時習館中学校 塾向けの偏差値・倍率・説明会情報を2026年度版として徹底解説。受験生や保護者が知りたい最新情報、過去の傾向、入試対策ポイントを塾講師がわかりやすくまとめました。

この記事を書いた人
西井佑一 にしいゆういち ・愛知県豊橋市の個別指導塾で時習館中を目指す小学生を指導 ・プライベートでは47都道府県フルマラソン大会制覇挑戦中! | ![]() |
要点だけ知りたい人用にQ&A方式でまとめました。
Q&A:時習館中学校に関する質問

Q1. 時習館中学校の偏差値はどのくらいですか?
A. 時習館中学校の偏差値は不明です。ただし、時習館高校の偏差値は68となっており、刈谷高校と同じ偏差値となっています。
Q2. 時習館中学校の2026年の倍率を教えてください。
A. 2026年入試の時習館中学校の倍率は約5倍です。募集人員は70名、志願者数は352名となっています。
Q3. 時習館中学校の説明会の時期を教えてください。
A. 時習館中学校の説明会は例年夏に実施されます。そこでは、時習館中学校のカリキュラムや指導方針について説明がされます。
Q4. 時習館中学校の定員を教えてください。
A. 時習館中学校の定員は70人となっています。1次試験で定員の2倍程度まで人数が絞られます。
Q5. 時習館中学校入試への対策方法を教えてください。
A. 時習館中学校入試に合格するには、適性検査対策では基礎固め+過去問演習、面接対策は情報収集+面接練習となっています。競争が激しいので、じっくりと時間をかけて取り組むようにしましょう。
【時習館中学校 2026】 偏差値 基本情報を徹底解説
【動画】とよはし練成塾による愛知県公立中高一貫校入試対策動画紹介
時習館中を目指す小学生向けの【適性検査対策授業・面接対策動画】を公開中!
ア 時習館中学校とは?

愛知県では2025年から公立中高一貫校を導入することになりました。
そして、時習館高校も2026年から時習館附属中学校が導入され、中高一貫校になります。
これにより、東三河地区でも本格的に中学受験の熱が高まっていくことでしょう。
東三河で最難関の高校である時習館高校に中学校で入ることができるのは非常に魅力的です。
そのため、入試に向けた競争は激しくなっていくものと思われます。
ぜひとも早い時期から入試勉強に取り組むようにして下さい。
そして、時習館附属中学校の特徴としては、
・国語、数学、英語の授業時間数が多い
・少人数指導(1学年80人を3つのクラスに分ける)
・高等部と連携した活動
・6限終了後にその後の活動を自分で決める時間がある(自考自成タイム)
といったものがあります。
これらの中でも時習館中学校が特に力を入れているのが、探究学習です。
探究学習とは、身の回りのことについて疑問を持ち、そこからさまざまなことを調べて、発表する学習方法のことです。
そして、探究学習を通じて、生徒は「考える力」・「情報を分析する力」・「話す力」などを身につけることができます。
これらの力は、大学入試においても必要ですが、何よりも大人になって社会で働くときも必要なものです。
そのため、中学生の間に探究学習に取り組むことで、非常に有意義な時間を過ごすことができるでしょう。
また、他の基本情報としては、
【制服】高校生と同じ制服
【給食】あり
【校舎】中等部専用の校舎を新設
【授業料】入学金、授業料、教科書代は無料
となっています。
イ 時習館中学校 偏差値 徹底分析

時習館中学校の偏差値は、学校がないため、まだありません。
一方で、時習館高校の偏差値は、みんなの高校情報によると68となっています。
これは、県内では8番目の偏差値で、上から、
東海・旭丘・滝・明和・岡崎・一宮・刈谷・時習館・向陽・瑞陵
となっています。
また、「シリタス」というサイトには全国の私立・国公立の中高一貫校の偏差値が載っています。
今は時習館中学校は載っていませんが、近い将来にこのサイトにも偏差値が出てくると思います。
【時習館中学校 2026】 倍率 説明会 定員 入試情報を徹底分析

