豊橋工科高校 2026年入試情報｜偏差値 内申点 ボーダー 進学実績 まとめ

この記事では、2026年愛知県高校入試で豊橋工科高校を目指す人に向けて、偏差値・内申点・ボーダー・進学実績を豊橋の個別指導塾「とよはし練成塾」の西井が徹底解説します。

この記事を書いた人

西井佑一 にしいゆういち ・愛知県豊橋市の個別指導塾で10年以上中学生を指導 ・YouTube動画では授業動画や入試対策動画を日々公開中！ 授業動画 ・プライベートでは47都道府県フルマラソン大会制覇挑戦中！

要点だけ知りたい人用にQ＆A方式でまとめました。

Q&A：豊橋工科高校によくある質問

Q1. 豊橋工科高校の偏差値はどのくらいですか？

A. 豊橋工科高校の偏差値はおよそ44～45です。豊丘（生文）・豊橋南（生デ）と同じような偏差値となっています。

Q2. 豊橋工科高校の倍率はどのくらいですか？

A. 2025年度入試では、一般入試の倍率が1.42～1.68倍、推薦入試が1.11～1.15倍でした。

Q3. 豊橋工科高校の進学実績や就職先はどうですか？

A. 大学・短大・専門学校へ合格し、進学する人と、地元の企業に就職する人に分かれています。

Q4. 豊橋工科高校に合格するためのボーダーラインは？

A. 合格には当日点で50～55点以上（安全圏は60点以上）が目安です。1教科当たり10～11点以上が目標点数となります。

Q5. 豊橋工科高校の合格に必要な内申点はどれくらい？

A. 目安は内申25～28以上です。豊橋工科高校はⅣ型（内申点重視型）ですので、内申点も高ければ受験に有利になります。

【豊橋工科高校】 進学実績･就職先･部活動は？

【動画】豊橋工科高校受験予定の中学生へ！とよはし練成塾による5教科授業動画・愛知県高校入試対策動画紹介

実際の授業をそのまま収録した【定期テスト対策・入試対策授業動画】を公開中！

豊橋市の南部にある豊橋工科高校は、工業系（ロボット工学、機械、電気）と建築系（建築デザイン、都市工学）の2つの系統がある高校です。

そのような豊橋工科高校の基本情報について最初にみていきます。

ア　豊橋工科高校の歴史・学科

豊橋工科高校は、終戦直前の1944年に豊橋市立工業学校として創立しました。

当初は、電気科・電気通信科・機械科の３つの科から始まりましたが、その後、紡織科や建築科、土木科などが新設されました。

令和3年には、現在の「豊橋工科高校」に改称され、同時に建築科を建築デザイン科に、土木科を都市工学科と改称しました。

そして、今ある学科は5つあります。

入学時に「ロボット・機械・電気」か「建築デザイン・都市工学」に分かれ、その後2年から専門のコースを本格的に進んでいくことになります。

イ　豊橋工科高校で取得できる資格

豊橋工科高校で取得できる資格は以下のものがあります。

工事担任者・電気主任技術者・電気工事士・建築施工管理技士・危険物取扱者・測量士補・情報処理技術者・ITパスポート・基本情報技術者試験・ラジオ音響技能検定・陸上特殊無線技士など

これらの資格を持っておくと将来働くときに役に立ちます。

そのため、高校生のうちから積極的にチャレンジするようにしましょう。

ウ　豊橋工科高校の進学先・就職先（令和6年度）

豊橋工科高校の主な進路先や就職先です。

①主な進学先

【大学】　名古屋工業大2、豊橋技術科学大3、名城大5、中部大5、愛知工業大12、大同大5

【傾向】地元の工学系の私立大学中心に合格者が数多くいる。また名工大・技科大といった国公立大学にも合格者がいる。

【短大】　愛知工科大学自動車短期大学2

【専門学校】　HAL名古屋校4、東海工業専門学校4、浜松日建工科専門学校2、名古屋工学院専門学校2、名古屋デザイン＆テクノロジー専門学校2

【傾向】専門学校も工学系の学校が中心であるが、一部、看護・スポーツ・美容系に進む生徒もいる。

②主な就職先

デンソー、プライムアースEVエナジー、トヨタ自動車、スズキ、武蔵精密工業、日東電工、東海理化、トピー工業、アイシン、トーエネック、トヨタ車体、シンフォニアテクノロジー、名古屋鉄道、ジェイテクト、大羽精研

