愛知県公立中高一貫校の2026年度入試に向けた面接対策を詳しく解説。よく聞かれる質問例、回答作成のコツ、当日の服装マナーまで塾講師がわかりやすくまとめました。
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西井佑一 にしいゆういち ・愛知県豊橋市の個別指導塾で時習館中を目指す小学生を指導 ・プライベートでは47都道府県フルマラソン大会制覇挑戦中! |
要点だけ知りたい人用にQ&A方式でまとめました。
Q&A:愛知県公立中高一貫校 面接に関する質問
Q1. 愛知県公立中高一貫校 面接での服装を教えてください
A. 愛知県公立中高一貫校入試の面接では、服装に関して特に規定はありません。ただジャージやパーカーなどラフな格好は避けましょう。
Q2. 愛知県公立中高一貫校 面接室での入退室の流れを教えてください
A. 愛知県公立中高一貫校入試の面接では、入退室に関して特に規定はありません。ですが、面接対策について書かれている参考書やYouTube動画を見て入退室の流れをおさえておくことをおすすめします。
Q3. 愛知県公立中高一貫校 面接で聞かれる質問例を教えてください。
A. 愛知県公立中高一貫校入試の面接では、志願理由書を元に質問がされます。その中で面接官は受験生の入学への意欲、粘り強さ、寛容性、好奇心などを問う質問をしていきます。
【愛知県公立中高一貫校】 面接の形式 服装 マナー 徹底解説
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愛知県公立中高一貫校入試では2次試験に面接があります。
ここでは面接の形式、服装やマナーなどについてみていきます。
ア 愛知県公立中高一貫校 面接の形式
愛知県公立中高一貫校入試の面接形式についてまとめました。
・試験時間:1人15分程度
・流れ:「志願理由書」の内容を踏まえて質問をする。
*教科の内容や入学志願者の思想、信条には触れない
ここでの最大のポイントは、「個人面接+1人15分」です。
これは面接としては非常に長い時間です。
長い時間面接をする中で、面接官はさまざまな角度から質問をすることができます。
そして面接をすることで、生徒のやる気や熱意、人間性をみることができます。
そうなると、いくら1次試験で高得点を取ったとしても、面接で自分の想いを具体的に話せないと面接で不合格になってしまう可能性があります。
そのため、しっかりと対策をすることが大切です。
イ 愛知県公立中高一貫校 面接で評価される内容
愛知県公立中高一貫校入試の面接で評価されるのは、
・マナー、話し方
・姿勢
・内容
です。
いくら話す内容がよくても、身だしなみが悪かったり、態度が悪かったりすると面接官への評価は大きく下がってしまいます。
そのため、普段から身だしなみやマナー、態度などを意識した行動ができるようにしましょう。
ウ 愛知県公立中高一貫校 面接での服装
愛知県公立中高一貫校入試の面接では服装は特に規定はありません。
ただし、面接とフォーマルな場ですので、ジャージ、パーカー、サンダルといったようなラフな格好で行くのは控えましょう。
そして、おすすめの服装は、
【男の子】
□落ち着いた色のジャケット
□白のシャツ(襟付き)
□膝丈のパンツ(紺やグレーなど)
*ネクタイは必須ではない
【女の子】
□落ち着いた色のジャケット
□白のブラウス
□スカート(膝が隠れる丈)
*セーターやベストを重ね着すると、体温調節に便利
となっています。
エ 愛知県公立中高一貫校 面接でのマナー・言葉づかい
人は第一印象でその人の評価を決める傾向があります。
そのため、服装がだらしなかったり言葉遣いがよくなかったりすると、いくらいい内容を話せたとしても面接官の印象は悪くなってしまいます。
そうならないように、話す内容だけでなく面接時のマナーや言葉遣い、身だしなみも意識するようにしましょう。
①髪型
□寝ぐせ、パーマ、茶髪はNG
□男子は髪は短めに切って、まゆと耳にかからないくらいの長さにする