時習館附属中学校に入学するためには、愛知県公立中高一貫校入試を受験し、合格する必要があります。
以下、愛知県公立中高一貫校の入試情報です。
ア 時習館中学校 2026 定員

2026年愛知県公立中高一貫入試での時習館中学校の定員は70人となっています。
当初は80人でしたが、1クラスの生徒数が35人が適正だろうということで、急遽10人定員が減りました。
その分、より厳しい競争になったと言えるでしょう。
イ 時習館中学校 2025 説明会日程

時習館中学校を受験する小学生および保護者向けに、毎年夏に説明会を実施しています。(2025年は神野ふ頭町のライフポート豊橋で行われました。)
そこでは、時習館中の指導方針やカリキュラムなどを紹介しています。
また、当日の参加者者向けに時習館中HPには、当日資料がダウンロードできるようになっています。
ですので、事前に資料を読み込んでおくことをおすすめします。
ウ 時習館中学校 2026 入試日程・出願手続き

時習館中学校の入試スケジュールです。
出願手続きなど、締め切りに間に合うように進めていきましょう。
A 出願手続き・12月1日(月)~10日(水)
□出願は郵送ではなく、「Web出願システム」により行う
*ここで、「ユーザー登録(氏名・メールアドレス・パスワード)」および「出願情報登録(本人情報・保護者情報)」を登録します。
*出願方法は、「Web出願申請者用マニュアル」に詳しく掲載されています。
□入学検定料(2,200円)の納付
□受験票をダウンロードして印刷
*当日必要ですので、必ず印刷するようにしましょう。
B 志願理由書の提出・12月15日(月)~19日(金)
□志願理由書の印刷
*印刷は、「A4サイズ+片面印刷」となっています。
*志願理由書を2枚をクリップでまとめて提出します。
□志願理由書は受験生本人が記入
*志願理由書はコピーをして取っておきましょう。(面接では志願理由書の記入内容を元に質問がされます。)
□郵送は簡易書留(角形2号の封筒)で行う
*封筒に「志願理由書在中」と朱書きしましょう。
C 適性検査・1月10日(土)
□入試当日のスケジュール
・検査場入場 9:20
・適性検査Ⅰ(45分) 9:40~10:25
・適性検査Ⅱ(45分) 11:05~11:50
□受験票、筆記用具、時計以外のものは教室に持ち込めない
*筆記用具:鉛筆、シャープペンシル、消しゴム、無地の下敷き、鉛筆削り
□受験票は机の上に置いておく
D 合格発表<1次試験>・1月14日(水)
□発表は愛知県教育委員会のWebページで行う
*1次合格者の人数は、募集人員(70人)の2倍程度とする→1次合格者は約140名前後
E 面接・1月17日(土)
□個人面接で、時間は1人15分程度
*志願理由書の内容を踏まえて質問がされます
→志望動機、小学校生活で頑張ったこと、中学校生活で頑張りたいこと、将来の進路など
*教科の内容や入学志願者の思想、信条に触れるような質問はされません。
F 合格発表・1月23日(金)
□発表は愛知県教育委員会のWebページで午前10時に行う
□合格者の保護者は「入学確約書」を合格校に持参する(郵送ではないので注意)
*受検票+保護者の身分証明できるもの<運転免許証など>が必要です。
*提出期間は1月26日(月)~1月27日(火)となっています。(時間は9時~15時)
ウ 時習館中学校 2026 倍率

2026年の時習館中学校の倍率は約5.03倍です。
募集人員が70名のところを、352人が志願しています。
そうなると、352人が受験→140人が1次試験通過→70人が最終合格となります。
他の中学校に比べると倍率は低めですが、それでも5人中4人が不合格になってしまうため、厳しい試験であるといえます。
なお、2026年入試の主な中学校の倍率は以下の通りです。
・刈谷中学校:6.5倍(前年度10.2倍)
・半田中学校:3.9倍(前年度4.9倍)
・津島中学校:2.4倍(前年度2.1倍)
津島中学校は前年よりも倍率が上がりましたが、他の3つの中学校は倍率が下がりました。
また、豊田西中学校は4.4倍、西尾中学校は2.0倍、愛知総合工科附属中学校は2.9倍となっています。
【時習館中学校 2026】 適性検査 面接対策 徹底解説