【傾向】地元の有力企業に数多くの生徒が合格している。愛知県は製造業が盛んであるため、生徒たちの受け皿になる企業が他県に比べると特に多いのが要因である。

エ　豊橋工科高校の部活動

豊橋工科高校にある主な部活動です。

A　運動部

野球・陸上競技・バスケットボール・水泳・テニス・バレーボール・卓球・ハンドボール・柔道・剣道・弓道・サッカー・アウトドア・ラグビー・空手道

B　文化部

ラジオ・機械・ウッドクラフト・土木・写真・音楽・英語・美術・イラスト、文芸・囲碁・将棋・コンピュータ・模型・茶道・放送・電験

オ　豊橋工科高校の学校行事

豊橋工科高校で行われる主な学校行事です。

勉強だけでなく、充実した行事が数多くあります。

・オリエンテーション（1年）、修学旅行（2年）

・スポーツデー、体育祭、文化祭

・進路講話、ビジネスパーク（1年）

・東三河の地元企業説明会（2年）

カ　豊橋工科高校卒の有名人

豊橋工科高校出身の主な卒業生です。

スポーツ選手：朝倉海、井上直樹、牧勝彦

芸能関係：松平健、金田哲、桂文月、若月徹

その他：長坂秀佳

キ　豊橋工科高校に関する掲示板・口コミ

豊橋工科高校の掲示板や口コミには、在校生や卒業生のナマの声が載っています。

豊橋工科高校に実際に通っている生徒や卒業生の生の声を知ることで、豊橋工科の良さがより分かってくるでしょう。

「次のテストで結果を出したい」
「豊橋工科高校合格に向けて本気で頑張りたい」
そんな中学生のみなさんを全力でサポートします。

【豊橋工科高校】 偏差値･内申点･ボーダーラインは？

ここでは豊橋工科高校を目指す中学生向けに、豊橋工科合格に必要な内申点やボーダーラインについて紹介していきます。

ア　豊橋工科高校の偏差値

みんなの高校情報によると、豊橋工科高校の偏差値は44～45です。

これは、近隣の高校で言うと豊橋南（生活デザイン）、豊丘（生活文化）高校と同じ偏差値で、愛知県内では217位、全国では5273位の偏差値となっています。

なお、東三河の専門学科、総合学科の主な高校の偏差値は、

となっています。

イ　豊橋工科高校の定員･倍率･体験入学

A　定員・倍率

【入試情報】

2026年に向けた豊橋工科高校の入試情報です。

【倍率】

豊橋工科高校の過去3年の倍率（一般入試）をみていくと、

＊（　）内の数字は建築デザイン・都市工学科の数字

となっており、ロボット・機械・電気科は1.5～2.0倍前後の倍率、建築デザイン・都市工学は1.2～2.2倍前後の倍率が基本だといえます。

年によって倍率が大きく変動する傾向にあります。

2025年入試を見ると、ロボット・機械・電気は倍率が大きく減少する一方で、建築デザイン・都市工学は逆に大幅に増加しました。

2026年入試も大きく倍率が変動する可能性がありますので注意してください。

【受験校の組み合わせ】

豊橋工科高校を志望する人の主な組み合わせとしては、

「豊橋工科＋豊橋西」、「豊橋工科＋豊川工科」

などがあります。

また、私立高校は桜丘（普通）や豊橋中央を受験する人が多いです。

そして、豊橋工科は内申ボーダーは25～28で、内申点が極めて重視される受験方式をとっています。

そのため、内申点が1つ上がると、当日点4点分の差をつけることでき、非常に有利になっていきます。

ですので、定期テストはもちろんのこと、授業態度や提出物にも力を入れるようにしましょう。

B　体験入学

豊橋工科高校は毎年夏と秋に体験入学があります。

そこでは、学校紹介や個別相談、施設設備の見学があります。

高校の様子を知る絶好の機会ですので、できるだけ参加するようにしましょう。

ウ　豊橋工科高校合格への内申点

豊橋工科高校合格に必要な内申点は25～28点です。

そして、内申点が25～28になるためには、

といったように内申点が取れていくのがいいでしょう。

豊橋工科高校はⅣ型で、超内申点重視型であるため、内申点が4倍されます。