□女子は髪はとかして、まゆにかからないくらいの長さにする。また長い髪はゴムで結んで前髪はピンでとめる。
□化粧はしない
□ひげは剃ること
②言葉遣い
□最低限の敬語は使えるようにする
□若者ことば(「うける」「それな」など)、ら抜き言葉(「食べれる」など)は使わない
□お父さん→父、お母さん→母と言うようにする
③話し方・姿勢
□聞き取りやすい声ではっきり、ゆっくり話す
□結論から簡潔に話す
□間をしっかりとって話す
□相手の目を見て話す
□覚えた内容を棒読みで話さない
□背筋を伸ばして話す
□笑顔で話す
このようなことを意識して、面接に臨むようにしましょう。
オ 愛知県高校入試 面接 入退室の流れ
愛知県高校入試の推薦選抜・特色選抜の面接では、面接で話す内容だけでなく、教室への入退室の作法も大事になってきます。
①控え室での待ち方
□控え室で友達と話さない
□教室を歩き回らない
□姿勢を崩さない、居眠りをしない
□面接で話す内容の最終確認をする
□トイレは事前に済ませておく
□控室で番号や名前を呼ばれたら「はい」と元気よく返事をする
②緊張をおさえる方法
□深呼吸をする
□軽く体を動かす(肩を上げ下げする、手を握ったり広げたりする)
□外の景色を見ながら何も考えないようにする
*面接本番が近づくにつれて緊張感が高まってきます。上手にリラックスをして本番に臨めるようにしましょう。
③入室のしかた
□名前を呼ばれたら、ドアを3回軽くノックする
□「どうぞ」と言われたら、ドアを開ける
□部屋に入る前に、「失礼します」と言い、おじぎをする
□ドアを静かに閉める(面接官におしりを向けない)
□その場に立つ
□「どうぞ」と言われたら、いすの左どなりまで移動する
□「お名前をお願いします」と言われたら、「はい、●●小学校から参りました、●●と申します。よろしくお願いします」と言い、おじぎをする。
□「どうぞおかけください」と言われたら、「失礼します」と言い、おじぎをする。その後席に座る
*「どうぞおかけください」と言われるまでは勝手に座らないこと
④退室までの流れ
□面接が終わったら、いすの左どなりに立ち上がる
□「本日はお時間いただきまして、ありがとうございました」と言って軽くおじぎをする
□ドアまで歩くときも落ち着いて静かに移動する
□面接官の方を向き、「失礼します」と言い、おじぎをする
□ドアを開けて退室する
【愛知県公立中高一貫校】 面接 よく聞かれる質問例
ア 愛知県公立中高一貫校 面接 よく聞かれる質問例
愛知県の公立中高一貫校の面接では、事前に記入した志願理由書を基に行われます。
そして、志願理由書では、
②小学校時代に頑張ったこと(探究活動)
③中学校での抱負
④卒業後の進路・将来の目標
を書きます。
そのため、面接で聞かれる内容はある程度は想定できるようにはなっています。
ただし、相当踏み込んだ質問もされる可能性があるため、志望する中学校や将来目指す職業についての知識を深めることや自分の強みは何かということをよく見つめ直す必要があります。
A 志望動機
なぜ、その中学校に入りたいのかを具体的に答える必要があります。
「家から近い」・「親に薦められたから」といった理由では、その学校を志望する熱意が感じられず、面接官からの評価は大きく下がってしまいます。
また、「進学実績がいいから」と言ったような、他の中学校でも通用するような答え方もNGです。
その学校にしかない魅力を話せるようにしましょう。
また、志望動機に関して、おすすめな答え方は、
・教育方針やカリキュラムの中でいいと思う内容とその理由
・知り合いに志望する中学校に通っている先輩がいれば、その先輩から話を聞いていいと思った内容を話す
といったことです。
こうすることで、「僕(私)は●●中学校に行きたい」という理由を明確に伝えることができます。
そのためにも、志望する中学校のHPや説明会資料などをよく見て、まずは情報を集めるところから始めましょう。
B 小学校生活で頑張ったこと(探究活動)
