と思っている高校生のみなさん!
今回は「塾講師が大学入試古文の問題集・参考書を解きまくる日記」についてみていきますよ。

✓内容
✓対象となる人
✓記事を書いた人
- 1 【大学入試】古文の問題集・参考書を解く上での自分ルール
- 2 【高校入試レベル】古文の問題集を解いてみた
- 2.1 1冊目 まとめ上手中学古文単語
- 2.2 2冊目 ちびまる子ちゃんの古典教室
- 2.3 3冊目 わからないをわかるにかえる 中学 国語 古文・漢文 1~3年 【古文】44問(通算44問)・【漢文】通算16問(16問)
- 2.4 4冊目 高校入試10日でできる 古文・漢文 【古文】33問(通算77問)・【漢文】6問(通算22問)
- 2.5 5冊目 高校入試古文・漢文15時間完成 【古文】28問(通算105問)・【漢文】8問(通算30問)
- 2.6 6冊目 高校入試とってもすっきり古文漢文 【古文】32問(通算137問)・【漢文】4問(通算34問)
- 2.7 7冊目 標準問題集古文・漢文 【古文】62問(通算199問)・【漢文】15問(通算49問)
- 2.8 8冊目 中学ハイクラステスト古文 【古文】69問(通算268問)
- 2.9 9冊目 古文完全攻略63選 【古文】63問(通算331問)
- 2.10 10冊目 最高水準問題集中学古文・漢文 【古文】48問(通算379問)・【漢文】12問(通算61問)
- 3 【高校基礎レベル】古文の問題集を解いてみた
- 4 大学入試対策コースについて
【大学入試】古文の問題集・参考書を解く上での自分ルール
一般的に学習塾業界では、3月から新年度が始まります。
そこで塾講師である私は2025年の3月から新しく古文の問題集・参考書を解きまくろうと決意しました。
目標は、古文の問題を1000問解く!です。
問題を解くことで、
・問題集や参考書の使い方を生徒目線で話せるようになる
・世の中で定番とされている問題集は本当にいい問題集なのかが分かるようになる
・どれくらい問題集をこなせば「できる」レベルまで上がっていくのかが分かるようになる
といったメリットがあります。
そのため、生徒になった気持ちで改めて問題集を解いていこうと思います。
また、問題を解くにあたってのマイルールは以下の通りです。
② 教科書に出てくる文章は、1つ読んだら問題数にカウントする
③ 単語帳、文法問題集、古文常識の本は問題数にカウントしない
④ 文庫本(例「源氏物語が面白いほどわかる本)に出てくる文章も問題数にカウントしない
⑤ 高校入試レベル→定期テストレベル→共通テストレベル→大学入試レベルと徐々にレベルを上げていく
⑥ 一般的な書店で入手できる教材を使っていく
これらのルールを元に、ガンガン問題を解いていきます。
【高校入試レベル】古文の問題集を解いてみた
まずは高校入試レベルです。
高校入試向けの古文の教材は意外にたくさんあります。
そのため、古文が苦手な高校生はこのレベルからやっていくことをおすすめします。
また、中高一貫校で古文の勉強を先取りしたい生徒にもおすすめです。
なお、おすすめ度は5段階表示となっています。
1冊目 まとめ上手中学古文単語

おすすめ度(★★★★★)
A 特徴
「まとめ上手中学古文単語(受験研究社)」は高校入試向けの古文単語帳となっていますので、本来は中学生向け(難関私立高校受験者)の問題集です。
ですが、高校生が使っても十分に使いやすい教材です。
その特徴としては、
・ページ数が少ないため持ち運びがしやすい
・左ページに意味とイラスト、右ページに例文と語源がのっている
といったもので、非常に使いやすいものとなっています。
古文が苦手な高校生はこの問題集から始めるといいでしょう。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年3月3日(月)~3月5日(水)
【使用方法】
最初に覚えているかどうかをチェック。
その後、忘れてしまっているものについては、3回ずつ単語と意味を交互に言って暗記。
50語を1セットとして行う。
1日目に1~150番まで、2日目に1日目の復習+151番~200番、3日目に総復習という感じで行った。
後は、他の問題集に終わるたびごとに定期的に見直しをしていった。
2冊目 ちびまる子ちゃんの古典教室