そのため、例えば内申25の生徒と内申28の生徒では、差が12点差になってしまいます。

また、筆記試験は110点満点です。

そのため、同じような実力の人が受ける高校入試で12点差をひっくり返すのはなかなか難しいといえます。

そのため、豊橋工科高校を志望している場合は、まずは内申点を上げることに力を注いでください。

もし内申点で「２」の教科があれば、まずは「３」になるように心がけていきましょう。

5教科は定期テストの結果が重視されますが、実技教科の評価はテストの点数に加え、授業態度、提出物、実技、レポートなどで決まります。

そして、実技教科は英語や数学のように積み重ね教科でなく、テスト範囲も5教科に比べて狭いのが特徴です。

そのため、定期テストの勉強は、5教科だけでなく実技教科の勉強もしっかりと行うようにしましょう。

そうすることで内申点が上がり、余裕を持って受験に臨むことができます。

エ　豊橋工科高校合格へのボーダーライン

豊橋工科高校に合格するためには、入試当日で110点中50～55点以上取ることが目標になってきます。

これは1教科平均で10～11点以上取らなければいけないことになります。

ただし、愛知県高校入試の平均点を見ると、例年国語は高めですが、理科は低めの傾向にあります。

【2025年愛知県高校入試平均点】

＊各教科22点満点

そのため、各教科の難易度を考慮した目標点は以下のようになります。

まずは、国語でしっかりと点数が取れるようにして下さい。

また数学や理科は基本問題も出ますので、必ずそのような問題はできるようにしましょう。

工業系の学科では入学後に数学や理科の内容が知識が必要になってきますので、苦手な単元は克服できるように勉強してください。

「次のテストで結果を出したい」
「豊橋工科高校合格に向けて本気で頑張りたい」
そんな中学生のみなさんを全力でサポートします。

【豊橋工科高校】 推薦入試で合格するには？

ここでは、豊橋工科高校の推薦入試のしくみや推薦で合格するためにやるべきことについてみていきます。

A　推薦基準

豊橋工科高校の主な推薦条件は以下の通りです。

そのため、定期テストの勉強だけでなく、部活動や英検など普段の活動もしっかりと取り組むようにしましょう。

豊橋工科高校は専門学科ですので、推薦枠が定員の30～45％あります。

ですので、普通科の高校よりも推薦で受かりやすいため、推薦入試が受けられるように中学校生活を頑張っていきましょう。

なお、2025年の推薦入試では、ロボット・機械・電気科では志願者数111名、合格者100名で倍率は1.11倍、建築デザイン・都市工学科は志願者数は46名、合格者は40名で倍率は1.15倍でした。

このように、推薦基準にあてはまるからといって必ず合格するわけではありませんので、「受かったらいいな」という気持ちで受験するようにしましょう。

B　推薦入試で合格するために

豊橋工科高校で推薦入試で合格するためには、

①部活動で実績を残す

→陸上・水泳・柔道などの個人競技は特に結果を出しやすい。全国＞東海＞県＞東三河大会と上の大会に行くほど合格する可能性は高くなる。

②生徒会役員・級長・部長に立候補し、周りをまとめる

→推薦目的で安易にこれらの役職に就かないこと。あくまで「チーム（クラス）をまとめたい」と強い思いを持って役割を果たすこと。

③英検や漢検に合格する

→テスト勉強や入試対策と並行して取り組んでいくとよい。目安としては中1で5級、中2で4級、中3で3級を目指すのがおすすめ。漢字や英単語をコツコツと覚えていく習慣をつけること。

④面接対策をしっかりやる

→志望動機・中学校時代に頑張ったこと・高校での目標・卒業後の進路などの定番質問は具体的に話せるようにする

といったことをする必要があります。

推薦入試の場合、実績が全てです。

たとえ面接で完璧に話せたとしても、アピールできる実績が弱いと合格は難しくなります。

そのため、「合格出来たらいいな」という気持ちで、受験に臨むようにしましょう。