小学校6年間の中で頑張ったことについて答えていきます。
学校での委員会活動、運動会などの学校行事、習い事、ボランティア活動、自由研究など、自発的に頑張ったことを話すようにしましょう。
ですので、「親に言われたイヤイヤ続けている」というようなネガティブなことを話すのはNGです。
また、探究活動ですので、続けていく中で課題を見つけ、その課題をどうやって克服していったかというようなことが質問されます。
志願理由書で一番書く文章量が多い項目ですので、書いた内容に関して根掘り葉掘り聞かれる可能性が一番高いです。
そのため、どんな質問が来るかを想定して、しっかりと答えられるようにしましょう。
C 中学校生活での抱負
志望する中学に入学したら何をしたいのか、どんな3年間を過ごしたいのかを聞かれます。
ここで具体的に話せないと、「この生徒は入学したら勉強しないかもしれないな」と面接官に思われてしまい、評価は大きく下がってしまいます。
そのため、入学後に取り組みたいことを具体的に話せるようにしましょう。
例えば、「勉強を頑張る」ではなく、「毎日、家に帰ったらすぐにその日の復習をします。その後は今興味のあるテーマについて本やインターネットを使って調べていきます。」というような感じで答えるようにしてください。
また、将来の夢が決まっていれば、それに関連する内容を話すのもおすすめです。
例えば、「将来は医師になりたい。そのため、中学に入学後は病気や医療に関する本を読んでいきたい。」といった感じで話せると、面接官の評価は高くなります。
D 卒業後の進路希望・将来の目標
高校卒業後にどんな進路を歩みたいかについて聞かれます。
ここでは、具体的にどんな職業につきたいかを話せるようにしましょう。
みなさんの中には、「まだ将来何をしたいかが決まっていない」と言う人がいるかもしれません。
しかし、その場合ですと、どうしても中高の6年間の過ごし方があやふやになってしまい、充実した学校生活が過ごしにくくなってしまいます。
その職業に就けるかどうかではなく、今の時点で何がしたいかを考えていくことが大切です。
そのためには、適職診断のようなものをやってみると、自分が何に向いているかが分かるようになります。
イ 愛知県公立中高一貫校 面接 評価基準
愛知県公立中高一貫校入試の面接で評価する内容として、探究心、共感力、寛容性、粘り強さなどがあります。
具体的には、
・共感力:相手の意見を聞き入れる力、相手の考えに共感する力
・寛容性:心が広くて、他人の言動を受け入れる力
・粘り強さ:根気よく最後までやり通そうとする力
といった力をみます。
そして、これらの力を図るために、
Q「習い事をなぜ●年間も続けることができましたか?<粘り強さを問う質問>」
Q「●●さんと意見の違う人がいたら、どのようにして解決していきますか?<寛容性・共感性を問う質問>」
Q「理科のどういうところが好きですか?<探究心を問う質問>」
といったような質問をしていきます。
そのため、勉強一辺倒で過ごすのではなく、様々な体験(学校行事、習い事、ボランティア活動など)をして、何が大変だかった、続けた結果、何ができるようになったかなどを話せるようにするといいでしょう。
また、愛知県公立中高一貫校では、チェンジ・メーカー育成に力を入れています。
チェンジ・メーカーとは、「様々な人々と協働しながら、未知なる課題に対して、失敗を恐れずにチャレンジし、創造的に解決する」人のことです。
要は、みんなで協力して、失敗を恐れずに挑戦し、課題解決のためにあれこれ考えることができる人を育てようということです。
ですので、自分の実績だけでなく、周りとの協調性を問う質問もする可能性があるので、そのような質問にも対応できるようにしましょう。
【愛知県公立中高一貫校】 面接 おすすめの対策
ここでは、愛知県公立中高一貫校入試の面接に向けた対策についてみていきます。
なお、志願理由書は既に書けているという前提で話を進めていきます。
【面接対策に関する参考書を読む】
