この記事では、2026年共通テストの政治経済(公共分野含む)で高得点を狙うための参考書ルートや効率的な勉強法、過去問活用法を、豊橋の個別指導塾「とよはし練成塾」の西井が徹底解説します。

この記事を書いた人
西井佑一 にしいゆういち ・愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上中学生を指導 ・プライベートでは47都道府県フルマラソン大会制覇挑戦中! | ![]() |
要点だけ知りたい人用にQ&A方式でまとめました。
Q&A:共通テスト政治経済によくある質問

Q1. 共通テスト公共、政治・経済の平均点はどのくらいですか?
A. 2025年の共通テスト公共、政治経済の平均点は62.66点でした。
Q2. 共通テスト公共、政治・経済の問題は難しいですか?
A. 問われる知識は細かいものはあまりありませんが、文章やグラフを読み解く力がないと難しく感じる問題となっています。
Q3. 共通テスト公共、政治・経済のおすすめ参考書や問題集は何ですか?
A. 必修整理ノート政治・経済、大学入学共通テストへの道 公共、政治・経済、蔭山の共通テスト政治・経済がおすすめです。
Q4. 共通テスト公共、政治・経済の効果的な勉強法を教えてください。
A. まずは用語の意味を覚え、その後は解説の詳しい問題集でできるだけ多くの問題を解くようにしましょう。
Q5. 共通テスト公共、政治・経済の過去問の解き方を教えてください。
A. ただ問題を解いて終わりではなく、間違えた問題は解説をしっかり読むなどして理解を深めるようにしましょう。
【共通テスト 公共 政治・経済】 参考書ルートとおすすめ勉強法
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共通テストの公共、政治経済で高得点を取るための参考書ルートおよびおすすめ勉強法についてみていきます。
ア 共通テスト 公共 政治・経済 勉強法

A 共通テスト公共、政治・経済で受験する人
共通テストの公共、政治経済を使う人は、
②理系で地理の代わりに選択
する人がメインです。
そして、他の教科とのバランスを考えると、共通テストの公共、政治・経済にあまり勉強時間を充てられない人が多いでしょう。
そのため、できるだけ短い時間で効率よく点数を取っていくことが大切になってきます。
B 共通テスト公共、政治・経済の平均点
2025年の共通テスト公共、政治経済の平均点は62.66点でした。
他の社会系科目では、地理が57.48点、日本史探究が56.69点、世界史探究が66.12点、公共・倫理が59.74点でした。
2025年は共通テストの問題形式が変わって初年度と言うこともあり、やや易しめの試験だったように思えます。
そのため、2026年の共通テストでは難しくなる可能性がありますので気を付けてください。
また、共通テストの公共、政治経済の問題形式は、
| 問題番号 | 内容 | 配点 |
| 1 | 現代社会(公共) | 12 |
| 2 | 倫理(公共) | 13 |
| 3 | 政治(政経) | 18 |
| 4 | 国際社会(政経) | 19 |
| 5 | 経済(政経) | 19 |
| 6 | 経済(政経) | 19 |
となっています。
このように公共が25点分、政治経済が75点分となっており、公共の勉強も決して疎かにすることはできません。
C 共通テスト公共、政治・経済のおすすめ勉強法
共通テスト公共、政治・経済で高得点を取るには、
②基礎固め:穴埋め式ノートで基本的な用語を覚える
③問題演習:解説の詳しい問題集を解く
④最終仕上げ:過去問を解いて、得点力を上げる
といった流れになります。
中学社会(公民)の知識が十分にあれば、それだけでサクサクと勉強が進んでいきます。
一方でその知識がない人は、高校生用の問題集では難しく感じるかもしれません。
ですので、まずは、「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学公民」といった問題集から始めていくとよいでしょう。
また、共通テストの公共、政治・経済は、文章や図、グラフが数多く出てきます。
そのため、基本的な知識を身につけた後は、できるだけ過去問や予想問題集を解いていくようにしましょう。
イ 共通テスト 公共 政治・経済 参考書・問題集ルート