愛知県公立中高一貫校入試では、適性検査と面接があります。
ここでは、適性検査と面接について詳しく見ていきます。
ア 時習館中学校入試 適性検査対策

愛知県公立中高一貫校入試では1次試験が適性検査がとなっています。
そして、適性検査の特徴としては、
・全問選択式で記述問題はない
・英語は出題されない
・教科書の内容から出題される
といったことがあります。
こう見ると、「適性検査は簡単そうだなあ」と思うかもしれません。
ですが、適性検査はとても難しくなるだろうとみています。
なぜなら、試験が簡単だと点数に差がつかなくなってしまい、試験としての役割を果たせなくなってしまうからです。
では、適性検査をどのようにして難しくするのでしょうか?
それは、
・選択肢の数を増やす
・問題の数を増やし、時間内で解けないようにする
・前半に難しい問題を入れ、時間を使わせる
といったことをして、点が取りにくいテストにしていきます。
このように、適性検査は簡単なテストではありませんが、しっかりと対策をすることでできるようになります。
具体的には、
・漢字や言葉の意味を覚える、作文が書けるようにする、計算が素早くできるようにする
・適性検査対策の問題集を解く
・過去問や銀本(他の都道府県の適性検査の過去問がのっている問題集)を解く
・できなかったところはしっかりと復習をする
といったことをやることで、適性検査の問題が少しずつできるようになってきます。
ここで、大事なことは、「できない」問題を「できる」ための勉強をすることです。
そのため、忘れてしまっているところがあればきちんと覚えなおしたり、できなかったところあればしっかりと復習したりすることを心がけましょう。
一方で、問題を解いて丸つけをして終わりではいつまでたってもできるようにはなりません。
その点に気を付けて日々勉強に取り組むようにしてください。
イ 時習館中学校入試 模試

基礎固めを終えて、適性検査型の問題集を解く時期になったら、ぜひ模試を受験することをおすすめします。
それは、模試を受験することで、
・現在の自分の実力が分かる
・今後どんな勉強をしていてばいいかが分かる
というメリットが得られるからです。
そのため、模試は積極的に受験するようにしましょう。
なお、愛知県公立中高一貫校の適性検査型の模試としては、
*会場受験はなし(当塾では外部生の受付はしておりません)
*豊橋の愛知大学で受験できる+難易度は高め
*公開会場は名古屋会場のみ
があります。
このような模試を積極的に受験して、得点力を上げるようにしましょう。
ウ 時習館中学校入試 過去問演習

時習館中学校の適性検査の問題は非常に難易度が高いです。
そのため、ただ一般的な問題集をやっていただけではなかなかできるようにはなりません。
実際の適性検査レベルの問題演習を数多くこなしていく必要があります。
そうなると、直前期には過去問演習が勉強のメインになってきます。
そこでおすすめなのが、銀本です。
この問題集は、全国の公立中高一貫校の前年度の適性検査の過去問を集めた問題集です。
全部で1000ページ以上あるため、たくさん過去問演習をすることができ、実践的な力をつけることができます。
ただし、銀本には解説がありません。
そのために、人を選ぶ問題集であると言えます。
なお、当塾では銀本を使って問題演習をし、講師が解き方などを解説するスタイルをとっています。
エ 時習館中学校入試 志願理由書対策