まずは、面接の流れやマナーなどを知るために参考書を読むことをおすすめします。
例えは、「親子で見る中学受験面接ブック(声の教育社)」といった本では、マナーや流れ、想定される質問について詳しく書かれています。
ただし、この本は私立の中高一貫校がメインですので、その点は割り引いて読むようにしてください。
【想定される質問に対する答えを考える】
面接では、志願理由書(志望動機、将来の進路など)の内容を元に質問がされます。
ですので、まずはこれらの質問に対する答えがスラスラと言えるように、話す内容(台本)を考えるようにしましょう。
そして、台本をつくる際に大切なことは、
・答え→具体例・理由の順で言う
・一つの文を短くする
・言葉遣いに気を付ける(お父さん→父、お母さん→母など)
です。
これらのことを意識して話す内容を決め、その後は書いた文章を暗唱するようにしましょう。
年を越すまでに一度完璧にしておくと、年明けから余裕を持って過ごすことができます。
【面接の練習をする】
話す内容を頭に入れたら、あとはひたすら練習あるのみです。
塾に通っている人は面接練習をしてくれるかもしれませんが、できる回数には限りがあります。
そのため、基本は自宅での練習となります。
そのときには下のように段階を踏んで練習していくことをおすすめします。
・マナーを意識し、自然にできるようにする。
【第2段階】 内容のチェックをする
・覚えた内容がスラスラ話せるか確認。
・この段階では深掘り質問は行わない。
【第3段階】 深掘り質問をする【保護者】
・答えに対して「具体的には?」「なぜ?」「他には?」で掘り下げる。
こうやって徐々に負荷をかけていくことで、スムーズに練習を行うことができます。
また、本番では準備していない内容の質問がされることがあります。
そのときは沈黙してしまうのではなく、パッと思ったことを話すようにして下さい。
【豊橋の小学生へ】 時習館中完全攻略コースについて
【動画】とよはし練成塾の「時習館中完全攻略コース」の紹介動画
当塾では時習館中学校を受験予定の小学4~6年生を対象とした、【小4~6】時習館中完全攻略コースがございます。
当塾では個別指導塾であり、講師歴10年以上の教室長が全ての生徒を担当しております。
そして、時習館中学校に合格するための当塾の指導プランは
②理科・社会の基礎固めおよび復習
③作文の練習<国語が苦手な生徒向け>
④算数・理科・社会の応用問題演習
⑤銀本を使った過去問演習
⑥志願理由書添削
⑦面接台本添削および面接練習
となっており、お子様の学力に合わせた指導を行います。
また、当塾実施の模試を年5回受講して頂き、その結果を踏まえた指導をしていきます。
また、一般的なスケジュールとしては、小6の夏休み前後には国語・算数・理科・社会の内容を一通り終えます。
そこからは過去問演習対策を行い、実践力をつけていく指導をしていきます。
基礎固めをしっかりと行ってから適性検査対策を行いたいため、早めのご入塾をおすすめします。
なお、途中入塾も可能ですので、その点はご安心ください。
【入塾条件】
②規則正しい生活をし、勉強習慣がついていること(宿題の量は多めです)
③通知表で国語・算数・理科・社会の判定が「全てA評価」および「3教科A評価+1教科B評価」であること
*時習館中は70人しか合格できない厳しい試験です。そのため、相当の覚悟をもって受験に臨むようにしてください。
「時習館中学校に絶対合格したい」
「志願理由書の書き方や面接の話し方を知りたい」
そんな中学生のみなさんを全力でサポートします。
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00
また、過去問演習に特化した、【小6】時習館中過去問演習コース(過去問特化)もあります。
こちらは、基礎力は十分にあり、過去問演習を中心とした指導を受けたい方のコースとなっております。(こちらのコースでも志願理由書+面接指導は致します。)
TEL 0532-74-7739
月~金 14:30~22:00