おすすめ度(★★)
A 特徴
「ちびまる子ちゃんの古典教室(集英社)」は、漫画「ちびまる子ちゃん」の登場人物が出てくる、小学生や中学生向けの本です。
イラストが多いため、非常に読みやすい本です。
本の特徴としては、
・まる子を初め、たまちゃん、丸尾君などおなじみのキャラクターが多数出てくる
といったもので、非常に読みやすいものとなっています。
ただし、出版された年度が古いため、本屋で入手しにくいことと、現代語訳がやや意訳であるため、原文のどこに対応しているかが分かりづらいです。
そのため、古文をこれから始める最初の1冊という教材という位置づけで使っていくといいでしょう。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年3月3日(月)~3月6日(木)
【使用方法】
読みものなのでサラッと読む。
ただし、古文の文章自体は、現代語訳の確認→本文を3回音読という流れでやっていった。
一通り読み終えたら、再度最初から読み直した。
主要作品のあらすじをおさえることができてよかった。
3冊目 わからないをわかるにかえる 中学 国語 古文・漢文 1~3年 【古文】44問(通算44問)・【漢文】通算16問(16問)

おすすめ度(★★)
A 特徴
「わからないをわかるにかえる 中学 国語 古文・漢文 1~3年(文理)」は、中学生向けの問題集で、この本1冊で古文・漢文の基礎を固めることができます。
また、本の特徴としては、
・あらすじの漫画があり、どんな話かが一目で分かるようになっている
・別冊の「お役立ちミニブック」では、助動詞・助詞、古文単語の意味、漢文の読み方などがコンパクトにまとまっている
といったもので、非常に分かりやすい問題集となっています。(問題の解き方も非常に詳しく書かれています。)
ただし、この問題集はあくまで中学生向けの問題集であるため、高校生からすると簡単すぎるように思えるかもしれません。
また、マンガがあることで、古文を読む力がなくても話の内容が分かってしまうという問題もあります。(問題を解くときに、マンガがパッと見れないようなレイアウトにしてほしかった。)
そのため、本当に古文が苦手な高校生以外は、もう少し難易度が高めの問題集から始めてもいいかもしれません。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年3月3日(月)~3月7日(金)
【使用方法】
まずは一通り解く。
問題数が少なく、かつ本文が短めなのでテンポよく解くことができた。
問題を解いた後は、現代語訳の確認→本文を3回音読という流れでやっていった。
一通り読み終えたら、再度最初から2回ずつ読み直した。
初めて見る文章が多く、古文についていろいろなことを学ぶことができた。
4冊目 高校入試10日でできる 古文・漢文 【古文】33問(通算77問)・【漢文】6問(通算22問)

おすすめ度(★★)
A 特徴
「高校入試10日でできる 古文・漢文(受験研究社)」は、中学生向けの問題集で、古文・漢文の入試問題が載っている問題集です。
また、本の特徴としては、
・沙石集、宇治拾遺物語、徒然草など作品ごとに問題が載っている
・本が小さく、かつコンパクトであるため、短時間で終わらせることができる
といったもので、非常に解きやすい問題集となっています。
ただし、重要単語の意味が書かれていないことと全ての問題の解説が載っていないため、その点はやや使いづらい印象です。
古文が苦手な高校生は、別の問題集からやった方がいいかもしれません。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年3月7日(金)~3月9日(日)
【使用方法】
まずは一通り解く。
問題数が少なく、かつ本文が短めなのでテンポよく解くことができた。
ただし、後半になると難関私立高校の問題も混ざっていたので、難易度がグッと上がってきた。
なので、基本的には私立高校を受験する人の問題集と言えるか。
作品についての詳しい解説がないので、なんでその行動をしたのかが分かりづらいところもあった。
いつも通り、「解く→3回読む→一通り解き終えたらもう一度2回ずつ読む」という流れで進めていった。
5冊目 高校入試古文・漢文15時間完成 【古文】28問(通算105問)・【漢文】8問(通算30問)