時習館中学校入試では、受験前に志願理由書を提出する必要があります。
これは、
・小学校生活で頑張ったこと(探究活動)
・中学生になったら頑張りたいこと
・卒業後の進路
について、自分の思っていることを書いていくものです。
入試直前の12月中旬に志願理由書を提出することになりますが、いざ書き始めると時間がかかります
そのため、早めの準備が必要になってきます。
そして、個人的におすすめなのは、夏の学校説明会が終わるころです。
そこであれば、時習館中学校の情報も多く入手できているので、書きやすいと思います。
あとは自分自身のこと(強み・実績・目標など)をよく見つめ直して、それらを文にするようにしていきましょう。
オ 時習館中学校入試 面接対策

時習館中学校入試は1次試験(適性検査)の後に2次試験(面接)があります。
そして、面接の特徴としては、
・1人15分程度
・志望動機、中高一貫校で6年間学ぶ意欲、コミュニケーション能力をみる
・志望理由書の内容をもとに面接が進められる
といったことがあります。
他の県の面接と比べると、1人あたりの面接時間は非常に長いです。
そのため、しっかりとした準備をすることが必要になってきます。
また、面接で高い評価を得るためにも、
□将来の職業に関する本を読む、動画を見る
□将来に職業に関するイベントに参加する
②興味のあることに自発的に取り組む
□歴史や科学などの本などを読む
□英検や漢検などの検定試験にチャレンジする
□各種コンテストに参加する
③学校行事などに積極的に参加する(級長、児童会活動、委員会など)
といったことをすることをおすすめします。
小学生の間にさまざまな経験をし、そのうえで、「大変だったこと」・「やってよかったこと」・「成長したと感じられること」などをメモしておくようにしてください。
そのような内容が、面接では聞かれていきます。
また、面接では、
・中学生や高校生になったら何をしたいか?
・時習館中学校で何を学びたいか?
・将来のことをどこまで考えているか?
といったようなことが聞かれます。
ただ、勉強ができれば合格できる試験ではありません。
ふだんから身の回りのことに興味や関心をもち、積極的に活動をしていくことが大切になってきます。
その点を意識して、実りのある学校生活を過ごしていくようにしましょう。
【豊橋の小学生へ】 時習館中完全攻略コースについて
【動画】とよはし練成塾の「時習館中完全攻略コース」の紹介動画
当塾では時習館中学校を受験予定の小学4~6年生を対象とした、【小4~6】時習館中完全攻略コースがございます。
当塾では個別指導塾であり、講師歴10年以上の教室長が全ての生徒を担当しております。
そして、時習館中学校に合格するための当塾の指導プランは
②理科・社会の基礎固めおよび復習
③作文の練習<国語が苦手な生徒向け>
④算数・理科・社会の応用問題演習
⑤銀本を使った過去問演習
⑥志願理由書添削
⑦面接台本添削および面接練習
となっており、お子様の学力に合わせた指導を行います。
また、当塾実施の模試を年5回受講して頂き、その結果を踏まえた指導をしていきます。
また、一般的なスケジュールとしては、小6の夏休み前後には国語・算数・理科・社会の内容を一通り終えます。
そこからは過去問演習対策を行い、実践力をつけていく指導をしていきます。
基礎固めをしっかりと行ってから適性検査対策を行いたいため、早めのご入塾をおすすめします。
なお、途中入塾も可能ですので、その点はご安心ください。
【入塾条件】
②規則正しい生活をし、勉強習慣がついていること(宿題の量は多めです)
③通知表で国語・算数・理科・社会の判定が「全てA評価」および「3教科A評価+1教科B評価」であること
*時習館中は70人しか合格できない厳しい試験です。そのため、相当の覚悟をもって受験に臨むようにしてください。
「時習館中学校に絶対合格したい」
「志願理由書の書き方や面接の話し方を知りたい」
そんな中学生のみなさんを全力でサポートします。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00
また、過去問演習に特化した、【小6】時習館中過去問演習コース(過去問特化)もあります。
こちらは、基礎力は十分にあり、過去問演習を中心とした指導を受けたい方のコースとなっております。(こちらのコースでも志願理由書+面接指導は致します。)
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00