次に共通テスト公共、政治・経済のおすすめ参考書・問題集ルートを紹介していきます。
個人的におすすめな参考書ルートは、
②「大学入学共通テストへの道 公共、政治・経済」 のような問題集を解く
*分からないところは、「蔭山の共通テスト政治・経済」のような参考書を読んで理解する
③過去問や予想問題集を解く
です。
A 必修整理ノート政治経済(基礎固め)

共通テスト公共、政治・経済の最初の1冊目としておすすめの問題集が、「必修整理ノート公共」と「必修整理ノート政治経済」です。
この2冊の問題集は穴埋めノート方式になっており、先に赤字で書き込むことによって、重要用語を覚えることができます。
量も少なくて短い時間で終わりますので、最初の1冊としておすすめです。
また、「必修整理ノート」を使った勉強方法は、
②1周目は左ページから覚える
③意味の分からない語句があれば用語集で調べる
④2周目は右ページも覚える
がおすすめです。
1周だけではすぐに忘れてしまいますので、2周、3周とやっていくようにしましょう。
また、政経が得意な人は、公共の政治分野と経済分野はカットしてかまいません。
一方で、最初の1冊目の問題集として「共通テスト 公共、政治・経済 集中講義」を薦めている人もいますが、個人的にはあまりおすすめはしません。
その理由としては、
・右ページの問題の解説が薄い
・赤字部分を覚えたからといって右ページの問題が解けるようにならない
といったことがあるからです。
多くの人は政経に時間をあまりかけられません。
そう考えると、短い時間でしっかりと基礎固めができる「必修整理ノート」を私は薦めます。
B 蔭山の共通テスト政治・経済(参考書)

「必修整理ノート」で基礎固めをしたら、ここからは問題演習に入っていきます。
その時に、手元に置いてほしいのが、「蔭山の共通テスト政治・経済」です。
この本は共通テストに出る内容をコンパクトにかつ分かりやすくまとめている参考書です。
とはいえ、ページ数は非常に多いですので、一から読んでいくのはおすすめしません。
そして、この参考書の使い方としては、問題集や過去問を解いているときに意味の分からない用語が出てきたら、この本を使って調べていきます。
共通テスト公共、政治・経済では意味を問う問題が出てきます。
例えば、2025年の本試験では、「マネーストック」と「マネタリーベース」について問われました。
このように用語の意味を知らないと解けない問題がありますので、問題を解いて意味を知らない言葉が出てきたら、その都度参考書を使って調べる癖をつけるようにしましょう。
C 大学入学共通テストへの道 公共、政治・経済(問題演習)

共通テストの過去問を解く前に、やってほしい問題集があります。
それは、「大学入学共通テストへの道 公共、政治・経済」です。
この問題集は、
・最新の過去問が載っている
・解説が詳しい
といったこともあり、非常におすすめの問題集です。
また、「大学入学共通テストへの道 公共、政治・経済」を使った勉強方法は、
②問題を解く
③解説を読む
④意味の分からない用語があれば、「蔭山の共通テスト政治・経済」で意味を調べる
がおすすめです。
一気に全部やるのではなく、政治分野、経済分野といったように一分野ずつ仕上げていくとよいでしょう。
また、ただ問題を解いて終わりではなく、間違っている選択肢はどこが違うのかまでしっかりと言えるようにしてください。
それをすることで力がついていきます。
なお、苦手な単元は、先に「蔭山の共通テスト政治・経済」をサラッと読んでから解いていくといいでしょう。
D 共通テストの過去問、予想問題集

「大学入学共通テストへの道 公共、政治・経済」を解き終えたら、最後の仕上げとして過去問や予想問題集を解いていきます。
解く順番としては、
②今まで受けた共通テスト模試の復習
③共通テスト予想問題集(河合、駿台など)
④共通テスト予想問題パック
がいいでしょう。
共通テスト公共、政治経済の問題の特徴としては、
②用語の意味を問う問題がある
といったことがあります。
そのため、できるだけ多くの過去問や問題集を解いて、文章やグラフなどを短い時間で読み解く力をつけていきましょう。
また、間違えた問題は解説を読み、意味の分からない用語は参考書でしっかりと調べるようにして下さい。