おすすめ度(★★★)
A 特徴
「高校入試古文・漢文15時間完成(受験研究社)」は、中学生向けの問題集で、古文・漢文の入試問題が載っている問題集です。
また、本の特徴としては、
・十訓抄、宇治拾遺物語、徒然草など作品ごとに問題が載っている(漢文は少なめ)
・「古文単語最重点暗記カード」があり、そこで重要単語を覚えることができる。(全47語)
といったもので、非常に解きやすい問題集となっています。
同じ出版社の「高校入試10日でできる 古文・漢文」よりも解説は詳しめであるため、使いやすい教材といえます。
ページ数が少ないため、短時間で終えることができるのも魅力的です。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年3月9日(日)~3月9日(月)
【使用方法】
まずは一通り解く。
これで高校入試用の問題集は3冊目なので、過去に解いたことのある文もちらほら出てくる。
また、似たような話も出てくるため、テンポよく解けるようになってきた。
やはり、多読が大事であることが改めて実感した。
この教材は2日で解き終えることができたが、1日目で全部解き、2日目は再度最初から音読するという流れで進めていった。
解きっぱなしで終わるのではなく、再度読み返すことが大事である。
6冊目 高校入試とってもすっきり古文漢文 【古文】32問(通算137問)・【漢文】4問(通算34問)

おすすめ度(★★)
A 特徴
「高校入試とってもすっきり古文漢文(旺文社)」は、中学生向けの問題集で、古文・漢文の入試問題が載っている問題集です。
また、本の特徴としては、
・STEP1、STEP2、STEP3と段階を踏んで勉強することができる
・解説が詳しく、どうやって解けばいいかが具体的に書かれている
といったもので、非常に解きやすい問題集となっています。
ただし、文法を詳しく習っていない中学生からすると、この本の説明だけでは十分に理解できない可能性があります。(本来は高1で1年かけて学ぶ量であるため)
また、高校生が使うにしても、文法の説明があっさりしているので使いづらい感じがします。
そのため、文法パートは無理にやらなくてもいいかもしれません。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年3月9日(日)~3月11日(火)
【使用方法】
高校入試用の古文・漢文問題集は4冊目に入る。
どの問題集も古文が中心で漢文があまりないので、その点は要注意。
4冊目ということもあり、過去に解いた文章が大分増えてきた。
また、似たような話も出てくるため、文の意味が瞬時に分かるようになってきた。
文法パートの説明は先ほども書いたように、中学生には難しいと思う。
そのため、この部分はまとめを見ながら解いてもいいかもしれない。
一方で、読解パートは大学入試の古文の読解方法のようなテクニックが載っているため、高校生が解くとしても非常にためになる内容だと思う。
7冊目 標準問題集古文・漢文 【古文】62問(通算199問)・【漢文】15問(通算49問)

おすすめ度(★★★)
A 特徴
「標準問題集古文・漢文(受験研究社)」は、中学生向けの問題集で、古文・漢文の入試問題が載っている問題集です。
また、本の特徴としては、
・本来高校で習う古典文法の説明が詳しく載っている
・STEP1、STEP2、STEP3と段階を踏んで学ぶことができる
といったもので、高校入試レベルの問題を演習する上ではうってつけとなっています。
また、前で紹介した「高校入試とってもすっきり古文漢文」と比べると、文法の説明が淡泊ではありますが、その分の覚えるべきポイントがはっきりとわかる構成になっているため、こちらの方が使いやすい印象があります。
ただし、この問題集は解説があまり詳しく書かれていないため、古文の苦手な人が取り組むのにはなかなか難しい問題集と言えます。(多読用教材としてはOK)
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年3月10日(月)~3月14日(金)
【使用方法】
ここまで似たような問題集を多く解いてきた。
そのため、古文の問題を解くことに少し飽きてきてしまった。
ただし、どれだけ解いても、まだ知らない文章がどんどん出てくるのは面白い。
古文は話の中で「伏線」があることがあるため、それをどうやって読み取っていくかがカギを握る。
古文常識や日本史の知識がないと解けないものもあるため、そこは数多く解いて、精度を上げるようにしたい。
また、このタイミングで大学入試レベルの古文単語の暗記も始めていった。
8冊目 中学ハイクラステスト古文 【古文】69問(通算268問)

