50(80分)
Ⅱ型 9:30~11:10(100分)
Ⅲ型 9:30~11:30(120分)
英語 11:40~13:20(100分)
受験票記入 13:20~13:50(30分)
昼休み 13:50~14:30(40分)
理科(1科目目) 14:30~15:30(60分)
理科(2科目目) 15:35~16:35(60分)
国語 16:45~18:05(80分)<現代文型>
16:45~18:25(100分)<現古(漢)型>

 

上の表のように、全統記述模試は1科目の試験時間が長く、かつ1日で受験科目を全て行うため非常に体力と精神力が求められる試験となっています。

そのため集中力を切らさないように、休憩中などは体をしっかりと休めるようにしましょう。

 

モモ先生
途中で集中力を切らさないように集中して取り組んでいきましょう。

 

 

 

 

ウ 出題範囲

→英語・数学・国語・理科基礎などは全範囲

 

全統記述模試の範囲は、英語・国語・理科基礎・公民(公共・政経・倫理・倫政)は全範囲となります。

また、数学Ⅲと地歴、理科(発展)は、回によって範囲が異なります。

 

第1回 第2回 第3回
数学Ⅲ 微分法まで 積分法の面積まで 全範囲
物理 力学・波動まで 力学・熱・波動・電気まで 原子分野を除く
化学 電気分解まで 有機化学まで 全範囲
生物 生命活動と物質まで 動物の環境応答まで 生物の進化と系統を除く
日本史B 室町時代まで 江戸時代の天保の改革まで 全範囲
世界史B ヨーロッパ(15世紀末まで)
中国(元朝末まで)
ヨーロッパ(19世紀末まで)
アジア(18世紀末まで)
全範囲
地理 系統地理 系統地理・地誌など 全範囲

となっています。

 

このように全統記述模試の範囲は、基本的には進学校の進度に合わせています。

そのため、学校によってはまだ習っていない内容が模試の範囲になることもあるため気を付けてください。

 

たま吉
範囲が広いから苦手な内容を中心に対策をしていきたいニャー

 

 

全統記述模試(2024年第1・2・3回)の平均点・偏差値は?

 

 

たま吉
全統記述模試の平均点を知りたいニャー
モモ先生
参考までに前年度の模試結果を紹介しますよ。

 

 

ア 平均点

→全体的に低めの点数

 

2024年全統記述模試の平均点は結果が出ないと公表されることはありません。

ですが、例年同じような難易度で配点の40%程度が全国平均となります。

2024年度の平均点は公開され次第、更新していきます。

なお、データは河合塾HPにある「第1回全統記述模試教科科目別成績順位表」を引用しています。

 

教科 平均点 教科 平均点
英語 77点 化学 48点
数学Ⅰ型 36点 生物 35点
数学Ⅱ型 65点 日本史B 34点
数学Ⅲ型 78点 世界史B 34点
現代文・古文 76点 地理B 43点
現代文・古文・漢文 89点 政治・経済 30点
物理 32点

 

上の表のように、平均点を見るとかなり低めです。

これは、

①模試の難易度が高めであること
②現役生が模試に慣れていなかったり、そもそも合格できる学力に到達していなかったりする

ことが挙げられます。(ただし現役生は後半の模試になるにつれて点数が上がってきますので浪人生の方は油断しないようにしましょう。)

 

たま吉
難しそうな模試になりそうだニャー

 

 

イ 偏差値

→浪人生や中高一貫に通う生徒は偏差値が高めに出る

 

高2までの模試は同級生しか受験していませんでした。

それが、高3の5月以降に行われる模試では浪人生も参加します。

浪人生は既に学習内容が終わっているため、偏差値が高めに出ます。

また、全統模試では中高一貫の生徒も多く受験します。

そのため、一般的な公立高校の生徒は高2の時よりも偏差値が低くなりがちです。

ですが、1年間しっかりと勉強をすることで、入試直前の11月や12月の模試では彼らに追いつくことができますので、不安にならずにしっかりと勉強するようにしましょう。

 

モモ先生
判定が低くても落ち込まないようにしましょう。

 

 

 

 

ウ 過去問

→学校で配布されることもある

 

「全統記述模試を受ける前に過去問を解いてみたい。」と思う人がいるかもしれません。

全統共通テスト模試の場合は、「共通テスト総合問題集」で前年度の模試の問題(過去問)を解くことができました。

ですが、全統記述模試の場合は過去問がありません。

そのため、模試の対策としては苦手な単元や教科の復習を中心にやるようにしましょう。

ただ、学校によっては模試直前に前年度の模試を解く機会があることもあります。

 

たま吉
復習をしっかりとやって本番に臨んでいきたいニャー

 

 

エ 結果

→模試受験後、約一か月後に返却される

 

全統記述模試の結果は、模試受験後およそ一か月後に返却されます。

ただ、その少し前に「模試ナビ」で自分の結果をネットで確認することができます。(結果を確認するには登録が必要になってきます。)

 

模試ナビ

 

 

結果を見て一喜一憂するのではなく、できなかった問題を必ず復習するようにしましょう。

 

モモ先生
模試が終わったら必ず復習をするようにしましょう。

 

 

 

 

オ 志望校の判定基準

→共通テスト換算得点から志望校の合格基準が分かる

 

「全統記述模試」でのみなさんの偏差値を元に、「模試判定システム」に数字を入力することで、全国の大学の合格可能性が表示されます。

 

 

模試判定システム

 

 

これは、「国公立大、私立大」・「学部」・「地域」ごとに大学が分類されていて、そこからみなさんの志望する大学の合格可能性が分かるデータです。

 

また、判定基準がA~Eの5段階で表示されていますが、それぞれの合格可能性は、

・A判定:80%以上
・B判定:65%以上
・C判定:50%以上
・D判定:35%以上
・E判定:20%未満

となっています。

まずは、第1希望の大学がC判定以上になるように頑張っていきましょう。

 

モモ先生
目標を持って日々勉強を頑張ることが大切ですよ。

 

 

 

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