おすすめ度(★★★★)
A 特徴
「中学ハイクラステスト古文(受験研究社)」は、難関私立高校を目指す中学生向けの問題集で、古文の入試問題が載っている問題集です。
また、本の特徴としては、
・他の問題集に比べて、私立高校の入試問題が多く載っている
・随筆、物語、説話などジャンルごとに問題が分けられているため使いやすい
といったもので、中学生向けの古文の問題集としては、最も難しいものの一つと言えます。
そのため、高校生が使う教材としてはちょうどいいレベルの問題集といえるでしょう。(高校初級~中級レベル)
ただし、この問題集は解説があまり詳しく書かれていないため、そこは要注意です。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年3月13日(木)~3月20日(木)
【使用方法】
このあたりの問題集から問題のレベルがグッと上がってくる。
ただし、ここまでに200問くらい解いてきているので、大分話のパターンは掴んできた気がする。
そのため、サラッと読めばどんな話なのかが分かるようになってきた。
また、大学入試レベルの古文単語の暗記も並行して行っているが、どうしても覚えられない単語がいくつかある。
そのため、それらの単語は毎日声を出して意味を覚えるようにしている。
9冊目 古文完全攻略63選 【古文】63問(通算331問)

おすすめ度(★★★)
A 特徴
「古文完全攻略63選(東京学参)」は、難関私立高校を目指す中学生向けの問題集で、古文の入試問題が載っている問題集です。
また、本の特徴としては、
・全部で3つのパートがあるが、パート1,3は問題量が少ない
・江戸時代に書かれた作品が多く登場する
といったもので、中学生向けの古文の問題集としては、最も難しい問題集と言えます。
そのため、高校生が使う教材としてはちょうどいいレベルの問題集といえるでしょう。(高校初級~中級レベル)
また、問題は63問ありますが、それぞれの問題があまり多くないので、どちらかと言えば多読用の教材と言えそうです。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年3月20日(木)~3月23日(日)
【使用方法】
市販の中学生向け教材としては最も難しいレベルの問題集。
開成や渋幕、東大寺学園といった高校の入試問題が出てくる。
この本は江戸時代に書かれた話が多く出てくるため、そこで話の内容がつかみづらいものがあった。(一般的に古文は平安・鎌倉時代の作品のものが多く出題されるため。)
残り1冊で高校入試用の教材は終わるが、ここまで330問読んできたので大分力はついてきたと思う。
10冊目 最高水準問題集中学古文・漢文 【古文】48問(通算379問)・【漢文】12問(通算61問)

おすすめ度(★★★★★)
A 特徴
「最高水準問題集中学古文・漢文(文英堂)」は、難関私立高校を目指す中学生向けの問題集で、古文・漢文の入試問題が載っている問題集です。
また、本の特徴としては、
・物語、説話、和歌などジャンルごとに問題を取り組むことができる
・難レベルの問題を取り扱っているにも関わらず、解説が非常に詳しい
といったもので、難しいレベルの問題集でありながら、非常に解きやすい教材であるといえます。
高校生が使う教材としてもやりごたえのある問題集です。(ただし、問題集の性質上文法問題はほぼないので要注意)
このレベルがスラスラと解ければ、古文の基本的な力は大分あると言えます。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年3月22日(土)~3月27日(木)
【使用方法】
高校入試用の古文の問題集はこれで8冊目になる。
ここまで解くと、大分前見たことある文章も多く出てくるため、スラスラと解けるようになる。
また、話のパターンも大分つかんできた。
やはり数多くの文章を読むことは大事になってくる。
ここでいったん問題集を解くことは終え、次は古文単語・古典文法・古文常識の強化に入る。
受験生と同じ感じで学習を進めていき、その中で感じたことを授業で反映できればいいと思っている。
【高校基礎レベル】古文の問題集を解いてみた
次に高校初級レベルです。
ここでは定期テスト対策や単語・文法・古文常識対策ができる問題集を紹介します。
基礎をしっかりと固めた上で、大学入試レベルの問題集を解いていくといいでしょう。
なお、おすすめ度は5段階表示となっています。
1冊目 高校マンガとゴロで100%丸暗記古文単語

おすすめ度(★★★★★)
A 特徴
「高校マンガとゴロで100%丸暗記古文単語(受験研究社)」は大学入試向けの古文単語帳となっており、この本1冊で共通テストや大学入試を戦える本となっています。
そして、この本の特徴としては、
・ページ数が少ないため持ち運びがしやすい
・左ページに意味とイラスト、右ページに例文と語源がのっているため覚えやすい
といったもので、非常に使いやすいものとなっています。
学校で使っている古文単語帳が使いづらい場合は、この本で暗記をしていくといいでしょう。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年3月11日(火)~4月1日(火)
【使用方法】
最初に覚えているかどうかをチェック。
その後、忘れてしまっているものについては、3回ずつ単語と意味を交互に言って暗記。
ここが大事で、古文単語を見た瞬間に意味がパッと言える状態にしなければ、完全に覚えたとはいえないため、声を出して徹底的に暗記を行う。
なかにはどうしても覚えられないものもあったが、定期的に繰り返し暗記をすることで徐々に定着していく。
覚えきれない言葉の意味を覚えたら、再度最初から意味をチェック。
そこで覚えられないものを再度暗記する。
これを3回ほどやったところ、ほぼ即答で意味が言えるようになった。
暗記のコツとしては、
・声に出して覚える
・その日のうちに一度完璧に覚えた状態にする
・時間を空けて再びチェックする
といったものがあると自身でやってみて改めて感じた。
2冊目 高校やさしくわかりやすい古典文法

おすすめ度(★★★★★)
A 特徴
「高校やさしくわかりやすい古典文法(文英堂)」は大学入試向けの古典文法の学習ができる問題集となっており、古典文法の基礎固めをするにあたって最適の問題集といえます。
そして、この問題集の特徴としては、
・下の「チェック問題」では、文法問題の解き方の思考回路が学べる
・全ての例文に現代語訳が載っているため、内容が理解しやすい
といったもので、他の問題集と比べると非常に使いやすい問題集といえます。
しかし、問題数がやや少ないため、この問題集以外にも別の問題集をやる必要があります。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年3月28日(金)~4月1日(火)
【使用方法】
授業用で生徒が使う教材の一つのため、自らの予習も兼ねて学習した。
最初に「まとめ」部分の赤字を覚え、その後下の「チェック問題」を解いていった。
また、ただ解くだけでなく、例文の中で、
・助動詞の真下の言葉:紫色
・助動詞の真上の言葉:緑色
・敬語:桃色
・重要な助動詞・助詞:青色
とさまざまな色のマーカーを使って色分けしていった。
1周目はサラッと解き、2周目は現代語訳の確認などをしていった。
また、もう一度解きたい問題には★印をつけ、繰り返し解いていった。
3冊目 速読古文常識

おすすめ度(★★★★★)
A 特徴
「速読古文常識(Z会)」は大学入試向けの古文常識の学習ができる問題集となっており、この本で恋愛や宗教などの古文常識について深く学ぶことができます。
そして、この問題集の特徴としては、
・左ページの「解説」には、古文常識に関する詳しい説明が載っている
・「入試問題ではこう出る」では、入試問題を通じて古文常識の知識を定着させることができる
といったもので、この本1冊で古文常識を基礎を固めることができます。
ですが、分量がやや多いので、時間をかけて取り組む必要があります。
作品によっては、古文常識の知識がないと内容を理解しづらいものがあるため、本格的に古文読解の練習をする前に一度古文常識の勉強をしておくことをおすすめします。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年4月1日(火)~4月5日(土)
【使用方法】
まずは右ページにある例文を確認する。
次に左ページにある「解説」を読む。
その際に覚えるべき語句を青チェックペンで引き、その都度暗記をしていく。
1周やったあともう一周やって知識を定着していった。
4冊目 教科書ガイド 【古文】78問(通算457問)

おすすめ度(★★★★★)
A 特徴
「教科書ガイド(あすとろ出版)」は、教科書本文の内容を詳しく解説している参考書です。
ただし、この教科書ガイドはさまざまな種類のものがあるため、みなさんが高校で使っている教科書に対応しているものを使うようにして下さい。
また、本の特徴としては、
・品詞分解がされているため、文の内容を非常につかみやすい
・定期テスト対策だけでなく大学入試対策としても使える
といったもので、教科書ガイドを使うことで教科書に出てくる文章をよく理解できるようになります。
そのため、教科書ガイドを読み込むことで、枕草子や徒然草、源氏物語などの定番作品のあらすじや話の流れなどをつかむことができます。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年4月6日(日)~5月4日(日)
【使用方法】
①原文をノートに書く(文と文の間は1行開ける+品詞分解をされた状態で書く)
*スペースには余裕を持たせて書いた
②教科書ガイドを参考に重要単語の意味や助動詞の意味、敬語の意味などを赤字で書く
*赤字で書くことで赤シートで隠して覚えることができる
③教科書ガイドに書かれている内容を読み込み、文の内容を理解する
④YouTubeの解説動画を見て、文の内容をさらに理解する
5・6冊目 ステップアップ古文基礎・標準 【古文】52問(通算509問)

おすすめ度(★★)
A 特徴
「ステップアップ古文(受験研究社)」は、古文読解の問題集で、全部で2冊(基礎編と標準編)があります。
また、本の特徴としては、
・問題集としては薄いため、短い時間で最後まで解き切ることができる
・「読解のポイント」、「さらに知っておこう」など問題の解く上でのヒントが詰まっている
といったもので、入試でよく出る作品(枕草子や徒然草など)を中心に幅広いジャンルの問題が載っています。
ただし、解説があまり詳しく書かれていないため、古文の苦手な人は使いにくい問題集といえます。
個人的には、学校で使っている補助教材をしっかりとやっていけば、大丈夫でしょう。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年4月29日(火)~5月10日(土)
*2冊合わせての期間
【使用方法】
①問題を解く
②答え合わせをする
③現代語訳を読む(YouTubeの動画授業があるものは、その動画を視聴する)
④2回音読する
⑤後日上の③・④を再度行う
解説が少ないので使いづらかった。
初学者の人はこの問題集は無理に使わなくていいと思う。
個人的には、「全レベル問題集」など、解説が詳しいものを使っていくのがおすすめ。
7・8冊目 トレーニングノート古文α・β 【古文】60問(通算569問)

おすすめ度(★★★)
A 特徴
「トレーニングノート古文(受験研究社)」は、古文読解の問題集で、全部で2冊(αとβ)があります。
また、本の特徴としては、
・解説が詳しい
・αは有名作品、βはマイナー作品の文章が中心
といったもので、2冊を解くことで古文の力を伸ばすことができます。
類書の「ステップアップ古文」よりかは解説が詳しめですが、ポラリスや全レベル別問題集と比べるとあっさりしています。
そのため、ある程度古文の力がある人向けの問題集といえます。
B 私の学習方法
【学習時期】
2025年5月9日(金)~5月14日(水)
*2冊合わせての期間
【使用方法】
①問題を解く
②答え合わせをする
③現代語訳を読む
④2回音読する
⑤後日上の③・④を再度行う
αは解きやすかったが、βは見慣れない作品が多かったため、文の意味をつかみづらいものが多かった。
古文の力が十分についていないと解き切れないと思う。
ある程度力がついて、数多くの問題を解きたいときにはおすすめの1冊といえる。
大学入試対策コースについて
当塾では、志望校に応じたコースを揃えています。
【①大学入試対策コース(国・数・英対応)】
【対象者】国公立大学・私立大学を一般受験で志望する高校生
【指導科目】英語・数学・国語
大学入試対策コースの詳細はこちら
【②推薦入試対策コース(国・数・英対応)】
【対象者】国公立大学・私立大学を推薦入試で志望する高校生
【指導科目】英語・数学・国語・面接・小論文・志望理由書
推薦入試対策コースの詳細はこちら
【③国語・小論文対策コース】
【対象者】国語の力を伸ばしたい高校生、小論文の対策をしたい高校生
【指導科目】国語(現代文中心)・面接・小論文・志望理由書
国語・小論文対策コースの詳細はこちら
【入塾条件】
②規則正しい生活をし、勉強習慣がついていること(宿題の量は多めです)
③通知表で各教科の判定が「3以上」であること
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00